人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

川から「汽水域」そして海へ!

2015年06月11日 | 経営
今年も鮎釣りが始まりました、 
大勢の釣師がおとり鮎を操り
野鮎を挑発して針がかりするのを待ちます。

私はといえば 
タイヤ商売から車美容業にのめり込むようになって
鮎釣りにいかなくなってしまいました。
タイヤ商売単独の頃は 今頃せっせと店内で
針まき仕掛け作りをしていたのですが 若いスタッフが増えて
悪い見本を示してはいけないという自制心が強まったようです。

                                             
タイヤ屋をはじめる前 今から30年前 
ひと夏を鮎つり三昧で過ごしました、
見失った自分を取り戻せたのは鮎釣りに没頭した事でしたが
家族をはじめ大勢に心配と迷惑をかけました、
仕事もせず毎日川で鮎つりですからあたり前です。

しかし その時間が貴重な体験でした、
毎日鮎釣りに夢中になる中で ふと舞い降りた一羽のかも
それは「ひょっとしたらタイヤ屋が出来るかも」でした。
鮎釣りに夢中といっても6月から9月までの三ヶ月間に過ぎず
9月になれば否応なく鮎つりは終わってしまいます、
それは考え抜いたのでなく 本当にふとよぎった予感でした。
近年になって「かもの法則」という本で 予感の大切さを知りましたが
それは自らの この時の鮎つり三昧ちゅうに舞い降りた
「タイヤ屋が出来るかも」が実現した事が 大きな共感をもたらしたからです。


                                              
鮎は大きくなると縄張りを持ちます、
その性質を利用するのが友釣りです。
川の上流で縄張りをもち 川ゴケという珪藻を食みまくり成熟すると
秋と共に下流に下って産卵し死にます 寿命が約1年のため年魚とも呼ばれるのが鮎です。

産卵後しばらくすると孵化し 
汽水域を通って海にくだり
10センチ前後に成長する春先に 
川に遡上して上流をめざし初夏から盛夏にかけて縄張りを持つのです。
鮎にとって
川だけでもダメで 
海だけでもダメ 
汽水域も大切な役割りがあるのです。

長良川では海と川と白と黒のように分ける長良川河口堰によって
その汽水域がなくなり鮎をはじめサツキマスやハマグリやカニまでも
個体数が激減し絶滅が危惧されるようになりました。

この汽水域こそグレーゾーンであって
海水と川水が混ざり合い 
微妙な塩加減の変化がある
川から海に下る魚が海水に慣れる場所です。

この汽水域がない事が 海と川を行き来する
魚類や生物にとって具合が悪いのです。


                                              
私たちの商売もタイヤとキーパーの
汽水域が必要不可欠です。

タイヤとキーパーのコラボ
タイヤ専門店とキーパープロショップのハイブリット
これがタイヤ専門店とキーパープロショップの
混ざり合いによってお互いを理解し
長所を活かしあう為に必要な順序となりました。

そして キーパープロショップ単独出店という
海に注ぐことが出来ます。
このプロセスを省略すると
タイヤは売れなくなったからキーパーにというような
河口堰を作ってしまう事になってしまいます。

我々にはこのコラボ・ハイブリットプロセスがあったから
タイヤとキーパーの長所も短所も知り合うことが出来たのです。


「末ついに海なる山水も しばし木の葉の下くぐるなり」
黒からグレーゾーンをゆっくり進み白に到る
アナログ的なゆっくりした流れは
商売にも必要だと強く感じます。

鮎つりと商売 
とても面白い組み合わせで
とても共通点が多く参考になります。


針がかりした鮎を引き抜いて受ける玉網
郡上の手作りでお客様から頂戴しました。

あわてて引き抜くと
身切れしておとりしか飛んでこなかったり
ラインブレイクしておとり鮎共々失ったり
トラブル多発するのです。

タイヤとキーパーのダブルビジネスは
時間をかけた調和に心掛けました。

 
コメント
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