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一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

12月2日の木曜ワインサロン

2010-12-03 12:59:36 | LPSA木曜ワインサロン
きょうの「笑っていいとも!」のコーナーゲストは道端ジェシカ。晩秋なのに初夏を思わせる、ピンクのワンピースがよく似合っていた。

きのう2日(木)も、船戸陽子女流二段主宰の「木曜ワインサロン」に行ってきた。LPSA定休日の木曜に開催されるため公に告知はしないので、「ひみつサロン」とも呼ばれるが、これ、船戸女流二段と密会する妖しい響きがあって、なかなかよい。
開講時間は午後7時から9時までだが、仕事がなくて午後5時には終業してしまう私には、余裕のタイムスケジュールである。
仕事を終えたあと、NHK衛星第2で、竜王戦第5局をチラッと観た。聞き手の中倉彰子女流初段が綺麗だった。「女流棋士の中では、中倉彰子さんが一番綺麗だ」という将棋ファンは多いが、それもうなずける。
自宅駅前の松屋で牛丼を食べ、田町に向かう。芝浦サロンの前まで来て上を見ると、サロンの窓から船戸女流二段の姿が見えた。ちょっとドキドキする。
6時45分ごろ入室する。今回は私が一番乗りだ。船戸女流二段とふたりきりになり、かなりドキドキする。しばらく世間話をするが、緊張してしまい、まともに目を合わせられない。このまま誰も来なければいいのにと思う反面、早く誰か来ないかな、と思う。
やがて今回の受講者がパラパラ訪れた。私に声をかける人があったので顔を上げると、作家にして将棋ペンクラブ幹事でもあるA氏だった。これは珍しい。
A氏は私の文章を過大評価してくれるありがたい友人だが、私はそんなに文章はうまくない。この誤認は、早く解く必要がある。
A氏は私の左にすわり、船戸女流二段のワイン講義開始。本日のワインは白のシャンパンである。
今回は、あらかじめホワイトボードに講義内容が書かれてあった。それに即して、船戸女流二段の講義は進む。シャンパンができた経緯や、買う時のポイント、製造方法など、豆知識として使える話が多い。私は今回の受講で3回目だが、回を追うごとに内容が濃くなっていると思う。講義をする船戸女流二段の姿はもはや女流棋士ではなく、完全なソムリエ(ソムリエール)だ。
酒を飲まない私には「馬の耳に念仏」のところもあるが、将来船戸女流二段にシャンパンをプレゼントすることがあるやもしれず、聞き逃せない。
講義はたっぷり30分。いままでで最長だった。
いよいよ指導対局開始。私の居飛車明示に、船戸女流二段は中飛車の作戦を採る。
私は☗5七銀(右銀)から☗4五歩と仕掛ける。3手後の☖4二飛が、「攻められた筋に飛車を振れ」の心得にしたがった手筋。船戸女流二段は居飛車党だが、当然ながら、振り飛車もうまく指しこなす。
ただし下手☗4五飛、上手☖3三角☖4二飛☖4三銀の局面で、船戸女流二段が☖4四銀と立ってくれたのは助かった。
ここは☖3二銀と引かれたら、飛車交換は必至。そうなると飛車の打ち場所の差で下手が不利、いや敗勢だった。私の場合、形勢が悪化するとすぐ投げてしまう悪い癖があるので、女流棋士もその辺を考慮しているようである。
受講者は定員いっぱいの6名、すなわち6面指しだったが、船戸女流二段の指し手は急所を衝く。私はワインを口にして優雅に指しているふうを装うが、どこかぎごちない。将棋は終始むずかしかったが、最後は船戸女流二段が緩めてくれた形となった。
9時を過ぎたが、A氏の将棋はまだ続いている。A氏とはあまり会う機会がないので一献傾けたいが、さすがに時間が遅い。また私は元来、人づきあいがわるい。私はA氏に一声かけると、サロンを後にしたのだった。
さて木曜ワインサロンは、ワインと将棋を愛する人には、絶好の企画である。次回開催は16日。予約をするなら、皆さまお早めに。
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木曜ワインサロン

2010-11-28 00:18:18 | LPSA木曜ワインサロン
LPSA芝浦サロンは木曜日が定休であるが、10月21日(木)から、「木曜ワインサロン」という催しを始めた。講師は船戸陽子女流二段である。
言うまでもないが、船戸女流二段は「ソムリエ」の資格の持ち主。その資格取得はたいへんである。単純に知識を詰め込むだけではダメで、筆記試験に合格しただけでは「ワインエキスパート」にすぎない。ソムリエは、飲食店での実務経験5年以上、「日本ソムリエ協会」に3年以上在籍、などの実績がないと名乗れないのだ。
船戸女流二段はそれらをクリアしたうえで認定試験に合格したわけで、私が以前「ソムリエは、女流棋士になるより難しい」と書いたのは、そんな理由による。
ソムリエは英語やフランス語も堪能でなければならず、堕落した生活を送っている私は、それだけで船戸女流二段を尊敬してしまう。
木曜ワインサロンは、3ヶ月で5回催される。船戸女流二段が毎回オススメのワインを持参してミニ講義を行い、私たちはそれを楽しみながら、指導対局を受けるというシステムだ。
完全予約制で、定員は5名(ないし6名)。別名「ひみつサロン」というだけあって、大っぴらに告知はしていない(ただし、調べれば分かる)。時間は午後7時から9時までで、会費は1回4,000円である。
前回(第3回)は、25日に開かれた。私は第1回(10月21日)に続いての参加である。第2回(11月4日)も参加したかったのだが、定員に達したということで、断られた。ところがこれには後日談があり、当日は無断欠席が2組あって、私も参加できたらしい。ドタキャンは貴重な席が空いてしまい、主催者もほかの客も迷惑する。予約のキャンセルは早めにする。これは最低限のマナーであろう。
25日は、山梨県産の赤ワインが供された。グラスにワインを注ぐ船戸女流二段の仕種は、ソムリエだから当然とはいえ、堂に入ったものである。レジュメを片手にワインの講義をするその姿は、女流棋士とは一味違う凛々しさがあり、思わず見とれてしまった。
そんな船戸女流二段の口唇には、口紅が塗られていない。ワイン本来の味を楽しむために口紅は引かない、と本人から聞いたことがある。もう、ワインに対する心構えが違うのだ。
対して私は、酒は飲めないのだが、船戸女流二段を鑑賞したい、という一心だけで参加している。それでも船戸女流二段のピックアップしたワインは美味い。ほろ酔い気分で一局、というのもオツなもの。実に上質な時間である。
船戸女流二段はかねがね、ワインを楽しみながらファンと将棋を指す会を開きたい、と言っていた。木曜ワインサロンは、それが結実したものである。ファンの声も好評のようで、25日のサロンでは、来年も継続されることが決定した。
ちなみに次回の開催は12月2日である。まだ空きがあるそうだが、私はまだ申し込んでいない。前日あたりに問い合わせて、もし空きがあるようだったら、申し込もうかと考えている。
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