関西地域での慣例となっている「敷引き」に神戸地裁が無効の判決を出しました。今までこの種の裁判は沢山ありましたが、部分的にせよ従来からの慣例を認めてきたものがほとんど。全額について無効というのは初めてで、関西の不動産業者は衝撃かもしれません。
そもそも、「敷引き」って、「敷」の字があるので、関東の「敷金」のようにイメージされがちですけど、「礼金」に近い運用がされてきたというのが、関西の不動産屋さん・大家さんの言い分かもしれませんけどね。一方で、「礼金」っていうのも時代的に少々疑問になってきましたね。 敷引きにせよ、礼金にせよ言葉と実際が違ってきてしまってるんですね。実際はそれなりに意味のある使われ方をしているんですけど。(もちろん、そうでない極端な場合もあって、それが裁判になったりするんですが・・・)
敷引きだとか、礼金だとか、他の仕事では絶対使わないような言葉を使っているところがいけないんだと思います。私としては、新しい、実態に即した言葉を使えばいいのに・・と思うのですが、、。
しばらく前に契約いただいたアメリカ人のお客様に重用事項説明をした時、「礼金」=「KEY MONEY」で全く問題なく受け入れてくれました。これを「THANKS MONEY」とか言っていたら、絶対に払ってくれないと思います。(だからって、「鍵代20万円!」じゃあ日本人はビックリですけど・・)
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