ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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(24日の選挙)中土佐町長に池田氏再選

2010-02-01 06:36:58 | Weblog
中土佐町長に池田氏再選 2010年01月25日 高知
http://203.139.202.230/?&nwSrl=254591&nwIW=1&nwVt=knd
 任期満了に伴う高岡郡中土佐町の町長、町議会議員のダブル選挙は24日投票が行われ、即日開票の結果、町長選は現職の池田洋光氏(55)=久礼=が3559票を獲得。新人で前町議の有沢明男氏(62)=同=を1373票差で破り、再選を果たした。投票率は82・98%だった。池田氏の任期は2月5日から4年間。
★中土佐町 町長選挙結果
当 3559 池田洋光 55 男 無現 中土佐町長
  2186 有沢明男 62 男 無新 会社員、元中土佐町議

 前日ではなく1週間前に行われた首長選挙で、いささか時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお伝えしたいと思います。
 高知県中土佐町は県の中央からやや西側に位置する、2006年1月に隣接する大野見村と対等合併した人口8200人弱の町で、町長選は4年前の前回選挙で新人同士の争いを制して初当選した現職の池田洋光氏に対して、元中土佐町議の有沢明男氏が挑みましたが、
 現職の池田洋光氏が3559票を獲得し、2186票を獲得した有沢明男氏を退けて再選を決めています。

(24日の選挙)大内氏が再選 里庄町長選

2010-02-01 06:12:28 | Weblog
(24日の選挙)大内氏が再選 里庄町長選 2010年1月25日 中国
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201001250057.html
 岡山県里庄町長選は24日投開票され、無所属現職の大内恒章氏(59)が、無所属新人で元町議会副議長の高田卓司氏(63)を破り、再選を果たした。
 「勝ったぞ」。当選の知らせが同町里見の事務所に届くと支持者から拍手と万歳が起きた。大内氏は「ありがとう」を繰り返し「2期目も町発展に尽くす」と決意を述べた。
 同町は平成の大合併に参加せず、単独町制を維持している。大内氏は「下水道、道路など周辺に比べ遅れている基盤整備を進める」などと訴え支持を広げた。高田氏は1998年、前回2006年に続いて立候補し、公共投資の見直しなどを訴えたが及ばなかった。
★里庄町 町長選挙結果
当 3588 大内恒章 59 男 無現 里庄町長
  2546 高田卓司 63 男 無新 会社員



 前日ではなく1週間前に行われた首長選挙で、いささか時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお伝えしたいと思います。
 岡山県里庄町(さとしょうちょう)は、岡山県の南西部に位置する人口1.1万人程の小さな町で、町長選は4年前の前回選挙で3新人による大接戦(大内恒章氏:2291票、高田卓司氏:2191票、小野浩史氏:2018票 )を僅差で制して初当選した大内恒章氏に対して、前回その大内氏に100票差で敗れた高田卓司氏が再度挑みましたが、
 「基盤整備を進め、教育と子育て施策を充実した少子化対策に取り組む。誠意をもって、かつ、やることは断固としてやる」と主張した大内恒章氏が今度は3588票を獲得。
 一方、「無駄なハコモノ行政を見直す。子育てのための環境整備を図り、費用対効果を念頭に公共下水道、生活道路の整備を進める」と訴えた高田卓司氏は前回から350票程度しか上積みすることができず、現職の大内氏が圧勝しました。
 ちなみに、岡山県の南西部では他の3町が合併して人口3.6万人の浅口市が誕生しましたが、里庄町は1905年に里見村と新庄村が合併して前身の里庄村が誕生。その後1950年に里庄町に昇格しましたが、平成の大合併でも単独町制を選択。再選された大内町長はどのような町制運営を行ってくれるのでしょうか…。

西田氏が激戦制す 紀宝町長選

2010-02-01 06:08:03 | Weblog
西田氏が激戦制す 紀宝町長選 2010年1月25日 中日
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20100125/CK2010012502000024.html
 紀宝町長選は24日、投開票され、無所属現職の西田健氏(61)が、無所属新人で元町議の矢熊敏男氏(64)を破り再選を果たした。投票率は79・09%で、前回の86・28%を下回った。
 西田氏は、1期目4年間の実績を強調し、小学6年生までの医療費無料化や行財政改革の推進などを公約に掲げて支持を固めた。「新しい試みで町政を変える」と訴えた矢熊氏を振り切った。
 同町神内の選挙事務所で当選の知らせを受けた西田氏は、「村民の福祉の増進と安全・安心の確保へ公約を必ず実現する」と語り、支持者に感謝した。当日有権者数は9989人。

<解説>現職と新人の一騎打ちとなった紀宝町長選は、行政経験豊富な西田氏に軍配が上がった。「町民目線」を強調した矢熊氏は、合併による不満や現町政への批判の受け皿ともみられたが、立候補表明の遅れも響き、支持を広げられなかった。
 明確な争点のない選挙戦で、両氏はそれぞれの公約を訴えたが、政策論を戦わせることはほとんどなかった。財源や効果が具体的に議論されておらず、住民の理解も不十分だ。政策を実行する前に、幅広い意見に耳を傾け、理解を求める必要がある。
 少子高齢化対策や産業振興など、待ったなしの課題が山積みの町政を導くのは、簡単ではない。将来に不安を抱く町民に、選ばれた責任は重い。
◆紀宝町 町長選挙結果
当 3925 西田健 61 男 無現 紀宝町長
  3907 矢熊敏男 64 男 無新 元紀宝町議会議員、無職



 前日ではなく1週間前に行われた首長選挙で、いささか時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお伝えしたいと思います。
 三重県紀宝町は、2006年1月に旧紀宝町と鵜殿村が合併して誕生した、新宮市のベッドタウンとして発展してきた和歌山県と県境を接する人口1.2万人程の町で、4年前の前回選挙では、旧紀宝町長を3期務めて当時の現職だった新宅孝嗣氏を僅差で破って初当選した(旧鵜殿村長を2期務めた)現職の西田健氏に対して、元紀宝町議会議員の矢熊敏男氏が挑戦したのですが、
 町長報酬の減額などによる行財政改革や、特別養護老人ホームの建設を訴えた現職の西田健氏が3925票を獲得し、
 特産物の開発による産業振興や、子育て支援の充実を訴え3907票を獲得した矢熊敏男氏 をわずか18票差で退けてなんとか再選を決めました。
 西田氏は再選されたとはいえ土俵の瀬戸際まで追い込まれただけに、次の4年間で何を残すのか町民の厳しいチェックに晒されることになりそうですね…。

貝塚市長選 藤原さん初当選 40年ぶりトップ交代 /大阪

2010-02-01 06:03:48 | Weblog
貝塚市長選 藤原さん初当選 40年ぶりトップ交代 /大阪 2010年1月25日 毎日
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20100125ddlk27010197000c.htm
 任期満了に伴う貝塚市長選は24日投開票され、元副市長の藤原龍男氏(57)=無所属=が、同じく元副市長の山中義仁氏(57)=同=を破り、初当選を果たした。全国最多の10期を務めた吉道勇市長(82)が今期限りで引退。吉道市長を支えたナンバー2同士の一騎打ちは、市長の事実上の後継者とみられていた藤原氏が勝利し、40年ぶりの新たな市のトップとなる。投票率は過去最低だった前回の26・21%を大幅に上回る47・59%だった。
 吉道市政に対する評価が主な争点。吉道市長は「後継指名はしない」と明言していたが、藤原氏の事務所開きや出陣式に出席、「有権者として藤原氏を選んだだけ」と説明していた。藤原氏は政党への推薦依頼はしなかったが、民主、自民の地元府議や周辺自治体の市議、町議らの支援を受けた。町内会や労組など吉道市長を支援した約120団体からも推薦を得て、組織選挙を展開した。
 一方、山中氏は「変革」を訴えて吉道市政の批判を繰り返したが、自身も吉道市政を支える立場だったことが響き、支持を広げられなかった。
 当選の連絡を受け、事務所に現れた藤原氏は、吉道市長や握手を求める支持者と喜びを分かち合った。藤原氏は「大変厳しい選挙に勝利でき、万感、胸に迫る思いだ。市の発展や市民の幸せのため、精いっぱい努力する」と話した。
 当日有権者数は7万85人(男3万3375人、女3万6710人)だった。
★貝塚市 市長選挙結果
当 16557 藤原龍男 57 男 無新 元副市長、無職
  16103 山中義仁 57 男 無新 元副市長、無職

貝塚市前副市長、無免許運転で検挙 市長選に立候補予定 2009年12月10日 朝日
http://www.sen-shu.com/net/news/news.cgi?mode=print&type=senshu2&no=6457
 来月17日に告示される大阪府貝塚市長選に立候補を予定している同市の元副市長、山中義仁氏(56)が、道路交通法違反(無免許運転)の疑いで大阪府警貝塚署に検挙されていたことがわかった。
 山中氏によると、9日午前、貝塚市内で乗用車を無免許で運転していたところ、検問中の警察官から免許証の提示を求められて発覚した。山中氏は先月、スピード違反で4カ月の免許停止処分を受けていたという。山中氏は朝日新聞の取材に対し、「ちょっと近所に出かけるだけという気持ちで乗ってしまった。大変なことをしてしまい、申し訳ない」と話している。
 同市長選をめぐっては、現職市長で最多選の10期40年を務めた吉道勇市長(82)が今期限りでの引退を決めている。山中氏は今年6月に副市長を辞職し、10月に立候補する意思を表明。同じく副市長だった藤原龍男氏(57)も立候補を表明しており、吉道市政を支えた元副市長2人が争う見通しとなっている。



 前日ではなく1週間前に行われた首長選挙で、いささか時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお伝えしたいと思います。
 大阪府貝塚市は、府の泉南地域に位置する人口9万人程の市で、市長選は1970年から10期40年市長を務めた82歳の吉道勇氏が勇退したため、元副市長の山中義仁氏と同じく副市長だった藤原龍男氏の元副市長対決となりましたが、事実上の後継者と見られていた藤原龍男氏が16557票を獲得し、
 変革を求めて吉道市政の批判を繰り返し16103票を獲得した山中義仁氏に わずか454票の僅差の差をつけて大接戦を制して初当選しました。
 ちなみに、この貝塚市長選で惜しくも落選した山中義仁氏。昨年の12月という選挙直前の大切な時期に無免許運転で検挙されるという、痛恨のミスを犯していただけに、もしこの不祥事がなかったら、一体勝負はどちらに転んだのだろう…と正直思わなくもありません。

生駒市長に山下氏再選

2010-02-01 06:00:08 | Weblog
生駒市長に山下氏再選 2010年01月25日 朝日
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000341001250002
病院計画、信任得る
 生駒市長選は24日投開票され、無所属現職で元弁護士の山下真氏(41)が、いずれも無所属新顔で前市議会副議長の樋口清士氏(48)と大阪府立大名誉教授の溝川悠介氏(65)を破り、再選を果たした。最大の争点だった病院問題は、山下氏が訴える「医療法人『徳洲会』を指定管理者とする計画」が信任された格好だ。当日有権者数は9万4529人。投票率は53・15%(前回45・64%)で過去最高だった。
 市役所近くにある事務所に当選の連絡が入ると、選挙を支えてきた「市民自治の会さわやか生駒」の会員らの間に歓声が飛び交った。山下氏は「指定管理者を引き受けてくれるのは徳洲会だけ。計画が実現できるよう議会や医師会を説得したい」と話した。また、「アパートかマンションを借り、住民票を生駒に移して週2、3回は住みたい」と話した。
 山下氏は前回の選挙と同様、草の根運動にこだわり、団体からの推薦はほとんど受けず、直接市民に訴える手法を踏襲した。早朝から駅前に立って通勤通学客に支援を訴え、日中から夜にかけては選挙カーで市内を回って街頭演説を繰り返した。
 病院問題のほか、1期目から目標に掲げている「関西一魅力的な住宅都市」の実現や、市政を舞台に繰り広げられた汚職事件を教訓に「透明で、公平公正、クリーンな市政の実現」をさらに推し進めることなどを訴えた。
 樋口氏は自民党や保守系の市議の全面的な支援を受け、現市立病院計画に反対している医師会などの推薦も得て組織戦を展開したが、及ばなかった。地元共産党の支持を得て、大型開発中止と自然保護を訴えた溝川氏も支持は広がらなかった。

実現性に市民軍配
《解説》 山下氏は、医療法人「徳洲会」を指定管理者とする市立病院建設計画を、選挙の最大の争点に据えた。生駒市民が引き続き山下氏にかじ取り役を任せたのは、その案こそが実現性のあるものと判断したからだろう。
 3氏はともに「市立病院が必要」と建設を公約に掲げたが、手法は大きく違った。市議会で否決された徳洲会案を引き続き主張した山下氏に対し、樋口氏は「大学病院を指定管理者に」、溝川氏は「再度、公募する」とそれぞれ訴えた。
 新顔両氏の案は、市議会や病院事業推進委員会で「サンドバッグ状態」にされた徳洲会案より、新鮮味はあった。ただ、指定管理者選定の経緯を振り返ると、市が管理者としての運営を打診した医科大などに断られ、その後の全国公募で唯一手を挙げたのが徳洲会だった。医師不足の深刻さを市民は見抜いていた。
 山下氏は再選されれば、「直近の民意」をもって再度、提案することを約束している。示された民意をどう判断するか。今度は市議会が問われる。
★生駒市 市長選挙結果
当 26997 山下真 41 男 無現 生駒市長
  15983 樋口清士 48 男 無新 元生駒市議会議員
  6772 溝川悠介 65 男 無新 無職




 前日ではなく1週間前に行われた首長選挙で、いささか時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお伝えしたいと思います。
 奈良県生駒市は、県北西部に位置する人口11.7万人程の市で、市長選は4年前の選挙戦で当時の現職をダブルスコアで制して初当選したまだ41歳と若い山下真氏に対して、元生駒市議会議員で48歳の樋口清士氏、65歳で無職の溝川悠介氏の2新人が挑戦しましたが、
 前回と同様に草の根運動で直接市民に訴える手法を踏襲し、病院問題のほか、「関西一魅力的な住宅都市」の実現や、汚職事件を教訓に「透明で、公平公正、クリーンな市政のさらなる推進」を訴えた現職の山下真氏が26997票を獲得し、
 「独善的で、自分と違う意見を切り捨てる」と山下市政を強く批判&市政変革の必要性を訴えると共に「クリーンな市政のさらなる推進」を訴え15983票を獲得した樋口清士氏、
 学研高山第2工区の開発について、「開発すれば市の5%を占める緑が失われる。税金のむだ遣いだ」と開発阻止を強く訴え6772票を獲得した溝川悠介氏 を破り再選を決めました。

 まあ、65歳で無職の溝川悠介氏はともかく、現職でまだ41歳と首長としては非常に若い山下真氏に対して、保守色を全面に打ち出した樋口清士氏がどれだけ対抗できるか…だろうなとは思っていましたが、樋口氏は保守色を強め過ぎたため、樋口氏と同じ会派だった民主は引き、公明とともに自主投票に…。まあ、この時点で勝負あったという気がしてなりませんが、樋口氏と溝川氏の得票を合わせると45%近くの方が山下市政にNO! を突き付けた形に…。
 1期目は大目?に見てくれた有権者も2期目ともなれば当然ながら市長への評価も厳しくなっていくでしょうし、それだけに再選を決めた山下氏は次の4年間でどんな実績を残すかが強く問われているかと思います。

(24日の選挙)綾部市長に山崎氏 初当選 新人対決制す

2010-02-01 05:53:01 | Weblog
綾部市長に山崎氏 初当選 新人対決制す 2010年1月25日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010012400110&genre=A2&area=K00
 任期満了に伴う綾部市長選は24日投開票され、無所属新人で元綾部市理事の山崎善也氏(51)が、いずれも無所属新人で前綾部市議の梅原晃氏(53)=民主、社民推薦=と渡辺洋子氏(63)を大差で破り、初当選した。山崎氏は現市政の継承・発展を訴え、三つどもえの戦いを制した。
 3期12年務めた四方八洲男市長の引退表明を受け「市政の継承か、流れを変えるか」を焦点に、地域の活性化のあり方などをめぐり、争われた。
 山崎氏は、四方市長や保守系市議らの支援で現市政を発展させて「新風を加える」と強調。政党の支持は取り付けず「市民党」を名乗って戦い、幅広い支持を得た。
 日本政策投資銀行企業戦略部長などのキャリアを前面に地域経済の活性化をアピール。四方市長の選挙基盤にものり、地元での知名度不足を補った。
 梅原氏は、政権政党とのパイプを強調。地元での長年の活動を背景に連合綾部などの支援も受けて戦ったが、届かなかった。渡辺氏は、綾部市長選初の女性候補として共産党や
綾部地労協などの支持を受けて「暮らし第一の市政」を掲げたが、及ばなかった。
 当日の有権者数は3万710人。投票率は70・66%。
◆綾部市 市長選挙結果
当 11900 山崎善也 51 男 無新 前市理事、無職
  5830 梅原晃 53 男 無新 元綾部市議会議員、無職
  3789 渡辺洋子 63 女 無新 団体役員



 前日ではなく1週間前に行われた首長選挙で、いささか時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお伝えしたいと思います。
 京都府綾部市は、府北部に位置する人口3.6万人程の市で、市長選は現職の四方八洲男氏が出馬を見送ったため、元綾部市議会議員の梅原晃氏、前市理事の山崎善也氏、団体役員の渡辺洋子氏による3新人の争いとなりましたが
 四方市長が支持に回り、市長や保守系市議らの支援で現市政を発展させて「新風を加える」と市政の継承を強調した山崎善也氏が11900票を獲得し、他の2候補を圧倒。
 民主や社民が推薦に回った前綾部市議の梅原晃氏は5830票、共産党などの支持を受けた渡辺洋子氏は3789票に留まりました。
 新市長に就任する山崎氏はどのような市政運営を行ってくれるのでしょうか…。

プロミス、三洋信販を吸収合併 リストラで有人支店全廃も

2010-02-01 05:44:23 | Weblog
プロミス、三洋信販を吸収合併 リストラで有人支店全廃も 2010年1月29日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100128ATFK2801128012010.html
 消費者金融大手のプロミスは28日、全国に148ある有人支店の全廃や人員削減、子会社である三洋信販の吸収合併などを柱とする構造改革計画を発表した。グループで約5300人の社員を2011年3月末までに3割減の3700人程度へと減らし、コスト削減と業務の効率向上を図る計画だ。
 「ポケットバンク」のブランドで消費者金融を手がける三洋信販は10月に吸収合併し、ブランドを「プロミス」に一本化する。三井住友銀行との共同出資会社「アットローン」もプロミスが吸収合併する方向で、同行と協議中としている。
 支店の全廃に加え、自動契約機を備える無人店舗も現在の1361店から1250店舗に減らすなど、採算を重視して見直す計画だ。

プロミスが従業員の3割1600人を削減、対面営業から撤退 2010年01月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK037266220100128
 プロミスは28日、2011年3月末までにグループ従業員の3割に当たる約1600人を削減することなどを盛り込んだ事業構造改革プランを発表した。100%子会社である三洋信販も今年10月めどに吸収合併する。改正貸金業法の本格施行が6月に迫る中、縮小する市場環境を大幅リストラで乗り切りたい考えだ。
 記者会見した久保健社長は「無担保ローンと保証業務に注力し、本業回帰する」と表明。支店をベースにした対面営業からは全面撤退し、自動契約機を中心とした営業に切り替え、コスト削減を図る。久保社長は「貸出残高減少に歯止めが掛かるのは2─3年後だと思う。それまでは体力を付ける」と語った。
 改革プランでは、2010年3月期連結計画で1322億円を占める一般販売管理費(貸倒費用と利息返還費用、債務保証費用を除く)を13年3月期までに430億円削減し、894億円に減らす。
 このため、有人店舗148店を全廃するほか、4つの支社や20の営業部なども、全国3カ所に新設する8つのサービスセンターに集約し営業債権に関する顧客管理やマネジメント機能を行う。無人の自動契約機店舗も1361店舗から1250店舗に削減する。1600人の人員削減により、115億円程度のコスト削減を図る計画。
 新規事業として取り組んできた車関連事業からは撤退し、早期の売却を図る。
 2011年3月期から具体的に実施するため、10年3月期業績に与える影響は軽微だとした。一方、11年3月期に計上するリストラのための特別損失の規模などは現時点では不明だとした。久保社長は改革プランの最終期となる13年3月期以降に「反転攻勢、拡大に転じる」としたが、利益の水準については不透明要因が多く、想定は困難だと説明した。
  同日発表した09年4―12月の連結当期利益は前年同期比16.2%減の158億円になった。通期予想に対する進ちょく率は107%。営業収益は同13.0%減の2589億円、営業利益は同60.4%減の176億円となった。貸付残高の減少と利回りの縮小、さらに過払い金返還請求も高止まりを続けている。
 10年3月期の連結当期損益予想は148億円の黒字で据え置いた。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト5人の予測平均値である121億円の赤字を上回っている。



 心底吃驚したと言えば、三洋信販がプロミスに吸収合併されブランドが消滅&そのプロミスも対面営業から撤退するというニュースにも本気でど肝を抜かれました。
 まあ、今でこそ消費者金融業界は過払い訴訟問題や、法律の運用強化に伴う(経営体力を度外視した)金利の引き下げもあり、大手4社でさえもその1社が私的整理まで追い込まれ、最大手の武富士でさえも格付けを大幅に引き下げられるなど、経営環境が相当厳しいことは容易に推測できましたが、三洋信販と言えば、つい一昔前までは、大手4社は別格としても、準大手の中では抜群の収益力とイメージの高さを誇っていただけに、『(ディックファイナンスなど)他の準大手がなくなることがあっても、三洋信販だけは生き残るだろう…』と強く信じていましたし、顧客取引改竄騒動の影響でプロミスの傘下に入ったものの、まさかそのプロミスまで経営悪化に追い込まれ、あげく三洋信販は会社そのものがなくなるなど、全く想像すらできませんでした。
 この業界 数年後にはどの会社が生き残っているんでしょうね…。

京都の河原町阪急と西武有楽町店が閉鎖へ…

2010-02-01 05:24:45 | Weblog
河原町阪急、今秋閉店へ 34年の歴史に幕 2010年1月29日 
京都 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010012800198&genre=B1&area=K00
朝日 http://www.asahi.com/business/update/0128/OSK201001280064.html
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100128AT5D2800I28012010.html
 阪急阪神百貨店を傘下に置くエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは28日、京都市下京区の百貨店「四条河原町阪急」の営業を今秋で終了すると発表した。1976年の開店以来、京都市中心部で若者向けファッションをリードしてきたが、消費低迷で業績不振に歯止めがかからず、34年の歴史に幕を閉じる。
 百貨店業界は2008年秋以降の不況で売り上げ減が続き、西武有楽町店(東京都)が閉店を決めるなど撤退が相次いでいる。京都市内の百貨店の閉店は07年2月の近鉄百貨店京都店以来となる。
 中京区のホテルで記者会見した新田信昭・阪急阪神百貨店社長は「断腸の思いだが、売り場面積の狭さがネックとなり収益改善を見込めないと判断した」と説明した。勤務する正社員40人は他店に配置転換する。H2Oの別子会社が運営する7、8階のレストランフロアは営業を継続する。
 同店は四条河原町南東角の住友不動産所有のビル地階から6階までの8900平方メートル。京都高島屋(約4万7千平方メートル)や大丸京都店(4万6千平方メートル)に比べ小規模だったが、開店当初から若者向け先進的ファッションで人気を集めた。1991年度の売上高171億円をピークに売り上げが低迷。周辺で低価格の衣料店進出も相次ぎ、本年度売上高は50億円を割り込み、営業赤字5億円の見通しという。阪急撤退後のテナントは未定。

セブン&アイ、そごう・西武4店閉鎖へ 西武有楽町、年内に 2010年1月27日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100127ATGF2604Y26012010.html
 セブン&アイ・ホールディングスは傘下のそごう・西武の4店舗を閉鎖する方針を固めた。まず西武有楽町店(東京・千代田)を年内に閉鎖するほか、そごう呉店(広島県呉市)など地方店3店も閉鎖する方向で検討する。収益性が悪い百貨店事業の縮小でグループの経営効率を高める。再編・統合が進んできた百貨店業界だが、市場はさらに縮小する見通しで今後も閉鎖が全国に広がりそうだ。
 西武有楽町店の閉鎖は27日に発表する。同店は1984年の開業で、店舗面積は約1万5000平方メートル。2009年2月期の売上高は前の期比9%減の約160億円。高額品の不振からピーク時の約6割まで低下し、赤字が続いている。このほか、そごう呉店、同西神店(神戸市)、西武沼津店(静岡県沼津市)の3店舗は、早ければ11年2月期中にも閉鎖する。

西武有楽町店閉鎖 後継テナントいるのか 2010年1月28日 J-CAST
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_department2__20100127_2/story/20100127jcast2010258865/
 百貨店業界の売り上げの落ち込みに歯止めがかからない中、どの百貨店グループも続々と不採算店舗の閉鎖を進めている。1等地にある店舗が閉鎖され「繁華街が寂しくなった」というケースも目立つ。その中でもとりわけ注目されるのが、西武有楽町店の年内閉鎖だ。跡地はどうなってしまうのだろうか。過去の百貨店撤退の事例から、その行方を探ってみた。
 西武有楽町店は朝日新聞の東京本社の跡地を再開発して出来た「有楽町マリオン」(有楽町センタービル)に1984年に出店。98年には「ファッション館」を増床するなど、働く女性向けの店舗を展開したが、ここ5年ほどの銀座地区のカジュアル衣料品店の台頭で売り上げは伸び悩み、家賃も高額だったことから、閉鎖に追い込まれた。

新宿後継テナントは「ユニクロ」と「ユザワヤ」
 西武有楽町店以外でも、ここ1年ほどで都市中心部での有名店舗撤退が目立つ。例えば新宿を見ただけでも、西口に隣接していた家電量販店「さくらや」(売り場面積約1900平方メートル)が08年いっぱいで撤退。09年8月末には、高島屋新宿店に入居していたベスト電器(売り場面積約2300平方メートル)も撤退。駅前の光景が大きく変わった形だ。
 これらの店舗に後継テナントになったのは、それぞれ衣料品店「ユニクロ」と手芸用品専門店「ユザワヤ」。いずれも、「節約志向」や「割安感」を売りにした店舗だ。
 首都圏以外に目を転じても、「町並みが様変わり」するケースは多い。例えば09年8月末には、赤字が続いていた、そごう心斎橋本店(売り場面積約4万平方メートル)が閉店。大丸と松坂屋を傘下に持つJ・フロントリテイリングに対して379億円で売却され、店舗は隣接する大丸心斎橋店と一体化する形で09年11月に再オープンしていた。不採算店の処分を迫られていたそごう側と、心斎橋地区での増床を望んでいた大丸側との思惑が一致した形だ。
 だが、いつでも買い手がつく訳ではない。09年9月末に閉店した西武百貨店の札幌店についても、閉店から3か月以上経っても売却先が決まっておらず、地域経済に対する影響を懸念する声があがっている。また、小倉そごう(北九州市)の跡地に04年2月に開業した小倉伊勢丹も、わずか4年後の08年3月に閉店。小倉伊勢丹に出資していた地場デパートの井筒屋が「コレット井筒屋」として運営を引き継いだものの、迷走状態なのは否めない。

業績好調なユニクロが業界では取りざた
 では、西武有楽町店の跡地にはどこが入居するのか。ネット広告代理店の「ワークスメディア」が運営するオフィス情報サイト「東京オフィス検索」によると、有楽町駅周辺の平均賃料は1月あたり坪2万1171円。西武有楽町店の売り場面積は約1万5700平方メートルなので、単純に当てはめると月の賃料は1億程度。これを負担できることが必要条件だ。 
 西武有楽町店の隣には阪急百貨店が入居しているが、阪急百貨店の親会社にあたるエイチ・ツー・オー リテイリングは、09年度第2四半期の決算では、百貨店事業の営業利益は前年同期比49.8%減の22億8300万円と「苦戦中」。この状況で、あえて増床に乗り出すかどうかは不透明だ。その一方で、業績が好調なユニクロなどの名前が業界では取りざたされてもいる。


人員整理、閉店でも出口の見えない百貨店業界の泥沼 ニッカンゲンダイ 2010年1月31日
●“勝ち組”の伊勢丹も3月に吉祥寺店を閉鎖
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/backnumber/n_department2__20100131_4/story/30gendainet02044444/
 百貨店業界が不況で喘いでいる。
 松屋は2月から120人の退職者を募集し、井筒屋(福岡県)は3月から240人程度を募集する予定だ。昨年は三越や高島屋、近鉄百貨店などが人員整理に踏み切り、三越は全社員の3分の1に迫る1600人が退職することで話題になった。
 そんな折、また有名百貨店が姿を消す。そごう・西武が運営する西武有楽町店が今年の12月25日に閉店することが決まったのだ。
 有楽町店は84年に営業開始。1万5700平方メートルの売り場に若い女性が詰めかけ、バブル期に売り上げを伸ばしたが、近年は周辺にユニクロなどの低価格店が進出したこともあり、ピークの92年に275億円だった売上高が161億円まで落ち込んでいた。
 業界関係者が言う。「先週発表された09年の全国百貨店の売上高は6兆5842億円で前年比10.1%減。24年ぶりに7兆円を割り込んだ。とくに衣料品が低迷し、13.2%も減っています。食料品も不調で4.6%の落ち込みです」
 各社は首都圏、地方を問わず、赤字店舗を閉めて収益改善に力を入れている。三越は昨年5月に池袋店と鹿児島店を閉め、松坂屋は今年1月末に岡崎店の営業を終了。“勝ち組”の伊勢丹も3月に吉祥寺店を閉鎖する予定だ。
 「人員整理と店舗の閉鎖を繰り返しても一向に出口が見えない。高島屋の鈴木弘治社長などは業界の売り上げが5兆円台まで落ち込むと悲観論を口にしています」(前出の関係者)
 まさに八方ふさがりの百貨店業界。消滅の日が近づいているのか。





 東京では、有楽町の西武が閉鎖するとは聞いていたものの、『百貨店の売上は10%を超える減少が続いているそうだし、まあ有楽町なら銀座も近いし、競争に敗れたんだろうな…』と結構他人事のように聞いていたのですが、京都は学生時代住んでいたこともあり、事実京都の阪急百貨店には私自身何度も行きましたし、『駅前にありながら小規模店だった近鉄百貨店の閉鎖は伊勢丹の開業もあったし、まあ仕方ないだろうな…』とは思っていましたが、『まさかあの阪急京都店が閉鎖なんて…』と未だに信じられない思いでいます…。
 まあ、少し冷静に分析するならば、京都で少し年輩の方は大丸百貨店を贔屓にし(年輩の京都の方は、百貨店の中でも、大丸百貨店に対してだけは、(かって本店があったこともあり)『大丸さん』と別格扱いしています)、若い方は京都駅に隣接した伊勢丹に流れていたことが推測されますし、店舗構成一つとっても、他の百貨店なら当たり前の『地下1階に食品売り場がない』という異色の店舗構成で、事実上のファッション専門ビル化するなど、かなり経営が苦しかったのだろうな…とは思うのですが、阪急京都店と言えば、関西にある阪急店舗の中では、大阪本店に次ぐ準旗艦店的存在。
 大阪梅田にある(現在改装中の)大阪本店に経営資源を集中するということなのでしょうが、京都には何かと縁のあった私としては、やはり寂しい思いがします。
 それにしても、阪急京都店と言えば、四条河原町の交差点の角にあるまさに一等地(多分京都の中では一番地価が高い一角では…?)にあるだけに、後継テナントを埋めるだけでも一苦労しそう…。
 とりあえず7・8階にあるレストラン街は営業を続けるようですが、長期間後継テナントが決まらないと、レストランの売り上げも大幅減になるでしょうし、何よりも繁華街のど真ん中のあの巨大なビルががら空きになることは、繁華街のにぎやかさを失わせないためにも何としても避けたいところ。いきなり全テナントを埋めることは難しいとしても、せめて(地下鉄の連絡通路のある)地下1階と1階部分だけでもテナントを埋めて、人の流れが途切れないように努力して欲しいと本気で思います。

 一方、有楽町西武の閉店ですが、まあこちらは大規模なリストラを実施中の西武だけに、正直それ程驚きませんが、それでも後継テナントをどう埋めるかは深刻な問題。噂ではユニクロやユザワヤあたりが有力候補になっているようですが、こちらはどうなるでしょうか…。百貨店は街の顔的存在で、百貨店がなくなれば人の流れも変わりかねないだけに、この相次ぐ百貨店閉鎖のニュースは決して他人事には思えません。

企業の就職説明会「2分で満員」 予約用iPhone買う大学3年生

2010-02-01 05:14:32 | Weblog
企業の就職説明会「2分で満員」 予約用iPhone買う大学3年生 2010年1月31日 J-CASTニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100131-00000000-jct-soci
就職対策にiPhone?
 就職氷河期の再来が言われ、会社説明会が学生の予約ですぐ満員になるケースが続出している。中には、申し込み開始から2分で埋まったという外資系証券会社もあり、予約用にiPhoneを購入する学生もいる。
 「大丈夫だろうと思ったのが、うかつでした…」悔しそうな表情でこう漏らすのは、早大法学部3年の男子学生(22)だ。

■説明会の席の枠、東大生は多い?
 この早大生は、金融系への就職を目指しており、ある外資系の有名証券会社にコンタクトした。すると、会社説明会を予約できる日時のお知らせメールが届いた。ところが、予約開始から1時間後に会社サイトから申し込もうとしたときには、すでに満員だったのだ。
 「僕の友人は、開始から2分後に申し込みましたが、『もう満員だった』と嘆いていましたよ。説明会に出れば、社員の話などを聞いて、会社の強みなども分かるのですが…。出ないと、『どうしてわが社ですか?』と聞かれたとき、志望動機がなかなか言えません」
 説明会に出ないと、採用試験を受けられない企業もあるという。その場合は、選考の土俵にも上がれないだけに深刻だ。
 「大学のネームバリューによって、説明会の席の枠を変えているといううわさもあるんですよ。東大生ならいつもOKだが、日東駒専だとほとんど枠がないというような」
 大手企業などは、説明会の予約を取るのも大変なのか。リクルートの広報部は、「『数十分で席が埋まる』という話が学生からよく出ています。例年より予約が埋まるスピードが速いようです。人気のある企業ほどそうですね」と話す。
 また、就職情報会社のディスコでは、「どのくらいで席が埋まるのかは企業によって違うようですが、学生への調査では、『早く埋まるので枠を増やしてほしい』『説明会に参加することがエントリーの条件になっているので、予約取るのに一苦労している』との声が出ています」と言う。

■携帯の着信音に神経ピリピリさせる毎日
 なぜ会社説明会が、すぐ満員になるのか。リクルートでは、「採用を減らして説明会の人数も絞っていることより、学生が苦労している先輩を見て、危機感や強いあせりを持っているからでは」とみる。ディスコの広報担当者も、同様な見方をしている。厳しい就職事情を考え、「とりあえず席を押さえておこう」という学生が多いため、人数が増えている可能性もあるという。
 学生側も、席確保に、あの手この手で対応している様子だ。 ある有名私大の3年生男子(21)は、2010年1月上旬に、パソコンサイトも利用できるiPhoneを購入した。
 携帯電話に直接、あるいはパソコンからの転送で、企業から説明会案内のメールが来る。ところが、説明会申し込みは、パソコンサイトからでないとできないことも多い。そこで、スマートフォンのiPhone利用を考えたわけだ。
 ネットブックもあるが、起動に時間がかかったり、電車の中や授業中は見ることが難しかったりするという。
 前出のディスコ担当者は、「合同企業説明会で、入場するのに携帯画面を見せてもらうのですが、iPhoneの学生が多いと聞いたことがあります」と明かす。
 日本でiPhoneは、09年に前年より4倍ほども売れたとみられている。就職対策で買った人も多かったのかもしれない。
 もちろん、買えばいいというわけにはいかない。前出の早大生は、こう訴える。「お金がかかりますので、買っていません。パソコンから携帯にメールを転送させているほか、できる限りパソコンのある場所にいることを心がけています。しかし、すぐに申し込む必要がある見た者勝ちのメールもあるので、着信音に神経をピリピリさせている毎日です。メールが多すぎて携帯に来まくりなのもつらいので、企業は、説明会の枠を早く増やしてほしい」



 う~ん。新卒の求職活動もネットが中心になって久しいですが、最近は人気企業に申し込みしようと思えばiPhoneまで買わないといけない時代になってしまったんですかねぇ…(溜息
 私の世代だと、授業(仕事)中にも携帯電話とにらめっこしている若者を見ると、『何をプライベートを持ちこんでいるか!!!』とついつい叱りつけたくなる衝動にかられてしまうのですが、就職説明会へのエントリーも早い者順というのでは、学生側がピリピリするのも無理もなく、授業に集中できない学生相手に指導教授もやりにくくて仕方がないのではないでしょうか…。

 私は別に、早く応募してきたからといって必ずしもその学生に熱意があり、解禁日(解禁時刻?)から2・3日遅れて応募してきたからといって、その学生にやる気がないとは全く思いませんが、企業の側にも受け入れ能力に限界がある以上は、ある程度面接する学生の人数を絞らなければならず、中にはたった2分という非常識とも思える短時間で応募を締め切らざるを得ないのもこれまた現実。
 私が就職活動をしていたころは『(何度資料請求しても)特定の大学以外は説明会の資料さえ送ってこない』大企業も事実ありましたし、『あ~私には最初から眼中にないんだな…』とある意味諦めもつきましたが、今は差別をすると社会から非難されるため形式的には誰にでも門戸を開かなければならない時代。皮肉にもそのことが、このような形で影響が出てきているようですが、就職説明会へのエントリーという入口の段階でも、その学生(及びその親)の経済力に左右されると思うと複雑な心境になりますね…。