日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

内藤了著「穩温羅」建物よろず因縁帳

2022-01-10 | 読書
昨年読み終えた一冊
内藤了著よろず建物因縁帳 穩温羅 講談社タイガ刊

古い建物を壊さずに曳家をする集団穩温羅流鐘鋳建設
社長は45歳で死亡する。
長年言い伝われて、実際に亡くなっていた。

審神者/サニワ(変換された!)の女性営業職の働きや
取り巻く坊主や考古学者、建設会社の人々のお陰で
短命なわけが解明されるシリーズ最終章

建物に取り付く妖怪やものの怪を探り、祓い、
無事曳き家やら解体をする。

建設業界にいても気づかない事案
大部分は物語なのだろうけれど
色んな資料から横引きして築いた不思議なお話。

ついつい実際にあることのように読み進めてしまう。

最終回とあって恨みの謎が解け因縁が祓われる。

    
(挿絵です)

それにしても、この出版社の文庫本



透明包装で試し読みが出来ない
この本が欲しくて見つけたので
躊躇いはなかったけれど
どうしようかと思っては絶対に手に取らない!

雑誌類が封印されたり
文庫本が試し読みができないと
買う人が減るのは必定
時に書店で読み耽っている人を見かけるけれど
私の場合はダブルブッキングがないか
初めての作家さんの文章が読みやすいか?
なのに、、

もっと知恵を働かせて立ち読みを防いで欲しいものだ。
(自動はたき機とか?)
切に希望したい!
コメント
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