日々好日・いちよう

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東京湾北部地震講演

2014-06-30 | 自然・風景
28日土曜日の講演は新宿の住友三角ビルであった。
初めての朝日カルチャーセンターの参加だ。

講師は古村孝志氏 東大の地震研究所 地震火山災害部門 教授
「最新技術で描き出す首都直下地震の発生と揺れ」
受講者は約100名、年齢はカルチャー好きの60~70代男性
女性は10人くらい。

DVD画像を元にして分かり易い説明をされた。
関東平野の揺れ易い地盤の話と、高層ビルに被害が多い「長周期地震動」
木造住宅に被害を与える「短周期地震動」
堅い岩盤の上の堆積層に乗る表層地盤での増幅が被害を与える。

東京に大きな被害を与えた関東大震災のような超巨大地震は1000年の周期なので
心配する必要はないが、
発生周期の短い首都直下地震の発生確率は、30年以内に70%
ここ10年に地震が起こらなければ、10年後は、20年以内に70%と確率は上がる。



東京湾北部地震の揺れ予測図
最大震度7は地盤の悪い地域のみ
震度6強から6弱が大部分を占めるが
今年の5月5日に起こった伊豆大島近海地震(M6)では
渋谷区役所では震度4、2~3キロ離れた赤坂消防署では震度3
表層地盤が関係していた。

渋谷区役所は駅より高い所とは言え、住所は渋谷区富ヶ谷(地盤悪そ~~)
赤坂消防署はなんたって、港区青山だもの・・



東京湾北部地震の火災予測図
木造住宅の密集地が危険



総合危険度地図
杉並区は危険が一杯

だが、古村先生は
「首都直下地震は70%の確率で起こるが
 被害は最悪のシナリオで起こるとは限らない!!」
被害想定はあくまでも最大を予測している。
むやみに怖がらないで、対策を施して欲しい

1-昭和56年以前の建物の耐震補強(家が潰れなければ火災無し)
2-家具の転倒防止(家具の固定)

杉並区で耐震と防災の取組の一員として加わっているが
正にその通りの推進と助成が行われている。

地震の心配より、少し安心できた講演会でした。

asahi.com首都直下地震の被害想定も参考になる。

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