シチリアに行きたい、、とモンタルチーノ

2008年6月14日~6月22日シチリアとモンタルチーノに行った旅行記です

2014年7月9日午後 キンデルダイク

2014-08-25 00:14:52 | 旅行
嵐のキンデルダイク=エルスハウドの風車網、運河沿いに連なる風車を巡る旅は、近年稀にみる過酷な旅(私比)になりました。


キンデルダイクに行くにあたっては、公共機関を使うと地下鉄とバスの乗換、しかも本数が少ないという難易度が高いため、REBUS社のクルーズを利用することにしました(HISで申し込み)。ロッテルダム中央駅から地下鉄or徒歩で行ける船着き場を12時に出る船に乗れば約1時間でキンデルダイクに到着することができます。そして風車を見学して1時間半後にまたロッテルダムへ戻る船に乗る、、と、楽ちんに風車を見に行けるはずだったのですが。。海洋博物館のあたりから雨が降り始め、しかもすぐに雨粒が大きくなり、風もすごーく強くなり、、もはや暴風雨の域、、海洋博物館のキャラクターを残念なんて言っちゃったせい?恐るべし。。
どうにか埠頭にたどり着いたのですが、クルーズ会社の船着き場がなかなか見当たらない、余裕だったはずなのに出航時間も間近に迫ってます。むしろこのまま見つからずアムステルダムに戻ってあの居心地のよい部屋でのんびりしたほうがいいんじゃないか、そもそもこんな嵐の中、運行するのか?ネガティブシンキングいっぱい。ただあまりにも道順は単純だったので船着き場見つけてしまいました。しかもとびきりの笑顔の係員さんに迎えられ、船に乗り込みます。晴れていたらこのデッキでのんびりクルーズ楽しめるんでしょうね。。


勿論船内へ。私の他に4組、地下ににぎやかな団体さん。


中では軽食がとることができます。オランダ名物クロケット(コロッケ)と白ワインを注文。ふかふかの白パンにはさまれてやってきました。リンゴの柄のお皿が可愛い。


クロケットの断面図、クリーミーで味もしっかりついていて普通に?美味しいです。


ロッテルダムの個性的な建築物を楽しんでしばらくすると田園風景が広がり始めます。そして更に雨風強くなってきます。やがて風車が見えてきました。うん、もう満足、このままこの船に乗り続けてロッテルダムに戻りたいと思ってしまいましたが当然のように下船させられます(笑)ここで団体さんはバスに乗り換え別の場所へ。
船着き場の近くは静かな住宅街。可愛らしい家々が並びます。


窓の周りが個性的で素敵です。


風車のあるところまでは船着き場から10分位歩きます。普通の天気ならなんてこともないのですが、雨風が強いと辛い、、美しく咲くラベンダーに元気づけられ頑張ります。


やがて、一気に視界が広がり、運河沿いの風車達が目に飛び込んできます。やっぱり思わず息を飲む景色です。。が、、もともと風車があるということは、ただでさえ風が強いとこなんですよね。こんな悪天候では歩くのも大変。


傘なんて全く役にたたず全身ずぶ濡れ。こんなびっちょびちょって何年、いえ何十年ぶり?そして7月なのに信じられない寒さです。


いつもなら様々な構図(他人がみると同じ写真)で山ほどの写真撮る私もさすがに撮る気がしないというか、物理的に?撮れません。このあたりにはお土産屋さんが1軒だけあるのですが、あまりにも服が濡れてて購買意欲もわかず、もう船に戻りたい、、ということで早々に引き揚げることにします。


どうにか船着き場に戻ると、、船がいない!!よく考えれば船着き場をずっと占有できるわけないんですよね。。このあたりは住宅地のため雨風をしのげるところがなく、暴風雨の中ただただ立ちすくみます。こういうとき湧いてくるのはまたまたネガティブシンキング、集合場所は違うところだったらどうしよう、交通の便が悪いここから自力でロッテルダムへ戻れるのか!?あまりにも不憫に見えたのか船着き場に着いた他の船からロッテルダムに行くの?って声をかけられたのですがツアーの船を待ってるのと答えしまいます。いや待てよ、乗せてもらったほうがよかったんじゃないの?とどんどん不安に。たぶん20分ぐらいのことだったかとおもうのですが、すごく長く感じたのでした。やがて他の人たちも戻ってきて一安心。


やっと船が戻ってきてくれたときは本当に嬉しかった!とりあえず温かい紅茶を飲みながらタオルで少しでも水分とります。


ロッテルダムに近づいたころやっと落ち着きました。


海に突き出す現代的な建物と下の伝統的な建物の対比が印象的。


くっきりした白い窓枠が美しい建物。


ロッテルダムに到着。計画ではこの後ユーロマストというタワーに上るつもりでしたが勿論取りやめ。歩いて帰るのも大変な土砂降りなので地下鉄利用。ところが自動券売機が難しく駅員さんに助けてもらいながら購入。オランダ人って勝手にドライなイメージをもっていたのですが、みんなフレンドリーで親切でした。


アムステルダムに到着。なんかすでに懐かし感じ。ほっとします。


やっぱりこの旧市街的な街並みがいいです。


雨はすっかり小降りに。


7月なのにこの服装です。。本当に寒かった。


こちらが宿泊ホテル。かっこいい外観です。


そしてとても長ーい。これが駅から時間のかかる秘密です(入り口は一番奥)


ホテルに戻り温かいシャワーを浴びて生き返ります。本当に寒かった、、なんか観光というよりは修行でした。
もうホテルを出る気力もなく、最上階のテラスレストランへ。


壁一面の窓。眼下には歴史地区が広がります。


素敵なテラスもあるのだけどまた雨風が強くなってきたので無理。


頼んだのはサーモンとアボガド巻きと白ワイン。結構日本食メニューありました。鮮やかな緑色の粒粒!?が斬新です。ちゃんと生姜もついてます。醤油のなみなみさもハンパありません。後の紙袋はポップコーン。
心地のいいソファーに座って窓越しの雨を眺めるのはちょっと幸せ。


戻って天気予報をチェックするとまた雨。明日は近郊の村へ行く半日ツアーに申し込んでますが雨だったらホテルでのんびりして、気が向いたら美術館にでも行こうかなと考えながら眠りにつきます。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2014年7月9日午前 ロッテルダム | トップ | 2014年7月10日朝 アムステル... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事