よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8

2022-11-12 23:25:58 | ペンタックス交換レンズでワンダフル
 ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8


 最近若い方々の間でデジカメにアダプターをかまして
オールドレンズで遊ぶ・・という表現が密なブームのようです。

レンズ設計者が血の汗流し涙もふかずに提供された
デジカメ用のレンズは「よく写りすぎてつまんねえ!」
というわけですね。

まあ、かつてはジャンク扱いだったオールドレンズが
表現の手段としてサルベージされているというのは
誠に喜ばしい限りであります(^^)。

そこで今回おじさんはスーパータクマー105mmF2.8を
ご紹介いたします。さて、オールドレンズファンの方にウケル写真
が撮影できますでしょうか?


 ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8 1/1000 開放 プロビア100F

 秋といえばコスモス、秋桜でございます。
105mmとなりますとほっといても背景も前景も
ボケた写真が撮れますので簡単にほえほえできます(^^)。


 ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8 1/1000 開放 プロビア100F

 今回は意識して開放で撮影してみましたが
こんなにフワボケになるとは予想外でした。
お宝発見感がすごいです。\(^^)/。


 ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8 1/1000 開放 プロビア100F

 花の撮影ですとたいがいはベルビア50を使いますが
今回はプロビア100Fでした。なので
1/1000秒が最高速度のSLではオーバーオーバーです。
おじさんのベルビア脳ではめったに撮らない雰囲気の写真ですが
ケガの功名でフォトジェニックになりましたです。


 ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8 1/250 F5.6 プロビア100F

 中望遠105mmの圧縮感は人間の
注視感と相似なのでこういうときは
画面の整理がカンタンなので重宝いたします。
なんか最近「カンタン」ばかりに
走っている気もいたしますが・・(^^;)。


 ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8 1/1000 開放 プロビア100F

 秋といえば次はキノコです。
この年になって不思議に思うのは
キノコってこんなにそこいらじゅうに生えてましたっけ?

子供のころには
ぜんぜん気にしてなかったのですが・・
見つけられてなかっただけでしょうか?


 ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8 1/250 F8 プロビア100F

 すっかり少なくなってもうすぐ全廃の
神戸市営地下鉄1000系です。
地下鉄なのに山の上の高架を爆走しております。

基本的に通勤電車なので新聞記事になるような
盛り上がりはありません。
須磨ニュータウンの主役でしたから感慨深いですね。


 ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8 1/250 F8 開放 プロビア100F

 秋といえばハロウィン=かぼちゃ灯籠です。
最近すっかりおなじみになりました。
ネタがかぼちゃなので実はコスパが高いのも
ポイント高しです。
おまけに被写体としてもなかなかですしね。


 ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8 1/250 F5.6 プロビア100F

 池のはたに佇むサギさんです。
なぜかこの手の鳥さんは近づいてもあんまり
にげません。おそらくは近場のカモなどよりも
食べてもおいしくないので人に狩られる経験
が少なかったのかな?と思ったり。


 ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8 1/250 F8 プロビア100F

 お城ではジミジミな明石城もこの角度でみますと
立派なものです。下の親子さんと比較しましても
結構なビッグスケールですね。
前の芝生広場の気持ちよさも特筆ものです。


 ペンタックスSL スーパータクマー105mmF2.8 1/250 F8 プロビア100F

 明石名物タコの菊人形です。
まだまだ菊の花がつぼみ状態で
「撮るんまだ早いわっ!」
といわれてしまいそうですが(^^;)。

ネットなどではタクマー55mmF1.8が
オールドレンズ遊びの入門機として紹介されてますね。
今回の105mmはF2.8と少しく暗いですが
コスモスのようなボケ写真が3倍簡単に撮影できます。
特にスーパータクマーならシングルコートですから
カビの生えてるのも少なくておすすめですよ。


 



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ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF

2021-07-27 09:10:33 | ペンタックス交換レンズでワンダフル
 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF


 すったもんだの末オリンピックも始まりました!
こうなったら感染防止しまくりながら応援するしかないですね。
昔は公式モデルなどバンバン発売されていたり。
オリンピックに合わせてフラッグシップをモデルチェンジ・・
なんて風潮があったのも夢のようです。

まあ、携帯のカメラがここまで発達しますと
ほとんどのシチュエーションで携帯で用が
たりてしまいますからやむをえません。(^^;)。

今回は開発費用にコストを上乗せして値段を決めることが
できていたころのステキなレンズFA☆24mmF2です。
当時としてはAFレンズ24mmで唯一のF2大口径でした。
いくらF2とはいえズイコー24mmF2を見慣れた私には
大きすぎる気もしますが(^^;)。

ひっさしぶりのスターレンズに期待に胸をふくらませて出発です。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F4 ベルビア50

 ペンタックスレンズは赤がきれいに出る・・というのが
私の印象です。予想にたがわずビビッドな赤色描写です。
ベルビア50のイメージカラー感もバクハツしておりますね。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 私はこのFA☆レンズシリーズの新製品発表会に
お呼ばれしていただいたこともありまして、思い入れが強いのです。
発表の中で「ボケ味にこだわって作っております」というのが印象的でありました。

最短撮影距離は30cmで24mmとしましては普通です。
おっしゃってたとおりなかなかのボケ味でございます。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 24mmで30cmまで寄りますと、背景も写し込めて
マクロとは違った雰囲気の接写ができてしまいます。
ハスの花もベルビア50のハデハデ発色でずいぶんと
色がどぎつくなっているのですがキレイなので良しとしましょう(^^)。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 合焦部とアウトフォーカスとのバランスが絶妙ですね。
大口径F2の面目躍如です。絞って撮影してますけど(^^;)。
真ん中のおいしいとこだけを贅沢に使うという
純米吟醸酒の趣でございますな。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 かつては子供たちの歓声があふれていたであろう公園です。
すっかりヒメジョオンに覆われてお花畑になっています。
フォトジェニックですね!!
ちなみに敷地内の集合住宅は廃墟でもなんでもなく
普通~に入居されております。
ということは住人の方が草刈りをされていないだけ(^^)?


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F4 ベルビア50

 西脇のへそ公園駅のむかいにあります子午線柱です。
へそ公園がメジャーになってしまい、すっかりうらぶれております。
年代をみますとこちらのほうが本家と思われますが(^^)。

電車にしてはめずらしく1両で走れる125系です。
普通は分散配置する制御機器が床下にどっちゃりで
重たそうですね。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 電車ネタをもうひとつ。
神戸市営地下鉄の1000系コンビです。新型の6000系が
じゃんじゃん湧いてますので撮影なら今のうちですよ(^^)。
後輩の3000系もすでに廃車されてますしね。
3000系はVVVFインバータ車だったので機器更新に
コストがかかるてのも理由のようですが・・


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 コロナのせい?か神戸港に在港されていることの増えた海王丸です。
泊まっていても絵になるのでみかけますとついつい撮影してしまいます。
高級単焦点レンズですので歪曲収差もなく気持ちイイですね。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 マルイで派手にプレゼンされているエポスカードです。
「ご入会後、6ヵ月以内に税込66,666円以上ご利用で
松野家6つ子アクリルスタンドプレゼント」
というのがウリでございます。
アクスタにそこまで需要があるのでしょうか?
オタク女子恐るべし(^^;)。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 マリンピア神戸にお目見えした河童のととろうさんです。
子供向け施設ですのにリアルすぎて怖い怖い(^^;)。
これで動いたりしたらトラウマになりそうですな。

今回のFA☆24mmはつくりといい部品点数の多さといい
高級感あふれて持ってるだけで嬉しくなります。
もう二度とこんなにコストのかかったレンズは出ないでしょうから
一度手に取られることをおすすめします。
フードも植毛でカッコいいのでぜひともフード付きを
さがしてくださいね。

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タクマー200mmF3.5

2014-11-01 00:56:18 | ペンタックス交換レンズでワンダフル

 ペンタックスSP タクマー200mmF3.5 

 
 ここのところレンズを買うのにも「美品」や「未使用」よりも「ジャンク」のほうが萌えるようになってきました。
お値段が安いゆえにお手軽感が理性を突き抜けて、通常のなら見向きもしない物件も
「まあ、この値段なら買っても良いかな?」とついつい財布のヒモがゆるむのです。

実際使用してみますと「おおっ!いままで食わず嫌いだった私はなんて愚かだったのだあ~」と
わが身の不明を呪うことが多々あります。
もっとも修理屋さんに苦労してレンズを磨いてもらい、期待に胸を膨らませて撮影に使用してみたら
「ぬう。雑誌の定評にだまされた!お金を使ってゴミを買ってしまったっ!」
と嘆きのたうちまわる事も少なくないのですが(^^;)。

またまたまたジャンクからサルベージしたペンタックスの望遠レンズタクマー200mmF3.5です。
まだ200mmが「超望遠レンズ」と呼ばれていた時代のレンズです。三脚座もついていて
なかなかの押し出しのあるデザインです。フィルターはΦ67mmです。

自動絞りになる前のタクマーで、当時の値段は25,000円です。レンズはシンプルに4群4枚で
ヌケの良さが期待できますね。
また、プリセット実絞りの特徴を生かして絞り羽根は18枚もあって真円度はバリバリです。
レンズの奥のまんまるな絞り羽根がごらんになれるでしょうか?

ずっしりした金物の植毛されたフードも長くて頼もしく、ハンドメイドのホンモノ感がただよいます。
現在ではこれだけ工芸品的につくられているレンズは絶対お目にかかれませんね。
重量は900gもありますが、重量感を強引に信頼感に脳内変換して撮影に出発です(^^)。


 ペンタックスSP タクマー200mmF3.5 1/250 開放 ベルビア50

 まずは「寄れないところをアップ」という望遠レンズの定番です。灯篭の中のお地蔵さまがかわいいですね。
SPのファインダーはそんなに明るくないので撮影するまではいささか不安だったのですが、ファインダーの
キレがむちゃくちゃ良いので、実絞りで絞り込んだ状態でもF5.6くらいまでならそのまま使えます。
現在のスカスカのデジタルカメラのスクリーンとはレベルが違いますからね(^^)。


 ペンタックスSP タクマー200mmF3.5 1/250 開放 ベルビア50

 最短撮影距離は2.5mで、トンボさんもこの大きさがいっぱいいっぱいです。
まあ、こんなクラシックな望遠レンズで接写しようというほうが無理があるのですが(^^;)。
でも最短撮影距離:絞り開放という悪条件のわりには健闘してますよね。


 ペンタックスSP タクマー200mmF3.5 1/250 F5.6 ベルビア50

 次は一番実力の出そうな「開放から2段絞り・無限大」での撮影です。
やはり望遠レンズはこう使わなくちゃ!という感じですね。
遠景の島と手前の街並みが望遠効果で引き寄せられて、文字通り風景画みたいになりました。

レンズも4枚しか使われてないのでヌケの良いのもぐうですし、落ち着いたナチュラルな色調で
ベルビアなのにごいごいしたところがないのも素晴らしいです。

これだけ良く写るとジャンク漁りはますますやめられそうもありませんね~(^^)。
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SMCペンタックス M100mmF2.8

2014-07-11 22:26:19 | ペンタックス交換レンズでワンダフル

SMCペンタックス M100mmF2.8


 最近友人が「小さいカメラに首ったけ~!」とのたまって、コンパクトカメラにぞっこんです。
一方の私はと申しますと、もともと一眼レフのファインダーに感動してカメラ好きになったようなもの
なので、一番萌えるのはファインダーのきれいな一眼レフです。

そして小さい一眼レフといえば・・・まずオリンパスのOMシリーズですね。ついでペンタックスのMシリーズです。
オリンパスに小型軽量の一眼レフのお株を奪われたペンタックスが、小型一眼レフ本家の意地をかけて
MXを発売し、レンズもズイコーに負けじとキッチュキチュに小型化したのがMシリーズレンズです。
MXはライバルのOM-1よりサイズが0.5mmずつ幅や高さが小さく造られているといういじましさ・・・あわわ、
こだわりです(^^;)。

M40mmF2.8やM20mmF4といったレンズがパンケーキレンズとして有名所ですね。
そして今回のレンズはM100mmF2.8です。先代のKタイプは105mmだったのに
小型化したいせい?か、あっさり100mmに変更してしまうのですから、OM憎し極まれりですねえ(^^)。

ちなみにズイコー100mmF2.8は全長48mm重量235g。たいするペンタックスM100mmF2.8は
全長55.7mm重量225gです。全長では負けたけど・・重量を10gも軽くしたのはペンタックスの意地ですね!


 ペンタックスLX SMCペンタックス M100mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 今年は馬年ですから六甲牧場でお馬さんなど撮影してみました。ペンタックスレンズに良く言われる
暖色系のほっこりとした発色で馬のたてがみが良い感じです。
LXワインダーの音に反応して目線をくれました。


 ペンタックスLX SMCペンタックス M100mmF2.8 開放 AE ベルビア50

 続きまして子牛さんのミルクタイムです。2リットルはあろうかという大きな哺乳瓶の牛乳を吸い込むように
のみほして、勢いあまって哺乳瓶の乳首まで吸い込んでしまい、飼育係のお姉さんに怒られていました(^^)。

OMにもこのLXにも言えることですが、ボディが小さいのは実にすばらしいのですが100mm以上になると
やっぱり手振れがこわくなってきます。ボディの安定のためにもワインダーはマストアイテムになりますね。
LXはなぜかワインダーを装着するとレリーズがシビアになって予想外なところで切れたりするので
あせりました(^^;)。

OMの100mm使いごこちが良すぎて、ついついこのペンタックスは出動機会がすくなくなってしまうのですが
このように良く写りますとあのヘンテコ焦点距離の120mmも気になってきてしまう今日この頃です。
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SMCタクマー55mmF1.8

2012-10-27 22:21:04 | ペンタックス交換レンズでワンダフル

 SMCタクマー55mmF1.8


 日本の高度経済成長期とともに大人気だった旭光学の一眼レフ「ペンタックス」のマスターレンズたる
SMCタクマー55mmF1.8です。色収差が少なくなるとかでトリウムという放射性物質を含むガラスが使用されているとか。
経年変化でガラスが黄ばんでくるので現在ならモノクロのほうが相性が良いかもです(^^)。

このSMCタクマー55mmはペンタックスが大ベストセラーだったおかげでジャンク棚から超美品の棚まで
中古カメラ屋さんで必ず見られます。このころのタクマーは私のようなド素人でもばらせるような非常に整備性のよい作りをしていますので嬉しくなってしまいます。
カビカビのものなら数百円だったりしますが私はちょいカビ程度を購入して磨いてみました。

若干レンズにムラが残ったような気もしますが・・まあ、大勢に影響はないだろうというレベルにできました。
そしてこのレンズの素晴らしいところは55mmというちょっと長めの焦点距離のおかげで、SPに装着すると
なんとあの「等倍ファインダー」になるのです!!ライカM3を讃える記事にいつも出てくる「ほぼ等倍のファインダー」
の「ほぼ」などというライカ様に遠慮しているような修飾もなく等倍です。右目でファインダーをのぞいても
左目を開けっぱなしで見えたまんまの構図を決めることができるのです。

等倍ファインダーでの撮影が楽しみで、ここのところほっちっちだったSPをこのほど
ペンタックス修理で有名な長谷川工作所さんでオーバーホールしてもらいました。
いままで不動だったのでSLとして使用していたのですが(^^)ゞ名実ともにTTL露出計装備の
SPとして撮影にのぞむことができます。さあ、等倍ファインダーの実力やいかに?


ペンタックスSP SMCタクマー55mmF1.8 1/125 F8 ベルビア100F

 彦根のゆるキャラまつりに来ていた神戸のゆるキャラ「コーベアー」です。
シアトルから来たパパベアーと六甲山で知り合ったママベアーとのハーフらしいのですが・・
神戸っ子にしては「エトランゼ」感や「ハイカラ」感がなく実に地味なキャラですね。

同じ黒いクマで最強ゆるキャラのくまモンとそんなに違わないような気もするのですが
あまたいるゆるキャラのなかでもひときわ人気がありませんでした(^^;)。

彦根のゆるキャラまつりはすさまじい人出でコーベアーのまわりはともかく昨今のゆるキャラ人気
のすごさを実感しました。まったく等倍のファインダーのSPとタクマー55mmのコンビは
あ!と思ったらカメラを構えるだけで良いので人ごみの中でも気軽に撮影できるのは大きな発見でした。

ペンタックスもこのあたりもっと「等倍ファインダー」を声高に宣伝していても
良いと思うのですがそんなことしなくても売れていたということでしょうか?
当時のベストセラーの余裕ですね。

現在のデジタル一眼レフの倍率の小さなファインダーとは全く異次元の楽しさを持つナイスなSP+タクマー55mmです。
ずいぶんとガラスは黄色くなってきていますが(放射能を出し続けているのかな(^^;)?)
長谷川工作所さんのメンテナンスのおかげもあってペンタックスの一番元気だったころのフル金属ボディのフィーリングを
楽しんで撮影ができたのでした(^^)。







 

 
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SMCペンタックス M40mmF2.8

2012-10-20 23:39:19 | ペンタックス交換レンズでワンダフル

 SMCペンタックス M40mmF2.8


 最近のミラーレス一眼の台頭を見るにつけレンズがどぼんと出ているのはバランス上微妙ですね。
そこで気になってくるのは「パンケーキ」と呼ばれるわざと薄く作った薄さが売りの40mmクラスのレンズです。
そして薄いレンズといえば有名なのがこのSMCペンタックス M40mmF2.8です。

この手の「パンケーキレンズ」はある意味一眼レフの偉そうな感じを自ら否定するために存在しているのでしょうね。
ただそれだと一眼レフを持つ意味がないような気がするのですが(^^)・・・。
どうしても薄さ優先レンズになってしまい50mmF1.4のような絵にかいたような「一眼レフ感」が希薄になって
しまいます。あまりセールスののびないままいつのまにかカタログから消滅・・というパターンも多かったようです。

もっとも当時は一眼レフを買う人は標準50mmレンズはほぼ99%一緒に購入しているでしょうから
わずか10mmだけしか広角でなく明るさも落ちるレンズをもう一本というわけにはいかなかったのは当然ですね。

ただこの40mmは発売当時のMX・MEとのコンビでこの手のレンズにしてはそこそこ売れたらしく
比較的中古でもよくみられます。発売時の定価は17,000円だったのに中古市場ではそれ以上で売られていることも多い
プレミアムレンズです。ただあまりに薄くしようとしてピントリングもゴムローレットが一段しかないという
すさまじさなので実はピントが合わせにくかったりします(^^)ゞ。最短が60cmというのも
もうひとがんばりといったところですね。


 ペンタックスLX M40mmF2.8 開放 AE ベルビア100F

 パンケーキレンズでは一番人気のレンズというところもあって各部で評価が高いレンズですので
無理やり開放&最短撮影距離でねらってみました(^^)。LXの最高シャッタースピードは1/2000なので
ちょっとオーバーになってしまいましたがこの手のレンズにしてはボケ味も大健闘ですね。

ヘリコイドもうすうすのわりにはしっとりとした感じで
F2.8の明るさにもかかわらずピントのキレもよくフォーカシングも楽しいレンズです。
デジタル時代になっていっときの暴騰ぶりからしますとかなりお手頃な値段になっているものが
多いのでぜひペンタックスのフィルム一眼で楽しんでいただきたいおすすめのレンズです(^^)。


  
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SMCタクマー24mmF3.5

2012-09-08 22:09:28 | ペンタックス交換レンズでワンダフル

 SMCタクマー24mmF3.5


 私は自身が最初に購入したレンズが40mmだったために24mmという画角が一番広角でも
お気に入りの画角です。ただカメラの神様ライカ様の発売がなかなかおそかったせいか
あまりプレミアムな雰囲気の人気タマはないようですね。
昭和50当時のレンズガイドによりますと、30,500円もの定価でけっこうなリッチ玉です。
でも「庶民の味方」のペンタックスですからカメラ毎日の広告では量販店で23,000円で販売されています(^^)。

このタクマー24mmもかなり一生懸命さがした末にようやく手に入れることができました。
なによりうれしいのは石鹸箱みたいな巨大なフードが付属していたことで、このペンタックス最盛期のころの
金属製フードの剛性感はたまりません。スクリューマウントなのに角型で効果満点ぽいのもポイントです。
そのかわりにレンズ交換のたびにフードが回ってしまっていちいちフードがまっすぐになるように
調整しなければなりませんが(^^)ゞ。

無限大の次の距離目盛はいきなり3mで赤く塗られています。絞りもF8のところが同じく赤く塗られており
絞りをF8にセットすれば無限大から1.3mまでがパンフォーカスの被写界深度目盛に
入るというスナップレンズになります。昔のSPなどの暗めのピントグラスでも
ピント合わせを気にせずにスナップしてくださいというわけですね。


 ベッサフレックスTM SMCタクマー24mmF3.5 F8 1/125 ベルビア50

 タクマー24mmの主張どおりF8でパンフォーカスをねらってみました。

         おうい雲よ
         ゆうゆうと
         馬鹿にのんきそうじゃないか
         どこまでゆくんだ
         ずっと磐城平の方までゆくんか

おもわず山村暮鳥の有名な詩を思いだしてしまいます(^^)。

広角使いの私の友人によると
「広角レンズやからどの雑誌やノウハウ本もみんな一歩ふみこんで被写体に近づいて撮れと書いてある。
けど広角レンズというのはそもそも広く撮りたいから広角レンズを使うんやろ?素直に広いところをひろびろと
感じさせる写真を撮るのがほんまちゃうんか!」
ということです。なるほどなるほど。というわけでひろびろとした空と雲をねらってみました。

ボディがベッサフレックスだったので真面目に露出計の指示どおり撮るとけっこうアンダ目の露出です。
古い広角レンズにしてはけっこうがんばってくれてますね。
もっともペンタックスSPなどと比べると全くファインダーは明るいのですが、その分絞り開放でのぞきますと
昔国産レンズらしいもへもふとした映像を楽しむことができます(^^)。

そして測光のために絞り込みスイッチを押しますと見違えるようにシャープな画像がファインダーに
展開されます。絞り込むとガラッと雰囲気が変わるクラシックなレンズの楽しさを思うぞんぶん
味わえます。開放測光の明るさも捨てがたいですが絞り込みの楽しさというものを
このタクマー24mmで初めて知ったような次第です。

それというのもベッサフレックスの明るいファインダーのたまものですが
「昔のインターフェースを現在のクオリティで再現」したベッサフレックスはもっともっと
評価されても良いですね。

フィルター径は58mmとタクマーにしてはやや大振りですが他のタクマーが小型なのに
なれてしまっているからで普通の大きさと言ってよいでしょう。なによりタクマーレンズの
高精度の全金属鏡筒のフィーリングは最高です。ピントを合わせるのって楽しい!と
文句なく感じることができます。ぜひデジカメユーザーの方にもアダプターで楽しんで欲しいタクマーです。
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ペンタックスFA☆200mmF2.8ED

2011-10-13 20:52:48 | ペンタックス交換レンズでワンダフル
 ペンタックスFA☆200mmF2.8ED


 カメラ・レンズを問わずその製品が発売されていた時代というものを色濃く反映しています。
このレンズの発売は1992年でペンタックスが「Z-1」でカメラグランプリを受賞したりと
油ののりきっていた時代です。

当時はプラスチックボディの採用と液晶パネルにダイヤルで操作というインターフェィスが一般的でしたが
Z-1のペンタ上部の大きな表示とボタン一つで適正露出を呼び出せる「ハイパーマニュアル」が評判のカメラでした。

モコモコしたデザインのZシリーズに合わせるようにFAレンズもモコモコしたデザインでしたが
ニコンやキヤノンと比べるとあたたかみのある発色とコントラストで絵造りをしている感のあるペンタックスのレンズは
廉価版の28~80標準ズームでも大変評判が良くて大好きでした。
私も当時は店員さんで自分がペンタックス担当だったので身贔屓もありましたが。
特に85mmF1.4などは絶賛されていました。

最初は単焦点だけだった銀色のFA☆(スター)シリーズですがズームのラインナップで欠けていた開放F値2.8の
28~70と80~200のレンズが発表されたときには「よっしゃ!これでキヤノンやニコンにもまけないぞ!」
と思ったものでした。業界向けのプレゼンテーションにも行ってテレホンカードももらってしまっていたので
気合い入りまくりでした(^^)ゞ。

満を持して発売された高性能2.8ズームを加えて盤石の態勢になったはずのFA☆レンズ群のはずでしたが・・・
残念ながらあんまり売れませんでした。24mmF2や85mmF1.4はちょいちょい出続けていたのですが・・。
プレゼンテーションのときにサンプル撮影をしていた写真家の人が
「どれも素晴らしいレンズですがどれか一本あげるから選べと言われたら私は80~200F2.8にしますね。
これは素晴らしいレンズですよ!」と言ってたのに私は一本も売らずじまいでした(TT)。

Z-1のモコモコデザインに合わせすぎたバブリーデザインはアレルギーを示した人が多かったのでしょう。
このクラスのレンズを購入するユーザーは「カッコいいぜ!」で持つところの人が多いですからね。
単焦点はなかなかかっこいいのですが一番需要のありそうな28~70と80~200はパワーズーム搭載のせいもあり
太っちょで色も銀なのでますます太く見えてしまいます(^^;)。

ちなみに80~200ですが同じF2.8でFA☆が210,000円
                    キヤノンEFが168,000円
                   AFニコンEDが128,000円でした。
いくらパワーズームがあってもこれでは勝負になりませんね(TT)。


 ペンタックスLX FA☆200mmF2.8ED 1/125 F4 ベルビア50

 いつものハー○オフめぐりをしているとレンズコーナーに違和感のある銀色のレンズが陳列されています。
よくよく見ると現役時代のあこがれFA☆200mmF2.8EDではありませんか!
相場よりも少々安いといった値段でしたがかつてのテレホンカードの思い出もよみがえりとうとう購入してしまいました(^^)。

FAシリーズはけっこう寄れるのが特色でこのレンズも最短撮影距離は1.2mです。池のはたにさいているハスの花などには
特に重宝です。当時から良く写るのはわかっていましたが改めてFA☆のパワーを感じさせる素晴らしい描写です。
つくづくレンズのつくりをみても巨大なラバープロテクト付のフードやレンズ構成を刻印したバッジに金文字の銘板など・・
10数年前のペンタックスのこのレンズにかけた情熱がつたわってきますね。

現行でも同じレンズ構成でDAタイプになって発売されていますが今こそシルバーで出して欲しいところです。
HOYAに買収されてリストラを余儀なくされ黒字化しながらカメラ部門だけ放出されてしまいましたが・・
リコーのペンタックスになっても素晴らしいカメラ・レンズを出し続けてくれることを願っています。
また日は登るぞアサヒが登らない日はないぞ!がんばれペンタックス\(^0^)/!      
 
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