笑いで神さまを楽しませる。
まず「妖」「沃」に共通する字形「夭(よう)」の古代文字を見ると、若い巫女さんが手をあげて舞い踊る姿。
舞い踊るのは若い巫女さんなので、「夭」には「わかい」の意味がある。「夭折」「夭逝(ようせい)」は「若死にすること」。
巫女は体をくねらせて踊るので「夭」には「しなやかに曲がるもの」の意味もある。「しなやかに屈伸するさま」を意味する「夭矯(ようきょう)」の言葉もある。
この「夭」をふくむ文字で、よく知られている字が「笑」。
「竹かんむり」は「竹」のことではなく、両手をあげて踊る巫女さんの両方の手を表す。つまり、「笑」は笑いながら舞い踊る若い巫女の姿のこと。
巫女は神様にいろいろなお祈りをして、神の意思をうかがい、祈りに応える神の意思をやわらげるために、笑いで神様を楽しませながら踊っている。
その関連で、花が咲く「咲」の字。その古代文字を見ると「笑」の古代文字と同じ。「咲」の古い字は「笑」と同じだった。
最後に「妖」。
「夭」は神様のために踊る若い巫女さんのこと。その一心に踊る姿はあでやかな姿なので「あでやか」の意味がある。「妖艶(ようえん)」などの言葉がその意味。
また一心に踊る巫女は神様がのりうつったような状態になり、あやしい存在となってしまうこともある。
なので「妖怪(ようかい)」「妖異」には「あやしいもの」の意味がある。
98 <<気の成り立ち <<漢字の成り立ち
まず「妖」「沃」に共通する字形「夭(よう)」の古代文字を見ると、若い巫女さんが手をあげて舞い踊る姿。
舞い踊るのは若い巫女さんなので、「夭」には「わかい」の意味がある。「夭折」「夭逝(ようせい)」は「若死にすること」。
巫女は体をくねらせて踊るので「夭」には「しなやかに曲がるもの」の意味もある。「しなやかに屈伸するさま」を意味する「夭矯(ようきょう)」の言葉もある。
この「夭」をふくむ文字で、よく知られている字が「笑」。
「竹かんむり」は「竹」のことではなく、両手をあげて踊る巫女さんの両方の手を表す。つまり、「笑」は笑いながら舞い踊る若い巫女の姿のこと。
巫女は神様にいろいろなお祈りをして、神の意思をうかがい、祈りに応える神の意思をやわらげるために、笑いで神様を楽しませながら踊っている。
その関連で、花が咲く「咲」の字。その古代文字を見ると「笑」の古代文字と同じ。「咲」の古い字は「笑」と同じだった。
最後に「妖」。
「夭」は神様のために踊る若い巫女さんのこと。その一心に踊る姿はあでやかな姿なので「あでやか」の意味がある。「妖艶(ようえん)」などの言葉がその意味。
また一心に踊る巫女は神様がのりうつったような状態になり、あやしい存在となってしまうこともある。
なので「妖怪(ようかい)」「妖異」には「あやしいもの」の意味がある。
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