数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(201)  始末屋良子の誕生

2021-01-18 16:37:44 | 漫画のシナリオ
(201)始末屋良子の誕生

四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である。

登場人物

須藤良子(12。小6) 169㎝。髪をポニーテールに結んだ目を瞠るような美人。

須藤志保(35) 170㎝。良子の母。目を瞠るような清楚な美人。

香山京子(16)一年、165㎝。キリッとした美人。

ヤクザの親分(50)口が卑しく歪んだ悪相

若頭(50) 悪相

子分A、B、Cの3人(各30) 悪相

N=ナレーション


   志保宅に続く通路をメットを持ってルンルンで歩んで来ながら、
修一「シャケ茶漬けーシャケ茶漬けー♪」と口ずさんでいる。

   通路を歩む修一を通路の外側からの視点で描いた絵。

   修一、志保宅玄関前に戻って来る。

   修一、玄関内に無造作に靴が何足も脱いであるのを訝しげに見る。

   修一がリビングに入ってゆくとヤー公達が恐ろしい形相で一斉に修一を睨む。

   ガンをとばしてるヤー公達を見て、
修一「おおー」と歓喜する。

修一「事情は知らんが、とゆうか興味ないが」

修一「なかなかの風貌のクソ共がぎょうさん来ちょるのう」

   A、恐ろしい形相で修一を睨む。

   A、無言で修一に向かって来る。

   そのAを嬉しそうに見て、
修一「どこの世界にもわれみたいなお調子もんが一匹はおるよのう」

   そのAの喉を左手でぐわっしと掴み、
修一「威勢がええのは買うちゃるが・・・」

   首を掴んだまま高く持ち上げ喉を「ぐしゃ」と捻り潰して即死させ、
修一「相手を見る目が無さすぎるぞ」

   〆られた鶏のように首がぐにゃりと垂れさがったAを持ち上げたまま、
修一「短い生涯じゃったのう、南無阿弥陀仏―」

   ヤクザ達戦慄し、
親分(な、なんじゃこいつは・・・)

若頭(鶏を〆るみたいに人を殺しよったぞ・・・)

   あ然とし、
良子「圧巻の一語・・・」

   志保のパンツが「じゅっ」と濡れたのを下から煽って描いた絵の大ゴマ。

   うっとり修一に見惚れ、
志保(し、シブすぎるわ修ちゃん。一瞬でズブズブよ・・・)

   呆れたように修一に、
京子「いっつも思うんやけどなー」

京子「格闘漫画やったらウジャウジャしゃべって今のシーンで5ページは引っ張ってるでー」

京子「そやのに、たった一コマで終わらせてしまうんやからー」

   ヤクザ達を睨み据え、
修一「俺はクソとしやべる口は持たんのじゃ」

   残りのやくざを睨み据え、
修一「次はだれな?」

   戦慄するヤクザ達に懇願するように、
修一「頼むけん、俺に喧嘩売ってくれや」

   親分の眼前に立って、
修一「人相の悪さから見て、われがボスじゃろが?ボスじゃったら子分の仇を打ったらんかいや」

京子「修ちゃん、ちょっと待って」

京子「残りはうちと良子ちゃんが半分こするさかい」

修一「おおー、俺だけ楽しんでごめん」「んじゃ、後は2人に譲るわ」

   驚き、
志保(えっ、良子が何をするの?・・・)

   ぽかんとしてる親分に、
修一「最後に人の為になる事をせえや」

   怯え、
親分「な、何をしろと・・・?」

   氷の様な目で睨み据え、
修一「死ぬのよ」

   逆上し、
親分「ガキが調子こくのもたいがいにせえよ」

   不敵な顔で睨み据え、
修一「あ?」

京子(ひゃっ怖っ!何回見てもこんな時の修ちゃんは怖すぎるわ・・・)

   親分、怯む。

修一「ガキとは俺の事か?」

   親分と顔がつくほど顔を近付け、
修一「のお?」

   恐れ戦き、
親分「あ、あう・・・」

修一「あうじゃあるかや」

修一「われ、誰にカバチたれとんな?」

   親分、顔を強張らせて怯える。

   親分、ズボンの前を濡らす。

   その親分の股間を見て、
修一「おっと、ここで失禁なんかさらすなよ、後始末が面倒じゃけんのう」

   京子と良子に、
修一「殺ってまえ」と命じる。

   京子と良子がさっとスカートをまくると股間にB1が止まってる。

   それを見てぎょっとし、
志保(えっ、そんなとこに隠してたの?・・・)

   2人同時に、「殺っちまえ」と言った瞬間、B1がヤクザ達に向かって飛び立つ。

   ヤクザ達は「ひっ」「ひゃー、スズメバチじゃっ」と慄き、両腕で頭を庇って逃げ惑う。

   2機のB1が子分達の首を次々に刺す。

親分「ひーっ、た、助けてくれー」と叫ぶ親分を氷の様な目で見つめ、
京子「散々ひとの生血を吸うて来たあんたには安楽死させへんで」

   良子の耳に口を寄せ小声で、
京子「2機同時に目ん玉を刺したろか」と言うと良子がしたり顔で頷く。

   二人同時に「目を刺せっ」と命じる。

   2機のB1が親分の両目をチクリと刺す。

   親分、白目をむいてどさりと倒れる。

   志保が即死したヤクザ達をぼう然と見おろす傍らでめんどくさそうに、
修一「やれやれ、腹が減っちょるのにまた山まで往復せにゃならんのか」



   志保宅の外観。

   灯りがついた志保宅をベランダの外からの視点で描いた絵に各々の声、
  「修ちゃんお帰りー」

  「お帰りなさい、ご苦労様でした」

  「お兄ちゃん、疲れたでしょ?次からは外で殺すようにするからね」

   同、リビング。

   テーブルの上のシャケ茶漬け、ナスの浅漬け、サラダの小鉢等の絵のアップ。

   手を合わせ、
修一「もう腹と背中がくっつきそうじゃ。いただきまーす」というと同時、皆も「いただきます」と手を合わせる。

   茶漬けをズズズとかきこみ、
修一「う、美味い。なんて美味い茶漬けなんじゃ」

   「ぷっ」と吹き、
京子「今のはコマーシャルに使えそうなカットやったわ」

   それを聞いて良子も「ぷっ」と吹く。

   箸を止め、憂い顔で娘を見て、
志保「とうとう良子は殺し屋になっちゃったのね・・・」

   テーブルの下の修一以外の女達の艶めかしい脚を大ゴマで描いた絵に良子の声、
  「殺し屋じゃ聞こえが悪いから正義の始末屋と言ってよ」

   茶漬けを食べながら、はっという顔をし、
良子「もう一匹始末しなきゃならないヤツを思い出した」

   楽しげに、
京子「ほうほう、それは誰やのん?」

良子「学校の女子トイレに隠しカメラを仕掛けてるって噂になってる教師がいるんだけど明日はそいつを殺るわ」

   たのもしそうに、
京子「ほほー」

京子「良子ちゃん、完璧に修ちゃんの色に染まってしもうたな」

   心配そうに、
志保「悪人を始末するのはいいけど、必ず防犯カメラのないとこで殺るのよ」

   志保を見ておかしそうに、
京子(お母さんもどっぷり染まってるわ)

良子「大丈夫。絶対足がつくようなヘマはしないから」

   食事しながら楽しそうに話す四人をベランダの外からの視点で描いた絵にN『――と、シャケ茶漬けを食しながら4人は和やかに殺し談義に興じるのであった』

         つづく

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愛がイク(200)  隣のやくざ

2021-01-04 14:16:04 | 漫画のシナリオ
(200)隣のやくざ

四百字詰原稿用紙換算8枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である。

登場人物

須藤良子(12。小6) 169㎝。髪をポニーテールに結んだ目を瞠るような美人。

須藤志保(35) 170㎝。良子の母。目を瞠るような清楚な美人。

香山京子(16)一年、165㎝。キリッとした美人。

担任教師(35) 170㎝。気味の悪い目に銀縁めがねをかけた男。

ヤクザの親分(50)口が卑しく歪んだ悪相

若頭(50)悪相

子分A、B、Cの3人(各30)悪相

N=ナレーション


京子(いや、それは無いわな。美人で締まり抜群のうちがおるんやさかい)と安堵する。

修一「さてと」と言って恐怖に戦く教師の頭をむんずと鷲掴みした修一に不安げな顔で、
良子「待って、お兄ちゃん」

良子「もしこいつがサバイバル能力を発揮して生還したら、怖くて私もう学校に行けなくなる」

修一「そがあに心配ならいま始末しちょこか?」

良子「えっ?」

   教師、ぎょっとする。

   修一、目が飛び出んばかりに戦く教師の頭を両手で挟む。

   そして「ぐしゃ」とねじって絶命させる。

   それを見て、志保と良子があ然とする。

   良子と顔を見合わせ、
志保「死んだのよね?・・・」

   コクと頷き、
良子「グシャって骨が折れる音がしたもの・・・」

   修一、メットを被る。

   そして、
修一「目覚めよアパッチ」と命令する。

   夕闇に染まった駐輪場に停めてあるアパッチのハンドル付近にある小さなライトがパッと点灯する。

修一「ベランダまで来てくれ」と言うと耳部から「了解しました」と応答あり。

   教師の衣類と鞄を入れたゴミ袋を差し出し、
志保「こいつの汚らわしい衣類と鞄。これも一緒に処分お願いしていい?」

   袋を受け取り、
修一「おおー、うっかりしちょったわ」

   アパッチがベランダの縁から上昇して来て「お待たせしました」とメットの耳部に音声が流れる。

   袋を持った修一が教師の頭をグワシとアイアンクローで引っ掴む。

   教師の頭を引っ掴んで軽々とひきずってベランダに歩む修一を見て志保と良子があ然とし、
志保(な、なんという怪力・・・)

   片方の手に教師を引っ掴んだままステップ部に袋が置いてあるアパッチに跨り室内の志保に向かって、
修一「んじゃ、ちょっくら捨てに行ってくるけん、晩飯の用意たのんます」

   あっ気にとられた顔で、
志保「は、はい。いってらっしゃい・・・」

   教師をステップ部のゴミ袋の上にうつ伏せに置いたアパッチがゆっくり上昇しながら飛んでゆくのを後方から描いた絵。



   夜。ストッパーをかませてドアを全開にした玄関内に女三人の履物がきちんと並べてある絵。

   志保宅の隣家のドアの絵。

   同、志保宅キッチン

   流しの前に立つ志保の艶めかしいふくらはぎの絵のアップ。

   志保、シャケを焼く傍ら、まな板で三つ葉を刻んでいる。

   あっという顔をして玄関の方を見やり、
志保「玄関を開けっ放しにしたままだったわ」

   隣家のドアがガチャと開く。

   凶相の子分Aが出てきて左右を警戒する。

   ドアの中に向かって、
A 「親分、異常ありません」

   ゴルフウェアーの襟元からチラリと入れ墨が見える凶相の親分がヌーと出てくる。

   続いて若頭。

   続いて子分B、C達が出てくる。

注、親分以下全員ラフな服装。

   開けっ放しのドアの前に両膝を折って屈んでストッパーを外す志保のスカートがまくれあがり太腿がむき出しになってる艶かしい絵の大ゴマ。

   その姿勢のままのスカートの奥に見えるパンツがジュワと濡れた絵のアップにN『あ、修ちゃんのがドロッと漏れ出た・・・』

   欲情して目元を潤ませ、
志保(ああ、今すぐしたい・・・)

   そのとき志保の眼前に男達の靴が見えたので、はっとする。

   見上げると野卑な笑みを浮かべたヤクザ達が見下ろしており、志保が顔を強張らせる。



○駐輪場

   「ぷるるるる」とアパッチで帰ってきた修一が駐輪場にバイクを停める。

修一「シャケ茶漬けーシャケ茶漬けー♪」と口ずさみながらアパッチから降りる。



   下卑た笑みを浮かべ、
親分「ほおー、こないなベッピンさんが隣に住んでたとは今の今まで知らんかったで」

親分「いつ引っ越してきはったんですか?」

   志保、怯えて会釈だけして急いでドアを閉めようとする。

   ドアが閉まる寸前に親分がガッとドアの間に靴を挟んだので、
志保「ひっ」と小さく叫ぶ。

   グイとドアを開け、
親分「まあそない怖がらんといてえな」

親分「お近づきのしるしに茶の一杯でもご馳走してもろたらすぐに引き上げまっさかい」

   同、リビング

   テーブルに教科書を広げ、京子が良子に勉強を教えている。

   怯える志保のあとに親分と子分達が入ってきたのを見て良子は驚くが、京子は平然としている。

   Aを見て、
良子(うあ、こいつが一番血の気が多くてヤバそう・・・)

   良子と京子を見て野卑な笑みを浮かべ、
親分「隣に住んでるんやが、ちょっと挨拶にと思うてな」

   怯える良子に、
京子「良子ちゃん、隣がヤー公の事務所やて知ってたん?」

   強張って顔を振り、
良子「いま初めて知った・・・」

A 「(京子に)ヤー公とはだれの事や?」

   無表情で、
京子「臭い息吐いて粋がるな。さぶイボがたつで」と怯まぬ京子を母子があ然と見る。

A 「なんやて?」と京子に詰め寄ろうとするが、
親分「まあ待てや」とAをいさめる。

   親分、思案深げに京子を見つめる。

親分「あんた堅気の娘と違うやろ?」「バックがだれか教えてくれんか」

   無表情で、
京子「うちらをシャブ漬けにして輪姦(まわ)したあと風呂屋に売るつもりやろが、そうはいかんで」

親分「風呂屋に売るまでは考えてなかったが、それもええかもな」

   志保に、
京子「ねえお母さん、隣にヤー公が住んでたら落ち着いて生活でけへんでしょ?」

   怯えつつも迷惑そうに、
志保「えっ、ま、まあ・・・」(怖いから私に話を振らないで・・・)

   良子に目で合図し、
京子「こいつら全員B1で始末したろか?」

   嬉しそうに目を輝かせ、
良子「大賛成―」

        つづく
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