気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

満寿薯蕷(ますじょうよう)で

2017-02-03 10:59:22 | 主菓子とお干菓子
奈良の社寺では、節分の行事が目白押し
一例ですが、東大寺二月堂14時~ 節分豆まき
      元興寺15時~ 節分豆まき
      興福寺18時半~追儺会(鬼追い式)等
二月堂で一度伺っていますが、縁起のいい豆、鈴などが
5分程度の間に撒かれ、すごい盛り上がり様でした。

ご家庭では、節分の夜は恵方巻きを頂き、豆まきですね。
中世の陰陽道では節分を一年の境とし、年越しにあたる
この夜は、一年の中で一番陰から陽へと変わる日とされ、
鬼や魔物が出現しやすいと考えられていたそうです。そこで
宮中で大晦日に行われていたの「追儺」が節分と結びつき、
鎌倉以降、鬼等に豆をぶつけて追い払い、
福を呼びこもうという豆まきの風習になったそうで、
地方により様々にな変化も見られるようです。

節分の菓子として、『満寿薯蕷(ますじょうよう)』を
稽古にお出しするため作ってみました。
普通は「桝薯蕷」と書きますが、『桝』は「増す」に
通じる縁起の良い言葉ですが、
さらに縁起の良い『満寿』とさせていただきました。
・薯蕷をすりおろしよく練ります


・薯蕷の生地を
 
・漉し餡を中に入れますが、少し硬かったようで・・・

・桝形に焼を

・完成です。
 
楽しみにしてください。
お出かけなので、今日はこの辺で。