シチリアに行きたい、、とモンタルチーノ

2008年6月14日~6月22日シチリアとモンタルチーノに行った旅行記です

2019年6月7日 サン・セバスチャン ~バル巡り

2019-07-18 22:35:35 | 旅行
ホテルから歩いてすぐに建つバロック様式のサンタ・マリア教会。時計の下の彫像は町の守護聖人、聖サン・セバスチャン、しっかり町を守ってます。


バルの本場、サン・セバスチャンでのバル巡りの初日は、専門家にしっかり案内してもらおうとDiscovery Basqueさんの「日本語ガイドつきピンチョスツアー」を申し込みました。3軒のバルに案内してもらい、各バルでピンチョス2品+ドリンク1杯いただく2時間ほどのツアーです。


Discovery Basqueさんにお願いしたのは、「はじめに」の記事にも書きましたが、ツアーの説明写真にあったガイドの沼山さんがスペインの太陽みたいな印象で是非案内してもらいたいな!と思ったからです。当初、別の予定が既に入っていて他のガイドさんでの案内していただく予定だったのが、幸運にも直前に案内していただけることになりました♪
私たちのホテルから行くとバル通りの入り口にあるのがこのサンタ・マリア教会。周りにはいつも人がいっぱいです。聖サン・セバスチャン像の下の青のモチーフと細かく彫られたレリーフが美しく圧倒な存在感を醸し出します。


教会を起点とした旧市街の細い通り沿いにはバルがいっぱい。まだまだ明るいですが18時を過ぎて人が多くなってきました。


美味しそうな生ハムがぶら下がっているバル、期待が高まります(笑)


ツアー開始の19時半から。まだ時間があるので町をぶらぶらすることに。上品な黄色い壁の建物に囲まれた憲法広場。ここは昔は闘牛場として使われていたそうです。


ウルメア川にかかるスリオラ橋、なかなか個性的なデザインです。


河口にはビスケー湾が広がります。この日はとても波が荒く、川の上流へ思いっ切り逆流、アマゾン川でいうポロロッカ的な感じでした(ちょい盛り過ぎかな^^;)。右側にあるスタイリッシュな建物はクルサール国際会議場。ここで会議する出張なんてあったら仕事、頑張れるのになぁ(笑)


スリオラ橋の上流に架かるのはサンタ・カタリーナ橋。


こちらはオーソドックスな石の橋、豊かな緑と川の美しい景色に溶け込んでます。遠くにバスクの山々が連なり絵のような景色。


荘厳なビクトリア・エウヘニア劇場。


さて、そろそろ19時半、ガイドの沼山さんとはツーリストオフィスで待ち合わせ。まだ来てない、、思ったのですがふと逆側にも入り口があることを発見!慌てて逆サイドに行ってみたらいらっしゃてました^^;(勿論そちらが正面)。沼山さんは写真の印象通り、明るく溌剌したスペインのような(私の勝手なイメージ)女性です!


「どういうお店行きたいですか?」と聞かれたので「私たち2人だけだと難易度の高い、ピンチョスを注文するお店に行きたいです!」ほとんどのバルはカウンターにピンチョスがずらりと並んでいて指差しするだけで頼むことができるのですが、お店によっては黒板に書かれたお薦めメニューから注文して作り立てのピンチョスいただくこともできるのです。
「あったりまえじゃないですか、カウンターで指差して注文するガイドいらずのお店なんて案内しませんよっ」茶目っ気たっぷりに答えてくれます。
ということで?1軒目はCasa Urolaカサ・ウローラへ。美味しそうな生ハムが並んだ落ち着いた感じの店内。


沼山さんは流暢なスペイン語でカウンターの中のお店の人といろいろ会話しつつ、私たちの好みを聞きながらオーダーしてくれます。かっこいい(笑)
やっぱり旬なものを食べたいということでお願いしたホワイトアスパラガス。お洒落な盛り付けで登場です。アリオリっぽいマヨネーズと滅茶苦茶合います。勿論、バスクの白ワイン、チャコリともぴったり。


自己紹介を兼ねて?石原さとみちゃんのバスク旅番組をなぞる旅をしているんです!なんて話をしたら、なんとその旅番組のコーディネーターが沼山さんだった!運命の出会いとしか思えない(笑)いろいろなエピソードを教えてもらい盛り上がります!
2品目にシーフードサラダ。アスパラがだぶりましたが問題なしです。地味なルックスですが着実に美味しい一品♪


そしてこちらは沼山さんイチオシのホタテのピンチョス。


ミルクベースのスープの中にホタテさんやナッツを砕いたようなもの、オリーブオイル、そしてその上になんと韓国海苔!創作系ピンチョスにテンション上がります(笑)。ほんのりニンニク風味もきいていて美味しくないわけがなくスープまで完食。


そしてフィナーレに華やかなロブスターのマリネサラダ。


ビンチョスなので基本小ぶりではあるのですがなかなかのボリューム、ロブスター様でボリュームを出すってよく考えると凄い(笑)。ピンチョスというとバルセロナのショッピングセンターでもかなりお世話になりましたが、こちらのピンチョスとは全く別物(一番最後の写真、これはこれで素朴で美味しいのだけど^^;)1品1品がもの凄く凝って完成度が高かったです。


気づくと店内は人でいっぱいになってきました。早めに来店したおかげでテーブルでゆっくり美味しいピンチョスとチャコリを堪能することができました。


さて2軒目に向かいます。「何か食べたいものあります?」に「リゾット!」。雑誌のバル紹介ページにリゾットの写真が載っていて絶対食べたい!と思っていたのですが、さすがにカウンターには置いてなく注文して頼むビンチョスのよう、この機会にお願いして食べねばです。すると「この前、アンコウのリゾット美味しかったな、まだあるかな!?」アンコウのリゾット!?ガイドブックに載っていたものはチーズリゾットとかきのこのリゾットとか比較的ありふれたものだったので「アンコウのリゾット食べたいですっ」と食い気味にお願いします。まだやってるかなと覗いたバルがここTxalupa。


店内へ続くアプローチは三方に青いタイルが貼られ海っぽいです。カウンターには人がいっぱい、私たちだけだったら怯んで店内に入れないレベルですが、、


そこは沼山さん、しっかりカウンター前の場所を確保してくれます。さすがです。更に、忙しく働く店員さんに大きな声でテキパキ頼む姿が頼もしい(笑)。
カウンターのピンチョスの置き方、それぞれのお店で工夫があって見るだけでもかなり楽しい♪ここでは私は赤ワイン、Mちゃんはチャコリ。Mちゃんのこの旅での飲み物は基本チャコリ、極めていました(笑)


まずはガシリア地方産のマテ貝!アチアチで、アクセントにパセリ、噛むと貝汁ジュワッ。貝好きには堪らない1品です。


そして熱々のクロケッタス(ミニクリームコロッケ)。いろいろなお店のクロケッタスを食べてきましたが、このお店のはかなりのハイレベル。そして奥は赤身の牛さん。やっぱり赤ワインにはこれがないと(笑)


そしてこちらが夢のアンコウのリゾット。弾力のある白身を揚げてチーズ風味のリゾットにまぶしているという滅茶苦茶美味しいものでした!もう一度食べたい。小っちゃいグリンピースも美味しかった(バスク地方特産の涙豆ではない)


バルには沼山さんのお友達、毎日このバルに通っているという陽気に酔っぱらったおじさまもいて面白かったです!
ただ、痛恨だったのはランチ食べ過ぎたこと(ヒラメの炭火焼き)ここで満腹になってきてしまいました。。


さて次のお店へ。外はまだまだ明るいです。ちなみに6月ですがこんなダウンベスト着てる人もいるぐらいの気候でした。


さて3軒目はガンダリアス。どんなガイドブックにも、そしてどんな旅番組にも登場する有名バルです。


ここではお腹一杯になり過ぎているのでビンチョス1品にドリンク2杯にしてもらいました。フレキシブルな対応助かります(笑)ピンチョスは、、


これも雑誌で見ていて食べたいとおもっていたマッシュルームの3段重ねのピンチョス!パンに生ハム、その上のマッシュルームにはチーズクリームがかかってます。素晴らしいビジュアル(笑)


ここでお喋りタイム。なんと沼山さんはお母さんなんだとか。まったく生活感がない(勿論良い意味で^^)。いろいろな旅案内のエピソードなど面白いお話聞かせてもらいました!秋まで忙しい毎日が続くそうなんですがとにかくエネルギッシュ!こちらまで元気をもらえちゃいました。美味しかったし、楽しかったし、本当にお願いして良かったです。こんなバル巡り、自分達だけでは不可能!このツアーは絶対お薦めです。


沼山さんと別れて、腹ごなしのためお散歩することに。


やっとあたりは薄暗くなり、明かりも灯りはじめました。


湾には相変わらず沢山のボートが停泊しています。人が乗っているかは謎、、でも船上は気持ちいいいだろうなぁ。


湾に沿って歩きます。更に冷んやりしてきました。蒸し暑い東京とは全く別世界♪


三日月が綺麗なのでちょっと斜めに撮っちゃいました(写真左上)。明日は右下に写る丘、モンテ・イゲルドへケーブルカーに乗っていく予定です。


さて、そろそろホテルへ戻ります。ライトアップされているのはホテルの裏の丘、モンテ・ウルグルの頂きに建つキリスト像。


市庁舎は黄金色に照らされ、一層煌びやか。


サン・セバスチャンの美味しい1日が終わります。。

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