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(31日の選挙)南城市長選、古謝氏が再選 親川氏に2千票余差

2010-02-08 05:31:57 | Weblog
(31日の選挙)南城市長選、古謝氏が再選 親川氏に2千票余差 2010年2月1日 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-156661-storytopic-3.html
 任期満了に伴う南城市長選挙は31日投開票され、現職・古謝景春氏(54)=無所属、自民、公明支持=が1万2697票を獲得、新人で元県議・親川盛一氏(68)=無所属、社民、民主、社大、そうぞう、国民新推薦、共産支持=と獣医師で新人・新城建一氏(69)=無所属=の2人を破り、再選を果たした。投票率は74・47%で前回の78・64%に比べ4・17ポイント下回った。
 古謝氏は親川氏に2482票の差をつけた。
 古謝氏は「市民が主役と訴え戦ってきた。一生懸命市政に取り組む」と語った。
 南城市の当日有権者数は3万1176人(男1万5582人、女1万5594人)。有効投票数は2万3041票。無効票は175票。
◆沖縄県南城市 市長選挙結果
当 12697 古謝景春 54 男 無現 南城市長
  10215 親川盛一 68 男 無新 元県議、無職
  129 新城建一 69 男 無新 獣医師




 前日の7日ではなく31日に行われた選挙で、投稿時期を逸した感もなくはないのですが、選挙結果をお送りしたいと思います。
 沖縄県南城市は、本島南部に位置する2006年1月に佐敷町・知念村・玉城村・大里村が合併して誕生した人口4万人程の市で、市長選は知念村長出身で初代南城市長に就任した現職で自民・公明が支持する古謝景春氏に、元県議で社民、社大、民主、国民新、政党そうぞうが推薦する親川盛一氏、及び獣医師の新城建一氏が挑みましたが、
 1期4年の実績を強調すると共に「市民とともに協働の街づくりを目指す」と訴えた古謝氏が12697票を獲得し、
 長年の行政職や県議の経験を前面に、「公平公正な市政運営を実現する」と強調し10215票を獲得した親川氏 を破り再選。
 獣医師の新城建一氏は129票と完全に伸び悩む事実上の一騎打ち選挙となりました。

(31日の選挙)本田修一氏が再選 志布志市長選

2010-02-08 05:23:14 | Weblog
(31日の選挙)本田修一氏が再選 志布志市長選 2010年02月01日 朝日
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001002010001
 合併前の旧町長による一騎打ちとなった志布志市長選は31日投開票され、現職の本田修一氏(61)が、元志布志町長で新顔の慶田泰輔氏(64)=いずれも無所属=を破り、再選を果たした。当日有権者数は2万7980人。投票率は80.57%で、前回(82.82%)を下回った。
 元有明町長だった本田氏は4年前の志布志市誕生後初の市長選で、慶田氏に706票差で競り勝って初当選。今回は主地盤の有明町を手堅くまとめたうえ、現職の強みを生かして、慶田氏の地元の旧志布志町や旧松山町地区にも支持基盤を広げ、慶田氏の再挑戦を退けた。
◆鹿児島県志布志市 市長選挙結果
当 11871 本田修一 61 男 無現 志布志市長、農業
  10454 慶田泰輔 64 男 無新 旧志布志町長、無職



 前日の7日ではなく31日に行われた選挙で、投稿時期を逸した感もなくはないのですが、選挙結果をお送りしたいと思います。
 鹿児島県志布志市(しぶしし)は鹿児島県東部に位置する、2006年1月に松山町・志布志町・有明町が合併して誕生した人口3.3万人程の市で、4年前の初代市長選では、旧有明町長の本田修一氏が11002票を獲得し、旧志布志町長で10296票を獲得した慶田泰輔氏、元尚志館高校校長で2077票を獲得した林敬二郎氏を退け初当選しましたが、任期満了の今回選挙戦では現職の本田修一氏に、再度慶田泰輔氏が挑む今度は一騎打ち(林敬二郎氏は不出馬)になったのですが、
 「旧3町の融和と格差の是正に取り組んだ。均衡ある発展をおおむね実現できたと思う」と自負するとともに「次の4年間が大事。まちの将来が大きく変わる」と市政継続の必要性を強調した本田修一氏が11871票を獲得し、
 「今の市政は志布志港を生かした振興策を提言するが、港町の経済を支える中心市街地への振興策が何もない」と批判すると共に、「合併を推進した責任者として、現在の市政運営を認めるわけにはいかない。旧3町の地域性を生かしたまちづくりが大切」と語り、志布志港を生かした振興策を推進するため、港湾行政にかかる仕事を志布志支所に集約するなど行政機構の見直しを提言すると共に、中学生までの医療費無料化や都市機能を市街地に集約させるコンパクトシティの形成などを訴え10454票を獲得した慶田泰輔氏 を破り再選を決めました。

(31日の選挙)玖珠町長に朝倉氏 前職・後藤氏ら破る

2010-02-08 05:17:26 | Weblog
(31日の選挙)玖珠町長に朝倉氏 前職・後藤氏ら破る 2010年02月01日 大分
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_126498567013.html
 リコール(解職請求)運動中の町長辞職に伴う玖珠町長選挙は31日投票され、開票の結果、無所属新人で元投資信託会社役員の朝倉浩平氏(63)が、前町長の後藤威彦氏(66)やほかの無所属新人を下して初当選した。最後まで競り合った元国会議員秘書の高倉正行氏(54)とは17票差だった。
 町民は後藤氏が総合運動公園建設中止の公約を翻すなど混乱した町政を平常に戻したいとして、清新なイメージの朝倉氏を選択した。
 朝倉氏は立ち上がりが遅く知名度もなかったが、手づくり選挙が町民に好感を持って迎えられた。既存の政治に対して批判的な町民らが町政に「新しい風」を求め、政治や行政に無縁だった朝倉氏を選んだ。
 投票率は76・12%(当日有権者数1万4675人)。前回(77・53%)を1・41ポイント下回った。

町民の声に応える
 朝倉浩平氏の話 町を変えてほしいという町民の声に応えたい。総合運動公園は計画を縮小せざるを得ないだろうが、皆さんの声を聞いて決める。私は民間出身。行政の無駄を省き、福祉、教育を充実させる。議員、役場職員と一緒になって町を良くしていきたい。

公約転換、不信大きく
◆解説◆後藤氏へのリコール運動が引き金となった町長選。総合運動公園建設中止の公約を変更するなど、その政治姿勢や公約の在り方をめぐる町民の判断が注目された。全国的にマニフェスト選挙が定着する中、公約転換への不信は大きく、町民は「しがらみのない町政」を訴えた朝倉氏に町長のいすを与えた。
 朝倉氏は知名度不足と出馬表明の遅さを、人柄と民間出身の経歴を前面に押し出すことで乗り越えた。クリーンな印象を打ち出し、後藤氏への批判票を含め浮動票の獲得に成功。同級生らのボランティアを中心にした運動は、選対の組織力に頼る従来型の選挙からの変化を示した。
 朝倉氏には町内に生じた混乱としこりを解消し、一から町をまとめ直す手腕が求められる。運動公園問題解決の着地点を探るだけでなく、山積する課題に待ったなしの対応が迫られる。

◆大分県玖珠町 町長選挙結果
当 3587 朝倉浩平 63 男 無新 無職
  3570 高倉正行 53 男 無新 農林業
  2768 後藤威彦 66 男 無前 無職、前玖珠町長
  852 梅木恒明 75 男 無新 医療法人徳洲会顧問
  293 宮西博幸 44 男 無新 無職




 前日の7日ではなく31日に行われた選挙で、投稿時期を逸した感もなくはないのですが、選挙結果をお送りしたいと思います。
 大分県玖珠町(くすまち)は、県の北西部にある町人口1.7万人程の町で、実は2008年08月31日に町長選が行われ、当時有限会社ミツワ食品会長で新人だった後藤威彦氏が6505票を獲得し、当時の現職町長だった小林公明氏(3953票)に大差をつけて初当選したのですが、その後藤氏が総合運動公園建設などの公約違反を問われて、リコール運動を招いたことから昨年の12月17日に突然辞意を表明。
 急遽出直し選挙戦が行われることになりましたが、町長選は出直し選挙で民意を問いなおそうと再出馬した現職の後藤威彦氏に、前回も出馬したものの901票しか獲得できずに惨敗した徳洲会病院顧問で74歳の梅木恒明氏、農林業の高倉正行氏、44歳の宮西博幸氏、63歳の朝倉浩平氏の 現職+新人4人 による大混戦となったのですが、
 「(出遅れのため)皆さんの支援でやっとスタート台に立てたがまだ力不足。混迷する町から信じあえる町、しがらみのない町づくりを」と謙虚さをアピールした無職の朝倉浩平氏が3587票を獲得し、
 「27年間、衆院議員秘書として地域の実情に接してきたが、混迷する町を和と知恵で元気にしたい。町執行部と職員、町議会の心を一つにすることが大切」と訴え3570票を獲得した農林業経営の高倉正行氏を辛くも振り切って初当選。
 「県も市町村も厳しい財政のなか、私が玖珠町の財政状況を改善した。光輝く町にすると約束します」と実績を強調すると共に、反対から推進に転じた運動公園については「一番いい結論を出したと思っている」と訴えた前職の後藤威彦氏は2768票に留まり、
 運動公園は「凍結」の立場から「断固中止」と鮮明にした上で「仕方なく造る、というのは好ましくない。しがらみや利権を断ち切り、跡地を温泉利用のリハビリ施設などに有効活用すべきだ」と訴えた医療法人徳洲会顧問の梅木恒明氏は852票、
 運動公園は「維持費がかかり、負の遺産になる」と反対を明言し、「『住民が主役』のしがらみのない政治」「町が潤う仕組み」「過疎化に歯止めをかけ、観光や産業振興で未来ある町を目指す」を訴えた44歳の宮西博幸氏は293票と伸び悩みました。
 激戦を制した新町長となる朝倉氏はどのような町制運営を行ってくれるのでしょうか…。

(31日の選挙)町民一体振興頼むぞ 美郷新町長に菊田さん

2010-02-08 05:12:35 | Weblog
(31日の選挙)町民一体振興頼むぞ 美郷新町長に菊田さん 2010年02月01日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=23451&catid=74&blogid=13
 まさに薄氷の勝利―。5人の有力候補者=いずれも無所属・新=が激戦を演じた美郷町長選は31日投開票が行われ、前町議の菊田彦市さん(57)がわずか37票差で初当選を果たした。
 さらに、再選挙を避けるために必要な法定得票数(有効投票数の4分の1以上)を33票上回る際どさ。支持者は喜びを爆発させ「山の将来を託した」「閉塞感を吹き飛ばして」と町の新リーダーに期待を込めた。
 開票後、2回の速報とも票差が開かず、同町北郷区宇納間にある菊田さんの選挙事務所に集まった支持者たちはピリピリした雰囲気で朗報を待ち続けた。
 当選の一報が届くと「やったー」と声が上がり、はじけるような歓声が響いた。しばらくすると菊田さんが泣きながら到着。菊田さんは支持者と抱き合ったり握手を交わしたりし、感極まった様子で「(小差の当選に)いろいろな考えの人がいることは受け止める。美郷町を良くしたいという方向性は変わらないので、政策の実現に向けて頑張りたい」と喜びをかみしめた。
★宮崎県美郷町 町長選挙結果
当 1325 菊田彦市 57 男 無新 農林業
  1288 尾畑英幸 60 男 無新 無職
  928 岩倉朗 57 男 無新 無職
  842 森川吉太郎 56 男 無新 前美郷町議会議員
  784 末永敏幸 66 男 無新 農業



 前日の7日ではなく31日に行われた選挙で、投稿時期を逸した感もなくはないのですが、選挙結果をお送りしたいと思います。
 宮崎県美郷町は、県北部にある南郷村・西郷村・北郷村が合併して誕生した人口6000人程の町ですが、旧西郷村長を連続10期務め、合併後も初代町長選でそれぞれの村長同士の三つ巴の争いを制して初代町長に就任した現職の林田敦町長が引退を表明したため、町長選は前美郷町議会議員の森川吉太郎氏、農林業の菊田彦市氏、農業の末永敏幸氏、及び前町収入役の尾畑英幸氏と元町教育課長の岩倉朗氏の5新人が立候補する(前回出馬した3人が揃って不出馬となったため)誰が当選するか全く読めない大混戦となったのですが、
 農林業の菊田彦市氏が1325票を獲得し、1288票を獲得した尾畑英幸氏、928票を獲得した岩倉朗氏、842票を獲得した前美郷町議会議員の森川吉太郎氏、784票を獲得した農業経営の末永敏幸氏 を破り初当選しました。
 新町長となる菊田氏は、どのような町制運営を行ってくれるのでしょうか…。

「政権離れた生活は想像以上にむなしい」と参院選不出馬

2010-02-08 05:01:57 | Weblog
「政権離れた生活は想像以上にむなしい」と参院選不出馬 2010年2月8日 日経
http://www.asahi.com/politics/update/0207/SEB201002070010.html
 今夏の参院選佐賀選挙区(改選数1)での4選に意欲を示していた自民党の岩永浩美参院議員(67)が7日、県連の代表役員会で党への公認申請を取り下げ、立候補を断念すると表明した。その後の取材に対し「この5カ月間、政権を離れての生活は想像以上にむなしい日々だった」と述べ、野党転落後の議員活動に展望が開けないことを理由に挙げた。
 同党佐賀県連は昨年7月、岩永氏を引き続き公認するよう機関決定、党本部に申請していた。しかし、党本部は総選挙での敗北後、参院選での公募制実施を打ち出し、すでに現職について申請のあった佐賀県連などに再検討を迫った。同県連では、候補者差し替えを求める意見もあり、結論が出せないでいた。
 参院選公認問題を検討するため7日招集された代表役員会で、岩永氏は公認申請取り下げを表明。その後の取材に対し「(県議時代も含め)35年間、与党の立場で政策を実現してきた。仮に当選しても、(野党のまま)モチベーションが維持できるかな、と正直思った」と吐露。「新しい世代から候補者を選んだ方がいい」といい、昨夏の衆院佐賀1区で落選した福岡資麿・県連会長(36)を推す考えも示した。
 岩永氏は、現職の死去に伴う1995年の参院補選で初当選し、農林水産副大臣などを務めた。現在、参院政府開発援助特別委員長。
 民主党は佐賀選挙区で先月31日、諫早湾干拓訴訟などの原告弁護団を務める弁護士の甲木(かつき)美知子氏(38)の擁立内定を発表し、共産党も元村議の山口勝弘氏(54)の擁立を決定。幸福実現党も支持母体の「幸福の科学」職員・木場健氏(36)を立てる方針。



 はぁ…(汗 ある意味正直な方なのかもしれませんが、この人の言い分って、要は『勝ち組になれたからこれまで出馬してきたけど、今回は勝ったところで主要ポストに就ける見込みもない(会社に残ることができても左遷は確実)から出馬しなくてもいいや 後は若いもんでどうにでもしてくれ』と職務を途中で放棄するようなものですし、政治家たる者がこのような志が低いようでは、こちらからこそ『お前のようなやる気のない奴は最初から政界に出て来るな!』と一喝したくなりますが、それ以前に同時期に出馬して敗れ去ってきた多くのライバル候補達にも随分失礼な話ですよね…(怒!
 おそらくは今回初めて民主党から出馬して初当選した中にも、何人かはこのような『勝ち馬に乗れるから出馬した』という動機が不純な日和見議員が紛れ込んでいると思いますが、どの政党に所属するかに関わらず、このような志の低い議員を排除しない限り、日本の政治は中々良くならないのではないかという危惧を感じます。 

日航、アメリカンと提携維持へ デルタとは交渉打ち切り

2010-02-08 04:56:41 | Weblog
日航、アメリカンと提携維持へ デルタとは交渉打ち切り 2010年2月8日 
朝日 http://www.asahi.com/business/update/0207/TKY201002060418.html
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100207ATDD0700407022010.html
 会社更生法の適用を申請して再建中の日本航空が、現在提携している米2位のアメリカン航空との提携を維持することになった。米首位のデルタ航空から提携を打診されていたが、交渉を打ち切る。早期の再生には、提携先を切り替えるより現在の提携関係を深めた方がリスクが少ないと判断した。今週発表する。
 日航とアメリカンは近く、日米路線で価格や運航スケジュールを両社で調整できるよう、米独占禁止法の適用除外を日米当局に申請する。昨年12月に日米当局がオープンスカイ(航空自由化)協定を締結したことで、日米の航空会社が独禁法の適用除外を認められる可能性が高まった。
 日航はアメリカンと1999年から共同運航便を飛ばすなど関係が深く、2007年にはアメリカンが率いる国際航空連合「ワンワールド」に加盟した。しかし、デルタが昨夏、日航への資本参加と、デルタが率いる航空連合「スカイチーム」への移籍を打診。これに対抗してアメリカンも日航に出資を申し入れ、米首位・2位による激しい「日航争奪戦」が繰り広げられていた。
 日航社内ではこれまで、スカイチームに移籍することで、米首位のデルタや欧州首位のエールフランスKLM(フランス・オランダ)と連携して収益増を見込めるとの意見が優勢だった。
 しかし、今月1日に就任した稲盛和夫会長と、日航を支援する企業再生支援機構が協議した結果、航空連合の移籍にはシステム変更などのコストがかかるうえ、日航が短期の再生を果たすうえでリスクが高いと判断した。
 また、日航がデルタと提携した場合、日米路線におけるシェアが高くなりすぎ、米当局から独禁法の適用除外を受けられない懸念も考慮した。



 経営破綻した日本航空ですが、結局デルタとの提携交渉は打ち切り、アメリカン航空との提携を維持するようです。まあ、『提携先を切り替えるより現在の提携関係を深めた方がリスクが少ない』という表の理由だけではなく、特定グループ(スカイチーム)の日米路線のシェアが大きくなり過ぎ、スターアライアンスグループに所属する全日空の経営まで脅かしかねないという裏の理由もあったでしょうし、第一法的整理で取引先に大きな迷惑をかけている真っ最中だというのに、これ以上運用による混乱は絶対起こせないというのが強い理由になったのではないでしょうか…。
 この判断は至極妥当だと思いますし、仮にグループを移るとしても、経営状況が正常な冷静な判断ができる時に検討すべき事案かと思いますね。

トヨタ、「SAI」とレクサス「HS250h」もリコールへ

2010-02-08 04:50:53 | Weblog
トヨタ、「SAI」とレクサス「HS250h」もリコールへ 2010年2月8日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100207AT3D0700407022010.html
 トヨタ自動車がハイブリッド車「プリウス」のブレーキ不具合問題で、今週前半にも国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出ることが7日明らかになった。同じブレーキシステムを採用している「SAI(サイ)」とレクサス「HS250h」も月内にリコールする方針。トヨタは成長戦略の核であるハイブリッド車でリコール対象車の改修を急ぎ、顧客の不安解消と信頼回復に努める考えだ。
 ブレーキ不具合が発生しているプリウスは昨年5月発売の最新型。トヨタは4日の記者会見でも車両そのものに欠陥はないとの見解を打ち出していたが、日米などでブレーキが一時的に利きにくくなるとの苦情が日ごとに増えていることから、顧客の不安解消を優先してリコールに踏み切る。日本では今週前半にも国交省にリコールを届け出る。このほか米国やその他約60カ国・地域でもリコールや自主改修を実施する。プリウスと同じブレーキシステムを採用しているSAIやレクサスHS250hについても、ブレーキシステムの修正ソフトの配備などが整い次第、月内にリコール申請する方針。




 話題のハイブリッド車プリウスのリコールを決めたトヨタですが、 「SAI」やレクサス「HS250h」もリコールを届け出るようです。
 まあ、顧客が『自分の乗っている車は大丈夫か?』と疑心暗鬼に陥っているようでは、とても知人に購入を薦めてもらうといったご紹介営業などまずできないでしょうし、今は何よりも信頼を回復することが最優先。短期的に多額の費用がかかることになっても、財務体質的にまだまだ強固な今の時期だから打てる対策だと思いますし、至極妥当な判断かと思います。
 それにしてもトヨタのお偉いさんはいつまで『車両そのものに欠陥はない』という上から目線の態度を付き通すつもりなんでしょうね…(呆れ
 顧客ニーズを無視して自分達の都合を優先した車作りを続けた結果 凋落したのがかってのビッグ3で、そのうち2社までもが連邦破産法(日本で言えば民事再生法)の申請にまで追い込まれたというのに、これではますます海外のトヨタファンを狙い撃ちした他社のシェア分捕り作戦が激しくなりそうですし、変に下手に出て損害賠償額が膨らんでしまうことを警戒しているのだとは思いますが、これでは良心的なごくごく普通のトヨタファンの心まで覚めてしまいそう…。
 傲慢になり過ぎたトヨタ経営陣が心を根本的に入れ替えない限り、長年の念願だった世界NO1の座からの転落はほぼ確実でしょうし、再び世界NO1の座を奪い返すことはますます遠ざかりそうな気がします。