生協も低価格プライベートブランド開発 スーパーに対抗 2010年2月18日 朝日
http://www.asahi.com/business/update/0217/TKY201002170491.html
日本生活協同組合連合会(日本生協連)は3月から、新しい独自ブランド「コープベーシック」の商品を全国で売り出す。原材料や物流を見直し、従来品より1~2割安いという。スーパー業界では安さが売りの独自ブランドの開発競争が続いており、生協も対抗する。
新ブランドは、「たまごスープ 5袋入り」(税込み278円)や「野菜ジュース 食塩無添加900グラム」(同178円)など約30品で、今年度中に洗剤など日用品も加え、約200品に増やす。生協の「CO・OP」(コープ)ブランド商品全体の約6%にあたる年330億円の売り上げを見込む。
日本生協連が商品を大がかりに見直すのは10年ぶり。中国製冷凍ギョーザ事件への反省から品数を絞り込んで品質管理に力を入れてきたが、チェック体制が確立できたため、新ブランドに取り組むという。日本生協連幹部は「セブン&アイのセブンプレミアムとイオンのトップバリュに対抗する」と話す。いずれも低価格が売りの独自ブランドだ。
セブン&アイは昨秋、セブンプレミアムブランドで750ミリリットル入りワインを598円で投入。ヒットさせた。中国で開発した独自ブランド商品を日本でも売る構想もある。イオンは昨年12月、トップバリュの「たらこスパゲッティ」など冷凍食品14品を98円均一で売り出した。
世界最大の小売りチェーン、米ウォルマート傘下の西友は、今月16日からカジュアルシューズを婦人向け980円、紳士向け1890円で発売している。
プライベートブランド、高級品にも拡大 そごう・西武 2010年2月19日 朝日
http://www.asahi.com/fashion/article/TKY201002180391.html
大手百貨店のそごう・西武は18日、独自開発のプライベートブランド商品を高級品にも広げると発表した。ワニ革のカバンやオーダーメードの服などを通常品より4割ほど安い価格で出す。PBの衣料品は昨秋から低価格で売り出したばかりだが、「価値の高い商品で、百貨店に期待されている役割を果たす」(松本隆常務執行役員)としている。
そごう・西武のプライベートブランド「リミテッド エディション」の高級品は2月下旬から3月に西武池袋店(東京店)で売り出し、一部の商品は他店でも扱う。ワニ革のハンドバッグは約15万円で、あごやしっぽも使って価格を抑えたという。ほかにはオーダーメードのワイシャツを1万500円、婦人向けのジャケットを2万円台からの価格で売り出す。
ほぼ毎日使うような品物も「高価格帯を中価格帯に引き下げて出す」戦略で、その代表格が、35~45歳の女性向けの室内着をそろえた新シリーズ。パリ在住の島田順子氏をデザイナーに起用し、自宅でくつろぐときにもおしゃれをしたい人のために、色づかいやデザインにこだわった。セーターなら5千円台からで、このシリーズ全体で年間1億5千万円の売上高をめざす。
プライベートブランドはスーパーでは定着してきたものの、百貨店ではまだ少ない。在庫を抱えるリスクが大きいためだが、そごう・西武は「よそでは買えない商品をそろえ、他の百貨店やユニクロなどの専門店に対抗する」という。
ん…(汗
この意外な分野でのプライベートブランドでの浸透。プライベートブランドとさえ名付ければ、消費者は『割安』と受け止め購入してくれるとでも思っているのでしょうか…(呆れ
生協というのは、元々品質の高い品物を共同購入することで割安で購入できる仕組みのはずでしたし、百貨店というのは高級感が最大級の売り物だったはず…。
背に腹は代えられないという状況なのはわからなくもないのですが、生協といい百貨店といい、どうも本来の立ち位置を忘れ、消費者が期待する方向性からどんどん離れていくような気がしてなりません。
http://www.asahi.com/business/update/0217/TKY201002170491.html
日本生活協同組合連合会(日本生協連)は3月から、新しい独自ブランド「コープベーシック」の商品を全国で売り出す。原材料や物流を見直し、従来品より1~2割安いという。スーパー業界では安さが売りの独自ブランドの開発競争が続いており、生協も対抗する。
新ブランドは、「たまごスープ 5袋入り」(税込み278円)や「野菜ジュース 食塩無添加900グラム」(同178円)など約30品で、今年度中に洗剤など日用品も加え、約200品に増やす。生協の「CO・OP」(コープ)ブランド商品全体の約6%にあたる年330億円の売り上げを見込む。
日本生協連が商品を大がかりに見直すのは10年ぶり。中国製冷凍ギョーザ事件への反省から品数を絞り込んで品質管理に力を入れてきたが、チェック体制が確立できたため、新ブランドに取り組むという。日本生協連幹部は「セブン&アイのセブンプレミアムとイオンのトップバリュに対抗する」と話す。いずれも低価格が売りの独自ブランドだ。
セブン&アイは昨秋、セブンプレミアムブランドで750ミリリットル入りワインを598円で投入。ヒットさせた。中国で開発した独自ブランド商品を日本でも売る構想もある。イオンは昨年12月、トップバリュの「たらこスパゲッティ」など冷凍食品14品を98円均一で売り出した。
世界最大の小売りチェーン、米ウォルマート傘下の西友は、今月16日からカジュアルシューズを婦人向け980円、紳士向け1890円で発売している。
プライベートブランド、高級品にも拡大 そごう・西武 2010年2月19日 朝日
http://www.asahi.com/fashion/article/TKY201002180391.html
大手百貨店のそごう・西武は18日、独自開発のプライベートブランド商品を高級品にも広げると発表した。ワニ革のカバンやオーダーメードの服などを通常品より4割ほど安い価格で出す。PBの衣料品は昨秋から低価格で売り出したばかりだが、「価値の高い商品で、百貨店に期待されている役割を果たす」(松本隆常務執行役員)としている。
そごう・西武のプライベートブランド「リミテッド エディション」の高級品は2月下旬から3月に西武池袋店(東京店)で売り出し、一部の商品は他店でも扱う。ワニ革のハンドバッグは約15万円で、あごやしっぽも使って価格を抑えたという。ほかにはオーダーメードのワイシャツを1万500円、婦人向けのジャケットを2万円台からの価格で売り出す。
ほぼ毎日使うような品物も「高価格帯を中価格帯に引き下げて出す」戦略で、その代表格が、35~45歳の女性向けの室内着をそろえた新シリーズ。パリ在住の島田順子氏をデザイナーに起用し、自宅でくつろぐときにもおしゃれをしたい人のために、色づかいやデザインにこだわった。セーターなら5千円台からで、このシリーズ全体で年間1億5千万円の売上高をめざす。
プライベートブランドはスーパーでは定着してきたものの、百貨店ではまだ少ない。在庫を抱えるリスクが大きいためだが、そごう・西武は「よそでは買えない商品をそろえ、他の百貨店やユニクロなどの専門店に対抗する」という。
ん…(汗
この意外な分野でのプライベートブランドでの浸透。プライベートブランドとさえ名付ければ、消費者は『割安』と受け止め購入してくれるとでも思っているのでしょうか…(呆れ
生協というのは、元々品質の高い品物を共同購入することで割安で購入できる仕組みのはずでしたし、百貨店というのは高級感が最大級の売り物だったはず…。
背に腹は代えられないという状況なのはわからなくもないのですが、生協といい百貨店といい、どうも本来の立ち位置を忘れ、消費者が期待する方向性からどんどん離れていくような気がしてなりません。