気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

霜月の軸は「開門落葉多」から

2017-11-05 12:30:03 | しつらえ
三連休最後の今日も奈良の最低気温が7.1℃と冷え、
一部は白く霜?、まだ気象台からは発表がありません。
この冷え込みでモミジは一段と紅葉が進んだようです。

霜月に入り、玄関のかぼちゃも御役御免になり、
昨日は、霜月になり初めての自宅稽古、
色紙を「吉野龍田図屏風 部分」根津美術館蔵1996版
上板に、紅葉したモミジ、葉付柿と小菊で飾りました。
 

初めてのお稽古ですが、「炉開き」になります。

広間の軸は『開門落葉多
   紫野大徳寺 黄梅院住職 小林太玄
充実の茶掛けの禅語辞典(淡交社)によれば、
”全唐詩「聴雨寒更尽 開門落葉多」からで
「雨を聴いて寒更尽き、門を開けば落葉多し」
 雨の音を聴きつつ寒さに震えながら山中の草庵で一夜を
 過ごしたが、夜が明けて門を開いてみると見渡す限り
 落葉に覆われていた。
 晩秋の閑(しず)かな明け方の情景。”と
雨音は枯葉が軒先を叩く音だったという幽寂な閑居の風情で
台風22号が足早に通り過ぎ、木枯らし1号も吹き、
本当に道路には街路樹の落葉が溜まっております。
晩秋からもう初冬、この7日には「立冬」に。