よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ローライコードⅤa

2018-04-20 20:56:54 | マイ カメラ ローライ

 ローライコードⅤa


 早いもので平成30年度がスタートいたしましたね。
このブログもおかげさまで10周年目に突入いたしました。

思えば私が広島に傷心旅行に行ったのがすべての始まりでした。
駅前のミッキーカメラさんで長い間探していたミノルタオートコードを購入。
あまりの写りの良さと、使い心地の良さにしびれてしまいました。
ぽっかりと開いたココロのスキマを埋めるのに喪黒福造のように現れたのが二眼レフだったのです(^^;)。

そして、巷間言われているあまた存在する国産二眼レフの「お手本になった」
と言われるローライコードを購入するのに時間はかかりませんでした。
そこからフィルムカメラを買いあさるという暗黒街道に突入してしまったのです。

このローライコードⅤaはまだまだ私の症状が軽かったころになんにも知らずに
「あっ!ローライコードの程度のよさそうなのが出てる!」というだけで手にいれた個体です。
右も左もわからないままヤフオクで落札してしまったのです。

今から思えば信じられないほど無邪気でした。
(そのあとヤフオクにはさんざん鍛えられて甘いも苦いも経験いたしましたが(^^)ゞ)

もっとも当時は世間はデジカメフィーバーでした。
フィルムカメラのあんな名機やこんな名機が・・・泣けるほどの値段で中古カメラ店には
ゴロゴロしていました。

気が付けば家の防湿庫は満杯です。それにもかかわらずカメラは増殖を続け
またまた防湿庫を購入するというスパイラルです。全くカメラ依存症ですね。


  ローライコードⅤa シュナイダークセナー75mmF3.5 1/125 F8 リアラエース

 実際に購入したのは2007年でした。ローライコードVaの製造は1957年~61年だそうですので
購入当時ですでに50年落ちだったのですね(^^;)。

そして今回ほとんど10年ぶりくらいに持ち出したわけです。レンズシャッターが固まってないかビクビクしての
撮影でしたが・・さすがはコンパーシャッターです。10年間のブランクをモノともしておりませんね!

フィルムは文字通り「取って置き」のリアラエースです。使用期限は2014年の12月なのですが
これまたビクともしておりません(^^)。


 ローライコードⅤa シュナイダークセナー75mmF3.5 1/125 F8 リアラエース

 リアラエースは軟調なうえに懐が深くてポートレイトには最適です。
昨今「グルグルぼけ」や「ふわふわの描写」がもてはやされる時代です。
軟調のフィルムが復活してくれないものでしょうか・・・


 ローライコードⅤa シュナイダークセナー75mmF3.5 1/125 F8 リアラエース

 クセナーなのでボケ味はぼにょぼにょですがピントの合ったところは
クッキリシャープです。

ローライフレックスと比べましても軽量で操作感も軽いです。
二眼レフのライトウェイトスポーツといった感触です(^^)。


 ローライコードⅤa シュナイダークセナー75mmF3.5 1/125 F8 リアラエース

 今年は桜の開花も散るのも早くあっという間でしたね。
その短いチャンスにブログを始めた原点ともいえる二眼レフで撮影できたのは
まったくラッキーでありました。

10年前に比べますとフィルムの種類もカメラ屋さんもずいぶんと減ってしまいました。
が、ローライコードはもちろん、フィルムカメラはまったくパフォーマンスが変わらず
使えておるわけでございます(^^)。
まだまだ、まだまだ頑張って続けていきましょう!



オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2

2018-04-09 22:47:40 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2

 
 ここのところプライベートでも仕事でもハードな状態が続いてすっかりココロもカラダも弱っております。
そんなときこそカメラです!。ただ、半端でないダメージを喰らっていますので強力なブツを
入れないと復活できそうにありません(^^;)。。

 そこで私のソウルマシンであるOMを持ち出しました。ボディはそれでよいとしまして・・
装着したレンズは24mmF2にしました。
得意の40mmと100mmは、ほとんど体の一部状態で使い込んでいますので
テンションを高めるために24mmとしました。

24mmという焦点距離は私にとってのラッキーナンバーでもあるのです(^^)。
なぜラッキーなのか?と言われますと困るのですが・・・
わがニイヨン部隊に敵なし!シャウトしながら出発であります。


  オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/30 開放 ベルビア50

 勢い込んで撮影にでたものの、いきなりの雨天であります(TT)。
雨を避けて湊川の東山商店街に逃げ込みました。
この商店街は神戸でも1.2をあらそう元気バリバリ商店街です。
ぜひ一度お買い物に行ってみてくださいね。

開放からバッチリの写りです。発売当時から高評価で大人気のレンズだったらしく。
さもありなんの高性能で嬉しくなりますね(^^)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 東山商店街撮影時は雨天でしたので、日をあらためまして諏訪山公園の展望台に登って
みました。朝日もさわやかなビーナスブリッジです。

しかしタワーマンションの乱立ぶりは悲しくて目を覆うばかりものがありますね。
時代の流れとは申せ、写真好きとしてはつらい景色です。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 いにしえの案内板を金星台の手前で発見しました!昭和39年の設置のようですね。
みごとなぐらい何にもないですね(^^;)。

殺風景と言っても良いくらいスカスカです。一番大きい顔をしているのが県庁なのが政治的な
思惑をかんじさせますな。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 諏訪山公園はもとは動物園でした。今は動物たちが入っていた檻のあとを利用して
「子供の園」という公園となって遊具が整備されています。

動物園時代からあったものかどうかわかりませんが、タイルで描かれたモザイク絵です。
なかなかの雰囲気で昔のコンピューターゲームのドット絵みたいですね。
ベンハーに出てくるローマの戦車みたいですがどんないわれ因縁でしょうね?


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 諏訪山から降りてまいりますと神戸移民収容所だった建物があります。
ブラジルなどに移民していった方々が乗船前に予防注射をしたりポルトガル語を習ったりされていたところです。
現在は文化交流センターとなっています。

いかにも昔の神戸を象徴するような建物です。資料室は無料ですのでぜひ見学されることを
おすすめします。異人館からも近いですよ。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F4 ベルビア50

 移民の方々の足跡に思いをはせながら、ハーバーランドまで下りてまいりました。
モザイクでは「to R mansion」というアーティストの面々が
パフォーマンスをなさっていました。不思議な雰囲気についつい引き込まれますね(^^)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F4 ベルビア50

 こういうディスタンスの取れない中でのスナップでは24mmという画角は最強です。
開放値がF2という大口径ですので、ピントのキレがよくてフォーカシングも楽チンです。
24mmなのでピント合わせにそんなにシャカリキにならなくても良いのでわ?
という声もありますけどね(^^)ゞ。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50
 
 いつもの明石海峡大橋です。24mmはシャッターを押すだけで絵になります。
これまたラクチン写真ですね。冬の海は人がいなくて撮影が楽しいです。
最近は真夏は海水浴場をカメラを持ってウロウロしてますと怪しい人と思われて
監視員さんに詰問されたりしますからね。ツルカメツルカメ(^^;)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 今年はうまく梅の開花時期と休日が重なりました。現在は「お花見」といえばサクラ、細かく言えば
ソメイヨシノなんですが(^^)。

梅の花は花期が桜よりずっと長いのと、何より桜みたいに酔っ払いに気をくばらなくて
良いので大好きなのです。ちと撮影のときは寒い日が多いですけどね。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 この24mmF2は最短撮影距離が25cmまで寄れます。広角マクロレンズとしても
たいがい「寄りたいところまで寄れる」レンズです。またまたラクチンでございます(^^)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 学生時代に読んだカメラ本に「非球面レンズを使っていないのにこれだけの性能なのは
これからのズイコーはもっと楽しいな」という表現がされていました。
たしかに小さなマスのボディのOMで気軽にスナップすればまさしく「楽しい」のです。
ぜひフィルムOMボディでたくさんの方にこの楽しさを経験していただきたいですね(^^)。