一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

3年目

2011-04-01 00:54:21 | 将棋雑記
きょう4月1日で、当ブログは3年目に入る。一口に3年目といっても、休眠ではなく「生きている」状態であり、とくに2009年5月19日からは1日も欠かさずにアップしてきたので、ひときわ感慨深いものがある。何かにつけて飽きっぽい私がここまで続けてこられたのは、いつもお笑いネタを提供してくれるLPSA女流棋士と、熱いネタを提供してくれる将棋関係者、そして全国の読者の熱い声援があったからだ。皆さまには厚く御礼を申し上げます。
湯川博士統括幹事が、「将棋ペン倶楽部」2008年秋号に「文章をめざして 五千枚ライター説」という文を寄せている。作家を目指すことになった若き日の湯川統括幹事が、ある人から「ライターを目指すなら原稿(用紙)五千枚くらい書くといい」と助言を受け、発奮するというものである。当時私はこれを読んで、「五千」という途方もない数字にウヘッとした。
しかし私がこのブログを始めてみると、1日平均4枚として、730日で3,000枚近く書いた計算になった。私は文章の才能はないし、作家になる気もないので、これは数字の遊びにすぎないが、私は知らず知らずのうちに文章修業をしていたのだなあと、ここでも感慨深いものがあった。
蛇足ながらこの号には、「船戸陽子女流二段の決心」という拙稿も載っている。この年の5月の将棋ペンクラブ関東交流会で、私は当時女流棋士会所属だった船戸女流二段に指導対局を受けた。これはそのときの心境を偽りなく述べたものだ。
実は原稿執筆時には、船戸女流二段はすでにLPSA移籍を表明していたのだが、本文ではあえて触れなかったので、青春小説のような甘酸っぱさが醸し出されている。いま読めば目を覆いたくなるような拙い文章だが、船戸女流二段への思いが籠っていて、自作ではベスト3に入る作品である。
さて私がこのブログにおいて心掛けていることは、とにかく読みやすい文章にする、ということである。リズムのある文章。スラスラ読める文章。私が何を言いたいか、新規の読者でも一読して分かる文章でなければならぬ。決して独善の文章であってはならぬ。私に語彙が乏しいのが難点だが、読みやすい文章は、推敲を重ねれば可能であり、これからもそのための努力はしていきたいと思う。
もう将棋ネタも尽きてきたし、これからは毎日更新とはいかないだろうが、改めまして、これからもよろしくお願い申し上げます。
コメント (5)
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