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(21日の選挙)愛荘町長に村西氏再選 「住民主体にまちづくり」  滋賀

2010-02-27 08:52:52 | Weblog
(21日の選挙)愛荘町長に村西氏再選 「住民主体にまちづくり」 2010年2月22日
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100222/CK2010022202000027.html
 愛荘町長選は21日投開票され、無所属現職の村西俊雄氏(68)が、無所属新人で元町議の久保田九右衛門氏(69)を破り再選を果たした。投票率は63・68%(前回は76・69%)、当日有権者数は1万5122人。
 午後10時30分ごろ、同町安孫子の村西氏の選挙事務所に当選確実の知らせが届くと、緊張して待っていた支持者から一斉に拍手と歓声が沸き起こった。
 姿を見せた村西氏は「次のステージに向かって、新しいまちづくりのスタートが切れます」と支持者らに感謝。続けて「住民主体を掲げ、若い人たちが夢と希望を持てるようなまちづくりを進めていきたい」と力強く抱負を語った。
 争点の見えにくかった選挙戦では、豊富な行政経験を武器に、入札や行政改革など4年間の実績や、2期目の目標をまとめたチラシなどでかじ取りの姿勢を細かにアピール。住民参画のまちづくりを前面に掲げ、幅広く町民の支持を集めた。
 久保田氏は告示間際の出馬表明で準備不足が響き、支持拡大にはつながらなかった。
 村西氏は、2000年に旧米原町(現米原市)の町長選で初当選し2期務めた。その後、06年の旧愛知川町と旧秦荘町の合併選挙で愛荘町長に当選した。
★滋賀県愛荘町 町長選挙結果
当 6263 村西俊雄 68 男 無現 町長
  3208 久保田九右衛門 69 男 無新 元町議、農業


 滋賀県愛荘町は、東近江市と彦根市の間に位置する2006年2月に秦荘町と愛知川町の合併により誕生した人口2万人程の町で、町長選は4年前の前回選挙で新人同士の争いを大差で制した現職の村西俊雄氏に対して、元町議の久保田九右衛門氏が挑んだものの、
 これまでの1期4年の実績をを訴えた村西俊雄氏が6263票を獲得し、
 「無投票にはできない」と切り出し、「(現町政は)事前説明なしなど議会軽視が目立つ」と批判すると共に、『町長給与の30%以上カット』『学校給食で地産地消を推進し給食費の30%値下げ』『自治会や老人会などの活動補助金の増額』などを訴え3208票を獲得した久保田九右衛門氏 にダブルスコアをつけて圧勝しました。
 まあ、こちらは競い合う2人がほぼ同年齢に加えて、久保田氏の立候補の表明は告示の2日前。実務経験が豊富な現職相手に準備不足では、結果がこれだけの大差になってしまったのも無理もないと思います。

(21日の選挙)大野町長に宇佐美氏 「住みやすい元気な町に」 岐阜

2010-02-27 08:47:46 | Weblog
(21日の選挙)大野町長に宇佐美氏 「住みやすい元気な町に」 2010年2月22日 中日
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20100222/CK2010022202000035.html
 大野町長選は21日投開票され、無所属新人の建築設計事務所代表宇佐美晃三氏(55)が、無所属新人の町づくりコンサルタント飯沼信彦氏(57)を破り、初当選を果たした。投票率は前回を5・91ポイント上回る62・34%だった。当日有権者数は1万8871人。
 当選の知らせを受けた宇佐美氏は、同町黒野の事務所で「明るく住みやすい元気な町にするため、町民と対話しながら一歩一歩着実に進んで行きたい」とあいさつ。支持者と握手を交わし、祝福を受けた。
 宇佐美氏は、老老介護世帯の支援、小学校低学年の30人学級実現、高校生の通学手段確保など「福祉と教育の充実」を公約の柱に選挙戦を展開。元町議の知名度も生かし、確実に票を伸ばした。
 飯沼氏は、町民税10%を自治組織に還元するなど町政の新たな枠組みを打ち出し、支持を訴えたが、及ばなかった。
 大野町の新たなかじ取り役は宇佐美晃三氏に委ねられた。教育や福祉の充実など公約に掲げた施策の実現は当然だが、今後は少子高齢化など将来の課題を見通した町づくり全体のビジョンを掲げ、町政を率いるリーダーシップが求められる。
 選挙を通じて宇佐美氏は、老老介護世帯の支援や介護ボランティアの新設、高校生の通学手段の確保など町の課題に一つ一つ解決策を示してきた。町議会や消防団での経験を強調し「町に根付いた活動を続けてきた」と繰り返してきただけあって、町の現状や町民の声を的確につかんでいたといえるだろう。
 ただ、町の高齢化率はすでに20%を超え、独居老人宅は約420戸。ほかにもパナソニック関連工場の撤退による地域経済の落ち込み、バス路線廃止・減便など深刻な問題が山積みで、個別の対応策だけで町の再生が図れる段階ではない。
 厳しい経済状況の中で行く先が見えづらい今「どういう町を目指し、何に投資するのか」。宇佐美氏は新しい発想と実行力で、町民が希望を抱ける町の将来姿を描かなければならない
★岐阜県大野町 町長選挙結果
当 6931 宇佐美晃三 55 男 無新 元町議、1級建築士
  4741 飯沼信彦 57 男 無新 町づくり・農林業環境分野のコンサルタント


 岐阜県大野町は、県南西部の瑞穂市や本巣市などに隣接する人口2.3万人程の町で、町長選は4年前の前回町長選でライバル候補をダブルスコアで退けた現職の杉山茂氏が当初は出馬を予定していたものの、町内最大の民間事業所のパナソニックの子会社工場が閉鎖するなど固定資産税などの税収減が懸念される中、本巣市との合併構想を町議会に持ちかけたものの、町議会は揖斐郡内での合併を主張するなど意見が対立し結局出馬を見送ったため、
 町長選は元町議で1級建築士の宇佐美晃三氏と、町づくり・農林業環境分野のコンサルタントの飯沼信彦氏の新人同士の争いとなりましたが、
 老老介護世帯の支援、小学校低学年の30人学級実現、高校生の通学手段確保など「福祉と教育の充実」を訴えた宇佐美晃三氏が6931票を獲得して、
町民税10%を自治組織に還元するなど、町政の新たな枠組みを打ち出し、支持を訴え4741票を獲得した飯沼信彦氏に2200票近い大差をつけて圧勝しました。
 新町長となる宇佐美晃三氏はどのような町制運営を行ってくれるのでしょうか…。そして合併問題についてどのような方針を打ち出すのでしょうか…。

(21日の選挙)阿見町長に新人天田氏 2位と156票差、現職5選阻む 茨城

2010-02-27 08:40:10 | Weblog
(21日の選挙)阿見町長に新人天田氏 2位と156票差、現職5選阻む 2010年2月22日 茨城
http://cats.ruru.ne.jp/ibaraki/election2.asp?id=12&status=%92%CA%8F%ED%8FI%97%B9&type=%8E%F1%92%B7%91I
 任期満了に伴う阿見町長選は21日、市内17カ所で投票が行われ、即日開票の結果、新人で前町議の天田富司男氏(62)=無所属、民主推薦=が、現職の川田弘二氏(74)=無所属=と前町議の千葉繁氏(47)=同=の2人を破り、初当選を果たした。天田氏は早くから民主党の推薦を取り付けて活動を繰り広げ、4期16年の実績を掲げる川田氏と若さをアピールする千葉氏との三つどもえの戦いを制した。
 当日有権者は3万7806人。投票率は55.54%で前回60.54%を5ポイント下回った。
 12年ぶりの選挙戦は、いずれの候補も子育て支援や産業活性化、観光事業推進などを打ち出し、政策に大きな違いはなかった。このため、実質的には4期16年の実績を掲げ5選を目指す〝川田町政の継続〟か〝刷新〟かが争点となった。
 天田氏は昨年11月に民主党県連から推薦を受け、多選の弊害を指摘しながら「しがらみやマンネリ化で町政が停滞している」と「町政一新」を強調。「国と直接対話できる自分の人脈を生かす」とし、政権与党とのパイプを生かした町政運営を訴えた。
 当選の一報が同町阿見の選挙事務所に入ると、天田氏は支持者に囲まれ祝福を受けた。天田氏は「クリーンなボランティア精神の勝利。役場の中を改革し、明るい町にしていきたい」と喜びを語った。
 千葉氏は4町議の支援を軸に若さと行動力をアピールし支持を広げたが、天田氏に156票差で敗れた。
 川田氏は都市基盤整備や行財政改革の成果など4期16年の実績を訴えたが、多選批判をかわし切れず2新人に差を付けられた。
★茨城県阿見町 町長選挙結果
当 7512 天田富司男 62 男 無新 不動産管理業、前町議
  7356 千葉繁 47 男 無新 会社社長、前町議
  5931 川田弘二 74 男 無現 阿見町長


 茨城県阿見町(あみちょう)は、県南部に位置する 町と言っても人口4.7万人程の小さな市並みの人口規模のある自治体で、町長選は、現職で5選目を目指す74歳の川田弘二氏に対して、会社社長で47歳の前町議の千葉繁氏、前町議で不動産管理業の天田富司男氏の2新人が挑みましたが、
 「街を歩きどこにどんな問題があるかを把握し、町政の一新を図る」と訴えた天田富司男氏が7512票を獲得し、
 「町内全戸を目標に、歩いて聞いた町民の声を町政に反映させていきたい」と訴え7356票を獲得した千葉繁氏 をわずか156票の僅差で退けて初当選。
「負債残高も減り、よい流れにある町政をさらに発展させることが必要」とこれまでの実績を打ち出した川田弘二氏は5931票に留まりました。

 阿見町と言えば、同じ稲敷郡にあり東隣に位置する人口1.7万人の美浦村と合併して霞南市(かなんし)を作る予定もあったものの、美浦村の住民投票で反対多数となったため合併は白紙に…。
 4期16年のベテラン現職を破って新町長に就任する天田氏の舵取りに要注目です。