先週読み終えた一冊
篠田節子著「冬の光」 文春文庫刊
篠田節子の本にはなぜか手が出なかった。
この前新宿の本屋さんで不意に読む気になった。
立派な大学を出て、誰でも知っている有名企業に勤め
みんなが目指す有力者の子女と結婚することなく
明るく下支えをする妻と生活をし、子供を育て上げた
なんの不足はないものの
学生時代からの付き合いの女性と別れられない。
家族に知られ、密会の場所に乗り込まれ
親共々のまえで始末書を書かされる。
会社では誰にも引けを取らない立場ながら
家庭では情けない立ち位置の男
くだんの女性と再会し、また沼にハマり
また家族の前で別れの電話をさせられる。
いい線を走っていた会社でも、気に染まない子会社の社長で働き
あっさりと退職をする。
東北の震災のボランティアに奔走し
それでも満足できず(多分)四国のお遍路に出る。
結願し帰りのフェリーで亡くなる。
一生懸命に生きた本人だけど、家族の理解は伴わない。
ーここからわ無責任な感想ですー
社会の役に立ち、貢献はしたものの、
家族には豊かな生活を提供したものの
心から寄り添えなかった。
妻は何度もサインの送って一体化したかったけれど
空気以外の何者にもなり得なかった。
ー頑張ったけれども悲しい男の物語ー
作者はそんなつもりはなかったかも知れないが
読み進めている間は「そうか、そうか」だが
しばらくすると悲しくなってくる一冊です。
一読をお勧めします。
篠田節子著「冬の光」 文春文庫刊
篠田節子の本にはなぜか手が出なかった。
この前新宿の本屋さんで不意に読む気になった。
立派な大学を出て、誰でも知っている有名企業に勤め
みんなが目指す有力者の子女と結婚することなく
明るく下支えをする妻と生活をし、子供を育て上げた
なんの不足はないものの
学生時代からの付き合いの女性と別れられない。
家族に知られ、密会の場所に乗り込まれ
親共々のまえで始末書を書かされる。
会社では誰にも引けを取らない立場ながら
家庭では情けない立ち位置の男
くだんの女性と再会し、また沼にハマり
また家族の前で別れの電話をさせられる。
いい線を走っていた会社でも、気に染まない子会社の社長で働き
あっさりと退職をする。
東北の震災のボランティアに奔走し
それでも満足できず(多分)四国のお遍路に出る。
結願し帰りのフェリーで亡くなる。
一生懸命に生きた本人だけど、家族の理解は伴わない。
ーここからわ無責任な感想ですー
社会の役に立ち、貢献はしたものの、
家族には豊かな生活を提供したものの
心から寄り添えなかった。
妻は何度もサインの送って一体化したかったけれど
空気以外の何者にもなり得なかった。
ー頑張ったけれども悲しい男の物語ー
作者はそんなつもりはなかったかも知れないが
読み進めている間は「そうか、そうか」だが
しばらくすると悲しくなってくる一冊です。
一読をお勧めします。
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