
近所の高校。テニスコートの上の斜面にサンゴジュの木がある。
6月初めに白い花が咲き、7月初めには実がなり始めていた。

その実が今はもう赤く熟している。

この高校は北側に延びる山林の一部を切り開いて作られたので、
道路を挟んだ北側には山林が残っていて昆虫や野鳥の姿を見ることも多い。
この日は、林側の草の葉にヒゲの長い虫がいた。

キボシカミキリだ。久しぶりに見た。
背中の黄色いホシ(斑紋)や縞模様の長い触角が魅力的だ。

高校と林の間の道路を進むと左に栗林、右に高校のコンクリートフェンスになる。
フェンス際にもノブドウ、ヤブガラシ、コセンダングサなど、いろいろと花咲く。
そのためチョウや蜂や昆虫がさまざまやって来る。
この日はシオカラトンボがコンクリートの上で翅を休めていた。

そのコンクリートの側面に何か枯れたような虫がじっとしている。
ちょっと突ついてみると飛び去らないけれど体を少し動かした。

調べたらエビイロカメムシというものらしい。
海老色というには色が薄いような気もするが・・・初めて見た。
幼虫はススキを食草とするらしい。たしかにこの付近にはススキもある。
気温は暑い盛りですが、季節はやはり移っていっているのですね。
緑豊かな所には、昆虫も色々いるものですね。
カミキリムシはうちの近くでも時折見かけますが、このキボシカミキリ
というのは見たことがありません。綺麗ですね。
次のトンボはシオカラトンボですか。♀? 今日外出先からの帰りに
よく似たのが同じくコンクリートの上にとまっていました。
あれもシオカラトンボだったのかなぁ…?
エビイロカメムシも初めましてですが、私には他の薄茶系のと
見分けられていないかもしれません。
とんでもない長雨が続いたり猛暑になったりしていますが、
自然は何事もないように淡々と季節をうつっているようです。
でも雨の影響か我が家のゴーヤは今年は不作でした。
先日近所を歩いているとシオカラトンボの姿をたくさん見ました。初夏より増えたような気がしています。
写真のムギワラトンボは若い雄かも知れません。
カメムシも種類が多くてすぐには名前が分らなかったり似たようなものの区別が難しいですね。
でも新しいのを見つけると調べるのもちょっと楽しみです。