日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

クリスマスケーキの思い出

2004-12-24 | その他
子供の頃のクリスマスケーキは美味しくなかった。
1950年代のケーキのクリームは最悪、黄色くてマーガリンの匂いがします。
冷蔵庫はまだ普及してなく、長く作りおきされたケーキ。
それでも、今よりずっと待ちどうしい日でした。

親が買ってきたのは、丸いケーキとステッキの形をした赤白の縞のアメ。
何故かこの組み合わせを良く覚えています。
私は5人家族の末っ子、姉か母が5つに切り分けるクリスマスケーキが何時も不満でした。
「家族が4人だったら、分けるのが簡単なのに。どうして5人なのか?」4人になると切り捨てられるのは当の本人ですが、ズ~~とそう思っていました。

確かに丸いケーキを5つに分けるのは至難の技。
きっとジャンケンで取り合ったはず。
ところが子供のくせに甘いものの嫌いな私は、少ししか食べられません。
何日かに分けて必死で食べていました。
今思うと無理して食べることもなかったはずですが・・

昨日の友人宅のクリスマス会ではケーキ調達係でした。
新宿高島屋の地下ケーキ屋さんで並んで「ノエル」を買いました。
スパークリングワインを飲み、赤ワインを飲み、手作りのパーティー料理を食べ、おしゃべりが盛り上がり、一段落したところでロウソクを灯し、4人でクリスマスソングの合唱。
毎年の行事です。
そこでケーキカット、私は2センチ、他の人は6センチ、好きなサイズに出来るのが気の置けない友達同士。
子供の頃のケーキに比べると天と地の差のお味。
楽しい夜でした。

でも子供の頃のクリスマスも楽しい思い出がいっぱい、今でも大切にしています。
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