数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(136)  真打登場

2018-08-20 17:37:31 | 漫画のシナリオ
(136)真打登場

四百字詰原稿用紙換算8枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

お春(20)170㎝、甲賀忍者の末裔。凛とした美人で石川翔の影働きをする使用人。

伝兵衛(年齢不明)伊賀忍者の末裔。150㎝。宦官のように性別不明の小柄な老人。お地蔵さんのようにだらりと布をまとい、善人とも悪人ともつかぬ顔。



   クナイをお春の心臓めがけ今にも投げんと構えながら感心し、
伝兵衛「しなやかな筋肉におおわれた見事な肉体。ようも鍛え抜いたものよ」

   お春の股間のアップに伝兵衛の声、
  「試さずともホト(膣)の締りの良さは想像がつくわ」

伝兵衛「味見もせず殺すには惜しいが、命運尽きたと諦めよ」とクナイを投げんとする。

   お春、目を閉じかけ観念する。

   その時、修一が伝兵衛のクナイを握った手を掴むと同時、首根っこをひっつかむ。

   次の瞬間、伝兵衛をゴミのように向こうに投げ捨てる。

   尻をつき、何が起きたか理解できずにめんくらった顔で、
伝兵衛「な、なんとゆう大力・・・」

伝兵衛「こやつ、しょっぱなの敗退はわざとだったか・・・」

   ぱっと顔を輝かせ、
お春「修一さま、助太刀感謝いたします」

   修一の登場に観客が沸き立ち、
客A「おおおおー、岩城―」

客B「やっぱり最後に真打再登場か。お見事な演出」

客C「一回戦で敗退なんておかしいと思ったわ。今回ばかりは完全に意表をつかれた」

お春を目の前に修一が、うん?という顔をした絵にN『お春の身体から目眩のするような神秘的なお香の香りが漂った』

修一「ゲランのシャリマーか?お香のような香りがお春にはよう似合うのう。ずっとその香水をまとってくれ」

お春「(頬を染め)はい、修一さま」と頷く。

修一「観客はお春の半裸を見てもう充分満足したじゃろう」と言われ、お春が赤面する。

修一「まどろっこしい見せ場なしに一気にじじいを始末するぞ」

   決意がこもった顔で、
お春「はい」

   里香に訝しげに、
優子「何を言ってるのか聞こえないけど修ちゃん、あの子と親しいの?」

里香「まさか。ただ、お春さんは心強い助っ人に感激してるんじゃないですか?」

優子「(安堵し)そお言う事か。確かに修ちゃん以上に心強い男はいないものね」

   修一の眼前に戻ってきて、
伝兵衛「不意打ちとはゆえ、よくもやってくれたな」

修一「気色の悪い宦官じじいよ」

修一「冥土に行く前に教えちょいちゃる。お春はおれの女じゃ」

   驚くとともにほんのり頬を染め、
お春「修一さま・・・」(お春も想い人は修一様だけと心に決めておりました)

修一「(伝兵衛に)俺の女に手を出した瞬間に、おのれはもう死んじょるのよ」

   稲妻のような快感にズーンと貫かれ、うっというような表情をし、
お春(・・・イッタ・・・)

   お春の太腿に淫液が、つーっと伝い流れる。

   あざ笑い、
伝兵衛「言いおるわい、青ばな垂らした小僧が」

   伝兵衛が妖術をかけんと妖しい目で修一を見つめる。

   はっとし、
お春「修一さま、気をつけて!」

   修一、次の瞬間、伝兵衛に「バッシーン」と猛烈な平手打ちをくらわせて吹っ飛ばす。

修一「しゃらくさい妖術なんか俺に通じるかや」

   吹っ飛んで頬に手を当てたまま尻をつき、あ然とし、
伝兵衛(わしの術が効かぬとは・・・こやつは化け物か・・・)

伝兵衛(術が効かぬならば、こんな大力に、もはや太刀打ちする術はなし・・・)

伝兵衛「(怯え)格違いの相手であったわ・・・」

伝兵衛「そのおなごに二度と手出しせぬゆえ見逃してくれぬか」

   氷のような目で睨み、
修一「ならんのう」

   未練げに修一を見上げ、
伝兵衛「ならぬか?・・・ならば」

伝兵衛「相討ちよ!」と突然豹変し、修一の目に二本の指を突きたてんと攻撃する。

   その二本の指を修一にひっつかまれてグギリとへし折られ「きええーっ」と悲鳴をあげる。

   伝兵衛が逃げんと宙高く跳びあがったのを見て、
修一「逃がしゃせんぞ」

修一「お春、とどめじゃーっ!」

   高く舞い上がった伝兵衛を屈伸した構えで見据え、
お春「はいっ」

   お春、右足を伸ばした体勢で宙高く跳び上がる。

   写真集の専属カメラマンが中空に飛んだお春の真下に転がりこみ「シャッターチャンス!」と叫ぶ。

   そして床に仰向けになって、中空のお春の180℃に開いた股間を連射し「女忍びの肉烈激写したりー!」と叫ぶ。

   お春をあ然と見上げ、
観客A「み、見えた・・・」

観客B「茂みの奥にくっきりはっきり裂け目が見えた・・・」

観客C「写真集が出たら速攻で確かめなきゃ・・・」

   腕組みして満足げに中空のお春を見上げ、
修一「この肉烈激写でお春の写真集の売り上げ№1が決定したでござるな・・・」

   伝兵衛、中空でバクテンする。

   一回転した伝兵衛の眼前にお春の爪先蹴りが迫る。

   お春の爪先が伝兵衛の喉に「グジャッ」とめりこむ。

   のどが裂けた伝兵衛、どさっと床に落下。

   お春もトンと着地する。

   裂けた喉から血の泡を吹きながらお春を見上げ、
伝兵衛「わ、わが死をもって・・・伊賀の血が絶えたり。無念・・・」

   観客達、ぼうぜん。

   優子達、ぼうぜん。

   司会者、ぼうぜん。

お春「修一様のお蔭で両親の仇討が適いました。お礼を申します」

修一「匂うぞ」

   えっという表情をしたお春に、
修一「お春のアソコから脳髄が痺れるような芳香が漂よってくるが、戦いに興奮する体質か?」という絵にN『後日発刊される写真集で宙に舞うお春の女芯から淫液が柔毛を伝って滴り飛んでるのを目にする事になるーー』

   恥らい赤面して俯いたお春に、
修一「近々お春を抱く。そのつもりでいよ」

   お春の太腿に淫液が、つーっと伝い流れる。

   羞恥に頬を染め、
お春「その時まで・・・お春は狂おしい火照りに堪え忍びまする・・・」
   
    つづく




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愛がイク(135)  お春、危機一髪

2018-08-06 12:03:01 | 漫画のシナリオ
(135)お春、危機一髪

四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

お春(20)170㎝、甲賀忍者の末裔。凛とした美人で石川翔の敵を始末する殺し屋でもある。
なぜか頑なにノーパン、ノーブラを貫き通し、常に神秘的なお香の香りを漂わせている。

お春の父(35)目元に優しさが滲み出ているが、全身からただ者ではない雰囲気を放っている。

お春の母、加絵(30)美しく凛としていながらも目元に優しさが滲み出ている。

伝兵衛(年齢不明)伊賀忍者の末裔。150㎝。宦官のように性別不明の小柄な老人。お地蔵さんのようにだらりと布をまとい、善人とも悪人ともつかぬ顔。

テレビプロデューサーの本田(40)

本田の助手(25)




父 「なぜ罪もない妻を殺した。お前は何者だ?」

伝兵衛「伊賀の最後の生き残り、伝兵衛」

父 「(驚愕し)なんと!?・・・」

父 「伊賀者は一人残らず死に絶えたと思ってたが、いまだ生き延びてたか」

伝兵衛「甲賀の最後の生き残りのぬしを始末しに参った」

   無残に死姦された母(着物がめくれ股間が露わ)の絵に伝兵衛の声、
  「ぬしの女房も、ついでの駄賃に冥土に送ってやったわ」

伝兵衛「ぬしを倒し甲賀の血を根絶やしにせねば、甲賀との戦いでおびただしい血を流してきたご先祖に申し訳がたたぬでな」

   あっ気にとられ、
父 「お前は妄念に取りつかれた狂人か?」

父 「時代錯誤もはなはだしすぎるぞ」

伝兵衛「だまらっしゃいっ!もはや問答無用」

   父、横の壁に目をやる。

   次の瞬間、タンっと爪先で壁を蹴って刀隠しのフタを開ける。

父 「よくも妻をーっ」と叫び、手に取った刀を抜きかける。

   その瞬間「ガツ」と伝兵衛が振り下ろした刀が額に食い込む。

父 「油断・・・返す返すも無念・・・」とくずおれる。

   お春、ヤギにエサをやり終え、小屋から出てカギをかける。

   お春、振り向いた時に、向こう側に去ってゆく伝兵衛の横顔をふっと目にする。

   小さくなった伝兵衛の後ろ姿を不思議そうに眺め、
お春(うちに人がくるなんてめずらしいな・・・)

   靴脱ぎから上がりかけながら、
お春「お母様、いまの人、だあれ?」

   室内の殺伐たる現場を見て驚愕し、
お春「おか・・・」

   奥で母が倒れ、手前で父が倒れている。驚愕して父に駆け寄って頭を起こし、
お春「お父様っ!」と言う声に父がうっすら目を開ける。

   目尻を濡らし、
お春「さっき出てったヤツにやられたの?」

父 「い、伊賀の最後の生きのこ・・・り、でんべえ・・・」と最後の声を振りしぼってガクッと息絶える。

お春「お父様っ、お母様っ、きっとあいつを探し出して必ず仇を打つからね・・・」

   庭から家を描いた絵に「わーーっ」とお春の泣き声。

   白抜きのコマにN『幼くして両親を亡くしたお春は以後、母方の祖父母に育てられ、すくすくと成長したーー』

《お春の回想終わり。試合場に戻る》


   同、試合場

   憎しみの目で伝兵衛を睨みすえ、
お春「この世にただ一人残った甲賀の末裔、お春がお前に殺された両親の仇を打つ」

伝兵衛「(驚き)なにっ・・・?」

   石川翔と並んで見ていた修一が驚き、
修一「いま、お春って言ったか?」

   あ然と頷き、
石川「そう聞こえた・・・」

   記憶を辿るような目をし、
伝兵衛「・・・あのおり始末し忘れた者がいたとは、わしとしたことが」

   お春がクナイを持って「はっ」と気合を発して飛ぶと伝兵衛もクナイを手にして飛ぶ。

   宙高く飛んだ二人。お春が伝兵衛の目を狙ってクナイを横に振るうが、伝兵衛は顔をのけぞらせてかわしながら、お春の首から胸にかけて斬りとばす。

   お春が、たんっと着地した瞬間、斜めに切り裂かれた装束がはらりとめくれ、剥き出しの乳房から腹部までが露わになる(肌は無傷)。

観客達「やっぱり女だったかー、体つきを見てそんな気がしてたんだ・・・」

同 「すっげえ、洋ナシみたいにツンと上を向いた乳房なんて生で初めて見た・・・」

   クナイを構え、今にも飛び掛かってきそうなお春を見て、
伝兵衛「やはりおなごじゃったか」

   伝兵衛が突進し、お春も突進する。

   カッ、チャリーン、と何合か斬り合い、伝兵衛がお春の顔をしゃっと斜めに切り下す。

司会者「(驚愕し)二人には何か曰くがありそうだが、こ、これは・・・」

司会者「もはや試合ではなく死闘だーっ!」

   お春の顔を隠してた布が、はらりと落ち、顔が露わになると同時、観客が「おおおーー」「なんと壮絶な美人・・・」とどよめく。

石川「(驚愕し)お春!なぜ・・・?」

修一「やっぱりのう、途中からそんな気がしちょったわい・・・」

修一「親の仇とかゆうちょったが、両親をあの爺さんに殺されたちゅう事か・・・?」

   驚いて、
里香「お春さん・・・」と言ったので横にいた優子が、
優子「知り合いだったの?」

   あ然とお春を凝視したまま頷き、
里香「石川君の助手のひとです・・・」

優子「高校生の石川君がなぜ助手を雇えるのかという疑問はさておき、だったら私たちの仲間だから応援してあげなきゃ」

   お春、自ら肩にぼろ布のようにぶらさがった装束をビリっと破り捨て、上半身、ほぼ裸となる。

   観客のおっさんが驚愕し、
  「なんと見事なスタイル・・・あの腰のくびれのすごいこと・・・」

他の客「この人の写真集、僕がすべて買い占めてやる・・・」

   お春、再度クナイを構え伝兵衛に突進する。

   ぶつかった瞬間、クナイを弾き飛ばされ、お春が「はっ」とする。

   クナイの先端を乳首に突きつけられ、
伝兵衛「ふふふ、お前ごとき未熟者がわしに立ち向かうとは笑止」

伝兵衛「母親同様、味見したいが、この場ではちとのう・・・」

   突然伝兵衛がクナイでお春の腹をシャッ、シャッ、シャッとなぐと同時、お春が後方にバクテンして避ける。

   タンッと着地したお春の姿は、股間(ノーパン)が見え隠れするほど装束はボロボロになって身体にぶらさがり、ほぼ裸体に近く、それを前出のグラビアカメラマンが床に這いつくばって必死の形相でカシャカシャ撮影している。

観客達「み、見えた・・・」

  「うっそうと茂った草むらの奥にチラっと裂け目も見えた・・・」と言う絵にN『すべての観衆がお春の壮絶な美しさに言葉を無くし、ただぼう然と見惚れた。この瞬間、視聴率は百%を突破したーー』

   本田の助手が携帯を耳に当てたまま逼迫して、
  「ほ、本田さん、視聴率百%突破しましたーっ!」

本田「と、喜んでばかりではいられないんだ」

助手「またもや記録を更新したのにどおいう事です?」

本田「今回の放映権料、岩城君にいくらむしられたと思う?十二億だぞ、十二億!」

本田「「試合の度に放映権料を倍倍に吊り上げられて、もうたまったもんじゃないよ」

助手「でも莫大な放映権料をむしられるオリンピックだって、岩城君の半分の視聴率も取れないんですよ」

本田「ま、まあ、それを思えば安いものか・・・」

助手「そうですよ。軒並み視聴率がダウンする中で岩城君はわが局の救世主ですよ」

   お春の陰毛がチラ見えする股間のアップに修一のN『どんな因縁があるんか知らんがお春が傷つけられるのを看過する訳にゃいかん・・・』

   よろよろのお春を真剣な眼差しで見つめ、
修一(どうやら俺の出番のようじゃのう・・・)

     つづく

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