(171)綾乃の憂い
四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
なかよしクラブのメンバー全員。
綾乃(35)寿司屋の女将。170㎝。長い髪を女将さん風にゆるくひっつめて後ろでおだんごにしている。
大将(50)綾乃の夫。
やくざの親分(50)メガネをかけた悪相。
幹部二名(共に50)
その他子分、5名
N=ナレーション
怒った顔で仁王立ちし、
優子「修ちゃん、何してるの?」
何食わぬ顔で棚から真空パックのお茶を取り出しながら、
修一「自慢のお茶があるけん、これを出してくれるよう女将さんに頼んじょったんよ」
ほっと安心し、
優子「女将さんが美人だから口説いてるのかと心配しちゃった」
上機嫌で、
優子「どんなお茶か楽しみ。早くこっちに戻ってきてね」
修一「はーい」
向こうで座る優子を見て、
女将(目が嫉妬で燃え盛ってたけど、もしかしてそういう関係?・・・)
皆と楽しそうに寿司を食べてる優子の横顔のアップに女将の呟き、
(いやまさか年齢差がありすぎるし・・・)
尚も優子の美顔のアップに女将の呟き、
(けどあれだけ美人だったらそんなの気にならないか・・・)
女達を不思議そうに眺め、
女将(見れば見るほどナゾが深まる一方だわ・・・)
女将にお茶を渡し、
修一「お茶、これでたのんます」
とまどい、
女将「湯呑も茶葉も用意してきたんですが」
修一「好意を無にする気はないが、このお茶をみんなに味わってもらいたいんよね」
修一「一年中冷やして飲んじょるんじゃが、寿司には熱いお茶の方がよかろう」
受け取った茶を興味深げに見て、
女将「台湾のウーロン茶ですか?」
修一「台湾のお茶屋から取り寄せた阿里山原産の高山ウーロン茶でござる」
まじまじ茶のパックを見て、
女将「これ、いくらするんですか?」
修一「一パック360グラム入りで12,600円」
驚愕し、
女将(えーっ、なぜ高校生がこんな高価なお茶を買えるの?)
その時突然羞恥に頬を染め、
女将「あ・・・」
精液が女将の足の間の床にボタッと滴り落ちた絵のアップ。
屈んでティッシュで床を拭きながら、
女将「(頬を染め)拭く間がなかったからドロッと漏れちゃった・・・」
修一「むふ、着物に精液がつくけん、そのまま店に帰る訳にはゆくまい?」と言われ女将が頬を染めて頷く。
修一「あとで綺麗に拭いちゃるけん、皆には後片付けを口実に残るように」
女将の耳たぶを甘噛みし、
修一「いかにゆうてもさっきのは慌ただしすぎたわい」
尻をぎゅっと握り、
修一「今度はじっくり堪能させてもらうぞ」
恥じらって頷き、
女将「はい・・・」
うっすら頬を染めてまだ失神してる振りを続け真菜の股間の匂いを嗅ぎながら、
石川(ああ、えもいわれぬ匂いだ、このままずっと嗅いでいたい・・・)
薄っすら頬を染めて石川を見下し、
真菜(急に鼻息が熱くなった・・・)
真菜(まだ失神してる振りして匂いを嗅いでるんだわ・・・)
真菜(私は匂いが強いから恥ずかしい・・・)
みんなが楽しそうに談笑しながら寿司を食べてる(優子は湯呑のお茶を飲み、「あ、このお茶おいしいー」と言っている)絵にN『皆、何食わぬ顔で寿司を食べながら、どんな画に男が喰いつくか必死に考えを巡らせていた』
尚も同様の絵にN
N『私がこの中の誰よりもエロい映像を撮って、男達の精嚢(せいのう)を空っぽにしてやるんだ。とーー』
修一宅の外観にN
N 『それぞれが腹の中で激しいライバル心を燃やしながら帰った後、打ち合わせ通り女将が後片づけの名目で居残った』
ドアが閉まってるのを外(通路側)からの視点で描いた絵に女将の声「あうう、いやっ、そこはダメ・・・」
同、室内
ピカピカに片付いた台所回りの絵に「はぁ、はぁ、あうぅぅ、もっと、もっとーー・・・」と綾乃の喘ぎ声。
同様の絵に女将が絶頂に達した声「うぐあああーー・・・・」
天井、或いは室内の部分的な絵。
事後。ベッドで修一の胸にしなだれかかって恥ずかしそうに、
綾乃「なぜ私のお尻が使えるって分かったの?」
修一「むふ、何となくこなれとるようじゃったけん」
修一の胸に赤面した顔を押し付け、
綾乃「恥ずかしい・・・」
天井のシーリングライトの絵。
修一、女将が憂い顔をしてるのに気づく。
修一「後悔しちょるんか、それとも心配事か?」
女将、無言で修一を見る。
思いつめたように、
女将「・・・出前を届けたら用済みなのに、わざわざ残ってお茶を入れるのをおかしいと思わなかった?」
修一「別に。サービスのええ店じゃと思うたが」
自嘲するように、
女将「店に帰ってもする事がないし、できるだけ帰るのを遅らせたかったの・・・」
修一、憂い顔の女将を無言で凝視する。
修一「訳をゆうてみい。俺が解決しちゃる」
女将、その言葉に驚いて修一を見る。
真剣に修一を見つめ、
女将(あれだけの美人を集められるんだから、この人は私の想像外の力を持ってるのかも・・・)
女将「開店して五年、御贔屓もついて順調だったのに四か月前から・・・」
寿司幸の外観に女将のN『うちの土地に目をつけた地場のヤクザに嫌がらせを受けるようになったの』
同、寿司幸店内
ガラッと店の戸を開けた男客に大将が「らっしゃい」と威勢よく声をかける。
男客が戸口に立ったまま店内を見ると、カウンター前に陣取った黒背広を着た五人のヤクザに一斉に睨まれる絵にN『あいつら開店から閉店までお茶だけでねばって入ってくるお客全員を威圧して追い返してしまうの』
男客「(怯え)ま、またきます・・・」
ガラッと閉められた戸を見つめ、申し訳なさそうに、
大将「すみません・・・」という絵にN『うちを立ち退かせたあと複合ビルを建てるつもりらしいの』
同、修一宅室内
天井の絵に女将の声、
「夫婦で頑張ってきて、やっと軌道に乗せたのに・・・」
女将「ヤクザ相手に抵抗しても無駄なだけ。悔しくて悔しくて、もう涙も枯れちゃったわ・・・」
女将「四ヵ月間、客が一人も来ず開店休業状態で、もう持ち堪えられない。限界・・・」
ふっと笑み、
女将「そんなときに貴男に大量の注文をもらってどんなに嬉しかったか・・・」
ため息をつき、
女将「店を売るにしてもヤクザに目をつけられた店なんか買い手がつかないし」
目尻を拭い、
女将「あいつらの思う壺になるのが悔しくて堪らない・・・」
修一「そのドヤクザどもを殺せるとしたら殺したいか?」
目つきを険しくし、
女将「あいつらが店にきだしてから毎日そう思ってる」
修一「事務所の場所は知っちょるか?」
不審げに修一を見て、
女将「知ってるけど・・・」
修一「まだ名前を聞いちょらんかったの」
女将「綾乃(あやの)。貴男は修ちゃんって呼ばれてたから修一さん?」
感心し、
修一「ほう、あんなヤバイ場面でよう記憶しちょったのう。岩城修一と申す」
ベッドから足を降ろし、
修一「よっしゃ、ドヤクザを皆殺しにしに行くぞ」
女将「(驚愕し)え・・・!?」
つづく
四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
なかよしクラブのメンバー全員。
綾乃(35)寿司屋の女将。170㎝。長い髪を女将さん風にゆるくひっつめて後ろでおだんごにしている。
大将(50)綾乃の夫。
やくざの親分(50)メガネをかけた悪相。
幹部二名(共に50)
その他子分、5名
N=ナレーション
怒った顔で仁王立ちし、
優子「修ちゃん、何してるの?」
何食わぬ顔で棚から真空パックのお茶を取り出しながら、
修一「自慢のお茶があるけん、これを出してくれるよう女将さんに頼んじょったんよ」
ほっと安心し、
優子「女将さんが美人だから口説いてるのかと心配しちゃった」
上機嫌で、
優子「どんなお茶か楽しみ。早くこっちに戻ってきてね」
修一「はーい」
向こうで座る優子を見て、
女将(目が嫉妬で燃え盛ってたけど、もしかしてそういう関係?・・・)
皆と楽しそうに寿司を食べてる優子の横顔のアップに女将の呟き、
(いやまさか年齢差がありすぎるし・・・)
尚も優子の美顔のアップに女将の呟き、
(けどあれだけ美人だったらそんなの気にならないか・・・)
女達を不思議そうに眺め、
女将(見れば見るほどナゾが深まる一方だわ・・・)
女将にお茶を渡し、
修一「お茶、これでたのんます」
とまどい、
女将「湯呑も茶葉も用意してきたんですが」
修一「好意を無にする気はないが、このお茶をみんなに味わってもらいたいんよね」
修一「一年中冷やして飲んじょるんじゃが、寿司には熱いお茶の方がよかろう」
受け取った茶を興味深げに見て、
女将「台湾のウーロン茶ですか?」
修一「台湾のお茶屋から取り寄せた阿里山原産の高山ウーロン茶でござる」
まじまじ茶のパックを見て、
女将「これ、いくらするんですか?」
修一「一パック360グラム入りで12,600円」
驚愕し、
女将(えーっ、なぜ高校生がこんな高価なお茶を買えるの?)
その時突然羞恥に頬を染め、
女将「あ・・・」
精液が女将の足の間の床にボタッと滴り落ちた絵のアップ。
屈んでティッシュで床を拭きながら、
女将「(頬を染め)拭く間がなかったからドロッと漏れちゃった・・・」
修一「むふ、着物に精液がつくけん、そのまま店に帰る訳にはゆくまい?」と言われ女将が頬を染めて頷く。
修一「あとで綺麗に拭いちゃるけん、皆には後片付けを口実に残るように」
女将の耳たぶを甘噛みし、
修一「いかにゆうてもさっきのは慌ただしすぎたわい」
尻をぎゅっと握り、
修一「今度はじっくり堪能させてもらうぞ」
恥じらって頷き、
女将「はい・・・」
うっすら頬を染めてまだ失神してる振りを続け真菜の股間の匂いを嗅ぎながら、
石川(ああ、えもいわれぬ匂いだ、このままずっと嗅いでいたい・・・)
薄っすら頬を染めて石川を見下し、
真菜(急に鼻息が熱くなった・・・)
真菜(まだ失神してる振りして匂いを嗅いでるんだわ・・・)
真菜(私は匂いが強いから恥ずかしい・・・)
みんなが楽しそうに談笑しながら寿司を食べてる(優子は湯呑のお茶を飲み、「あ、このお茶おいしいー」と言っている)絵にN『皆、何食わぬ顔で寿司を食べながら、どんな画に男が喰いつくか必死に考えを巡らせていた』
尚も同様の絵にN
N『私がこの中の誰よりもエロい映像を撮って、男達の精嚢(せいのう)を空っぽにしてやるんだ。とーー』
修一宅の外観にN
N 『それぞれが腹の中で激しいライバル心を燃やしながら帰った後、打ち合わせ通り女将が後片づけの名目で居残った』
ドアが閉まってるのを外(通路側)からの視点で描いた絵に女将の声「あうう、いやっ、そこはダメ・・・」
同、室内
ピカピカに片付いた台所回りの絵に「はぁ、はぁ、あうぅぅ、もっと、もっとーー・・・」と綾乃の喘ぎ声。
同様の絵に女将が絶頂に達した声「うぐあああーー・・・・」
天井、或いは室内の部分的な絵。
事後。ベッドで修一の胸にしなだれかかって恥ずかしそうに、
綾乃「なぜ私のお尻が使えるって分かったの?」
修一「むふ、何となくこなれとるようじゃったけん」
修一の胸に赤面した顔を押し付け、
綾乃「恥ずかしい・・・」
天井のシーリングライトの絵。
修一、女将が憂い顔をしてるのに気づく。
修一「後悔しちょるんか、それとも心配事か?」
女将、無言で修一を見る。
思いつめたように、
女将「・・・出前を届けたら用済みなのに、わざわざ残ってお茶を入れるのをおかしいと思わなかった?」
修一「別に。サービスのええ店じゃと思うたが」
自嘲するように、
女将「店に帰ってもする事がないし、できるだけ帰るのを遅らせたかったの・・・」
修一、憂い顔の女将を無言で凝視する。
修一「訳をゆうてみい。俺が解決しちゃる」
女将、その言葉に驚いて修一を見る。
真剣に修一を見つめ、
女将(あれだけの美人を集められるんだから、この人は私の想像外の力を持ってるのかも・・・)
女将「開店して五年、御贔屓もついて順調だったのに四か月前から・・・」
寿司幸の外観に女将のN『うちの土地に目をつけた地場のヤクザに嫌がらせを受けるようになったの』
同、寿司幸店内
ガラッと店の戸を開けた男客に大将が「らっしゃい」と威勢よく声をかける。
男客が戸口に立ったまま店内を見ると、カウンター前に陣取った黒背広を着た五人のヤクザに一斉に睨まれる絵にN『あいつら開店から閉店までお茶だけでねばって入ってくるお客全員を威圧して追い返してしまうの』
男客「(怯え)ま、またきます・・・」
ガラッと閉められた戸を見つめ、申し訳なさそうに、
大将「すみません・・・」という絵にN『うちを立ち退かせたあと複合ビルを建てるつもりらしいの』
同、修一宅室内
天井の絵に女将の声、
「夫婦で頑張ってきて、やっと軌道に乗せたのに・・・」
女将「ヤクザ相手に抵抗しても無駄なだけ。悔しくて悔しくて、もう涙も枯れちゃったわ・・・」
女将「四ヵ月間、客が一人も来ず開店休業状態で、もう持ち堪えられない。限界・・・」
ふっと笑み、
女将「そんなときに貴男に大量の注文をもらってどんなに嬉しかったか・・・」
ため息をつき、
女将「店を売るにしてもヤクザに目をつけられた店なんか買い手がつかないし」
目尻を拭い、
女将「あいつらの思う壺になるのが悔しくて堪らない・・・」
修一「そのドヤクザどもを殺せるとしたら殺したいか?」
目つきを険しくし、
女将「あいつらが店にきだしてから毎日そう思ってる」
修一「事務所の場所は知っちょるか?」
不審げに修一を見て、
女将「知ってるけど・・・」
修一「まだ名前を聞いちょらんかったの」
女将「綾乃(あやの)。貴男は修ちゃんって呼ばれてたから修一さん?」
感心し、
修一「ほう、あんなヤバイ場面でよう記憶しちょったのう。岩城修一と申す」
ベッドから足を降ろし、
修一「よっしゃ、ドヤクザを皆殺しにしに行くぞ」
女将「(驚愕し)え・・・!?」
つづく