日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

吉村順三事務所住まいの見学

2009-11-07 | 仕事・建物
今日は朝一番に予定変更
NPO法人家づくりの会の掲示板に解体家屋の見学会の知らせが載っていた。
建築:1957年(昭和32年・築後52年)
設計:吉村順三・担当:奥村まこと 

日時:11月7日(土)、8日(日)am11~pm4

急な事ながら、またとないチャンス!
是非行かねば・・
・・というわけで、午前の現場打合せの後すぐに出かけた。
目白通りから少し入った静かで豊かな住宅地



見学の人達が見ている先には、緩やかにアールを描いた住まい。
漆喰の白と、ドイツ下見の茶色のコントラストがモダンで親しみやすい外観。
新聞や雑誌に掲載されたわけでもないのに多くの同業の人達が
それぞれ勝手に上がり込み、上を見たり下を見たり、カメラを向けたり・・



解体のお知らせがブロック塀に貼り付けてあっただけに
新築時の緊張感と違った自由さがある。

お気に入りの住まいで、愛着を持っていた様子がソコココに見える。
浴室はリフォームされていたが、キッチンはそのまま
ガラス窓の先にシャッターを増設したが、窓はそのまま
傷んでボロボロになった所にガムテープで補修
当初の姿を出きるだけ壊さない意気込みが感じられた。



こじんまりした中にも庭の緑を取り入れる工夫や解放感
今どきの住宅にはないおおらかさが感じられる。

この次の家はハウスメーカーにゆだねられるらしいが
この解放感を継承してもらいたいものだ。
(解体前の一般公開はありがとうございました)
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