10月13日(月)
ばばは、報復を恐れている。
何者がばばに報復をするというのか?
実は、3日前ばばはとても悪いこと、残酷なことをしてしまったのだ。
未だに良心の呵責に。。。ということになった発端は?
昼前、買い物をして帰ってきて家に入ろうとした。
・・・と、入り口の壁に黄土色の何かの巣が。
ほどなく、どこからともなく一匹の蜂が飛んで来て巣の周辺を飛び始めた。
ばばは、この巣に見覚えがあった。
4年前、元職場、ばばの母校が新築されたのだが、新築される前の古い校舎の
壁などにこれと同じような大小いくつもの巣があった。
そう大きい物ではない。
巣は黄土色の泥?土?で出来ていた。
初めは何の巣か分からなかったが
ある同僚が「ドロバチ」か「ツチバチ」の巣だと言った。
ばばは、そんな蜂の名前も知らず、
当時は「あぁ~そうか」という程度にしか思わなかったが
いざ自分の家の玄関に(コンクリート部分)巣が出来たとなると
ばばも少し考えた。
毎日出入りする玄関だし、万が一蜂に刺されたり
蜂が家のなかに飛び込んできたら大変だ。
蜂と言えば、「刺す」というのがばばの中での常識なので
何とかしなくてはと思った。
周りを飛んでいた親蜂が何処かへ行ったすきに
ばばは持っていた玄関の鍵で巣を壁から剥がせるのではと
上から下へ向けてスッと押してみた。
上から押したつもりだったが目を背けて押したので
巣の真ん中辺に鍵が当たったらしく穴が開き
青緑色の虫(一瞬しか見なかったが青虫みたいだった)が見えた。
どうも巣の中にいるのは青虫らしい。ばばの大っ嫌いな青虫が。
巣は予想以上に柔らかかったので鍵が巣を突き破ったらしい。
体液のような物も出ていた。ゾゾゾ~~~としたばばは
鍵を放り捨てるわけにも行かず一目散に水道に走り
タワシに石鹸をつけて鍵をゴシゴシゴシ何回も何回も洗ったよ。
自分がしたことの結果とは言え虫の体液が着いたかも知れない鍵・・・
と考えただけで気味が悪いが仕方ない。
直射日光で乾かして。。。っと。
おぞましい巣の様子を想像すると二度と近づきたくはないが
否が応でも通らなければならない玄関だ。
ばばはもう一度意を決してあの巣を取り除こうと思った。
親蜂が来てないのを確かめた上で、今度は鍵より長い竹串を持って玄関へ。
そして、やはり巣を直接見たくはないので
チラッと見た後、巣から顔を背けおおよその見当をつけて
「エイヤッ」と手を上から下へ振り下ろした。
確かに手応えはあった。
足元を見ると確かに何かが落ちてはいる。
もし、青虫が落ちていたら・・・・・とビクビクしたが青虫は見えなかった。
もし落ちていたとしても、自分でホーキで掃き出す勇気はない。
足元に正体不明の物が落ちている玄関に郵便屋さんとか
宅配さんが来たら大変だ・・・とは思ったが・・・無視、無視。
4,5時間経って再び覗いてみると、さっき落ちていた物体はもちろん
青虫も巣のかけらも、なあんにもなかった。
もしかして、親蜂がやってきて幼虫?を何処かへくわえていったのか?
あれ以来、ばばは再び同じ場所に巣が出来ないか
ハラハラしながら毎日チェックしているが今のところ安泰だ。
ある日突然、大きな蜂の巣が玄関に出来ていたり
蜂が仲間を引き連れてばばに報復に来るのではとドキドキのばばである。
画像は、ばばが退治?した蜂の巣の跡。
ちっちゃいんだよ、縦4センチ、横2センチぐらい。
こんな物でドキドキするって変?