気軽に茶道をしてます。

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古都奈良の純日本的旅館で古佐小基史さんのソロ・ハープを

2017-11-27 16:56:11 | 音楽
昨晩の雨も上がり靄がかかる小春日和の奈良市内まで
お稽古に伺うと若草山や東大寺大仏殿の鴟尾は靄の中
紅葉はもうお終いなんでしょう。
 
『三笠山茶色に霞む小春かな』
           愚句 
近くの大学の銀杏もかなり葉が落ち、青い空に
最後の輝きを放っており、週末までの名残に。


話は先日孫娘を連れ、奈良の純日本的な松前旅館
「古佐小 基史(こさこ もとし)」さんのソロハープ・
コンサートを聴いてまいりました。

ハープって女性が奏でるものと思っていましたが、
男性でそれも奈良散策の折のイメージを即興で奏で
られたり、聞き覚えのある曲などジャズの曲も含め
異例づくしで愉しませて頂きました。
HPより 
この旅館、狂言大蔵流のお稽古場があり、その体験や
仏像彫刻も見られる会場、そのお稽古場での演奏は
異例で、ハープの音が響き渡っておりました。

古佐小 基史さんは、現在アメリカ在住ハーピストで、
即興演奏家、作曲家としてクラシック以外のジャンルでの
ハープの可能性の追求、及び普及にも尽力されており、
経歴は異色で東大医学部保健学科卒業、保健師、看護師の
資格をお持ちで、在学中からジャズ・ギタリストとしても
活躍されたが、アメリカでの活動中、1999年にハープと
出会いほぼ独学で、2008年にベース、ドラムスを加えた
ハープトリオのオリジナルのジャズCD"Naked Wonder"を
リリースされており、今後の目標は「ジャズハープの認識を
一般に広めるために演奏の機会を増やし、ジャズの音楽シーンに
影響を与えるレベルにまでジャズハープを発展させること」と
して真に心に響く音楽を目指して活動中です。

まず「ハープ」という楽器の説明からで、楽器そのものは
古代からあり、半音階を演奏できるペダル・ハープが発達
したのは比較的最近のこと、19世紀初頭のフランスの
エラールの発明です。47本の弦と足元に7つものペダルが
あったとは驚き、優雅なハープの演奏姿が実は足元のペダル
操作に大忙しで、曰く「優雅に泳ぐ白鳥も水面下では必死に
足を動かしている」という比喩が思い出されますね。

実はテレビ朝日「題名のない音楽会」25日の放送のタイトル
「楽器を知る休日~ギター編」の中でマリンバとともに
ハープも登場し、山宮るり子さん演奏の「モルダウ」で
足元が写し出されており、比喩そのものでした。

休憩中子供がハープを触っても怒ることなく自由にさせ
子供たちに触れる機会を与えて頂けました。
  
今後の活躍が期待され、日本ツアーの予定になります。
11月29日(水)東京都:航空自衛隊中央音楽隊
12月1日 (金)東京:朗読と音楽のコラボイベント
12月2日 (土)埼玉県飯能市:ソロハープコンサート
12月3日 (日)東京都世田谷区:ソロハープコンサート
12月4日 (月)神奈川県鎌倉市:北鎌倉ダイニング+ミュージック
12月7日 (木)大阪府大阪市:ダイニング+ハープイベント
12月9日 (土)愛媛県伊予市:保育園開園イベント
12月10日(日)愛媛県松山市:ジャズ句会(コンサート&俳句の会)
12月11日(月)愛媛県松山市:学校訪問