八十路徒然なるままに

かげろうの夕べを待ち、夏の蝉の春秋を知らぬもあるぞかし。つくづくと一年を暮すほどだにもーーー。徒然草より

除夜の鐘

2010年01月10日 20時12分27秒 | Weblog
駄作は昨年末の情景ではない。去年の大晦日は、十六夜月で、月は輝いていた。数年前までは、紅白歌合戦が終わると同時に、初詣に行った。神殿の前の、長い列に並び、地面からの冷気を足裏に、冷たさをこらえて、詣でたものだった。見上げれば、揺れ動く木々の先に、星が瞬いていた。川向の小高いところにある寺から、除夜の鐘が終わり、元日になり、初突きの鐘が余韻を残して聞こえた。除夜の鐘は、百八回突くという。煩悩を打ち払うというので、そんなにあるのかと、物の本を読んでみると、ますます解らなくなってしまう。新年の願望はと思うと、この歳になると、老い道を不安に思う。仕事はなんぼ頑張っても、今以上は望めない。「両忘」、今を精一杯に生きる。これしかない、かぁ。近々草刈りゴルフに行く。当面の願望は、OBでボールが無くならないことかぁ。これだもの、煩悩うんぬんしたって、罰当たりめぇ、だと、新年から、自嘲している。

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