気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

ヨメノナミダ(花筏)が咲き

2016-05-02 14:37:10 | 季節の花々
前半のゴールデンウィーク、金曜土曜と二日続けて、
先生の所へ伺っておりました。
やっと時間が空き、昨日午後2時から長男、次男家族が
我が家に来てバーベキューを
孫5人、さあ大変です。
庭の小さな畑で、5人が・・・

孫は、「来て嬉しい 帰って嬉しい」って本当ですね。

父母が元気であった時は、車で4時間ほどですが、
往き帰りは渋滞を避け深夜での移動、
実家でのんびり過ごしておりました。
泊まるとなると、三食作らなければならないのですから
実家の嫁が涙を流すはずですね。

花筏」(はないかだ)は、高台寺の「花筏蒔絵」のように
本来は、川を流れる桜の花びらの様子を言いますが、
植物としての「花筏」にはヨメノナミダという別名があります。
二年前に珍しい茶花として「花筏」の苗を買い求め、
雌雄それぞれ植えておりましたが・・・
枯れたのかと思っていると、今年は
ウツギの木の陰で、葉の真ん中にポッとした小さな花を発見、
ちょぴり寂しそうに咲いております。
日陰を好むのだそうで、伸びたウツギに感謝!
 (ウツギ)
「花筏」の雌株のはなです。
もともとは葉の付け根から葉の上部に伸びた軸と
実が、葉にくっついたと言われており、
夏になると黒い実をつけるのだそうです。
雄株がないから今年はだめかも?
 
根元を見るとその横から小さな樹があり、
枯れ木かと思えば、若葉が少しだけ覗いています。
もしかしたら、雄株かもしれませんね。
もう少し様子をみなくては・・・

花筏が、ヨメノナミダ(嫁の涙)と言われるようになった
理由にはこんな物語があります。
”ある若嫁が殿様の使いから
 「葉に実のなる木を見つけてほしい」と言われました。
 夜おそくまで山の中を探しまわったのですが
 見つける事が出来ず、その時に流した悔し涙が葉に落ち、
 月の光で黒真珠のように輝きました。
 それが花筏の果実になったと”

別名として「ヨメノナミダ」の他にも
若葉は茹でれば食べることが出来るのか、
ママッコ(飯子)・ママコナ(飯子菜)とも
現代的には「天使の落とし物」という方もおられ、
若い方の感性も素晴らしいですね。

落ちは落語の「花筏」を一席
これは相撲の話でした。