よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

いせ 明石海峡通過

2013-10-20 22:49:22 | 神戸ふねふね

  いせ 明石海峡通過
 
  2013/09/30 明石海峡

 以前神戸港に入港したおりは仕事で撮影に行けませんでしたが、今回は海峡通過時に運よく
仕事が休みでした。貨物船などをすいすいすい~と追い越しながら進む「いせ」です。
今年は名前のもとの伊勢神宮でも20年に一度の式年遷宮でありますからありがたさも倍増ですね(^^)。

ちなみに喫水線がゆがんで見えるのは撮影に使用したズームニッコールED 50~300mmF4.5Sが
どんくさいので建造したIHIのせいではありません。しかしなんぼ高倍率ズームでもちとひどいですね(^^;)。

 
  2013/09/30 明石海峡

 真横からのプロポーションです。ヘリ空母ですから構造物は思いっきり右よりです。横から見たら
タービンエンジンの煙突が目をひきますね。ゆらゆらとした排気が熱そうです。実は30ノットも出るのだそうで・・
災害救助なども速攻で駆けつけてくれそうで嬉しいですね(^^)。

 
  2013/09/30 明石海峡
 
 あっというまに橋をくぐって「とおおりかあーじ」と旋回中です。望遠レンズで撮影すると
船体の傾きが強調されてかっこ良いです。乗組員のみなさん呉へ帰るのでついつい船足が早くなる
俗にいうホームスピードなのでしょう。もう少しゆっくり走ってくれないと撮影するほうとしては
忙しくてしょうがないのですけれども(^^)ゞ。
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タムロンSP180mmF2.5LD 63B

2013-10-15 22:33:11 | タムロン交換レンズでワンダフル

 タムロンSP180mmF2.5LD 63B


 タムロンの35周年記念アニバーサリーモデルとして1988年に発売された180mmF2.5です。
最初は限定発売の予定だったものの人気が出たので後に通常モデルとして販売されたとか。
本当の35周年モデルはプレートが金メッキでほこらしげに「35th anniversary」と刻まれているのですが
私のレンズは後期の量産型でプレートが真鍮製でただの銘板になっています。
ガンダム世代としては「量産型」というと安普請でやられキャラのイメージがあってあんまり嬉しくありませんね(^^;)。

180mmという焦点距離はツァイスのゾナーやライカのエルマリート・ニッコールのEDといった
プレミアムな雰囲気で、200mmよりこだわったぜい!みたいなレンズが多いです。このタムロン180mmも
LDレンズを二枚使用してライバルよりもちょびっと明るいF2.5のF値と1.2mの最短撮影距離を達成しています。
メーカーのライバル心がうかがえるスペックです。
おそらく描写性能はものすごく高いところでの競争なので、コシヒカリとひとめぼれのどっちがうまいねん!
というレベルの微妙な差かもしれませんが(^^)。

ズームレンズメーカーたるタムロンの記念モデルですがズームレンズではないところがいかにも
気合いが入っております。「ズームレンズを造ってているわれわれが本気を出せば最高の180mmを
造るなど造作もないわ!」といったタムロンの技術者さんたちの声がひびく本レンズ。
さあ、タムロンの気合いを見せていただこうじゃありませんか。



 ニコンEL2 タムロンSP180mmF2.5LD F4 1/125 ベルビア50

逆光で白の彼岸花を狙ってみました。ふわふわしたボケ味が嬉しくて「とりあえず花の写真」を撮ってしまいました(^^)ゞ。
当時としては珍しいインナーフォーカスでピントのキレも素晴らしいです。
ピントが合ったとたんぴちっとスクリーンに写りでてファインダーを見ているだけで楽しい気分になります。

ズームレンズと違いコントラストの出し方もすばらしくふところが深いです。
ハイライトは飛ばずシャドウはつぶれず・・肉眼よりも良く描写されているような。
このあたり普段からガラス枚数の多いズームレンズのへちゃつぶれコントラストに辟易していたであろう
タムロン技術者さんたちのうっ憤晴らしであろうこだわりを感じます。

同じ時に撮影したごく最近の某長野レンズメーカーの40mmより明らかにコントラストが良くでていました。
設計思想が違うとはいえさすがはアニバーサリーモデルですね(^^)。

最近はすっかりマクロ以外の単焦点を出さなくなったズーム屋さんタムロンですが、そろそろ
大口径広角レンズやミニサイズの単焦点望遠レンズも出して欲しいですね。
再び「ズームレンズの技術を惜しみなく投入」した単玉レンズを期待したいところです。

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ズイコー100mmF2

2013-10-09 23:25:50 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 ズイコー100mmF2


 オリンパスOMシリーズのズイコーレンズはシステム当初から豊富なラインナップをそろえていました。
どれもがボディに合わせた小型軽量・高性能レンズでとくに広角レンズの充実ぶりはすばらしかったの
ですが、中望遠に関しては長いこと85mmF2と100mmF2.8の二本だけでした。

もっとも、OMボディは小型軽量を生かしたスナップ撮影が一番よく似合うと思われます。
OM-1で大口径中望遠レンズでポートレート撮影てのははあまりイメージがわきませんね。

この100mmF2はOM-4が発売されてOMシリーズが新世代になりだしたころに
シフト24mmF3.5や250mmF2と同時に発売されたOMズイコーとしては新しいレンズです。
といってももう30年くらい前なのですが(^^;)。

「21mm超広角から180mm望遠までF2の大口径フルラインナップ!」の一本というわけです。
21mm・24mm・28mm・35mm・40mm・50mmマクロ・85mm・90mmマクロ・100mm
180mmとF2でキメています。今からみてもすごいラインナップですね。

私も最初は100mmF2.8を使っていたのですが、大口径のずしりとしたF2の程度の良い中古が
店に来たのでつい購入したのでした。それ以来第二の標準レンズとして20年ずっと行動をともにしてきました。
使いこんでずべずべのガスガスになってしまいましたが、開放からばっちりの描写力は期待をうらぎったことは
ありません(^^)。ただ、標準装備の内蔵フードは短くてぜんぜん効果が期待できないので
初期ミノルタMD100mm用を使っています。メタルでかっこ良いですし、逆向きにすっぽりとかぶせられます。
MDのフードはΦ49と55が多くズイコーとも画角もネジ径も共通のものが多いのでオススメですよ。


 OM-4チタン ズイコー100mmF2 1/125 F5.6 ベルビア100

 イタリアのコスタクルーズが運航のCosta Victoria 75、166トンです。
大きくて丸いヒップがセクシーです。この100mmF2は大口径でピントのキレも良いうえに
線の細さがファインダーでもわかるくらい描写がすばらしく、フォーカシングをしていると
まるで自分が写真がうまくなったように思えてしまうレンズです。

ちなみに2013年5月の記事のCRYSTAL SYMPHONYはミノルタのNEW MD100mmF2.5で
撮影しています。同じような場所で同じ焦点距離で撮影していますが描写の傾向がまったく違うのがお分かりいただけるのでは
ないでしょうか(^^)。


 OM-4チタン ズイコー100mmF2 1/125 F5.6 ベルビア100

小原光学のFK-1という超低分散ガラスが使われているらしいのですが、レンズにはどこにも書いてません。
発売当初のカタログには「低屈折率、低分散ガラスを採用し、極限の描写性能を追求」と説明されていましたが
OMシステム最後のカタログでは「特殊低分散(ED)ガラスを採用」と説明されています。最初からキヤノンみたいに
赤ハチマキにしたりニコンみたいに金環をまいて、見た目も高性能を叫んでいれば発売時から人気が出ていたのでしょうけど・・
そういえばもっこり一眼レフのL-1も最初はのっぺらだったのにあとからEDレンズと言い始めてましたね(^^;)。

鏡胴がぶっとくてはっきり言ってOMボディにはにあわないのですが、ある意味ズイコーでは珍しい線が細くコントラストも
良くでる見事な描写をします。グリップがわりにワインダーを装着しての使用がおすすめですよ(^^)。
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フジGF670 プロフェッショナル

2013-10-03 23:44:43 | マイ カメラ フジカ

 フジGF670 プロフェッショナル


 ついに「最新型フィルムカメラGF670プロフェッショナル」がわが家にやってまいりました\(^0^)/!!
2009年に限定5000台でブラックが発売され、好評につきシルバーも登場というカメラです。
海外では「フォクトレンダーベッサⅢ」として発売され、レンズ銘もEBCフジノンではなく、ヘリアーだったり。

いわれてみればダイヤルやフォントがコシナっぽいです。でっかくなったベッサRシリーズて雰囲気ですね。
仮想敵はもちろんプラウベルマキナ67でしょう。マキナ67のニッコール80mmF2.8に対し、EBCフジノンは
80mmF3.5となんかマキナ67に微妙に気を使ったようなスペックです。

いや、マキナ67を持っているユーザーに「開放F値がちがうから二台あっても使いわけができるから大丈夫だ!」と思わせて
購入に踏み切らせるフジの作戦でしょうか(^^)?
もちろん「発売されてから30年ちかくにもなるお古のマキナ67よりも最新型GF670をを絞り優先で使ってね」
というわけなんでしょうけどね。

個人的には絞り優先の電子シャッターよりもメカニカルのほうがカメラのキャラ的に合うと思うのですが・・・。
現在は電子シャッターのほうが簡単なのかもしれません。ファインダーの美しさはすさまじく、実際の景色より
ファインダーの中の景色のほうがきれいでシャープに見えます。一眼レフなどサブで持って行くと思わず
ピント合わせを忘れそうになるので要注意です。

シャッタースピードダイヤルとISOダイヤルが兼用でまわしごこちが少々たよんないのですが、これは
好みの問題でしょうか。ペンタックスの中判くらいカリカリしているほうが好きですけどね。

期待のEBCフジノン80mmF3.5は、ほぼ対称型のレンズ構成でまったく素直な特性だとか。
とくに蛇腹の採用で内面反射を除去だそうです。雑誌などの作例でも逆光で撮影されてもまったく
破綻のない描写をしていますから、期待に胸をふくらませてレッツらゴーです(^^)。


 GF670プロフェッショナル EBCフジノン80mmF3.5 1/60 F8 ベルビア50

 わざといけずして夕陽ド逆光での撮影をしましたが・・・写りすぎまくりでびっくりです。
下手なデジタルのHDRなど裸足でにげだしますね(^^)。ベルビアのふところの深さもありますが
これだけマトモに太陽をいれてもゴーストもフレアも皆無なうえにシルエットになるはずの団地も
みごとなトーンです。遠景の海のむこうにはうっすらと小豆島までみえております。
肉眼ではまぶしくて団地のデティールなどわかりませんでしたから・・・恐ろしいレンズですね(^^;)~。


  GF670プロフェッショナル EBCフジノン80mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 GF670は6X7だけでなく6X6でも撮影することができます。
フィルム室の中にコインでマスクが切り換えられるようにネジがつけてあります。
さすがに途中切り替えはできません。ファインダーのマスクもぴしりと切り替わって気持ち良いです。
6X6にすると120フィルムでも12枚どりになってお得ですね(^^)。

どピーカンの初秋の海の光も素晴らしく良くでております。テトラポットもドッテテドッテテドッテテドと
歩いてきたような質感で描写してくれました。さすがはベルビアを知り尽くしたフジフィルム製カメラです。

ファインダーがあまりに美しく見えてしまうのでついつい80mmという焦点距離の被写界深度の浅さを
忘れてしまうのですが、予想外の雰囲気になるのでかえってドラマチックになるのはフィルム撮影の醍醐味です。

フィルムカメラの新型機というだけで存在意義爆発の本機ですが、せっかくの電子シャッターですから
せめてセルフタイマーをつけて欲しかったですね。
写真をプリントにすることが減ってしまっている今日6X7サイズネガの圧倒的な描写力で
みんなの笑顔のプリント写真を見てもらうのが一番フィルムの素晴らしさを伝える
ことができると思うのです(^^)。


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