10月31日(金)後小雨
ばばの初恋?
それは小学6年生の時。相手は担任の先生。
別に手紙をだすわけでなし、ただ心の中で(素敵だなぁ???)と思っていただけ。
ところが、ある日、ばばに恋敵が現れた。
なぜ分かったかというと、いつも一緒に帰るNちゃんと下校途中に
「好きな人はいるか?」という話になった。
二人とも恥ずかしいので「いっ、せぇーのぉーでぇ~~」で
一緒に好きな人の名前を言い合う羽目に。
そして何と二人の口から同時に出たのは担任の先生の名前。
ばばはショックだったが,Nちゃんもショックだったかも。
でも、一瞬後には二人とも声を上げてゲラゲラ笑い始めた。
涙が出て、お腹が痛くなるまで笑った。
何であの時、涙を流し笑ったのかは今でも解説?出来ない。
急な上り坂道を帰りながら、二人が次にとった行動は?
声を揃えて「好きな人は、○○○○△△△~~~~」と大きな声で歌うように言い続けたのだ。
その言い方がおもしろい。
今でもはっきり覚えている。
例えばその先生の名前を仮に山田真吉としよう。
ばばとNちゃんが言うのは「山田、真太郎、吉八郎ためとも・山田真吉!!~~~~~~」
と、節を付けて言うのだ。
坂道を上る二人の歩調に合わせ、何回も何回も叫んだ。
近年「世界の中心で愛を叫ぶ」というフレーズを何回も耳にし、目にしたが
ばばとNちゃんはまさに「坂道を上りながら愛を叫ぶ」状態だったのだ。
いくら担任の先生が好きだと言っても、ばばとNちゃんの行動も変わることなく
ただ、少しでも勉強頑張ってみようかな?とは思ったが
午前の授業中は2階だった教室の窓から見える山の中腹の穴には何が住んでいるか
気になり、ずっとよそ見をしては叱られ
昼の授業は当時給食がなかったので家まで帰って昼ご飯を食べて出直していたが
食事後の満腹感で上の瞼と下の瞼はいつでもくっつきたがり
無理して引き離すのに苦労した・・・という状況で、又叱られ・・・・・・・
その上、掃除をした後集めた木の葉を集めて学級園の片隅に埋めて堆肥にし
大根の種を蒔き収穫し、
その大根を使って夜Nちゃんの家でみそ汁を作って数名で食べた。
「夜間外出の罪」で逮捕?説教されたのは何故かばば一人。。。。。
他にも4名ほどいたのに、何でばばだけ?
学級園で大根を作ったから?
違うよね、夜間外出したからだよね。だったら、何故、ばばだけ叱られる?
意味わかんな~~~い!!!
でも、何故、自分の家で夕ご飯を食べた後に
またNちゃんの家に集まって大根みそ汁なんか作って食べたのだろう?
厳しいばば母が何故、夜、ばばの外出を許したのだろう?
未だに不思議でならないが何十年経っても忘れられない想い出だ。
ばばは、わざと好きな担任の先生に叱られるようなことばかりしていたのだろうか?
いつも叱られ役のばばも中学生になって、また恋をした。
恋?なんて言うほどものではない。
またしても好きになったのは3年生の時の担任の先生。
この先生は国語を担当されていたので他の教科はさておいて
国語だけは必死に勉強した。
そんなある日、朝登校したばばの机の中に封筒が入っていた。
何だ?と思って開けてみると英語で文が書いてある。
「I like you」という文字が見えた途端、ばばはその封筒をほっぽりだしてしまった。
差出人は学年で1,2位を争う秀才のK君。
噂では聞いていた「ラブレター」かも・・と瞬時に判断。
頭の良いK君はラブレターも英語で書くんだ」と妙に感心しつつ、
その後とった自分の行動が未だに理解できないが、
ほおり投げた手紙を再び手に取ると
何とばばはその手紙を持って職員室へ一目散。
そして手紙は担任の先生に・・・・その後ばばには何一つ変わったことはなく、
手紙を書いたK君に先生がどんな話をしたかも知らない。
せっかく手紙を書いてくれたK君、ごめん!!!
今は外国にいるとか風の噂に聞いたけど中学卒業以来会うこともなかったね。
どんなに謝っても謝りきれないけど、ごめんなさい。
こんなばばが高校生になると、またしても副担任の「倫理」の先生を好きになった。
哲学的なことなんか大の苦手なくせに
一生懸命本を読んだり先生の話を聞いたりしたっけ。
でも、ばばと同じ高校に兄が勤めていたし、
ばばは心の中で「この先生いいな」と思っても行動に移すわけでも無し。
心の中で思うだけ。それで満足していた・・・・・・
だから、ばばが人を好きになって・・・・なんて言っても
大したことないね。
短大に進んでも、同じ寮にいた親友と繁華街までバスで行き
喫茶店の前まで行ったのについに足を踏み入れることが出来ず帰った。
この時から4年の年月が流れてばばはじじと運命の出会いをしたんだよ。