数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(10)戦いの序章

2016-02-11 20:39:50 | 漫画のシナリオ
10)戦いの序章

四百字詰原稿用紙換算12枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に夏である。

登場人物
岩城修一(17)170㎝。2年生。
超匂いフェチ。情に厚く恐ろしく喧嘩が強いが二枚目ではない。

北倉エミ(17)165㎝。2年生。
ショートヘアーのキリッとした美人でクラスのリーダー的存在。

北条愛(17)170㎝。2年生。主人公。清楚な美少女。

宮田(18)3年生。空手部主将

脇谷(18)3年生。副将

植岡(40)空手部の顧問教師

N=ナレーション

   安西高の外観。

   同、校内廊下

   帰る宮田と脇谷が後ろから、
植岡「おーい、宮田―」と呼ばれる。

宮田「(振り向き)先生、何か?」

植岡「(胸を喘がせ)来週、修道高との試合が決まったぞ」

宮田「しっ、修道高とおーっ?!」と脇谷と共に真っ青になる。

脇谷「うちの部員、全員潰されてしまいますよ。分かってんですか?」

   申し訳なさそうに、
植岡「それが、テレビ中継が入るらしくどうしても断れない状況だったんだ」

脇谷「テレビ中継ーっ?!」

宮田「そりゃ来月K1にデビューする栗栖 の前人気をあおるために向こうの顧問が仕組んだに違いないっすよ」

植岡「だろうな。修道高は少年院帰りの栗栖を復学させた度量を全国にアピールできるし」

   廊下の天井の絵に植岡の声、
  「K1の方も高校生ファイターって事で客を呼べるし両者の思惑が合致したんだろう」

脇谷「何をのんきに語ってんですか。俺達がボコボコにされるのを全国中継されるんですよ」

植岡「(うなだれ)す、すまん・・・」

   顔色を伺うように、
植岡「そんなにうちはダメか?」

宮田 「(情けなさそうに)あっちは奨学金を出して全国から強豪を集めてますからね」

  三人、うなだれる。



   修一宅の外観。

   タンクトップに超ミニ姿でトートバッグを持って玄関ロビー横の壁にもたれてため息をつき、

愛 (修ちゃん遅いなあ、なにしてんだろ・・・)

   向こうから修一が学校から帰ってくるのに気付いて顔を輝かせて手を振り、
愛 「修ちゃーん」

修一「(ぱっと顔を輝かせ)愛っ」


   室内台所

   流しの上にトートバッグからタッパーを二つ出してる愛に、
修一「いつから待ってたんだ?」

   タッパーの蓋を開けて見せ、     
愛 「今来たとこ。肉ジャガを作ったから持ってきたの」

   愛の太腿のアップに声、
  「肉じゃがはチンしてね。それとカルシウム不足だからアジの南蛮漬け。骨までぜんぶ食べるんだよ」

修一「(感激し)うん、いつもありがとね」

   冷蔵庫の扉を閉め、
愛 「お風呂の掃除しとくから修ちゃんは座って音楽でも聴いてて」

修一「いいって、そんな毎日掃除しなくても」

愛 「だめ、これが愛のお仕事なんだから」

   浴室の天井の絵。

   愛が前屈み(パンツ丸見え)になって浴槽を洗っている。

   浴室の前に立って愛を眺め、
修一「愛、素っ裸でエプロンしてくれる?」

   振り向きながら髪を耳にかけて頬を染めて頷き、
愛 「いいよ」

   愛、エプロンだけの姿で流しを磨いている。

   スマホを構え、
修一「愛、こっち向いて」

   額に汗をかいた愛が振り向きざま笑顔でピースをし、
愛 「愛の写真だけでメモリーが一杯になっちゃうよ」

修一「あいっ」と後ろからしがみつく。

   愛のうなじにキスし、
修一「食べてしまいたいほど可愛いやつだ」

   目尻に涙を浮かべて振り向き、
愛 「愛だって、修ちゃんの事が好きすぎて、食べられたいよ」

修一「髪をアップにしてみせて」

   愛、髪を束ねて持ち上げる。

   髪をアップにした美しい愛の横顔のアップ。

   うっとり見惚れ、
修一「ひーん、可愛すぎるわー」

   欲情に目を潤ませ、
愛 「(頬を染め)する? 」



   ベッドの上で共に裸になり愛が修一をフェラしてる絵に修一のN『つくづくフェラは才能だと思う。へたな女にいくら教えても上手くはならないだろう』

  愛がほつれ毛を額に垂らせて懸命にフェラしてる絵にN『その点愛は最初から上手で気を抜いたらあっという間にイカされてしまうのだったーー』

修一「んうう、うますぎる。出そう・・・」

愛 「お口に出してもいいよ、修ちゃん」

修一「まだ出すのはもったいない」と愛の腰を引き寄せてシックスナインになる。

   愛の勃起に目を見張り、
修一「こんなギンギンになってたのか?可哀そうに」

   修一、愛の勃起を「チュポッ」と口に含む。

愛 「ひっ、ダメっ。修ちゃんがそんな事しちゃだめだよ」

修一「自分のをフエラしてるみたいですんげえ興奮する」
       
愛 「う、うぅ、い、いや恥ずかしい、あぁ、でもすごく気持ちいい・・・」

   胡坐をかいた修一と向き合ってまたがり、
愛 「ん、ん、うぐむうう・・・」

修一「ぅグッ、だ、だめだっ、腰使いが絶妙すぎて出るっ」

愛 「い、いいっ、出して」

   天井のシーリングライトの絵に声、
  「ぬグぅおおー」


   事後。重なった二人の足の裏の絵。

   修一の背中の上に重なり、
愛 「気持ちよかった?」

   トロンとして、
修一「気持ちよすぎてもう死にそ・・・」

愛 「うふっ、うれしい」と無意識に股間を動かした刹那、愛の勃起が修一の後ろに入りかける。

  二人、えっという顔をし、    
修一(愛のがアソコに・・・)

愛 (修ちゃんの入り口・・・?)

  二人とまどい、         
修一(ギンギン・・・)

愛 (え、ど、どうしたら・・・?)と焦りながらも勃起を修一の尻におしつける。

修一(えっ)

愛 (あ、ああ、止まんない、腰が勝手に動いちゃうの・・・)

修一「(焦り)あ、愛っ、入る・・・」

愛 「し、修ちゃん、どうしょう、腰が止まんないよぉ」

修一「い、いやっ」(げっ、なんで女言葉になるんだ?)

愛 「はぁ、はぁ、はぁ」「もうダメっ、だめなの、先っぽだけでいいから、絶対動かない、お願い・・・」

修一「うっ」と呻いて枕に突っ伏す。

愛 「もうちょっとで全部入るから、お願い、辛抱して・・・」

修一「(涙をチロっと流し)いっ、あ、あぁん、入ったあ・・・」

愛 「はぁ、はぁ、はぁ」「気持ちいい、修ちゃん、気持ちいいよぉ」

修一「ぅうう、段々気持ちよく・・・なんか犯されてるみたいで・・・あ、あん、気持ちいい」

愛 「ひっ、だめっ修ちゃん、そんなピクピクさせたら出ちゃう」

修一「そ、そんな事言っても」

愛 「あっ、あっ、あーっ」と愛が射精すると同時に修一も、
修一「いっ、いいー」と叫ぶ。


   床に脱いだ二人の衣類の絵。

   修一の背中に重なって、
愛 「気持ちよすぎて死んじゃうかと思った・・・」

修一「ホント。なんで今まで気がつかなかったんだろ・・・」

愛 「2人だけの、大、大秘密だよね?」

修一「うん」

   えっという顔をして、
修一「愛、また固くなって・・・?」

愛 「だってえ、気持ち良すぎるんだも~ん」

修一「あーん」と挿入されて悶える。

   
   安西高校の外観。

   同、始業前の教室内

   生徒が各々語らっている。

  エミは椅子に座った愛の髪を編みこんでいる。

  修一は頭の後ろに手を組んで、机につま先をひっかけて後ろに反っくり返り、前の席の男子と話している。

   後ろの出入り口から宮田と脇谷が怖い顔でぬっと現れる。

  驚いた生徒達が緊張する。

  修一ともう一人の生徒だけが気づかず何やら話し続けている。

  宮田と脇谷、修一の方に向かってゆく。

  愛とエミ、緊張する。

  宮田と脇谷、修一のそばに立つ。

  修一と話してた生徒が気づいて強ばるが修一は気づかない。

宮田「岩城」と修一の肩に触れる。

  反っくり返っていた修一、バランスを崩し椅子ごと後ろに倒れかける。

  宮田と脇谷、呆気に取られる。

  修一、頭に手を組んだまま無表情で椅子ごと後ろに倒れて頭を「ゴツッ」と打つ。

  修一、倒れたまま微動もせず宙を見つめている。

  側の男子、青ざめ、
  (ヤバっ、キレるぞ・・・)

  愛とエミ、うろたえる。

宮田(まっ、まさか倒れるとは・・・)

脇谷(こいつ運動神経ゼロか・・・?)

宮田(はっ、喧嘩の切っ掛けが欲しくてわざと倒れたんだ・・・)

修一「(宙を睨んだまま)起こせ」

   脇谷と修一を椅子ごと起こし、
宮田「す、すまん。軽く触れたつもりだったのに・・・」

   座ったまま不敵な表情で宮田を見上げ、
修一「先輩、どうしてもヤル気なんすね?」

   修一が立ちかけたので慌て、
宮田「ま、まてっ、喧嘩をしにきたんじゃないんだ。落ち着いてくれ」

脇谷「じつは今日の放課後にうちの体育館で試合があるんだ。テレビも中継にくるらしいんだが」

修一「(無表情で)それが? 」

宮田「恥ずかしい話だが部員がブルって全員退部しちまったんだ。で、お前に助っ人で出てもらえないかと」

   訝しそうに愛に、
エミ「修一くんって強いの? 」
        
愛 「(頷き)すっごく強い」

エミ「なんで知ってるの? 」

愛 「(焦り)な、何でって、ほらっ、修ちゃんってなんとなくワイルドなとこがあるじゃない、ねっ!」

   不審そうに、
エミ「そうかなあ、私には芸術家タイプにしか見えないんだけど・・・」

     つづく
      
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