(273)いたぶり
四百字詰原稿用紙換算枚9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあり季節は常に真夏である。
登場人物
リン・正雄(70)
170㎝。日台のハーフ。全白髪に近い、まだら白髪で口髭をたくわえた紳士然とした男前。
梅花(メイファ。50)
165㎝。リンの妻。髪をひっつめて後ろでお団子にした清楚な美人で二十五歳位に見える。
詠晴(ヨンチン。20)175㎝。ひっつめ髪を後ろでお団子にした清楚な美女。リンの娘。
悪相の半ぐれA~Dの四人(各25)
N=ナレーション&呟き
Aがぶら下がってるドアの隙間から車内の顔が見えない者達に向かって、
修一「われら、逃げる算段でもしちょるんか、早よ出てこんかいや!」
梅花、詠晴、恐々と固唾を飲む。
ガチャとドアが開き、もの凄い悪相の三人が車外に出てくる。
注、入道みたいなBは顔と頭にも刺青を入れた二mの巨体である
修一を睨む如何にも恐ろし気なBのアップ(物凄く不気味である)。
Bを見て梅花と共に慄き、
詠晴(ひえっ、こんな化け物相手に大丈夫なの?・・・)
ポケットに手を入れた三人の面相を見て呆れ、
修一「われらもパンチがきいたご面相しちょるのう」
修一「人を外見で判断してはいけんと学校で習ったが、あれは間違いじゃわ」
修一「顔でその人間のレベルがわかる。馬鹿げな奴は実際にバカじゃと確信したわいや」
ポケットに両手を入れ、肩を怒らせ首を突き出して修一の前に歩み寄ってきた三人に呆れ、
修一「なんでお前らは肩を怒らせて首を突き出さにゃ歩けんのじゃ?スッポンか?」
修一「このクソ暑いのにポケットに手をいれて、寒いんか?」
修一「何をイキっちょるんな、ボケが!」
三人、怒りで血相を変える。
修一に感心し、
詠晴(こんな恐ろしい奴らをおちょくるなんて・・・)
詠晴の形良いふくらはぎを後ろから見た絵に彼女の呟き、
(なんというクソ度胸・・・)
修一を睨み下ろし、
B 「傷つくことを盛大にいってくれたが、もう言い残すことはないか?」
おちょくって腕をさすり、
修一「蛇みたいな気色悪い目で俺を見るな!さぶイボがたつわいや」
苦笑し、
リン(これだけボロクソ言われたら、こんな奴等でも傷つくだろうに)
リン(それでもすぐに反撃しないのは岩城さんに底知れないものを感じるからだろう・・・)
訝し気に修一を睨み、
B 「おまえ、本職のケツもちでもついてるのか?」
ドスのきいた表情で、
B 「誰を引っ張り出そうがお前だけは許さんぞ」
修一を睨みながら梅花を顎で指し、
C 「お前を片づけたら、姉妹ごとさらってボロボロになるまでヤリ倒してやるからな」
意外そうに驚き、
リン(ほおう)
照れてる梅花の横顔をしみじみ見て、
リン(妻は娘と姉妹に間違われるほど若々しいのか、なんか嬉しいな・・・)
頬を染めて照れ、
梅花(姉妹だなんて、もっと言ってほしい・・・)
三人を睨み、
修一「お前らのようなクズが途切れず一定の割合で生まれてくるのが不思議でならんのじゃが・・・」
修一「クズの血統が増殖せんようにお前らの代で断ち切っちゃるわ」
感嘆し、
詠晴(よっ、いぶし銀!いまのことば最高にかっこいいわ)
修一「人に悪さを仕掛けるときには殺られる覚悟でやらにゃならん」
修一「女を渡せと仕掛けてきたが、どっこい、彼女には俺がついちょりました」
リン夫妻、詠晴、顔を輝かせて修一を見て頷く。
Bを睨み据え、
修一「今まで運よく強い相手にでくわさんかったから調子にのっとるんじゃろうが、それも・・・」
修一「今日でしまいじゃっ!」と言うと同時Bのみぞおちに前蹴りを「ズブッ」と入れたら背骨もろとも足首まで背中に突き抜けた絵の大ゴマ。
両の手を口に当てて驚愕し、
詠晴(ひゃっ!すご・・・)
怯えと驚愕を滲ませ、
C (う・・・うそだろー・・・?)
D (蹴りが突き抜けるって・・・)
D (こんなもん防御しようがないし、絶対こいつには勝てんわ・・・)
詠晴の下着が「ジュブ」と濡れたのを下から煽って見た絵。
快感に身悶えするように、
詠晴(もう下着がズブズブでずっちゃいそうう・・・)
梅花の下着が「ジュワ」と濡れたのを下から煽って見た絵。
圧倒され、
梅花(子宮が痺れて・・・もう腰が抜けそう・・・)
呆気にとられ、
リン(なんと、軍隊仕込みの私の蹴りなんかとは別次元の凄まじい蹴り・・・)
リン(彼にかかったらヤクザや半グレなんかまるでアマチュアだな)
注、修一は前蹴りの姿勢のまま、Bを片足でぶら下げてる状態である。
C、Dを睨み、
修一「おう」と呼ばれ、二人がビクッとする。
修一「重たいんじゃがのう」
二人キョトンとして、
C 「へ・・・?」
憤怒の形相で、
修一「はよこいつを抜かんかいやっ!」
C、D「は、はいっ!」「すぐに」と怯えてBに取り付く。
C、Dを呆れてみて、
リン(イキりまくってたのが一瞬で戦意喪失か、ま、あの蹴りを見せられたらな・・・)
足首から抜いたBを二人で恐々地面に寝かせながら、
C (なんてこった、こんな化け物みたいな奴と出くわすとは・・・)
D (俺もこんな風に即死させられちまうのか・・・)
ひざまずいてBの死体を慄いて見てる二人に、
修一「おう、いま色んな思いが頭をかけめぐっとるんじゃろうが、とにかく死体を車に積めや」
C「(従順に)は、はいっ!」
D「すぐに!」
二人が後部座席に死体を積んでるのを見て感心し、
リン(死体の始末をさせるためにこの二人を殺らなかったのか)
リン(感情に任せて全滅させないところがまさに智将だ・・・)
両手についた血をズボンで拭きながら恐々修一の前に来て、
C 「つ、積み終わりました・・・」(次は俺達の番か・・・)
冷たい目で二人を睨み、
修一「お前ら二人がかりなら俺に勝てるかもしれんぞ。試したらどうな?」
怖気をふるい、
C 「めっ、めっそうもないです」
D 「自分らが太刀打ちできないのは分かってますから」
修一「アホのくせに保身だけはたけちょるんじゃのう」「ところで・・・」
冷たい目で二人を睨み、
修一「いままで何人さらって犯した?」
予期せぬ質問に動揺して顔を見合わせる二人を詠晴が厳しい表情で睨む。
動揺してる二人を睨み、
詠晴(相当悪いことをしてるのは顔を見ただけで分かる。こんな奴らに情けは無用よ)
二人、脂汗をかいて怯え、
C (・・・70、80人は軽く超えてるが、本当の数を言ったら・・・)
D (こいつは躊躇がないから秒殺だぞ・・・)
修一「(冷たい表情で)二人でジャンケンせえ」
二人、ポカンとして「へ?」ともらす。
修一「勝った方を見逃してやる」
驚いて慄き、
D 「あ、あの、負けたらどうなるんですか?・・・」
修一「ぶち殺すに決まっちょろうが。分かり切ったことを聞くな」
ぷっと吹き、
詠晴(もう、つくづくこのひと最高・・・)
慄いて顔を見合わせてる二人を無表情で見て、
リン(まさに究極のいたぶりだな・・・)
冷たい目で、
リン(うちの大事な一人娘に目をつけるなんて千年早いわ!さっさと殺られちまえ)
わくわくして目を輝かせ、
詠晴(もう一回、蹴りが背中を突き破るのをみたい・・・)
つづく
四百字詰原稿用紙換算枚9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあり季節は常に真夏である。
登場人物
リン・正雄(70)
170㎝。日台のハーフ。全白髪に近い、まだら白髪で口髭をたくわえた紳士然とした男前。
梅花(メイファ。50)
165㎝。リンの妻。髪をひっつめて後ろでお団子にした清楚な美人で二十五歳位に見える。
詠晴(ヨンチン。20)175㎝。ひっつめ髪を後ろでお団子にした清楚な美女。リンの娘。
悪相の半ぐれA~Dの四人(各25)
N=ナレーション&呟き
Aがぶら下がってるドアの隙間から車内の顔が見えない者達に向かって、
修一「われら、逃げる算段でもしちょるんか、早よ出てこんかいや!」
梅花、詠晴、恐々と固唾を飲む。
ガチャとドアが開き、もの凄い悪相の三人が車外に出てくる。
注、入道みたいなBは顔と頭にも刺青を入れた二mの巨体である
修一を睨む如何にも恐ろし気なBのアップ(物凄く不気味である)。
Bを見て梅花と共に慄き、
詠晴(ひえっ、こんな化け物相手に大丈夫なの?・・・)
ポケットに手を入れた三人の面相を見て呆れ、
修一「われらもパンチがきいたご面相しちょるのう」
修一「人を外見で判断してはいけんと学校で習ったが、あれは間違いじゃわ」
修一「顔でその人間のレベルがわかる。馬鹿げな奴は実際にバカじゃと確信したわいや」
ポケットに両手を入れ、肩を怒らせ首を突き出して修一の前に歩み寄ってきた三人に呆れ、
修一「なんでお前らは肩を怒らせて首を突き出さにゃ歩けんのじゃ?スッポンか?」
修一「このクソ暑いのにポケットに手をいれて、寒いんか?」
修一「何をイキっちょるんな、ボケが!」
三人、怒りで血相を変える。
修一に感心し、
詠晴(こんな恐ろしい奴らをおちょくるなんて・・・)
詠晴の形良いふくらはぎを後ろから見た絵に彼女の呟き、
(なんというクソ度胸・・・)
修一を睨み下ろし、
B 「傷つくことを盛大にいってくれたが、もう言い残すことはないか?」
おちょくって腕をさすり、
修一「蛇みたいな気色悪い目で俺を見るな!さぶイボがたつわいや」
苦笑し、
リン(これだけボロクソ言われたら、こんな奴等でも傷つくだろうに)
リン(それでもすぐに反撃しないのは岩城さんに底知れないものを感じるからだろう・・・)
訝し気に修一を睨み、
B 「おまえ、本職のケツもちでもついてるのか?」
ドスのきいた表情で、
B 「誰を引っ張り出そうがお前だけは許さんぞ」
修一を睨みながら梅花を顎で指し、
C 「お前を片づけたら、姉妹ごとさらってボロボロになるまでヤリ倒してやるからな」
意外そうに驚き、
リン(ほおう)
照れてる梅花の横顔をしみじみ見て、
リン(妻は娘と姉妹に間違われるほど若々しいのか、なんか嬉しいな・・・)
頬を染めて照れ、
梅花(姉妹だなんて、もっと言ってほしい・・・)
三人を睨み、
修一「お前らのようなクズが途切れず一定の割合で生まれてくるのが不思議でならんのじゃが・・・」
修一「クズの血統が増殖せんようにお前らの代で断ち切っちゃるわ」
感嘆し、
詠晴(よっ、いぶし銀!いまのことば最高にかっこいいわ)
修一「人に悪さを仕掛けるときには殺られる覚悟でやらにゃならん」
修一「女を渡せと仕掛けてきたが、どっこい、彼女には俺がついちょりました」
リン夫妻、詠晴、顔を輝かせて修一を見て頷く。
Bを睨み据え、
修一「今まで運よく強い相手にでくわさんかったから調子にのっとるんじゃろうが、それも・・・」
修一「今日でしまいじゃっ!」と言うと同時Bのみぞおちに前蹴りを「ズブッ」と入れたら背骨もろとも足首まで背中に突き抜けた絵の大ゴマ。
両の手を口に当てて驚愕し、
詠晴(ひゃっ!すご・・・)
怯えと驚愕を滲ませ、
C (う・・・うそだろー・・・?)
D (蹴りが突き抜けるって・・・)
D (こんなもん防御しようがないし、絶対こいつには勝てんわ・・・)
詠晴の下着が「ジュブ」と濡れたのを下から煽って見た絵。
快感に身悶えするように、
詠晴(もう下着がズブズブでずっちゃいそうう・・・)
梅花の下着が「ジュワ」と濡れたのを下から煽って見た絵。
圧倒され、
梅花(子宮が痺れて・・・もう腰が抜けそう・・・)
呆気にとられ、
リン(なんと、軍隊仕込みの私の蹴りなんかとは別次元の凄まじい蹴り・・・)
リン(彼にかかったらヤクザや半グレなんかまるでアマチュアだな)
注、修一は前蹴りの姿勢のまま、Bを片足でぶら下げてる状態である。
C、Dを睨み、
修一「おう」と呼ばれ、二人がビクッとする。
修一「重たいんじゃがのう」
二人キョトンとして、
C 「へ・・・?」
憤怒の形相で、
修一「はよこいつを抜かんかいやっ!」
C、D「は、はいっ!」「すぐに」と怯えてBに取り付く。
C、Dを呆れてみて、
リン(イキりまくってたのが一瞬で戦意喪失か、ま、あの蹴りを見せられたらな・・・)
足首から抜いたBを二人で恐々地面に寝かせながら、
C (なんてこった、こんな化け物みたいな奴と出くわすとは・・・)
D (俺もこんな風に即死させられちまうのか・・・)
ひざまずいてBの死体を慄いて見てる二人に、
修一「おう、いま色んな思いが頭をかけめぐっとるんじゃろうが、とにかく死体を車に積めや」
C「(従順に)は、はいっ!」
D「すぐに!」
二人が後部座席に死体を積んでるのを見て感心し、
リン(死体の始末をさせるためにこの二人を殺らなかったのか)
リン(感情に任せて全滅させないところがまさに智将だ・・・)
両手についた血をズボンで拭きながら恐々修一の前に来て、
C 「つ、積み終わりました・・・」(次は俺達の番か・・・)
冷たい目で二人を睨み、
修一「お前ら二人がかりなら俺に勝てるかもしれんぞ。試したらどうな?」
怖気をふるい、
C 「めっ、めっそうもないです」
D 「自分らが太刀打ちできないのは分かってますから」
修一「アホのくせに保身だけはたけちょるんじゃのう」「ところで・・・」
冷たい目で二人を睨み、
修一「いままで何人さらって犯した?」
予期せぬ質問に動揺して顔を見合わせる二人を詠晴が厳しい表情で睨む。
動揺してる二人を睨み、
詠晴(相当悪いことをしてるのは顔を見ただけで分かる。こんな奴らに情けは無用よ)
二人、脂汗をかいて怯え、
C (・・・70、80人は軽く超えてるが、本当の数を言ったら・・・)
D (こいつは躊躇がないから秒殺だぞ・・・)
修一「(冷たい表情で)二人でジャンケンせえ」
二人、ポカンとして「へ?」ともらす。
修一「勝った方を見逃してやる」
驚いて慄き、
D 「あ、あの、負けたらどうなるんですか?・・・」
修一「ぶち殺すに決まっちょろうが。分かり切ったことを聞くな」
ぷっと吹き、
詠晴(もう、つくづくこのひと最高・・・)
慄いて顔を見合わせてる二人を無表情で見て、
リン(まさに究極のいたぶりだな・・・)
冷たい目で、
リン(うちの大事な一人娘に目をつけるなんて千年早いわ!さっさと殺られちまえ)
わくわくして目を輝かせ、
詠晴(もう一回、蹴りが背中を突き破るのをみたい・・・)
つづく