数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(273)  いたぶり

2024-05-20 11:41:26 | 漫画のシナリオ
(273)いたぶり

四百字詰原稿用紙換算枚9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあり季節は常に真夏である。

登場人物

リン・正雄(70)
170㎝。日台のハーフ。全白髪に近い、まだら白髪で口髭をたくわえた紳士然とした男前。

梅花(メイファ。50)
165㎝。リンの妻。髪をひっつめて後ろでお団子にした清楚な美人で二十五歳位に見える。

詠晴(ヨンチン。20)175㎝。ひっつめ髪を後ろでお団子にした清楚な美女。リンの娘。

悪相の半ぐれA~Dの四人(各25)

N=ナレーション&呟き

   Aがぶら下がってるドアの隙間から車内の顔が見えない者達に向かって、
修一「われら、逃げる算段でもしちょるんか、早よ出てこんかいや!」

   梅花、詠晴、恐々と固唾を飲む。

   ガチャとドアが開き、もの凄い悪相の三人が車外に出てくる。

注、入道みたいなBは顔と頭にも刺青を入れた二mの巨体である

   修一を睨む如何にも恐ろし気なBのアップ(物凄く不気味である)。

   Bを見て梅花と共に慄き、
詠晴(ひえっ、こんな化け物相手に大丈夫なの?・・・)

   ポケットに手を入れた三人の面相を見て呆れ、
修一「われらもパンチがきいたご面相しちょるのう」

修一「人を外見で判断してはいけんと学校で習ったが、あれは間違いじゃわ」

修一「顔でその人間のレベルがわかる。馬鹿げな奴は実際にバカじゃと確信したわいや」

   ポケットに両手を入れ、肩を怒らせ首を突き出して修一の前に歩み寄ってきた三人に呆れ、
修一「なんでお前らは肩を怒らせて首を突き出さにゃ歩けんのじゃ?スッポンか?」

修一「このクソ暑いのにポケットに手をいれて、寒いんか?」

修一「何をイキっちょるんな、ボケが!」

   三人、怒りで血相を変える。

   修一に感心し、
詠晴(こんな恐ろしい奴らをおちょくるなんて・・・)

   詠晴の形良いふくらはぎを後ろから見た絵に彼女の呟き、
  (なんというクソ度胸・・・)

   修一を睨み下ろし、
B 「傷つくことを盛大にいってくれたが、もう言い残すことはないか?」

   おちょくって腕をさすり、
修一「蛇みたいな気色悪い目で俺を見るな!さぶイボがたつわいや」

   苦笑し、
リン(これだけボロクソ言われたら、こんな奴等でも傷つくだろうに)

リン(それでもすぐに反撃しないのは岩城さんに底知れないものを感じるからだろう・・・)

   訝し気に修一を睨み、
B 「おまえ、本職のケツもちでもついてるのか?」

   ドスのきいた表情で、
B 「誰を引っ張り出そうがお前だけは許さんぞ」

   修一を睨みながら梅花を顎で指し、
C 「お前を片づけたら、姉妹ごとさらってボロボロになるまでヤリ倒してやるからな」

   意外そうに驚き、
リン(ほおう)

   照れてる梅花の横顔をしみじみ見て、
リン(妻は娘と姉妹に間違われるほど若々しいのか、なんか嬉しいな・・・)

   頬を染めて照れ、
梅花(姉妹だなんて、もっと言ってほしい・・・)

   三人を睨み、
修一「お前らのようなクズが途切れず一定の割合で生まれてくるのが不思議でならんのじゃが・・・」

修一「クズの血統が増殖せんようにお前らの代で断ち切っちゃるわ」

   感嘆し、
詠晴(よっ、いぶし銀!いまのことば最高にかっこいいわ)

修一「人に悪さを仕掛けるときには殺られる覚悟でやらにゃならん」

修一「女を渡せと仕掛けてきたが、どっこい、彼女には俺がついちょりました」

   リン夫妻、詠晴、顔を輝かせて修一を見て頷く。

   Bを睨み据え、
修一「今まで運よく強い相手にでくわさんかったから調子にのっとるんじゃろうが、それも・・・」

修一「今日でしまいじゃっ!」と言うと同時Bのみぞおちに前蹴りを「ズブッ」と入れたら背骨もろとも足首まで背中に突き抜けた絵の大ゴマ。

   両の手を口に当てて驚愕し、
詠晴(ひゃっ!すご・・・)

   怯えと驚愕を滲ませ、
C (う・・・うそだろー・・・?)

D (蹴りが突き抜けるって・・・)

D (こんなもん防御しようがないし、絶対こいつには勝てんわ・・・)

   詠晴の下着が「ジュブ」と濡れたのを下から煽って見た絵。

   快感に身悶えするように、
詠晴(もう下着がズブズブでずっちゃいそうう・・・)

   梅花の下着が「ジュワ」と濡れたのを下から煽って見た絵。

   圧倒され、
梅花(子宮が痺れて・・・もう腰が抜けそう・・・)

   呆気にとられ、
リン(なんと、軍隊仕込みの私の蹴りなんかとは別次元の凄まじい蹴り・・・)

リン(彼にかかったらヤクザや半グレなんかまるでアマチュアだな)

注、修一は前蹴りの姿勢のまま、Bを片足でぶら下げてる状態である。

   C、Dを睨み、
修一「おう」と呼ばれ、二人がビクッとする。

修一「重たいんじゃがのう」

   二人キョトンとして、
C 「へ・・・?」

   憤怒の形相で、
修一「はよこいつを抜かんかいやっ!」

C、D「は、はいっ!」「すぐに」と怯えてBに取り付く。

   C、Dを呆れてみて、
リン(イキりまくってたのが一瞬で戦意喪失か、ま、あの蹴りを見せられたらな・・・)

   足首から抜いたBを二人で恐々地面に寝かせながら、
C (なんてこった、こんな化け物みたいな奴と出くわすとは・・・)

D (俺もこんな風に即死させられちまうのか・・・)

   ひざまずいてBの死体を慄いて見てる二人に、
修一「おう、いま色んな思いが頭をかけめぐっとるんじゃろうが、とにかく死体を車に積めや」

C「(従順に)は、はいっ!」

D「すぐに!」

   二人が後部座席に死体を積んでるのを見て感心し、
リン(死体の始末をさせるためにこの二人を殺らなかったのか)

リン(感情に任せて全滅させないところがまさに智将だ・・・)

   両手についた血をズボンで拭きながら恐々修一の前に来て、
C 「つ、積み終わりました・・・」(次は俺達の番か・・・)

   冷たい目で二人を睨み、
修一「お前ら二人がかりなら俺に勝てるかもしれんぞ。試したらどうな?」

   怖気をふるい、
C 「めっ、めっそうもないです」

D 「自分らが太刀打ちできないのは分かってますから」

修一「アホのくせに保身だけはたけちょるんじゃのう」「ところで・・・」

   冷たい目で二人を睨み、
修一「いままで何人さらって犯した?」

   予期せぬ質問に動揺して顔を見合わせる二人を詠晴が厳しい表情で睨む。

   動揺してる二人を睨み、
詠晴(相当悪いことをしてるのは顔を見ただけで分かる。こんな奴らに情けは無用よ)

   二人、脂汗をかいて怯え、
C (・・・70、80人は軽く超えてるが、本当の数を言ったら・・・) 

D (こいつは躊躇がないから秒殺だぞ・・・)

修一「(冷たい表情で)二人でジャンケンせえ」

   二人、ポカンとして「へ?」ともらす。

修一「勝った方を見逃してやる」

   驚いて慄き、
D 「あ、あの、負けたらどうなるんですか?・・・」

修一「ぶち殺すに決まっちょろうが。分かり切ったことを聞くな」

   ぷっと吹き、
詠晴(もう、つくづくこのひと最高・・・)

   慄いて顔を見合わせてる二人を無表情で見て、
リン(まさに究極のいたぶりだな・・・)

   冷たい目で、
リン(うちの大事な一人娘に目をつけるなんて千年早いわ!さっさと殺られちまえ)

   わくわくして目を輝かせ、
詠晴(もう一回、蹴りが背中を突き破るのをみたい・・・)

    つづく












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愛がイク(272)  詠晴(ヨンチン)

2024-05-06 12:10:29 | 漫画のシナリオ
(272)詠晴(ヨンチン)

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあり季節は常に真夏である。

登場人物

リン・正雄(70)
170㎝。日台のハーフ。全白髪に近い、まだら白髪で口髭をたくわえた紳士然とした男前。

梅花(メイファ。50)
165㎝。リンの妻。髪をひっつめて後ろでお団子にした清楚な美人で二十五歳位に見える。

詠晴(ヨンチン。20)
175㎝。ひっつめ髪を後ろでお団子にした清楚な美女。リンの娘。

悪相の半ぐれA~Dの四人(各25)

N=ナレーション&呟き

   修一の前に立った詠晴の尻を後ろから煽って見た絵(ほんの少しハイレグ気味の白い下着がチラッと見える)の大ゴマに彼女の声、
  「家に帰ったらパパ達は倉庫にいるって聞いて来たんだけど」

   興味津々に修一を見つめ、
詠晴「こちらはどなた?」N『突然あらわれた娘は全身から暮らしの豊かさが滲み出ていてーー』

注、詠晴はノースリーブに白いハイレグパンツがチラ見えする超ミニ、踵の低いパンプス姿で修一より五センチ背が高い。

リン「ひょんなことから知り合いになった岩城さんだよ。ご挨拶しなさい」

   ほんのり頬を染めて、
詠晴「こんにちは。ヨンチンといいます」N『一見して恵まれた環境で純粋培養されたとわかる超美人だったーー』

修一「(優しい表情で)こんにちは」

リン「(修一に)うちの一人娘です。台湾大学の学生で休みには日本に遊びにくるんですよ」

   詠晴に少しとがめるように、
梅花「くるのを知らせてくれれば空港に迎えにいったのに、いつも突然なんだから」

   少し不服そうに、
詠晴「今朝起きて急に思いついたんだから仕方ないでしょ」N『詠晴(ヨンチン)。20歳。175㎝』

   心を奪われたように修一を見つめ、
詠晴「どこかで見たような気がするんですが、どこかで会ってますか?」N『わがままそうな箱入り娘というのが第一印象だった』

   詠晴の腋ぐりの大きいノースリーブの腋から乳房の麓が見える絵に尚も修一のN『我儘というのは思いやりがなく気遣いができないってことだが、ヨンチンの場合はおおらかに育てられたからで、本当は聡(さと)くて優しい子だと見たーー』

   優しい表情で、
リン「テレビかユーチューブで見たんだろう」

詠晴「え、岩城さんはユーチューバーなんですか?」

修一「(すまして)この俗世間から悪人を一掃するのが使命の始末屋でござる」

   「え?」といぶかる娘を見てリンが感慨深げに頷き、
リン(あの時あのタイミングで岩城さんと出会えたのはまさに天の配剤)

リン(もし会うのが5分遅かったら私はもうこの世にいなかったのだから・・・)

リン(今日ヨンチンが岩城さんと会ったのも天の配剤。今後の娘の安全が保障されたようなもので本当によかった)

   太腿がむき出しの娘のスカートを見て咎めるように、
梅花「詠晴(ヨンチン)、いかにいってもそのスカートは短かすぎるわよ」

詠晴「(すまして)スカートが短いんじゃなく脚が長いのよ」

梅花「(呆れ)あんまり挑発的な恰好をしてたらストーカーに目をつけられるわよ」

   振り向いて倉庫の外に停まってる一台のヤン車を平然と見て、
詠晴「もう目をつけられたみたい」

注、アパッチの横にヨンチンが乗ってきたバーグマン125が停めてあり、その後ろに全面スモークを貼ったヤン車が停まっている。

   ヤン車を見て「ひえっ」と悲鳴をあげた梅花の横でリンが不敵な目でヤン車を見る。

   気を取り直し、
梅花(ま、何があっても岩城さんがいるから大丈夫だけど・・・)

   無表情でヤン車を見て、
修一「いかにもバカが乗ってそうな車じゃのう」

   ヤン車の手前に停めてあるバーグマンを見て、
修一「あのバーグマンはヨンチンさんのバイク?」

   熱い眼差しで修一を見て、
詠晴「さんはいらないからヨンチンって呼び捨てにして」

   少し驚き、
リン(男にまったく興味がなかった娘の声が上ずってるような・・・?)N『ヨンチンは恋愛バージンであったーー』

修一「(すまして)ご両親の前でいきなり呼び捨てにはできませぬ」

   長く生々しい脚(太腿メイン)を後ろから煽って見た絵に詠晴の声、
  「いいの。直感だけど・・・」

   熱い眼差しで修一を見つめ、
詠晴「遠くない内に親しい関係になりそうな気がするから・・・」

   リン夫妻が目を見張る。

梅花(詠晴が渋好みなのは知ってたけど、さすが人を見る目があるわ・・・)

梅花(もし二人が一緒になってくれたらこんな嬉しいことはないんだけど・・・)

   期待のこもった顔で、
リン(商才があり腕っぷしも強い岩城さんなら二十以上あるうちの会社を余裕で統率していけるだろう・・・)

   興味深そうにバーグマンに歩み寄りながら、
修一「ヨンチン、ちょっとバイクにまたがってみせてくれる?」

詠晴「はい」と凄く嬉しそうに応えた娘を見てリンが少し驚く。

   バイクに跨りハンドルを握って自慢げに、
詠晴「いいバイクでしょ?日本にいるときの私の足なのよ」

   詠晴を見て感嘆し(スカートの奥に下着がチラッと見えている)、
修一「おー、こんなスタイルのいい美人が超ミニで走ってたら男が入れ食いじゃのう」N『スカートの奥から呼吸するのも切なくなるような破壊力抜群の秘臭がむんむん漂いでていたーー』

詠晴「(恥ずかしそうに)岩城さんも釣れるかしら?」

   頬を少し染め、
修一「おれが真っ先に釣られるじゃろうね」

   頬を染めてぶりっ子のように歓喜し、
詠晴「きやっ、嬉しい!」

   夫妻が目を見張り、
リン(こりゃひょっとしたら・・・)

梅花(まさに恋をした女の目だわ・・・)

   詠晴が跨ったバイクを興味深げに眺め、
修一「125にしては車体がでかいが乗り心地や取り回しはどう?」

詠晴「台湾でもキムコの125CCのスクーターに乗ってるけど、こっちの方が気にいってるの」

   バイクに関心を示す修一に驚嘆し、
リン(どおにも驚いたひとだな・・・)

   バイクに見惚れてる修一の絵にリンのN『車にどんな連中が乗ってるかわからないのにバイクの方が気になるとは・・・』

   感じ入った様に修一を見て、
リン(若干十七歳で、一体どれだけの修羅場をくぐればこれほど度胸がすわるのか・・・)

   その時、ヤン車の助手席の窓が2㎝だけスーと降りる。

   暗い車内から「その女を渡せ」と声がした(不気味な絵)。

   詠晴と梅花が驚いて怯える。

   耳に手を当てておちょくり、
修一「あー、なんちゅうた?もう一回ゆうてくれんかのう」

   窓がすーっと降りて、顔中に刺青を入れた不気味なAが修一を睨む。

   Aを見て詠晴と梅花が怯えて顔を引きつらせる。

   Aを見て小馬鹿にしたように呆れ、
修一「うはっ」

   Aをしみじみ眺め、
修一「なんちゅうおぞましい面しとるんじゃ」

修一「女を渡せとか聞こえたが・・・」

   詠晴、固唾をのんで修一を注視する。

   ふてぶてしい顔でAを睨み、
修一「そりゃならんのう」

   詠晴、ほっと安堵する。

   ふてぶてしい顔でAを睨み、
修一「彼女は今からおれと親しくなる大事な人じゃけんの」

   頬を染めて喜び、
詠晴(あなたの男ぶり、ちゃんと見させていただきましたよ・・・)

   Aの顔をまじまじ見て、
修一「まさに若さはバカさよのう。その面じゃどこも雇ってくれまいが?」

修一「今は遊んで食えてても年をとったらどうするんな?ワレの空っぽの頭ではそんな想像すらできんか?」

リン「こういう輩は目先の悪知恵は働いてもその先には考えが及ばないんですよ」

   歯茎を見せて不気味に笑み、
A「お前ら言いたい放題だな。クソ度胸だけは認めてやるが・・・」

詠晴「(毅然と)わたし、笑うと歯ぐきが見える男は嫌いよ」

梅花「これ、よけいなこと言わないの」とおろおろして咎める。

   修一とリンを睨み、
A「天に向かって履いたツバは飲み込めん」

   ガチャとドアを開け左足を出して降りかけながら、
A「想像力がないのはお前らだと思い知らせてやる」

   突如、右足でドガッとドアを蹴ってAの首をドアの上部で挟み、
修一「おおっと、降りてくるなよ」

   ドアを足で押さえたまま、
修一「われの息を近くで吸うたら身体が腐るけんの」

   手で口を押えて「ぷっ」と吹き、
詠晴「私もおんなじこと思った」

   Aをドアで挟んだまま片手拝みで、
修一「毎日幸せですか?南無阿弥陀仏ー」「これが今生の別れかと思うとおもわず手も合わせたくなると言うものです」と呟く。

   梅花、詠晴と共に呆気にとられ、
リン(な、なんと不気味な・・・)

   Aの顔を両手でつかんで憤怒の形相で、
修一「俺を前にして女を渡せじゃ?」

修一「どの口がゆうたっ!」と言うと同時「グジャ」と顔を後ろ向きにねじって即死させる。

   リン夫妻あ然。

   ぐにゃりとなった首をドアの上部に引っかけて宙吊り状態になってるAを感嘆して見て、
詠晴(し、渋い・・・)

   詠晴の下着が「じゅっ」と濡れたのを下から煽って見た絵に彼女のN『一ミリもためらわず殺っちゃうなんて・・・』

   うっとり修一に見惚れ、
詠晴(一瞬で身体ごともっていかれちゃった・・・)

                 つづく
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