気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

ヒヤシンスの和名は「飛信子」

2016-02-07 08:05:35 | 季節の花々
『 ヒヤシンス 薄紫に 咲きにけり 
       はじめて心 顫(ふる)ひそめし日 』

北原白秋の、心が震えた初恋を現す、すぐれた叙情歌ですが、
誰にでも一度は、こんな青春(とき)が訪れますよね。

このヒアシンスを二週間前に、
胡蝶蘭と一緒に頂きましたが、
その時は、わずかに青紫色の蕾が覗いておりました。

『いたづらに 葉を結びあり ヒヤシンス』
               高浜 虚子
肉厚で長く、ツヤツヤとした緑色の葉が、
重なり合って結ばれているヒアシンスの特徴が詠まれ
まだ来ぬ春?を待ち望んでいるのでしょうか。
 
寒い玄関に置いてありますが、花が咲きだしました。
 
花とともに、ほのかな香りが飛び始め、
玄関に漂っております。
それで、明治に当て字の和名が付けられており、
風信子」ハヤシンス
飛信子」ヒアシンス と
でも江戸時代には
「夜香蘭」ヤコウラン
「錦百合」ニシキユリ と呼ばれてたようですね。
でも日本に伝わったのは、1863年、
明治まであと5年しかないのですが・・・

青春も、懐かしく思いおこさせるヒアシンスですね。
二日続けての、お稽古に行ってまいります。