人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

タイヤマーケットの研究  その1(売り手の論理)!

2014年08月28日 | タイヤビジネス
国道を走っていたら異音がして路肩に止めて
タイヤを確認すると・・・・・・。
 

建設工事で使う鉄筋棒が突き刺さっていました!。
見事というほかに言葉も出ませんでした。


                                                    
ここ最近 オートバックス・イエローハットなど大手量販店が出店を加速させています。
またホームセンターが店舗内にピットを備えたタイヤセンターを
出店する動きも活発になってきました。
その反面 個人さんや個人経営でタイヤ屋を開業する動きは少なくなってきた感じがします。
理由は簡単です。
氷河期に向かって徐々に食べ物が少なくなっていく中で
恐竜は大型化し競争に打ち勝とうとした動きです。
その時代 小さな小動物はそういった競争に加わらず
エネルギーの消耗を少なくし冬眠とか不活動期を活用して
生き延びる道を選択しました。
大手量販店は恐竜的活動に経済的合理性を見い出し
個人店はネズミ的活動に合理性を見い出す道を選ぶのが
多様性のなせる技です。
小型が滅んでも大型が生き延びか
大型が滅んでも小型が生き延びるという
生物全体としての智恵が多様性です。


タイヤマーケットへ大手が続々参入するもう一つの理由は
「タイヤ」が消耗品で高額商品であるということ 
しかも夏タイヤ・冬タイヤと
売り手としてはお米のように一年で二度作付けと収穫ができる
二期作商品としてのうまみが考えられるからと予想できます。

タイヤマーケットを
資金力と規模のパワーで掴み取ろうとする動きが
売り手側の論理として強まっていく時代です。
「お客様のために」と正論をかざす大手量販店は
人件費をコストとして考えますから
ベテランのベテラン販売員を育てる気風が少ないはずです。
だからチラシで最安値を訴求し来店を促すのですが
チラシ商品は売れても 売りたい価値のある利幅の取れる商品が売れません。
アルバイトさんや経験の浅いスタッフが接客を担当しますから
タイヤ販売に対する信頼度は上がりません。
スタッフの数は多数でもベテランの少なさが
自らの商売を規定してしまうという 
ジレンマに陥るわけです。

大手が出店構成を強めれば強めるだけ 
ベテランスタッフの密度は低下するという弱みを知れば
弱者の私たちもびくびくすることはありません。
「相手を知り 己を知れば 百戦危うからず」なのです。
タイヤマーケットが大手の論理になればなるほど
チャンスがでるのです。




コメント
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