ばばの日記

団塊世代 仲良し夫婦の暮らし
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露見草って知っていますか?他、生姜の花の蕾

2008年10月08日 19時58分43秒 | 植物のこと

10月8日(水)時々

ばばはもう大分長く生きてきたのに、

ごくごく身近なことでも知らないことがいっぱい。

先日の夕方の散歩では生まれて初めて「生姜の花の蕾」を見た。

たまたま通りがかりに生姜畑で作業をしている人に声をかけたら

「生姜の花の蕾が出来ているから

これが咲いて終われば収穫時だ」と話して下さった。

「すみませんが写真を写させて下さいませんか」と声をかけ、

畑に入り込んで生姜の花の蕾を撮らせてもらった。

生姜の花の蕾って、じじ両親の庭の隅に咲いている花?蕾?とそっくりだった。

これは、正真正銘のウコンの花です。キビ畑の隅に咲いていたのに、いつの間にか切り捨てられていました。

 じじ両親宅の隅に咲いている花?か、花の蕾です。これも「ウコン」だと聞いてはいるのですが、未だに半信半疑です。7月初め頃にニョキッと姿を現して早3ヶ月。うす黄緑の蕾らしきものの上の方に白っぽい花のような物が見えます。こういう花のような物がいくつもいくつも咲きましたが、これ以上まだ花が咲くのでしょうか?「待ちくたびれ」感がありながらも、これから又花が咲くのか楽しみでもあります。

上の蕾らしきものがうす紅色に色づいて・・・・こうなってからも白っぽい花のような物は咲き続けていましたが、これ以上どのように花を咲かせるのか?もしこの植物について知っている方がおられたら、ぜひ教えていただきたいと思い続けています。最近では最上部までピンクっぽい色になってきています。

 

    二枚の画像は生姜の花の蕾です。ばばは、生まれて初めて見ました。これから紫色の花が咲くそうです。ウコン・生姜・名前不詳の植物の蕾、似ていますね。

 

昨夕のローカルニュースで、明日(今日、10月8日)は「寒露」ですと言っていた。

 「寒露」とは二十四節気の一つで10月8日頃だとか。

露が冷気で凍りそうになる時期と言う意味らしい。

そこで男のアナウンサーが「露見草」って知っていますかと

女のアナウンサーに問いかけた。

ばばは、もちろん知らなかった。

ヒントは今の時期、穂先に丸い露の玉を結ぶ、あの植物。。。。。

そう、「ススキ」のことだそう。

スッと伸びて、撓ったススキの穂先に丸い露玉がいくつもついた風情すきだなあ。

いつの頃だったかしら?

朝起きた時、芝生や雑草がキラキラ露の玉を戴いていたのは。

ばばは、「ススキ」のことは「尾花」というものと思っていた。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」っていう言葉がすぐ浮かぶから。

でも、「露見草」のほうが可愛いくて、その様子を想像するとロマンチック。

 

ばばがまだ入学前、なぜか消しゴムを作ると言っては

ススキの青い花?穂?をちぎっては石で叩いてつぶし、

その後、ガジュマルの幹を石で傷つけて樹液を出し、

その樹液をススキの穂を叩いてつぶした物に何回も何回もつけて

「消しゴム」の完成!と喜んでいた。

でも、自作消しゴムで、何かを消した記憶はない。

ただ、作る過程を楽しんでいたのだろう。

女の子のくせに集落中を走り回ってガジュマルの大木を捜し

余所様の木にも平気で傷を付けては樹液を出していた、野生児ばば。

 

ススキは子どもの遊びに使われる他に実用品にもなった。

ばば父は枯れたススキを数十本集めて茎の部分をきっちり結び

先のホワホワ穂の部分を落として骨?茎?だけにして室内箒を作っていた。

父の手にかかると雑草のススキが

瞬く間に美しい実用品に変わるのにびっくりしたものだ。

父の作るススキ箒は軽くてとても使いやすかった。

今もあのような箒を作ることの出来る年配者はいらっしゃるだろうか?

 

ススキは根っこから切り取られて干され、

それで茅葺きの補修もしていたのではないかと思うが記憶が定かでない。

(ばばが子どもの頃住んでいた家は藁葺きだったが、

でも・・・確か牛小屋などは茅葺きだった?

藁と茅、両方とも家の屋根材として使われていたと思うが・・・・・)

 

ススキの葉は固く鋭くて、油断すると手を切ってしまったりする厄介物だが、

一方では茅葺きに使われたり、箒のような実用品になったり、

数本ずつ向かい合わせにして葉先を結んだ物は

ロープ代わりにサトウキビを束ねるのにも使われていた。

昔の?人たちの生活の知恵って素晴らしいなあとつくづく思う。