5月31日(日)
今朝、(今日で5月も終わりかぁ)と思いながら起きて
表の間に行くと、どこからか「ミィウ~ミィウ~」というか弱い声が聞こえる。
どこから聞こえるのか?
何が鳴いているのか?
ばばは一瞬,鳥がばばの家の何処かで雛をかえしたのかな?と思った。
縁側に出る網戸を開けると声は聞こえなくなった。
前の家の何処かで何かが鳴いていたのかな?と
気にはなりつつも網戸を閉めた。
その後は仏様の水を換えたり、朝食をとったり
じじ父のデイケアへの見送りをしたり・・・・
洗濯・押入の掃除・布団の片づけと次々動いているうちに
声のことはすっかり忘れていた。
11時過ぎに一段落。
少し休憩しようかな?とパソコンのスイッチオン。
すると又、今朝のあの声がどこからか聞こえてくる。
確かにうちの屋敷内から聞こえるようだ。
ばばは改めて又網戸を開けて縁側に出ようとした。
すると「ミィウ~ミィウ~」とはっきり聞こえる。
????と思いながら、ふとエアコンの室外機の下に目がいった時、
ばばはのけぞりそうになった。
なんと、真っ黒な猫が座っている。そして、そのお腹の所に子猫が・・・・・
それも3匹も・・・一匹は親と同じ真っ黒・もう一匹はグレー・
あと一匹はグレーと白の模様が。
ばばと目が合った親猫は、緑色の目を大きく開け
身じろぎもせずばばの方を見ている。
子猫たちは団子状になり親猫のお腹あたりに・・・
子猫たちは生まれて大分日が経っているらしい。
体調は約20㎝ぐらいある。でも、まだ足はしっかり立たないようだ。
目も開いているのかいないのか・・・・
ばばは急いでカメラを取って構えた。
親猫は危険を感じたのか子猫を残し縁側の下へ移動した。
そして、じっと光る目でばばの方を見ている。
ばばは、猫が好きでないので内心、いつ親猫がばばに飛びかかるか
気が気ではなく足はガクガク震える。
でも、思い切って室外機と壁の隙間にカメラを入れ
何とか写真をと頑張るがなかなかうまく写せない。
やっとの事で写真を写したがあまりはっきり写ってはいない。
親猫は?と言えばいつの間にかもっと奥へ潜り込んだのかばばの視界から消えた。
しかしばばは深追いしない。
猫の目が怖いから・・・・・
ここまで書いてもう一度子猫たちを覗いた。
3匹でやはりお団子状になって固まっている。
よく見ると真っ黒だと思った子猫の顔に少し白い毛が混じっている。
この子達、今後もこの場所で大きくなるのだろうか?
今は、何を食べているのだろうか?お乳を飲んでいるのだろうか?
親猫自分の食事はどうしているのだろう?
ばばの手でこの猫の親子を追い出したくはない。
もうすぐ、ばばの家は網戸取り替えや雨戸取り付けなどの工事が始まるよ。
それまでにはぜひ何処換え引っ越して欲しい。
でないと、きっと大工さん達に何処かへ追いやられるよ。
手荒な真似はしないと思うけど・・・・ばばが餌でもやって居着かれても困るし、
ばばの悩みが増えた。どうしよう、あぁ~~~どうしよう。
ここまで書いてもう一度子猫たちを覗くと今度はグレーの子猫が一番下になって
団子状に固まっていた。
お母さん猫が言い聞かせたのか、ばばが写真を写したり、
パソコンの前に座っていると3匹の子猫は「ミィ~」とも声をたてない。
写真を撮り直そうとカメラを取り出して構えながら、ふと縁側の下を見ると・・・・・・・
あの親猫が目をいっぱい見開いてばばの方を見ているではないか!!!!
お母さん!ごめん!絶対危害は加えないから。
でも、今までばばの家で子猫が生まれるなんてことなかったなあ。
二階まで上がってきて野良猫が子猫を産むんだ・・・
この親子3匹の今後は????
猫嫌いなばばでも気にかかる。
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後記
※夕方になってやけに「ミィゥ~、ミィゥ~」とうるさくなった。
そぅっと覗くと、いつでもこちらを睨むような母親の黄緑色の目と
ばばの目が合う。怖い~~~。
母猫は何処かで餌を食べてきて子どもたちのお乳を与えているようだ。
小学1年生の国語の勉強で「どうぶつの赤ちゃん」という教材があった。
ライオンの赤ちゃんは生まれてすぐは自分ではあちこち移動することができないので、
母ライオンが口にくわえて移動するのだそうだ。
この子猫たちはばばの家の室外機の隙間で生まれたのか?
それとも母猫が何処かで産んで
一匹ずつくわえて今の場所へ移動してきたのか・・・?
これからは昼間でも窓を開け放してはおけないなあ。
だって、母猫がいつ何時入り込んで台所やテーブルの上を物色でもしたら大変だもの。
元々、ばばは猫が怖い。」でも、日々子猫の成長を見守りたい気もする。
しばらく家で子育てして欲しいと思う反面、速く子猫たちが歩けるようになって
何処かへ行って欲しいと思うばばでもある。