上瀬谷の米軍から返還された原っぱのあたりを歩いていると、白い花がいっぱい咲いていた。
ガウラ、ヤマモモソウ、通称ハクチョウソウだ。白鳥ではなく白蝶草で、白いチョウが乱れ飛んでいる。
ミツバチが花から花へと蜜を吸い歩いている。
チガヤの向こうにはオオムラサキツユクサの姿もあった。名前通り、ムラサキツユクサより背が高い。
ハクチョウソウもオオムラサキツユクサも北アメリカ原産の帰化植物だそうだが、
このあたりが米軍に接収されるよりも前、明治のころには入ってきたらしい。
4年後、この辺りで国際園芸博覧会が開かれる。そのころ帰化植物の花たちはどうなるのだろうか。