八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

「怒」として

2021年12月27日 13時53分16秒 | Weblog

画像は、昨年秋のもの。今は、大きな鉢で、古木状、葉は茂ったが、花は咲かなかった。別のこと。以下は、記念の小冊子に、「怒」として、綴り込んだもの。「殺すきがぁ マヒのこぶし ふるわせて 吸い飲みの水 ぷぅっぷぅっと 吹き飛ばす」。「認知症 殴る引っ掻く つば飛ばす なだめなだめて ヘルパーさんは おむつを替える」。「うまぐねぇ 口にふくんだ ごはん粒 ぷつぷっぷっと 吹き飛ばす」。「人殺しぃと 叫ぶ認知症の 母の顔 妻はやさしく どおしたのぉと聞く」。「オムツ替え 拳で殴る ひっちぎる 目のたますわって 大声で叫ぶ」。脳梗塞の後は、こんな状態だった。おお怒りが始まった頃は、マッサージをしたり、足の裏を揉んだりした、なだめなだめも、だめだった。大怒りをさせたまま、疲れを待つしかない。疲れて眠ると、食事も、ままならなかった。ヘルパーさんには、相手をしないで、無視するようにと言っていた。現在は、こんなおおごとはないが、怒り顔になり、ひたいが汗ばむ、右手のこぶしか、左右に、力を入れて動かす、こんな兆候がみえる。そんな時は、「ばぁちゃん、ばあちゃん、どおしたのぉ」と、声を荒げて、肩をたたく。これが、いいようだ。「十年一日のごとし」だなぁと、思いながら、新年を迎えられる。

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