日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

東京美術倶楽部・初茶会

2006-01-23 | 趣味・遊び
 昨日誘われて、お茶会に行った。
裏千家淡交会の東京地域の初茶会は始めてだ。
お誘いのお茶友達はお弟子さんを取って教えている、れっきとしたお茶人。
方や私はお茶名に至らず、お客がどうにか出来る程度。

前日の雪で駅までの坂道は雪が凍って滑りそう。
早々と和服は諦めて、めったに着ないスカートとブーツで出掛けた。
会場はビルの中、1階から4階まで貸し切りで盛大にとり行われる。

まずは1階でブーツを履き替え、コートを脱いでクロークへ預ける。
昨日のお天気にも関わらず、ほとんどの人が着物姿、洋服は数人程度。

4階に上がり「香煎席」で少し身が入った白湯を頂く。
ここは茶室の寄り付きの役目があり、
お床・お花・建水や汲み出しがしつらえてある。(写真)
結界に天神神輿のミニチュアに驚かされつつ、お正月気分になる。

2階に降りていよいよ本番の茶会かと思い気や
小間の「済美庵」は見るだけ!
千道安の竹一重切りの花入れを始め、
茶道図鑑で見るような名物が説明付きで展示されている。
広間に移動すると、
足を崩して座っている翁が床に飾られている名物を優しく解説する。
いかにもお茶人、通人ながら砕けた人柄がにじみ出る。

ようやく30畳もの広間でお濃茶が始まった。
全員がお茶人、淡交会の会員なのであっさりとお正客が決まる。
お点前の人は淡々と見事に進め、お正客の質問もお床の説明も的確。
5~6人が1椀で回し飲みをするが、
10組くらいがお正客グループと同時に飲み終えた。
あまりにも見事な進め方に感心しきり。
お濃い茶の濃さも錬り方も非の打ち所が無かった。

次のお薄の席は少し砕けた造り。
竹の棟木の天井、長押は丸太の半割り、こんなの在りか?と目を見張る。
36畳もの部屋の右奥が床の間、左が手前席
お正客から床の間ははるか彼方、松竹梅のお花が見えていただろうか?
お手前が終わってもなかなかお茶が行き渡らないうえに、
途中の人が飛ばされたリ散々なお茶席だった。
準備が大変だったろうに、かえって気の毒になってしまう。

吉兆のお昼と立礼席はまた明日へ・・
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