数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(111)   エクスタシー

2017-08-21 14:25:18 | 漫画のシナリオ
(111) エクスタシー

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

里香(17) 165㎝。修一と同クラス。清楚な美人でアニメ声。

石川翔(17)170㎝で痩身、黒縁メガネをかけた品のいいイケメン。

長尾秀介(70)スラッとした体形。穏やかな表情に知的さが滲み出ている。大地主。

長尾今子(30)170㎝、髪をひっつめてお団子にした超美人。

真菜(3) 今子の娘

米田(25)凶相
カシム(30)凶相のアラブ人。
アリ(28) 巨漢で凶相の黒人。カシムの子分
ベトナム人の女達三人(25。顔は並以下)
N=ナレーション



今子「お義父さま、早く早く、こっちです」と嬉しそうに修一達の元へ真菜と手を繋ぎ、義父を伴ってくる。

   男達を見て怒りを露わにし、
長尾「こいつらにさらわれたのか・・・」

   不安げに躊躇し、
長尾「聞きにくいんだが・・・」

   自信たっぷりに、
今子「なんでも聞いてください」

長尾「(躊躇し)その、なにも・・・されなかったんだよね?」

今子「勿論です。寸前に彼に救われたから安心してください」

   長尾、ほっと安堵する。

   修一に頭を下げ、
長尾「よくぞ大事な娘を助けてくれました。なんとお礼を言っていいか」

長尾「金でもクラシックカーでもなんでも欲しい物があれば言ってくれないか」

修一「金なら腐るほどもっちょるけんお気遣い無用」

   訝しげに、
長尾(高校生が腐るほどの金を?・・・)

長尾「ではせめてその備前包平を受け取ってもらえないか」

修一「有り難く頂戴いたそう」

修一「では続きを再開します」と鞘から刀を抜く。

   Dの喉に刀を突きつけ、
修一「二度は聞かん」

修一「今まで何人誘拐した?」

D 「(開き直り)そんなこと聞いてどうすんだ。お前が全員を救い出してやるのか?」

修一「たわけが!」と大喝すると同時、目にも止まらぬ速さで刀を一閃させるとDの頭が「ズシュッ」と宙に飛ぶ。

修一「素直に答えてりゃ助かったものを」と刀をチンと鞘に納めたと同時、首がポトッと地に転がる。

   米田とカシムあ然。

   石川と長尾あ然。

   檻のベトナム人達あ然。

   真菜は目を背け母の腹に顔を埋めてるが、今子は陶然と身震いし、
今子(この男っぷりが堪らない・・・)

   プルっと身震いし、
今子(子宮がずんと痺れて・・・イっちゃった・・・)

   今子の膣から粘液がツーっと太腿に伝い流れるのをスカートの下から煽って描いた絵。

   歯をカチカチ鳴らして震えるCの喉に刀を突きつけ、
修一「はい、同じ質問」

   好奇に満ちた目で、
今子(最小限のセリフと情け容赦のない行動力がシブい・・・)

C 「に、二年半の間に三十五人・・・」

   修一、Cの喉に刀をズブーと押し込んで貫通させる。

   今子、ズーンと快感に身体を貫かれる。

   陶然と身震いし、
今子(あうぅ・・・またイった・・・・)

   滝のように涙を流し、
修一「うぅぐ、訳の分からん国に売り飛ばされて可哀そうに、南無阿弥陀仏―」

今子(彼が助けてくれなかったら私もそうなってた・・・)

   修一、怒りの形相でCの胸をドガッと蹴り倒して刀を抜く。

米田「なっ、なんて事しゃがる、ヤツはちゃんと答えたじゃねえか」

   腰を落とし抜き打ちの構えで、
修一「あ?」と言われて米田が怯える。

修一「もう一回ゆうてみいや」

米田「(うなだれ)すみません・・・」

   刀の先でPCを指し、
修一「おどれらの口座の暗証番号を打ち込め」

   米田、驚愕。

   石川の肩に手を置き、
修一「うちにゃITのプロがおる。われがしゃべらんでも番号を突き止める」

修一「首を飛ばされるか、しゃべって生き延びるかどっちか選べ」

   PCのキーに指で触れ、疑わしげに、
米田「暗証番号を入れたらほんとに解放してくれるんだな?」

修一「武士に二言はない」

里香「(怒り)こんなクズを解放したらまた同じ事を繰り返すのにー」

   米田がキーを打ち込むのを石川が横で確認している。

   修一に頷き、
石川「残高三億二千万。確認したよ」

修一「よし。とりあえず全額石川君の口座に移してくれ。使い道はあとから考える」

石川「(PCを打ちながら)了解」

   米田とカシム、ギョッとする。

   膝をつき頭を抱えて嘆き、
米田「アイゴー」と叫ぶ。

   修一、ピクッと険しい顔で米田に振り向く。

修一「なにがアイゴーじゃ?」

   憤怒の形相で、
修一「わりゃ、俺が英語わからんおもてナメちょるんかー!」

修一「(すまして)私は行く。じゃろうが?」

   「ぶひっ」と吹き、
里香(ものすごい因縁の付け方・・・)

   あっ気にとられ、
長尾(なんと・・・)

   あ然とする米田に、
修一「なんぼ俺でもその位分かるわいや」

修一「バカにしゃがって」と「ズシュ」と首を刎ねる。

   刀を振り切ったまま静止した修一を見て陶然と身震いし、
今子(あぐぅ・・・もうズブズブ・・・・)

カシム「(怒り)ぶ、武士に二言はないって言ったじゃねえか・・・」

修一「(すまし)拙者は武士ではござらぬ」

   あっ気にとられるカシムを睨み、
修一「さてと、おどれはどがいしちゃろかいの?」

   カシュッとカッターの刃を出し、
里香「修ちゃん、今日はまだアキレス腱を切ってないから、こいつ私に頂戴」

   驚き、
今子(あんな物、どこに隠してたの・・・?)

修一「(すまし)よかろう、存分にやりなされ」

   右手で鉄パイプを拾い、
カシム「どおせやられるんなら一人でも多く道連れにしてやる・・・」

今子「(修一に)刀を貸してもらえますか?」

   とまどう修一に、
今子「学生の時に剣道をやってたから大丈夫です」

   今子が修一から抜き身を受け取るのを見てうろたえ、
長尾「今子さん、竹刀とは違うんだよ。ほんとに刀を扱えるのかい?」

   凛として刀を構え、
今子「人をさらうヤツなんか絶対許せない」

   刀を正眼に構えられて、
カシム「く、俺達が必死に稼いだ金を一瞬でかっさらいやがって・・・」

   カシムが今子に鉄パイプで襲いかかった瞬間、背後にいた里香が「スキあり」とカシムの足首目掛け反転しながら飛び込む。

   今子、刀でパイプを「カキーン」と受ける。

   里香がカシムのアキレス腱をスパッと斬った瞬間、カシムが「ぎええー」と叫ぶ。

   今子、その期を逃さず「スパッ」とパイプをもった右腕を斬り落とす。

   修一、石川、感心する。

長尾「(驚愕)なんと・・・」

   「うぎゃー」とのたうつカシムのもう片方の足首を押さえつけた里香が「シュパッ」とアキレス腱を切る。

   刀を振り切ったまま陶然とした顔で静止し、
今子(あうぅ、なんというエクスタシー・・・)

   のたうつカシムを冷ややかに見下し、
里香「三十五人の人生を奪ったクズを生かしとく訳にはいかないね」

里香「喉を搔き切って彼女達の無念を晴らしてやる」

   あ然とし、
石川(顔は天使なのに、中身は岩城君のクローンみたい・・・)

   里香、のたうつカシムの後ろ髪を掴む。

   背後から尻をついてカシムの首を両足で絞めて喉にカッターを当てる(無論パンツ丸見え)。

   首に巻きつけられた太腿を愛しげに撫で、
カシム「ふっ、あの世に行く前にこんな美人の太腿を撫でられて本望だぜ・・・」

   カシムに「ジュル」と太腿を舐められて怖気を振るった里香が「きゃっ」と叫んで喉を掻っ切ろうとする。

今子「あ、まって」とパイプを拾う。

今子「これを持ってくれた方が腕が伸びて斬りやすい」と、あ然とするカシムの左手にパイプを握らせる。

   刀を上段に構えて里香に、
今子「一息に殺すのは勿体ないわ。もう片方の腕も斬らせて」

   あっ気にとられ、
石川(この人も修ちゃんに触発されて何かに目覚めたみたいだ・・・)

今子「やあー」と腕を切断したと同時、里香も喉を「スパッ」と切り裂く。

   カシムの後頭部を蹴り、
里香「うー、気色悪い。足を触られた瞬間、全身の産毛が逆立ったよー」

   刀を振り切ったまま恍惚の表情で静止し、
今子(あうぅ、もの凄いのがずーんときて腰が抜けそう・・・)

修一「うむ。これにて一件落着」

   不安そうに、
里香「ねえ、修ちゃん、ずっともやもやしてたんだけど・・・」

里香「どう考えてもこいつらに世界を相手の人身売買組織を作れるとは思えないの」

   石川、はっとする。

   すごく不安そうに、
里香「背後にやばい組織の気配をビンビン感じるんだけど・・・」

      つづく

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愛がイク (110)  奪還

2017-08-07 18:18:42 | 漫画のシナリオ
(110)奪還

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

里香(17) 165㎝。修一と同クラス。清楚な美人でアニメ声。

石川翔(17)170㎝で痩身、黒縁メガネをかけた品のいいイケメン。

長尾秀介(70)スラッとした体形。穏やかな表情に知的さが滲み出ている。大地主。

長尾今子(30)170㎝、髪をひっつめてお団子にした超美人。

真菜(3) 今子の娘

米田(25)凶相
カシム(30)凶相のアラブ人。
アリ(28) 巨漢で凶相の黒人。カシムの子分
ベトナム人の女達三人(25。顔は並以下)
N=ナレーション


   里香に憐れむように、
米田「お前はまるで状況が分かってないな」

米田「落札が済んだら全員でまわした後すぐにコンテナ船で中東に出荷されるんだぜ」

米田「それでも、修ちゃんとやらは助けに来てくれるってか?」

里香「たとえ地の果てだろうと修ちゃんは必ず助けにきてくれるよ」と言う里香を見て、
今子(こんなにも強く信頼される彼ってどんな人なんだろ・・・?)と呟く。

   含みのある顔で里香を見つめ、
米田「・・・修ちゃんとのご対面が楽しみだぜ」

C 「(PCを見て興奮し)おお、おいっ!」

C 「二人合わせて二億七千万で取引成立!入金を確認したぞ」

   カシムと米田、顔を見合わせニタっとほくそ笑む。

   ため息をついてビデオの液晶画面をカチッと納め、
D 「ふー、間近で二人の匂いを嗅いでるだけで漏れちまった・・・」

   PCを見ながら、
カシム「それにしても今回は予想外の稼ぎになったな」

米田「もうベトナムやコリアンをさらうのが馬鹿らしくなった。やっぱり日本人だな」

   向こうの檻のベトナム人達を見て、
C 「あいつらもおまけでつけてやるか」

米田「やめとけ、返品されるのがオチだ」

米田「飯や下の世話でうんざりしてたんだ。後で裏山に埋めちまえ」

カシム「さて、では出荷する前に二人の味見をするか」

   厭らしい目で二人の女を見下しながらファスナーを下し、
アリ「待ちかねたぜ」

   戦慄してアリを見上げる今子の前に下半身裸で立ち、
アリ「まずはこの女から」

   Dと他の子分達「俺はこいつから」と里香に接近する。



○上空の石川

   ブンちゃんを追尾中、眼下のアジトにバンを発見し、
石川「あっ、あれだ!」「ブンちゃん、でかしたぞ」

   眼下を走るロールスを見て、
石川「それらしきバンを発見。その道を右折したらアジトが見えてくるよ」と言った石川のイャホーンから(了解)と修一の声が聞こえる。


   鉄柵の大きな門の前にロールスがスッと停車し、横にドローンが降りてくる。

注、刀を手に持った修一と石川は門の前に立ち、長尾は車内で待機。

石川「一応周囲の様子を確かめる?」

   刀を門の内側に置き、
修一「こうしとる間に里香がやられるかもしれんのに悠長な事やっちょれん」

   長尾に、
修一「子供に見せん方がええかもしれん。様子が分かるまであんたはそこにいてくれ」

   ひっ迫して頷き、
長尾「どうか娘をお願いします」

   修一、助走して高い鉄柵の上部に飛びつく。

   石川も必死で飛びつく。

   修一、タンと敷地内に飛び降りる。

   鉄柵の上から飛び降りるのを躊躇してる石川を見上げ、
修一「まて、不用意に俺のマネをするな。足をくじいたらどうすんだ?」

   ジーンと感動し、
石川(うぐ、やっぱり優しい・・・)

   お姫様抱っこのように手を広げて、
修一「よし、必ず受け止めてやるから飛んでいいぞ」と言われ、石川、悲壮な顔で頷く。

石川「きゃ」と叫んで飛ぶ。

   バッとお姫様抱っこされ、石川が修一の首にしがみつく。

   慈愛に満ちた顔で、
修一「ナイスやで、石川君」

   修一の頬にチュッとキスし、
石川(すき)と呟く。

   車内からそれを見て驚き、
長尾(え・・・?)

   石川をそっと降ろし、
修一「さ、クソどもをブチ殺しにいくぞ」

石川「うん」



○アジト内

   ズボンを膝まで降ろして里香にのしかかり、
D 「くそ、もうちょっとで入りそうなのに」

   冷めた目でDを見上げ、
里香「ぜったいヤラせるもんか」

   アリにのしかかられて抗い、
今子「い、いやーっ」

アリ「暴れるな、おっ、先っぽが・・・」

   抗う今子に気の毒げに、
カシム「そいつのをブチこまれたらザクロみたいに裂けて当分使い物になんねえぞ」

   檻のベトナム人達が気の毒そうに里香達の方を見ている。

   そのベトナム人達、人の気配に気づきはっとする。

   口に人差し指を立てて静かにと合図する修一の後ろに石川(肩にブンちゃんが止まっている)が従っており、向こうに二人が侵入した戸が開いたままになっている。

   向こうから「いやーっ」と今子の悲鳴が聞こえ、修一と石川がはっとする。

   修一、アリがこちらに背を向けて今子にのしかかってるのを見てバッと刀の柄に手を伸ばす。

   「ピュン」とアリの太い首めがけ刀が飛んでゆく。

   「ズシュッ」とアリの喉を貫通して突き刺さり、隣で里香にのしかかってたDがそれを見て「ひっ」と叫ぶ。

石川(すごい・・・)と感嘆する。

   男達が驚愕して修一に振り返る。

   里香にのしかかってたDの顔面を「ガヅッ」と蹴り上げ、
修一「里香、大丈夫か!」

里香「(歓喜し)絶好調よ!」

   一転して怒った顔で、
里香「くるのが遅い!」

   アリの後頭部を踏んで刀を抜きながら里香に、
修一「ごめんごめん」と謝る修一を今子が見て(この人は・・・)と驚く。

   尻をついたまま石川を見て驚き、
里香「なぜ石川君が・・・?」

   里香の上着を手渡し、
石川「さ、これを着て」

   その上着をひったくって股間を隠し、
里香「きゃっ、見ないで!」

   両手で目を隠して背を向け、
石川(もうアソコの奥まで知ってるんだけど・・・)

修一「石川君がドローンで探してくれたからこんなに早く発見できたんだぞ」

   立ってスカートを履きながら、
里香「そうだったんだ・・・」

   石川の頬にチュッとキスし、
里香「ありがとう。君は出来る子じゃねー」

   鉄パイプを握ったカシム等に気づき、
里香「動くな!」

   カシム等、虚をつかれ動きを止める。

   その時里香の肩に止まったブンちゃんに優しい顔で、
里香「お帰り。気がすむまで散歩した?」

   一転して厳しい顔で、
里香「今度また勝手な行動したら許さないよ」

   ブンちゃん、怯えて必死に頷く。

   A、Bを指差し、
里香「私の事をこいつらにチクったこの2人を殺っちゃいな」

   ブンちゃん、里香の肩から飛び立つ。

   カシムと共にあ然とし、
米田(なんで蜂が人の言う事を聞くんだ・・・?)

   A、B、蜂に襲い掛かられ「ひーっ」「ひゃー」と逃げ惑う。それを見てカシム等あ然。

   ブンちゃん、目にも止まらぬ速さでAの首を刺し、ついでBの首も刺す。

   白目をむいてドサッと倒れた二人をぼう然と見るカシム等に、
里香「お分かり?ピクリとでも動いたらあの世に直行だからね」

   立って服の乱れを直す今子に、
修一「怖かったろうがもう大丈夫だ」

今子「お蔭で助かりました」

修一「外にお義父さんと真菜ちゃんも来てるが、会う前に確認する事がある」

   厳しい顔で二人に、
修一「もしや入れられてはおらんよのう?」

   二人必死に首を横に振り、
里香「ギュっと締めて一ミリも入れさせなかったから安心して」

今子「(恥じらい)私も少しめりこんだだけで奥までは入れさせなかった」

   頬を染めて呆れ、
石川(なんかすごい生々しい会話だな・・・)

今子「(修一に)あの、今から彼らをやっつけるんですよね?」

里香「当然。私に指一本でも触れたヤツは修ちゃんに地獄を見せられるよ」

今子「あの、彼らをやっつけるとこをお義父さまに見せてあげてもいいですか?」

今子「その方が何もなかったと証明出来るし安心してもらえるから」

修一「かまわんが、ちとエグうおまっせ」

   嬉しそうに、
今子「きゃっ、期待が膨らんじゃうー」

   あ然と今子を凝視し、
石川(目が合っただけで人生が狂いそうな美人なのに、どおいう人なんだ・・・)

     つづく

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