よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ニッコール200mm F4

2011-06-18 22:32:57 | ニコン交換レンズでワンダフル
 ニッコール200mmF4

 
 最近F5を手に入れたことで以前なら「こんな大きいレンズどないすんねん」という意識でしか
見れてなかった昔のニコン望遠レンズが「これやったらF5ともバランスオッケーやわ♪」という
危険思想に変化してしまいました(^^;)。

小型軽量が身上のOM使いだった若き日を思うとまさに隔世の感があります。
なにしろ天下のニコン様ですから中古カメラ屋さんの棚の前ではよりどりみどり・・而して気になるレンズの数は
F5購入以前と比べると400%アップです!。
今まで歩んできたマイナー路線の人生とはおさらばだ!これからはメジャーにいくぜ!などと叫びつつ
200mmF4をゲトしてしまいました(^^)ゞ。

200mmF4といえば50mmF1.4と同じぐらいに完成されています。
その写りの良さと描写性能を考えれば非常にコストパフォーマンスが高いレンズですね。
Ai改造してあるのを選んだのですがそれでも手頃なお値段でした。

正式名称は「ニッコールQ オート 200mmF4」です。Qちゃんなので4枚玉です。
もちろん「オート」はプリセット絞りに対する自動絞りのことです。
当時は「200mmなのに自動絞り」というのがハイスペックだったんですね。

ぼご~んと長いレンズなのですがたっぷりしたサイズのわりにガラスが少ないのでみかけほど重くありません。
私のレンズはモノコートの時代の玉ですが、植毛されたフードや鏡筒の後ろ側の段付きの作りこみなど
内面反射の少ないであろう構造に期待がふくらみます。

 ニコンF5 ニッコール200mmF4 F8 AE プロビア100F

 良いお天気だったのでちょっとまじめに神戸の市営地下鉄など撮ってみました。
古いレンズなので色目はクラシックですがピントのキレも良くマニュアルでのピントあわせもぜんぜん苦になりません。
特にボディとのバランスがちょうど良くピントリングが太いところとF5のグリップ感がマッチして
手持ちでの撮影も快適です。

ニコンのマニュアルレンズを使っていて思うのは他社ではマネのできない造りこみと高級感です。
鏡筒の剛性感などはまさしくニコンマニュアル!と感じる緻密さです。

昔は200mmからが「超望遠」だったらしく1970年のカメラショーカタログによりますと
                        Fフォトミックのボディが 57,700円
                               200mmが 34,500円です。
                   ちなみに1985年にF3ボディは 139,000円
                            Ais200mmが  45,000円。
 
1970年当時の200mmレンズがいかに高級だったかがわかりますね(^^)。
ズームにおきかえられてすっかり影のうすい単焦点望遠レンズですがガラス枚数の少なさで
そのヌケの良い描写と軽量・低コストを武器にぜひ復権して欲しいところです。

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿