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タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

スモールタイヤ商売を楽しむ「好感度」という中心!

2015年06月27日 | タイヤビジネス
今から27年前の平成元年7月1日
「タイヤ屋が出来るかも」という予感を現実化して
ラ・タイヤーズイマージンという
敷地55坪・駐車場2台・ピット1台の小型店舗で
一人で営業を始めました。

金なし・信用なし・実績なしの挑戦です。
およそ1ヶ月半で開店で仕入れた商品の
支払不能に陥り業者さんに頭を下げて
仕入れ商品を返品する事で支払いを相殺してもらったり
好意的な業者さんは数ヶ月支払猶予をしてくださったりということで
難所をしのいだのでした。

なぜ支払い不能になったか理由は簡単です。
ちっぽけな怪しいタイヤ屋にお客様は警戒感を持たれて
まったく売れなかったからです。

安いとか高いとかではなく
「怪しい」という警戒感が売れない理由だとするなら
出来ることはたった一つです。
ご来店いただいたお客さんに
「お前気にいった。」と思っていただいて
次々とお客さんを紹介していただく以外
生きる道はないと知ったわけです。

「好感度」といってもどうしたらいいの?
それに出した答えは「夜10時までの長時間営業」
他店様が夜8時までの営業なら それ以降営業している店というなら
「頑張っているな、どれひとつ応援してやろうか」などと
心の奥底で思ってもらえば好いわけです。
結果的にそれによって「好感度」は爆発的に上昇し
怪しい店が「頑張っている店」という認識になって
そのまま 今日までやって来れたわけです。
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イマージンのHPです。


                                            
体に染み付いた「好感度商人」は 
対応は ある時はべらんべえ調で ある時は丁寧調で ある時は押し売り風といった
お客様に応じて使い分ける 究極の臨機応変型です。
いわゆる人間味のあるという職人的な商人なものです。

家業・生業的なスモールタイヤ商売
資金なし・信用なし・実績なしからの
スタートで生きていく道は“これしかない”だったのです。
自分の口ひとつで生きる商人 
赤鉛筆と電卓片手に口八丁手八丁の世界観です。

                                            
そういった商売が通用しなくなってきたと感じたのは
いつの頃からでしょうか 世の中が変化してきたのです。
それまで普通にあった個人経営の
町の電気屋さんや薬局や食堂がなくなって
大きな資本の全国的に有名な店舗が勢力を伸張してきたのです。

タイヤ業界もタイヤメーカーが直営のタイヤ専門店を増やしたり
オートバックスやイエローハット・ジェームスさんなどの量販店が
あっちこっちにできて競争社会がタイヤ業界にも押し寄せてきたのです。
そのうえにインターネット通販という黒船がやってきて
「好感度」などというのは竹槍でマシンガンと闘うようなものです。

個人店が元気をなくし
商売の土俵は資本と数量がモノを言うようなってきました。


                                             
ところがところが変化は留まる事を知りません、
強大化して勝ち組だと思われていた
マクドナルドやヤマダ電機が紙面を騒ぎ出してきたじゃありませんか。
「安売り」という土俵で お客様の信頼を失って右往左往しだしました。
「安売り」という土俵は同質化してしまい 
お客様は安ければいいというだけの繋がりになり
リアルな店で商品を吟味するが 買い物はネットといったことまで起こり始めました。

同質化して特徴がなくなると「共食い」が始まってきたわけです。
弱い同業者が業界から淘汰されて 
強いもの同士が強烈な戦いのジレンマにさらされだしたのです。


                                            
タイヤ業界も基本的には同じ構図ですが
決定的に異質な事に「取り付け作業」があります。
「販売」だけなら資本の土俵となりますが
「取り付け作業」という領域が 
土俵以外の生き方を可能とする母胎となっています。

それを私たちはスモールタイヤ商売と呼んで
ローカルの毛細血管という役割りを見い出しました。
毛細血管は好感度というモノサシが 
価格というモノサシより優先します。

資本という土俵は「一番安い」というモノサシの出番ですが
毛細血管の役割りは良い商品を平均よりお値打ちで
売った人が愛想良く取り付けする安心感がです。
使い切ったタイヤにそれまでのお礼をするのを代行し
これからお世話になる新しいタイヤによろしくおねがしますと
ユーザーの立場で丁寧な仕事をするという価値の提供です。

もちろん価格という価値をないがしろにはしません
多種多様な商品の中から「ベストなチョイス」というタイヤプロの価値
確かにチラシや宣伝ではそれらしいことを
資本の土俵に乗る店は訴求していますが
現実には書いてあるようなサービスを
受けれる人はきわめて少数です。


地域のタイヤ需要という個細胞へ
新品タイヤという栄養を送りますが
ここに好感度という考え方が活きます。
なぜなら個細胞は別名お客様です。
老廃物=使っているタイヤがまだ使えるか?
そういった疑問が解決されてタイヤの入れ替えが行なわれるのですが
「好感度」が高いとその促進作用が促されるのです。
お客様との信頼感は お客様の心の中にあるものです。
毛細血管で働くのは赤血球です スタッフはその役割りです。

赤血球が新品タイヤと古タイヤとを交換する仕事をなすのです。


小さな店で働くということに意義を見い出すと
他店はは血管や大動脈や心臓の役割りを
担っている違いに過ぎませんから 
他店様のなさることと比較することなく
自分の役割り「好感度アップ」という的を目指せばよいと思います。

好感度上昇は 交換度増加でますます繁盛です。



 



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