上瀬谷の原っぱや畑の辺りを歩いているとタチアオイが咲いていた。
タチアオイは開成までアジサイを見に行った時に、たくさん咲いていた。
上瀬谷でもところどころで見られる。
畑周りでも大きかったり茎が立ち上がっている花ばかりではない。
地を這って小さな花がポツポツと咲いているのがあった。
直径1cmぐらいの小さな花は薄いピンク色。ゼニバアオイだ。
葉っぱの形が、銭(ぜに、お金)に似ているということらしい。
この辺りでは似た名前のゼニアオイも見かけるが、こちらは花が大きくて3cmぐらいある。
共にヨーロッパからの帰化植物で、ゼニアオイが江戸時代、ゼニバアオイの方は昭和20年代だそうだ。
1cmもない白い小さな花が20cmmほどの高さで花序を作っている。
帰化植物ではなく園芸種でアリッサム(スイートアリッサム)という名前らしい。
畑の耕作をしている人が趣味で植えられたのだろう。
アリッサムの後ろに広がっている白い小さな花は・・・
ハキダメギクだ。大正時代に来たアメリカから帰化したとされている。
「掃き溜めの菊」という面白い発想の命名をしたのは牧野富太郎博士だ。
いま放送中の朝ドラ「らんまん」の中で、このエピソードは語られるだろうか?