(280) 俺をなめちょるんか!
四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあり、季節は常に真夏である。
登場人物
詠晴(ヨンチン。20)
175㎝。ひっつめ髪を後ろでお団子にした清楚な美女。リンの娘。
リン・正雄(70)
170㎝。日台のハーフ。全白髪に近い、まだら白髪で口髭をたくわえた紳士然とした男前。
梅花(メイファ。50)
165㎝。リンの妻。髪をひっつめて後ろでお団子にした清楚な美人で二十五歳位に見える。
中国人A(30)ツリ目の悪相の運転手。
その他、悪相の中国人12人。
N=ナレーション&呟き
車内から後ろのコンテナにふり見て、
A (そろそろコンテナからこいつらを出してやるか、中は蒸し風呂状態だろうし・・・)
修一と話してるリンを眺め、
A (警察署の建物も署員も手品みたいに消えたからリンがなぜ生きてるのかナゾだが、今日こそ息の根をとめてやる)
そう呟いた直後、フロントガラスの向こうでB1がこちらに襲い掛かってきそうな形相でホバリングしてるのに気づいて驚き、
A 「ひえっ、お、大スズメバチ!」
恐々B1を見つめ、
A 「くそっ、外に出られないじゃないか・・・」
突然、運転席側のドアが開き、修一に喉を鷲掴みされて「うぐっ」と呻く。
Aが喉を鷲掴みされてコンテナの扉の前までズルズル引きずられてゆくのをリン達があ然と見ている。
Aに襲い掛からんとするB1に掌を向けて押しとどめ、
修一「待て」
落胆したB1に言い聞かせるように、
修一「リンさんの敵を倒したいのはわかるが、先に聞くことがあるけんの」
今にもAに飛び掛からんとしてるB1を見て、
リン(B1が襲うってことは、私を狙う殺し屋か・・・)
中空でホバリングしてるB1を見て感動し、
リン(なんて頼もしいビーちゃん。ご褒美にエサをあげられないのが残念でならないよ)
修一、Aの後頭部を引っ掴んでコンテナの扉に「ガヅッ、ガヅッ、ガヅッ」と顔面から叩きつける。
顔面を血まみれにしてドサッと仰向けに倒れたAを無表情で見下ろし、
修一「俺の質問にシラをきった瞬間にぶち殺す。知りませんも通用せんぞ」
修一「わかったら頷け」
恐怖に慄くA、修一を仰ぎ見てガクガク頷く。
その様子をリン達があぜんと見守り、
リン(いつもながら胸がすくようなスピーディーさ・・・)
詠晴(こんな感情の乏しそうなヤツでも修ちゃんのまえでは従順になるんだ・・・)
修一「コンテナの中に何人おる?」
A、言いよどむ。
修一「(無表情で)もうええ。ぶち殺しちゃるわ」
恐怖に顔を歪めて慌て、
A 「ま、まって、12人乗ってます・・・」
修一「リンさんを狙う警察署のやつらか?」
A 「そ、そうです・・・」
A 「前の署員が全員行方不明になったから、代わりにきた奴等です・・・」
梅花、詠晴はギョッと驚くがリンは泰然としている。
憤怒の形相でAの顔面を踏みにじり、
修一「わりゃ、たった12人で俺に喧嘩売りにきたんかーっ!」
修一「俺をなめちょるんかっ、せめて一個師団ぐらいでこんかいやっ!」
詠晴「パパ、一個師団って何人ぐらいのこと?」
リン「(のどかな表情で)そうだな、明確な規定はないが概ね一万人前後かな」
詠晴「(驚愕し)えーっ、修ちゃんは本気で言ってるの?」
リン「(平然と頷き)本気だね」
リン「いろいろ秘密兵器を持ってるし、鉄人ウーマンの早苗さんやミサイルを作れる友達もいるし」
A 「(恐れ戦き)ま、まってくれっ、リンを狙ったのになぜあんたが怒るんだ」
Aの顔面をグリっと踏みにじり、
修一「やかましいわっ!リンさんを狙うのは俺に喧嘩を売ったのと同じじゃ、ドアホが」
三人目を潤ませて感動し、
詠晴「修ちゃん・・・」
リン「岩城さん・・・」
梅花「なんと心強い言葉、岩城さんがいてくれたら世界とでも戦えそう・・・」
修一「メンバーはあと何人おるんな?」
A 「日本に潜入してる党員を総動員したからコンテナの中の12人が全てです」
A 「予算の関係で日本だけにそんなに人数を割けないから・・・」
修一「よし分かった。立て」
よろけて立ち上がりながらおもねるように、
A 「正直に白状したから・・・」
突然、喉ぼとけを掴まれてAが「ぐっ」と呻き、
修一「雑草は根本から根絶せにゃならんのよ」
修一、Aの喉仏を「ブチッ」と引きちぎって絶命させる。
リン達あぜんとし、
詠晴(ぎえっ、私に優しい修ちゃんと同じ人とは思えない・・・)
向こうの倉庫の隅にとめてあるフォークリフトを見て、
修一「リンさん、ちょっとあれを借りてええかね?」
リン「(訳が分からず)は、はい、どうぞ」
修一、フォークリフトに乗ってスタートボタンを押す。
フォーク(爪)を真ん中まで上げた修一が「シュー」とモーター音をたててコンテナのどてっぱらに猛スピードで突進してゆくのを見て三人が目をむいて驚き、
リン「えええっ!」
手で両目を覆い、
詠晴「きゃっ、修ちゃん危ないっ!」
コンテナのどてっぱらにフォークを根本までガツンと突き刺した瞬間に中から「ぎええー」と悲鳴があがる。
後方を振り見ながら素早くバックする。
尚もコンテナ後部に向かって突進し、
修一「おりゃーっ、人間串カツじゃーっ」
「ドガッ」とフォークを根本まで突き刺した瞬間、「ぐぎえええーっ」と悲鳴があがる。
あ然と見てるリン達の絵に、
「ガツン」「ぎやっ」「ドガッ」「ガッガガ」「ぐぎええっ」とフォークがコンテナを突き破る音と悲鳴。
フォークをコンテナに突き刺したまま「タン」とリフトから飛び降りた足元の絵に修一の声、
「さてと」
「ギィー」とコンテナの扉を開けながら、
修一「いかが相成りましたかな」
扉を全開にすると二人が腹をフォークに串刺しにされてぶら下がり、首がちぎれた者、胸や腹が破れて絶命してる者など凄惨な姿で全滅してる絵に修一の声、
「ありゃー、全滅させてしまったか。B1の出番を奪って悪いことをしたのう」
呆気に取られてるリン達に振り向き(リンの肩にはB1がとまっている)、
修一「さてヨンチン」
詠晴「なあに修ちゃん?」
修一「ご両親の一番の心配事はヨンチンが一人で台湾におるときに危険な目に合わないかということじゃ」
虚を突かれたように驚き、
梅花「そう、そうなんです!なにかあってもすぐに駆けつけられないし・・・」
リン「岩城さんのおっしゃる通り、それが私たちの唯一の心配事なんです」
アパッチのハンドル部から飛び立ったB1を指先にとまらせ、
修一「で、詠晴を守る術をいろいろ考えたが、俺のB1を護衛につけることにした」
リン「(妻と共に恐縮し)私のB1をもって帰らせるつもりだったんですが・・・」
修一「それはならん。リンさん達にも護衛は必要じゃけんね」
B1を詠晴の指にとまらせ、B1に、
修一「おまえの新しいご主人様じゃ。何があっても守り抜くんだぞ」
B1、うんうんと頭を振る。
B1の頭を慈しむように撫でながら躊躇し、
詠晴「でも私がこれをもらったら修ちゃんが・・・」
修一「友達にまたもらうから心配いらん」とポケットに手を入れる。
毒液のスペアが入ったケースをポケットから出して詠晴に手渡し、
修一「これは毒液のスペアね。これでご両親の心配事も解消したし、詠晴が台湾で最強の女になったのう」
感激し、
リン(私の目の届かない所でヨンチンが党の奴等やストーカーに狙われるのが一番心配だったが・・・)
リン(接近される前にB1が瞬殺してくれるから、まさに詠晴は無敵。台湾で最強の女になった・・・)
感激して涙を拭い、
詠晴「ぐすん、修ちゃん~・・・」
リンと梅花が涙ぐみ、
リン「そこまでヨンチンの事を考えて下さってたとは・・・」
梅花「もう、只々有難くてお礼の言葉もみつかりません、本当に有難うございます・・・」
B1の頭を撫でてる詠晴の指のアップに修一の声、
「あ、そうそう、台湾と行き来するときに手荷物検査で引っかかったら面倒じゃろ」
中身を透明に描いたキャリーバックの中にガチャの透明の丸い容器(二個)に入れたB1と、クワガタが入れてある絵に修一の声、
「昆虫のガチャを土産に買って帰る旅行者が大勢いるから搭乗前にガチャの容器に入れてしまったら怪しまれまい」
夫婦共に恐縮して、
リン「もう何から何まで親以上にヨンチンのことをおもんばかっていただき感謝のしようもありません」
何か閃いたように、
修一「あ、そうじゃ」
修一「いまから代わりのB1をもらいに行くけん、よかったらリンさん達も一緒にいく?」
リン「(狂喜し)もしや、空飛ぶバイクとミサイルを作った人ですか?」
修一「うん。万が一のことを考えてリンさん達の事はもう話してあるし」
狂喜し、
リン「ぜ、ぜひ連れてってくださいっ」
携帯で「あ、石川君、いまからーー」と話しながらアパッチの方に向かう修一の背を不可解そうに見て、
リン(・・・万が一を考えてとはどういう意味だろうか・・・)
つづく
四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあり、季節は常に真夏である。
登場人物
詠晴(ヨンチン。20)
175㎝。ひっつめ髪を後ろでお団子にした清楚な美女。リンの娘。
リン・正雄(70)
170㎝。日台のハーフ。全白髪に近い、まだら白髪で口髭をたくわえた紳士然とした男前。
梅花(メイファ。50)
165㎝。リンの妻。髪をひっつめて後ろでお団子にした清楚な美人で二十五歳位に見える。
中国人A(30)ツリ目の悪相の運転手。
その他、悪相の中国人12人。
N=ナレーション&呟き
車内から後ろのコンテナにふり見て、
A (そろそろコンテナからこいつらを出してやるか、中は蒸し風呂状態だろうし・・・)
修一と話してるリンを眺め、
A (警察署の建物も署員も手品みたいに消えたからリンがなぜ生きてるのかナゾだが、今日こそ息の根をとめてやる)
そう呟いた直後、フロントガラスの向こうでB1がこちらに襲い掛かってきそうな形相でホバリングしてるのに気づいて驚き、
A 「ひえっ、お、大スズメバチ!」
恐々B1を見つめ、
A 「くそっ、外に出られないじゃないか・・・」
突然、運転席側のドアが開き、修一に喉を鷲掴みされて「うぐっ」と呻く。
Aが喉を鷲掴みされてコンテナの扉の前までズルズル引きずられてゆくのをリン達があ然と見ている。
Aに襲い掛からんとするB1に掌を向けて押しとどめ、
修一「待て」
落胆したB1に言い聞かせるように、
修一「リンさんの敵を倒したいのはわかるが、先に聞くことがあるけんの」
今にもAに飛び掛からんとしてるB1を見て、
リン(B1が襲うってことは、私を狙う殺し屋か・・・)
中空でホバリングしてるB1を見て感動し、
リン(なんて頼もしいビーちゃん。ご褒美にエサをあげられないのが残念でならないよ)
修一、Aの後頭部を引っ掴んでコンテナの扉に「ガヅッ、ガヅッ、ガヅッ」と顔面から叩きつける。
顔面を血まみれにしてドサッと仰向けに倒れたAを無表情で見下ろし、
修一「俺の質問にシラをきった瞬間にぶち殺す。知りませんも通用せんぞ」
修一「わかったら頷け」
恐怖に慄くA、修一を仰ぎ見てガクガク頷く。
その様子をリン達があぜんと見守り、
リン(いつもながら胸がすくようなスピーディーさ・・・)
詠晴(こんな感情の乏しそうなヤツでも修ちゃんのまえでは従順になるんだ・・・)
修一「コンテナの中に何人おる?」
A、言いよどむ。
修一「(無表情で)もうええ。ぶち殺しちゃるわ」
恐怖に顔を歪めて慌て、
A 「ま、まって、12人乗ってます・・・」
修一「リンさんを狙う警察署のやつらか?」
A 「そ、そうです・・・」
A 「前の署員が全員行方不明になったから、代わりにきた奴等です・・・」
梅花、詠晴はギョッと驚くがリンは泰然としている。
憤怒の形相でAの顔面を踏みにじり、
修一「わりゃ、たった12人で俺に喧嘩売りにきたんかーっ!」
修一「俺をなめちょるんかっ、せめて一個師団ぐらいでこんかいやっ!」
詠晴「パパ、一個師団って何人ぐらいのこと?」
リン「(のどかな表情で)そうだな、明確な規定はないが概ね一万人前後かな」
詠晴「(驚愕し)えーっ、修ちゃんは本気で言ってるの?」
リン「(平然と頷き)本気だね」
リン「いろいろ秘密兵器を持ってるし、鉄人ウーマンの早苗さんやミサイルを作れる友達もいるし」
A 「(恐れ戦き)ま、まってくれっ、リンを狙ったのになぜあんたが怒るんだ」
Aの顔面をグリっと踏みにじり、
修一「やかましいわっ!リンさんを狙うのは俺に喧嘩を売ったのと同じじゃ、ドアホが」
三人目を潤ませて感動し、
詠晴「修ちゃん・・・」
リン「岩城さん・・・」
梅花「なんと心強い言葉、岩城さんがいてくれたら世界とでも戦えそう・・・」
修一「メンバーはあと何人おるんな?」
A 「日本に潜入してる党員を総動員したからコンテナの中の12人が全てです」
A 「予算の関係で日本だけにそんなに人数を割けないから・・・」
修一「よし分かった。立て」
よろけて立ち上がりながらおもねるように、
A 「正直に白状したから・・・」
突然、喉ぼとけを掴まれてAが「ぐっ」と呻き、
修一「雑草は根本から根絶せにゃならんのよ」
修一、Aの喉仏を「ブチッ」と引きちぎって絶命させる。
リン達あぜんとし、
詠晴(ぎえっ、私に優しい修ちゃんと同じ人とは思えない・・・)
向こうの倉庫の隅にとめてあるフォークリフトを見て、
修一「リンさん、ちょっとあれを借りてええかね?」
リン「(訳が分からず)は、はい、どうぞ」
修一、フォークリフトに乗ってスタートボタンを押す。
フォーク(爪)を真ん中まで上げた修一が「シュー」とモーター音をたててコンテナのどてっぱらに猛スピードで突進してゆくのを見て三人が目をむいて驚き、
リン「えええっ!」
手で両目を覆い、
詠晴「きゃっ、修ちゃん危ないっ!」
コンテナのどてっぱらにフォークを根本までガツンと突き刺した瞬間に中から「ぎええー」と悲鳴があがる。
後方を振り見ながら素早くバックする。
尚もコンテナ後部に向かって突進し、
修一「おりゃーっ、人間串カツじゃーっ」
「ドガッ」とフォークを根本まで突き刺した瞬間、「ぐぎえええーっ」と悲鳴があがる。
あ然と見てるリン達の絵に、
「ガツン」「ぎやっ」「ドガッ」「ガッガガ」「ぐぎええっ」とフォークがコンテナを突き破る音と悲鳴。
フォークをコンテナに突き刺したまま「タン」とリフトから飛び降りた足元の絵に修一の声、
「さてと」
「ギィー」とコンテナの扉を開けながら、
修一「いかが相成りましたかな」
扉を全開にすると二人が腹をフォークに串刺しにされてぶら下がり、首がちぎれた者、胸や腹が破れて絶命してる者など凄惨な姿で全滅してる絵に修一の声、
「ありゃー、全滅させてしまったか。B1の出番を奪って悪いことをしたのう」
呆気に取られてるリン達に振り向き(リンの肩にはB1がとまっている)、
修一「さてヨンチン」
詠晴「なあに修ちゃん?」
修一「ご両親の一番の心配事はヨンチンが一人で台湾におるときに危険な目に合わないかということじゃ」
虚を突かれたように驚き、
梅花「そう、そうなんです!なにかあってもすぐに駆けつけられないし・・・」
リン「岩城さんのおっしゃる通り、それが私たちの唯一の心配事なんです」
アパッチのハンドル部から飛び立ったB1を指先にとまらせ、
修一「で、詠晴を守る術をいろいろ考えたが、俺のB1を護衛につけることにした」
リン「(妻と共に恐縮し)私のB1をもって帰らせるつもりだったんですが・・・」
修一「それはならん。リンさん達にも護衛は必要じゃけんね」
B1を詠晴の指にとまらせ、B1に、
修一「おまえの新しいご主人様じゃ。何があっても守り抜くんだぞ」
B1、うんうんと頭を振る。
B1の頭を慈しむように撫でながら躊躇し、
詠晴「でも私がこれをもらったら修ちゃんが・・・」
修一「友達にまたもらうから心配いらん」とポケットに手を入れる。
毒液のスペアが入ったケースをポケットから出して詠晴に手渡し、
修一「これは毒液のスペアね。これでご両親の心配事も解消したし、詠晴が台湾で最強の女になったのう」
感激し、
リン(私の目の届かない所でヨンチンが党の奴等やストーカーに狙われるのが一番心配だったが・・・)
リン(接近される前にB1が瞬殺してくれるから、まさに詠晴は無敵。台湾で最強の女になった・・・)
感激して涙を拭い、
詠晴「ぐすん、修ちゃん~・・・」
リンと梅花が涙ぐみ、
リン「そこまでヨンチンの事を考えて下さってたとは・・・」
梅花「もう、只々有難くてお礼の言葉もみつかりません、本当に有難うございます・・・」
B1の頭を撫でてる詠晴の指のアップに修一の声、
「あ、そうそう、台湾と行き来するときに手荷物検査で引っかかったら面倒じゃろ」
中身を透明に描いたキャリーバックの中にガチャの透明の丸い容器(二個)に入れたB1と、クワガタが入れてある絵に修一の声、
「昆虫のガチャを土産に買って帰る旅行者が大勢いるから搭乗前にガチャの容器に入れてしまったら怪しまれまい」
夫婦共に恐縮して、
リン「もう何から何まで親以上にヨンチンのことをおもんばかっていただき感謝のしようもありません」
何か閃いたように、
修一「あ、そうじゃ」
修一「いまから代わりのB1をもらいに行くけん、よかったらリンさん達も一緒にいく?」
リン「(狂喜し)もしや、空飛ぶバイクとミサイルを作った人ですか?」
修一「うん。万が一のことを考えてリンさん達の事はもう話してあるし」
狂喜し、
リン「ぜ、ぜひ連れてってくださいっ」
携帯で「あ、石川君、いまからーー」と話しながらアパッチの方に向かう修一の背を不可解そうに見て、
リン(・・・万が一を考えてとはどういう意味だろうか・・・)
つづく