気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

冬花火と西行忌

2017-02-15 12:43:38 | 日記
昨日午後7時半ごろ、バレンタインのチョコレートを持って
先ほどまでいた次男坊のお嫁さんからの電話、
”花火が上がっています”とのこと
なら瑠璃絵」の最終日は奈良公園開園137年記念花火でした。
二階から若草山を眺めると

冬花火浮かぬ貌してあがりたる
             安住敦
最後は華々しく上がっておりましたが・・・、
山焼きの花火があったばかりですから、少し寂しいですね。
奈良は東大寺・修二会が来週20日から戒壇院別火坊で試別火
そして3月1日から二月堂での本行(お水取り)に。
”お水取りが終わらないと奈良に春は来ない”と
言われており、待ちどおしいですね。
そういえば花壇に春を告げる花として『スノードロップ』が、
ひとつの茎にひとつずつ、釣鐘形の白い花が
うつむくように咲いておりました。

ところで今日2月15日は、ラジオから『西行忌』とのこと。
歌人・西行法師が1190年、旧暦の2月16日に亡くなられて
おり、今日ではなく、一日違いですが?
実はお釈迦様の入滅日?とされており、この前後に亡くなる
ことは仏教の修業者にとっての憧れだったからでしょう。
(お釈迦様誕生日と入滅日は同じとの説もあり定かではない)
もしくは、
願はくは花の下にて春死なむ
       そのきさらぎの望月の頃

この歌より陰暦では満月が15日なのでこの日にという説も。

この花は『桜』、陰暦2月15日頃は桜が咲いており、
陰暦との混同がよけいな混乱を招きますね。