数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(143)  修一と沙希の涙

2018-11-26 13:39:25 | 漫画のシナリオ
(143)修一と沙希の涙

四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物
沙希(32)170㎝。上品で妖艶な美女。ヤクザにシャブ浸けにされセックス中毒だったが修一に救われ今は修一の事務所の経理を任されている。29話から登場。愛用の香水はサムサラ。

N=ナレーション


   快晴。沙希の新築の十五階建て高級マンションの外観にN『修一の予想通り写真集とDVDは空前絶後と言っていいほど馬鹿売れしまくっていた』

   尚もマンションの別角度の外観にN『なにせ選り抜きの美女達のマ○コパックリが満載なのだから売れて当然だ』

   沙希宅の駐輪場に停めたアパッチの絵にN『特にお春と真菜の写真集の売り上げは凄まじく、毎週増刷がかかっていた』

   同、室内(十五畳の1K)

注、沙希の服装は膝上丈のタイトスカートと腋ぐりの大きい白のノースリーブ。

   ピカピカに磨かれたキッチンの絵。

   机で事務をする沙希が長い足をわずかに斜めに倒したスカートの奥に三角の白いパンツが見えるのを机の下からの視点で描いた絵にN『だが利益は平等に分配するのが事務所の鉄則なので、新加入の陽子とお春らも含め全員に二億円近くの印税その他が入った』

   余分なものが一切なくそっけないほどスッキリした室内の絵に沙希の声、
  「ねえ修ちゃん」

   ベッドに掛けてる修一に椅子ごとクルリと振り向き、
沙希「なかよしクラブの全員がもうお金はいらないって言ってるんだけど、どうしょう?」という絵にN『沙希。32歳。ヤクザにシャブ浸けにされセックス中毒だったが修一に救われ今は事務所の経理を任されている』

修一「そんなもん無視して入ってくる金をガンガン口座に振り込んじゃれ」

修一「人は貧すれば鈍するものよ」

修一「いま金が必要なくても、懐に余裕があったら清廉な心を保てるもんなんじゃ」

修一「その証拠にメンバーの誰一人として心の卑しいもんがおらんじゃろが?俺はそれが誇らしいんじゃ」

   沙希、修一をまぶしげに見つめる。

   遠慮げに、
沙希「この際だからみんなの意見を代弁して言わせてもらうけど・・・」

沙希「社長の修ちゃんの取り分が私達と同じなんてどう考えてもおかしいわよ」

   スカートの奥に三角の白いパンツが見える絵のアップに声、
  「私達は一円ももらえなくても文句なんか言わないのに」

修一「俺は金に執着がないけん、これでええんじゃ」

   感心したように室内を見回し、
修一「それにしても沙希の部屋はいつ来てもピシっと片づいてて気持ちええのうー」

   某超絶ゴミ屋敷の部屋の絵に修一の声、
  「片づけのプロと称するヤツがゴミ屋敷を片づけるのをテレビで観た事あるが、ありゃ実に無為な徒労じゃ」

   脚を組みながら、
沙希「なぜ?綺麗になるんだからいいんじゃないの?」

修一「片づけた翌日からゴミ屋敷化するのは目に見えちょるわい」

修一「あいつらは不潔を不潔と思わず、汚い物を汚いと思わん心の病気なんじゃ」

修一「あんなのに限って動物を多頭飼いしちょりやがる」

   沙希の形のいいふくらはぎのアップに修一の声、
  「一人でも清潔な暮らしができんヤツが動物に快適な環境を与えられる訳がなかろうが」

修一「身の程を知れ、クソ馬鹿が!」と怒りを露わにしたので沙希が少し驚く。

修一「日本人は動物を飼う事に対する意識が幼すぎるし覚悟が無さすぎるんじゃ」

   天井のシーリングライトの絵に修一の声、
  「動物愛護の制度と個々の意識が成熟したドイツ人とは雲泥の差じゃわい」

修一「日本も動物を飼うときは届け出制にして」

   沙希のノースリーブの腋から乳房の一部が見える絵のアップに修一の声、
  「飼える環境と資質を備えてるか厳しくチェックすべきなんじゃ」

   沙希、優しい眼差しで修一を凝視。

修一「そして虐待したヤツは厳罰に処すべきじゃ」

   憤怒の顔で拳を握りしめてボキボキ鳴らし、
修一「なんじゃったら俺が虐待したヤツをぶち殺して回ってもええんじゃがのう」

   修一を慈しむように見つめ、
沙希「修ちゃんの気持ちはよく分かるけど、日本人はレベルが低いから・・・」

修一「くそっ!話しとったら目眩がしそうなほど腹が煮えくり返ってきたわいや」

修一「もっとしゃべってもええか?」

   沙希、慈しむような眼差しで頷く。

   目尻を濡らし、
修一「おれは・・・」

   両の膝に置いた握り拳にギュッと力を籠めた絵に修一の声、
  「抵抗できん動物を虐めるヤツがこの世で一番許せんのじゃわい」

   涙を拭い泣きそうな顔で、
修一「俺は金目当ての心のないブリーダーが憎うてならん」

   天井のシーリングライトの絵に修一の声、
  「メスの犬や猫がボロボロになるのもお構いなく無理やり次々に子供を産ませやがって・・・」

修一「くそっ、日本中のブリーダーをブチ殺してやりたいわい」

   修一が涙ぐむのを見てぼう然とし、
沙希(修ちゃん・・・)

   沙希、涙ぐんで椅子から立ち上がる。

   ベッドに掛けてる修一の前に歩む沙希を後ろからの視点で描いた絵。

   修一の頭を腹に抱きしめ、
沙希「分かってる・・・修ちゃんの気持ちわかってる・・・」

   修一、ベッドに座ったまま両腕で沙希の腰を抱きしめて腹に顔を埋める。

   沙希、修一を抱きしめたまま修一のズボンがテントを張ってるのに気づく。

   修一を抱きしめたまま頬を染め、
沙希「修ちゃん・・・勃ってる・・・?」

修一「(赤面し)エ、エクスキューズミ―・・・」

   面目なさげに、
修一「沙希の腹に抱かれるのはむちゃくちゃ気持ちいいし・・・」

修一「沙希のいい匂いを嗅いだら反射的にそうなってしまうんじゃ・・・」

   修一をギュっと抱きしめたまま、目尻を濡らして頬を染め、
沙希「うれしいよ、すごく嬉しいよ・・・」

沙希「先にスッキリしてからまた続きを話そうか?」

修一「(頬を染め)さ、賛成・・・」

   ノースリーブを脱ぎかけてる沙希に、
修一「(頬を染め)服を着たままパンツだけ脱いで顔の上にまたがってくれる?」

   沙希、羞恥に頬を染めて頷く。

   天井の絵に修一の声、
  「神秘じゃ・・・」

   着衣のまま床に仰向けになった修一の頭の方に向かってまたがり両膝をついて腰を浮かせた沙希(修一の顔にスカートがすっぽり被さっている)を大ゴマで描いた絵。

   スカートをすっぽり被ったまま、
修一「沙希のスカートの中は、なんでこんなに神秘な香りがするんじゃろ・・・?」

   つーっと涙を流して嗚咽し、
沙希(それは・・・)

沙希(私を心から愛してくれてるから修ちゃんが頭の中で作った妄想の匂いだと思う・・・)

   その体制のまま微かに腰を前後に揺らせながら涙が溢れ出る顔を両手で押さえ、
沙希(修ちゃんと出会えてなかったら私は一生地の底を這いずり回っていたはず・・・)

   床に丸まってる沙希のパンツを大ゴマで描いた絵に彼女の呟き、
沙希(火のように心が熱い修ちゃんと出会えて本当によかった・・・)

    つづく



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愛がイク(142)  お茶目な加代子

2018-11-14 20:23:56 | 漫画のシナリオ
(142)お茶目な加代子

四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物
石川加代子(25)
190㎝の長身で冷たそうな美人。Vリーグの選手で修一との出会いが切っ掛けで下着のモデルもやっている。77話から登場。優子を苦手とする。

バレー部監督(35)2mの長身。スケベ面

沙織(24)加代子の後輩。190㎝、男好きする顔。

おたくぽい運転手(30)

N=ナレーション


   薄暗い体育館内の絵。

注、加代子の姿はTシャツ、ブルマーのまま。

   二人が身を潜めるようにして向こうの方で明かりがついてる監督室に向かいながら、
修一「猿はまだ中におるんじゃろうのう?」

加代子「(頷き)いまごろ選手を必死に口説いて、いやっ、すでに押し倒してヤッてるかも・・・」

修一「そがあなヤツがよおも今まで訴えられんかったのお」

加代子「そりゃ干されたくないし、あいつヤクザと知り合いって噂もあるから」

○監督室内

   床に脱がされたブルマーとパンツが丸まってる絵のアップ。

   Tシャツの胸がはだけて下半身裸の沙織(24)が、ジャージのズボンを尻までおろした監督にのしかかられ、
沙織「い、いやっ、やめてください」と抗っている。

   ドアのガラス越しに呆れ顔で中を伺う二人を室内からの視点で描いた絵。

加代子「(修一に)ね、モロ猿でしょ」

修一「あんなでかいのにのしかかられたら抵抗しようがないよのう」

監督「レギュラーにしてやるから、なっ、いいだろ」

沙織「ほんとにやめないと大声出すから」

監督「出せよ、叫べよ、みんな寮に帰って人っ子一人いやしないさ」

監督「先っぽをちょっとだけ、なっ、全日本に推薦してやるから」

沙織「いやーーっ」とまさに挿入されんとする。

   監督、背後に殺気を感じ、はっとする。

   監督が振り向くと同時、沙織がホッとし「キャプテン!」と叫ぶ。

   室内に立ってスマホで録画しながら、
加代子「沙織、もう大丈夫よ。このビデオを協会の人に見せたらそいつは一巻の終わりだよ」

   立ってズボンを上げながら、ふてぶてしく、
監督「俺がそんな事させると思うか?」

   加代子に迫り、
監督「この事は忘れてやるから今の動画を削除しろ」

   修一、監督の前に不敵な顔で立ちはだかる(修一と監督の身長差30㎝)。

   下半身素っ裸の沙織に半泣きで「キャブテーン・・・」と抱きつかれた加代子は、沙織の尻を軽くペチぺチ叩き「よしよし、先にパンツを履こうね」と慈愛に満ちた表情で言う。

   パンツを履きかける沙織の股間を触ったら「クチュ」と音がたったので呆れ、
加代子「あらららら?あんた満更じゃなかったみたいね」

   パンツを上まで上げながら、
沙織「そんな事ないですよー、キャプテンが来てくれなかったらヤラれちゃうとこだったんですからー」

   修一をナメきったように見下ろし、
監督「なんだお前は。邪魔する気ならただじゃすまないぜ」

   鼻で笑い、
修一「くっ、ウドの大木がしゃらくさいわい」

   パンツだけ履き、ブルマーを手に持ったまま、ぽっと修一に見惚れて加代子に、
沙織「岩城君ってテレビで観るより実物のほうが断然渋いですよねー」

   敵愾心を燃やし、
加代子「言っとくけど彼に色目を使ったら承知しないからね」(修ちゃんは長身女が好みだからちょっと心配・・・)

   あまり応えた風もなく、
沙織「そんな事しませんよぉー」

修一「(猿に)そのでかさに相手が怯んで因縁もつけられず今日まで運よく生き延びて来たようじゃが」

修一「ほんまの暴力の恐ろしさを教えちゃろかい」

   うっとりし、
沙織「押さえた言葉になんとも言えない迫力が滲み出て超シブいわ~」

   修一が突然猿の膝を外側に蹴って「パキッ」とへし折った瞬間、猿が「ぎえっ!」と絶叫する。

   変な方向にへし曲がった膝を尻をついて庇いながら怯え、
監督「まっ、待ってくれ、頼むから助けてくれ」

   あ然とし、
沙織「えっ、一発やられただけで降参?」

加代子「普通の者がいきなりヒザをへし折ったりする?」「監督はあの一撃で修ちゃんの恐ろしさを察したってことよ」

修一「ならんのー」と言うと同時、もう一方の膝を思いっきり踏んづけて「パキッ」とへし折ると猿が「きええーーっ」と断末魔の叫びをあげる。

加代子(これで一生バレーは無理ね。ざまあみろ)

   うっとり修一に見惚れて股間を押さえ、
沙織(し、シブすぎる。もうズブズブを通り越してグッチョグチョ・・・)

   顔面を思いっきり踏んづけながら、
修一「ビデオを公表されとうなかったら明日辞表を出してバレー界から去れ」

   頭をガクガク振って頷き、
監督「わ、わかりましたからもう勘弁してください」

加代子「弱い立場の者には散々威張りくさるくせになんて情けないヤツ。修ちゃん、私も一発蹴っていい?」

修一「おお、今までの恨みを晴らしちゃれ」

   加代子が猿の股間を「グヂャ」と思いっきり踏みつけた瞬間、猿が「うがふっ!」と叫び泡を吹いて悶絶した。

沙織「(驚愕し)い、今の音、完璧に潰れちゃいましたよね・・・?」


○市街地

   夜空の絵に「ブロロロー」とエンジン音と加代子の声、
  「ああー、久々に気持ちが晴れ晴れしたわー」

注、加代子はTシャツとブルマー姿。

   タンデムで修一の股間を撫でながら、
加代子「ブルマーで外食は無理だから今日はピザのデリバリーにする?」

修一「ようござるな」

加代子「このバイク、全然風を受けないし、すり抜けもできて車より断然便利だね」

修一「(嬉しそうに)で、ござろう?」

   ふと手元のスイッチに気づき、
修一「このスイッチはなんじゃろ?」(なにせいまだに全容を理解しちょらんけん・・・)

   カチッとスイッチを入れる絵のアップ。

   するとスクリーンがパッと明るくなり、スクリーンを通して見える前方が真昼のように鮮明に見えたので驚き、
修一「おおお、ナイトビジョン内臓の風防か?石川君やってくれるなー」

   修一の肩に顎を乗せてスクリーンを覗きこんで驚き、
加代子「うわーすごい、昼間みたいによく見えるー」

   アパッチが進行方向二車線の右側に信号待ちで停車している(他車は全くいない)。

   修一は自立したアパッチで両腕を組んで前を見ており、その左側に車がすっと停まる。

   おたくっぽい男の運転手(30)が何気なく加代子を見る。

   ギョッとし、
男 (あ、あのバレーの石川選手!?ま、マジっすかー・・・)

   長い脚を舐めるように凝視し、
男 (な、なんて長くて形のいい脚なんだ。触りてー・・・)

   加代子、ふと男を見る。

   加代子、無表情で左足を上げかける。

   そして左足を真っ直ぐ垂直に上げ股間を全開にして男に見せつける。

男 (うぐっ・・・)と悶絶しそうになる。

   加代子、無表情でブルマーの股をめくってマ○コを見せる。

   修一、その様子を左サイドミラーで見る。

修一(くっ、むごい事を・・・)と苦笑する。

   男、興奮のあまり失神し、ハンドルに額をカクッと落とした瞬間、アクセルを踏みつける。
  
   グオオーンと車が急発進する。

   そして信号機に猛スピードでぶつかって大破する。

   大破した車を横目に見て走りながら、
修一「加代子の脚の破壊力はすさまじいのう」

加代子「うふ。見直した?」

修一「加代子を初めて見た瞬間から長い脚の虜じゃわい」

加代子「きゃっ、嬉しいことを」と修一の背にしがみ付く。

   次の信号待ちでも加代子が同様の事をし、隣に停まった運転手が悶絶寸前になっている。

   ブロロロォーと走り去るアパッチをロングで描いた絵にN『この夜、お茶目な加代子は車を六台大破させ、老人を一人、心臓麻痺で昇天させてしまい申したーー』

       つづく
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