よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ゾナー150mmF4

2016-01-23 16:39:42 | ローライ交換レンズでワンダフル

 ゾナー150mmF4


 私はゾナータイプのレンズが大好きなのでついつい集めてしまっています。
中望遠以上の焦点距離ですと、別に苦労することもなくゴロゴロとあるのですがローライとの
ダブルネームとなりますとついつい手が出てしまいます。

今回は久しぶりにSL66用のゾナー150mmF4です。ツァイス銘ではなくMade by Rollei
のタイプでHFTコーティングのタイプです。どちらかといえばツァイス銘のほうが嬉しいのですが
なぜか安かったので妥協いたしました(^^)。


 ローライフレックスSL66 ゾナー150mmF4 1/4 F16 ベルビア50

淡山疏水の起点淡河頭首工です。水利の悪いところにも粛々と水をひきまわして耕作されていた先人たちの
苦労がしのばれます。あっちゃこっちゃにある「義民碑」もほとんどが水争いが原因ですから
日本人のソウルは水稲稲作なのですね。


 ローライフレックスSL66 ゾナー150mmF4 1/125 F5.6 ベルビア50

 今年は紅葉がうらなりだったので張り切って出かけたもののSL66で撮影できませんでした。
旧家の菊が見事だったので撮らせてもらったのですがなぜか傾いております(^^;)。
三脚を立てていたのにおかしいですねえ。私の視神経がいがんでいるとしか思えません。


 ローライフレックスSL66 ゾナー150mmF4 1/125 F5.6 ベルビア50

私には珍しく抒情的写真を撮ってみました。当日は風がないせいもあって、飛行機雲が流れずに残っていますが
飛行機てこんなに飛んでるんだ!て感じです。

今回は時間の制約があってあまり被写体を選べませんでした。本来なら得意?のはずの中望遠ですので
ぜひともリベンジせねばであります(^^:)。
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ローライゾナー 85mmF2.8 

2015-06-04 00:51:05 | ローライ交換レンズでワンダフル

 ローライゾナー 85mmF2.8 


 私はゾナータイプのレンズのホロホロした光の丸めた描写が大好きです。
そしてローライの一生懸命やっているのになんかずれてる・・という不器用さも
人をほっとさせてくれる感もうれしくて、ついつい集めてしまいます。

ローライ&ゾナーのダブルで嬉しいローライゾナー 85mmF2.8です。
ローライの35mm用レンズといえば普通はQBMマウントなのですが、これは珍しくM42マウントです。
幸いにもM42ブームもすっかり落ち着いてくれたせいか、予想以上に安く手にいれることができました(^^)。

レンズのつくりは残念ながらふにゃふにゃで圧倒的にペンタックスのタクマーが良いですね。
レンズに銀冠の細工をする余裕があるのならもう少し鏡胴をかっしり作ってくれたらと思うところしきりです。
レンズ側に絞り込みスイッチがありませんのでベッサフレックスで使用です。 


 ベッサフレックスTM ローライゾナー 85mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 ちょうど近所の藤の花が満開でした。ほっこりと光りを丸めてくれて素晴らしいですね。
実は満開の藤の花の蜜を求めてクマンバチがブンブン飛び回っていて、ハラハラしながらの
撮影でした(^^;)。


 ベッサフレックスTM ローライゾナー 85mmF2.8 1/60 F4 ベルビア50

 通りがかりの自動車屋さんに展示されていたピカピカのミゼットです。オート3輪としては最高のデザインですね。
丸ライトとノーズのバランスが完璧すぎです。グリーンの塗装とあいまって「ケロケロ」と鳴き出しそうですね。
荷台が長いので最終型のMP-5でしょうか。といっても40年以上前のクルマなのですが(^^)。

ゾナーはこういった金属ものを撮影するとつやつやとした描写がいっそうきわだちますね。


 ベッサフレックスTM ローライゾナー 85mmF2.8 1/125 開放 ベルビア50

 お次は開放での描写テストです。ここでも猫の瞳のビー玉のような光沢がすごいです。
光モノはゾナーにかぎりますねえ。ちょっと猫の目じからがありすぎて恐い気もしますが(^^)ゞ。

私は100mmフェチなのであまり85mmは使わないのですけど、今回ばかりは慣れない焦点距離でも
充分堪能することができました。さすがはローライです。でもやっぱりボディもローライで撮影したいですね。
QBM→M42マウントアダプターも探さねばです。

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ローライ ゾナー40mmF2.8HFT

2014-02-07 21:22:04 | ローライ交換レンズでワンダフル

 ローライ ゾナー40mmF2.8HFT


 最近のデジタルミラーレス一眼のダミーのペンタプリズムは笑えますね。
フジのX-T1とかオリンパスのOM-DのE-M10とか。どちらも微妙に昔のフィルムカメラの
名前で聞いたことがあるところがますますパチくさいです(^^)ゞ。

まあ、「昔の名前ええ~で~出てえ~いいまあすう ♪」というのは私みたいなおじさんのカメラファンとしては
「そこはちゃうやろ!」とツッコんだり、「わ~いっしょや、いっしょや」と喜んだりで
「わしらも見捨てずに話題に入れてもらえてるわ」感があってマーケティングでも正当なようで・・。

2002年の12月発売だったらしいローライのゾナー40mmF2.8HFTです。
かつての人気モデルローライ35Sの搭載レンズをライカLマウントに実装し、ローライ35RFという
レンジファインダーボディと一緒に発売してしまおうという、駒村商会さんのライカマニアとローライマニアを
両方喜んでもらっちゃおうという企画だったわけですね。
パーツはコシナ製でも、いちいちドイツでHFTコーティングして組あげているので
うれしいうれしいGermanyの刻印付きです。

当時はコシナのフォクトレンダーレンジファインダーマシンが矢継ぎ早に新製品をリリースされていたところで
残念ながらそのフォクトレンダー軍団の中に埋もれてしまい、あんまりセールスが伸びなかったようです。

私が購入したのは2007年でいろいろな店ですっかり在庫処分モードになっていました。
まあ、同じコシナ製造ののノクトンクラシック40mmF1.4が50,000円なのに
いくらゾナーとはいえローライは95,000円もの定価設定ですから無理がありますねえ(^^;)。

最近すっかりほっちっちだったのですが、久しぶりに取り出してみたらグリスがぬけてスカスカに
なっていました。設計年次を考えるとずいぶんと早いグリスぬけでオールドニッコールもびっくりです。
結局レンズ清掃と一緒にグリスアップもしてもらうハメになりました(TT)。
あんまり使ってないのにメンテ代ばかりかかるのはしゃくですから、がんばって撮影に持ち出しました。

装着ボディはこれまたコシナのベッサTです。外付け40mmファインダーの見え味が素晴らしいので
久しぶりに出撃させました。ちなみにローライ純正の40mmファインダーは定価22,000円
フォクトレンダーブランドなら19,500円です。これくらいゾナーも値段が近いものならば
もっと売れていたんでしょうけれど・・。


 フォクトレンダー ベッサT ローライ ゾナー40mmF2.8HFT 1/250 開放 ベルビア100F

明石の岩屋神社のえびすさんです。漁業の神様でもありますので奉納されたマグロにお賽銭を
貼り付けるのが定番ですね。昔からのならわしかと思っていましたが総本山の西宮えびすさんの
ホームページを見ますと昭和45年からだそうです。
  
開放ですが、ゾナーらしい形をしっかりのこしたボケでうれしくなります。
ローライ35Sの目測とは違って同じレンズでも近距離でピントを合わせられる
というのはやはり安心感が違いますね(^^)。


 フォクトレンダー ベッサT ローライ ゾナー40mmF2.8HFT 1/60 開放 ベルビア100F

 えびす祭りのハシゴをして今度は稲爪神社にやってきました。
おりから小雨が降りだしてお参りの人もまばらでさびしいな・・と思っていると・・。
なんと!えびす様が境内を歩いていらっしゃるではありませんか!

撮影をお願いすると快く応じてくださいました。ありがたやありがたや(^^)。
なんだか福をいっぱいいっぱい授かった気分です。
またまたローライにはヒト・・どころか神様まで引き寄せる力があるなあと感心した一日でありました。 
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ローライナー21mmF4

2013-05-21 19:16:34 | ローライ交換レンズでワンダフル

  ローライナー21mmF4


 最近のカメラはほとんど電気で動きます。デジカメなら100%電池が切れればただの箱ですからね。
フィルムカメラでも露出から巻き上げからシャッターから電動のものもあります。
電気カメラは使わずほっておくと、接点が古くなって接触不良をおこすと調子が悪くなるので放置プレイはご法度です(^^;)。

電動ですと電気回路が調子を崩すと交換部品がなければ修理不能です。このローライ3003の前のモデル2000Fは故障が多いことで
有名だったらしいのですが、3003になってからずいぶんとましになったとか。それでも日本製の信頼感とはほど遠いらしいので
撮影はいつもおっかなびっくりです。

私の3003もときどきトップのシャッターボタンが調子が悪くなるのですが、サブのシャッターがあるのでその点は安心です(^^)。
雰囲気はまったく赤城耕一さんの言うように35mm判ハッセルなのですが、ハッセルと同じく手動でシャッターチャージもフィルム巻き上げも
できるようになっていればもっと評価されていたんでしょうね。惜しみて余りあるところです。


ローライフレックス3003 ローライナー21mmF4 F8 1/250 ベルビア100

 ローライQBMマウント用に用意されていたローライナーという日本製レンズのシリーズの21mmです。
最短撮影距離45cm・開放F4というずいぶんと控えめなスペックのレンズです。マミヤ製とのうわさですが。
3003のスクリーンはピントのキレがばつぐんというわけでもないうえに、スプリットもナナメなので
普段の撮影はレンジファインダーのように目測のほうが絶対楽ちんですね(^^;)。

せっかくのローライ一眼レフですからがんばって最短撮影距離まで寄ってみました。
ものすごくボタンの花がハデにでているように感じられますが、ベルビア効果もありますがだいたいこんな色でした。
ツァイスだったらそれはそれは原色バリバリみたいになっていたかもしれません。
made in Japan のまじめな仕事をするレンズです。やはりマミヤ製でしょうか?

3003はいろいろいじくるだけで楽しいカメラですので、ローライナーでいろいろそろえて稼働率をアップしたいところです。
なにしろツァイス玉より圧倒的に安いですしね(^^)ゞ。
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オプトンゾナー250mmF5.6

2013-03-12 22:36:45 | ローライ交換レンズでワンダフル

 オプトンゾナー250mmF5.6


 私は中古カメラのジャンクコーナーをあさるのがこよなく好きなのですが、アクセサリーのジャンクあさりも
また素晴らしく楽しいです。たいがいが数百円くらいなうえにカメラ本体を持ってないとまったく意味を
なさないものもほとんどなのですが、互換性があったり汎用性のあるものを見つけたときは
お宝発見感バツグンです(^^)。

代表的なものはフィルターやネジこみ式フードです。私はとくに普段レンズキャップは使わずにフィルターをつけて
そのまんまバッグに放り込んで少々汚れてもはぁ~と息を吹きかけてクリーニングクロスでごりごり拭いたりしていますので
日々程度の良いフィルターを安く手にいれるため血道をあげています。

フィルターにもいろいろブランドがあります。
ライカやコンタックスのものは高いのにモノコートだったりしてあまりうれしくありません。
やっぱり、マルチコートされていてヌケの良いものが良いですね。

私の「見つけ次第ゲットせよ!」のフィルターはケンコーの「L37SuperPRO」シリーズです。
37nm以下の紫外線をカットするということでカラーバランスに影響をあたえずしかもスーパーマルチコートで
透過率99%というのがセールスポイントです。見てわかるくらい透過率が良いのでお気に入りです。
発売当初からむちゃくちゃ高価で金色の化粧箱に入っていたのが思いだされます。
ケンコーはプレミアムフィルターはZeta41シリーズに統一してしまうようですが・・・。

カタログには「青みをカットしすぎて黄身がかってしまうという心配もありません」と書かれています。
でもニコンのUVフィルターは最初L39だったのに「カラーに影響しないように」ということで
L37が発売されていますから、うたぐり深いおじさんはL37が嬉しいのです。
デジカメで色に影響がないなどと言っているのは「モニターでみれば意味ないじゃん!」といっているのか
ホワイトバランスオートで吸収されているのでわ(^^)?


ローライフレックスSL66 オプトンゾナー250mmF5.6 開放 4秒 ベルビア50

デジタル一眼もそろそろ光学ファインダー機は明るくてスカスカのスクリーンばかりではなく
ピントの切れやファインダー倍率を謳うようになってほしいですね。

スクリーンには一番気を使っていたコニカミノルタの系統のソニーが、有機ELで遊びたいばっかりに
液晶ファインダーにしてしまったのはなんとも残念です。ブツ撮りには私もほぼデジカメ使いますが、電源をいれないと
ピント合わせ遊びができないのに嫌気がさしてα77を売りとばしD600に買い替えてしまいました。
明るいばかりでピントのヤマがつかみにくいスクリーンですが、ギラギラした液晶ファインダーよりは
なんぼか精神衛生上よろしいです(^^)ゞ。

東欧圏用のツァイス銘オプトンのゾナー250mmF5.6です。
T*コーティングではありませんがコントラスト重視の描写であろうと期待です。
私はゾナーが大好きなのですが、とくにこの250mmはファインダーでの見えがシャープですばらしく
のぞいているだけで幸せな気分になってしまいます。ローライのファインダーの中に身を置いてるような
フィーリングは病みつきになりますね。

この素晴らしいゾナーのシャープさとベルビア50の組み合わせはまさに鬼に金棒で日の落ちた空を
撮るとみごとなベルビア紫になりました。ずいぶんとイメージカラーが暴走していますがきれいなので
よしとしましょう。

このゾナーにももちろんフィルターを装着したいところですが専用バヨネットなうえに
フィルターをつけるとバヨネットがフィルターがで埋まってフードがつかなくなるというなんともつらい仕様です。
ケンコーの変換アダプターをさがしてみますか・・・(^^)。
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プラナー80mmF2.8 HFT

2012-11-22 08:06:47 | ローライ交換レンズでワンダフル

  プラナー80mmF2.8 HFT


 ものの値段というものには「これぐらいならこんなもんじゃろう」というものと
「これでこの値段はないで」と「これでこの値段なら安いや!の3パターン感じることがあります。

ローライと駒村商会とのコラボで2003年に発売されたプラナー80mmF2.8HFTです。
それまで中判のレンズだったプラナー80mmをLマウント鏡筒に実装してMマウントアダプターも
標準装備です。鏡筒はどっからみてもボディの35RFと同じくコシナ製なのですが真鍮製でずっしりと
重たいです。カタログには誇らしげに「レンズの研磨から組み立てに至るまで、ドイツ・ローライ本社工場で行っています。
中判カメラRolleiflexに搭載されているレンズを製造している同じドイツの工場で製品化されています」
とうたわれています。

あのプラナー80mmがライカでも使えますよ!35mm判でも撮影が楽しめます!しかもカナダやシンガポールや
長野ではなくちゃんとドイツでつくっています。コーティングはローライの誇るHFTコーティングです。
ヘリコイドが外れるようになっていてオプションのニコン用ヘリコイドをつけていただければニコン一眼レフ
でも使えちゃいます!というのがウリだったのです。

そこで問題なのが値段です。当時フォクトレンダーでぶいぶいいわしていた本家のコシナアポランター90mmF3.5
がブラックペイントで58,000円なのにプラナー80mmのブラックは155,000円です。
ドイツの人件費の高さや長野のコシナからドイツまでの往復輸送費や生産量を考えても
もう少しなんとかならんかったのかなというところですね(^^;)。

もともとレンジファインダーのレンズは実用というよりもあくまで趣味のものなのでみかけと雰囲気に
お金を払うところも大きいわけです。ライカのようにレンズの彫りこみ文字を独自のフォントにするというのは
なかなか的を得ていますね。あまりにもお里が知れるローライ35RFシリーズはなんとも微妙な立場に
なってしまったようです。

この値段なら80mmのファインダーかニコンFマウントヘリコイドのどちらかを標準装備するべき
だったでしょうね。私も80mmの外付けファインダーが欲しかったのですがなかなか見つからず
やっと見つけたのはニコノス用の80mmファインダーでした(^^)。


ローライ35RF プラナー80mmHFT F2.8 開放 1/60 ベルビア50

 ローライ35RFはプラナー80mm用ともいうべきフレームをもっていますので
このレンズを安心して使える唯一のボディといえるかもしれません。
実際他のレンジファインダーボディにニコノスのファインダーをつけて撮影してみたこともあったのですが
パララックスが大きくてなかなかうまくいきませんでした。結局ローライ35RF専用レンズというわけです(^^;)。

他のカメラに使えるかどうかはともかく、なにしろ天下のプラナー80mmですから
写りはいわずもがなで素晴らしいです。開放だと少しフレアがかったしんなりとしたコントラストの出し方で
国産にはない優しい雰囲気です。私がローライが大好きなのはどのカメラもどこか人をほっとさせるような
あたたかさを持っているからですが、このプラナーもその例にもれません。

ただ、開放では被写界深度が浅いのでピント合わせは慎重なうえに慎重さが求められます。
またレンジファインダーの機構の限界もあってピントの相性がもひとつのボディもあります。
安全をみればF4ぐらいに絞って使いたいところです。でも、そこまで絞ったとしてもプラナーならではの
立体感のある描写というのは如実に感ずることができますので心配ご無用です(^^)。

ファインダーも90mmの外枠を使うという感じなら実用に耐えるでしょうし、
またデジカメをお持ちの方もアダプターで装着できてピント合わせも楽になりますから
ぜひ中判用とちがった雰囲気のプラナーの描写でほっこりしていただきたいと思います。

 
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ディスタゴン40mmF4 HFT 

2012-10-04 23:31:24 | ローライ交換レンズでワンダフル

 ディスタゴン40mmF4 HFT 


 神戸というところはいろいろとサプライズのある町で海と山とに恵まれまくってます。
特に大型船が直接接舷できる神戸港は日本中でもライバルは横浜しかないほど
スカしたかっこいい港です。

平日はいつも労働が前提で国民の休日にも働いていることが多い非国民の私ですが
今回は護衛艦「ひゅうが」が平日火曜日だというのに神戸港で公開です\(^0^)/!

先日同型艦の「いせ」が入港したときには休日公開だったために涙をのんだので
ぜひともリベンジをせねばなりません。カメラは中判でいきたいのでドイツとも縁が深い神戸ですから
やはりローライを持っていくことにしました。あのバゥムクーヘンで有名なユーハイムもあることですし・・。
船の撮影にはワイドレンズが決まります。二眼レフのローライだとパララックスでマストが
ちょん切れた写真になる可能性もあるので一眼レフのSL66で出動です。

この40mmは誇らしげに「West Germany」と刻印された西ドイツ製です。
ローライの誇るHFTコーティングが施されていますがよくある「made by Rollei」
ではなくツァイス銘です。ドイツが再び統一されたのは1990年ですからそれ以前の製造です。
すでに22年以上もたつんですね。

なによりカメラとのバランスが良くなって構えていても恥ずかしくないのが素晴らしいです(^^)。


ローライフレックスSL66 ディスタゴン40mmF4HFT ベルビア100F 1/250 F8
 
 「ひゅうが」はヘリ空母なので船体の右舷にオフセットされた艦橋とエレベーターが特徴です。
格納庫から飛行甲板までエレベーターでぐいんぐいんぐいんと運んでもらって大喜びでした(^^)ゞ。

お天気が良かったせいもあり素晴らしい写りでかっこいい「ひゅうが」を撮ることができました。
晴天ですと中判ポジのふところの深さともあいまってとくに感度100で1/250 F8でぜんぶ撮れてしまいます。
白飛びが恐くてブラケット撮影が必須のデジタルよりも晴れた日はやはりポジフィルムですね!

以前紹介した前モデルのラッパ型のディスタゴン40mmと比べますと小型・軽量な上にコーティングも
ひらりひらりと美しくファインダー画像のピントの切れもずいぶんアップした感じがします。

40mmという広角なのでただ撮るだけでやけにドラマチックにしてくれるところも
大助かりですね。中判カメラはいまどんどんお手軽になってきていますのでおすすめです。
ブロニカにはニッコールのワイドもあるんですよね・・・。ああっ!誘惑ネタがまた増えてしまいました・・・(^^;)。



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ローライSL66用 ディスタゴン40mmF4

2012-01-07 21:31:36 | ローライ交換レンズでワンダフル
 ローライSL66用 ディスタゴン40mmF4


 「ワイドレンズ」というのは実に魅力的な響きでついつい使ってみたくなります。
ましてやそれが「ツァイス」だったりするとかなり素敵なわけですが・・・

いつものようにヤフオクをチェックしているとなかなか珍しいローライフレックスSL66用の
ディスタゴン40mmF4がなかなかのお手軽値段で出品されています。
私はSL66のシャッター音と巻き上げ感が大好きなので心ひそかに
「いつかはレンズをコンプリートしてやろう!」などとアホウなことを考えているので胸がときめきました。

しばらく見守りましたが初期型の巨大なタイプであることと、HFTコーティングでもないので人気がないのか
だれも入札しません。これは私が行動するのを待っているということではないでしょうか?

以前雑誌でみたのですが、ハッセル用レンズではありましたが
「T*コーティングされる前のレンズのほうがT*レンズよりコントラストの再現性が良い」
などという記事がでていたのが思いだされました。ほんならHFTじゃないほうがコントラストの再現が良いかも?
と思うのも当然のなりゆきではないでしょうか?。結局想いが通じてめでたく我が家にお越しになることになりました(^^)。

到着した箱を見て思わず出た声は「うわ!でかっ!!」でした。出品された方がアメリカあたりから仕入れたのか
12インチ四方もあるような巨大なダンボールです。着払いの宅急便代もひさしぶりに1,000円オーバーです。

ドキドキしながら箱を開けると中から予想以上に巨大なレンズが現れました。「うわ!重っ!」なんとレンズだけで
1.2キロ以上あります。おそるおそるボディにつけてみました。「タスケテクレ!」SL66の蛇腹がボキリといきそうで
レンズから手がはなせません。その姿はまるでヤマトの波動砲のような・・・ドイツ製やからタイガー戦車かな(^^;)?
いやいや「大きい」ことは男のステータスやし・・てレンズを着けた状態ではカメラバックに他のものが一切入りません!!

40mmだけというのも撮影に行くにはかなりつらいのですが、ここは男らしく一本きりで撮影に行くことにしました(TT)。


ローライフレックスSL66 ディスタゴン40mmF4 8秒 F5.6 フジクロームT64

 ちょうどクリスマス前でツリーがかざってあるので最寄の駅前に行くことにしました。
三脚もカメラに対応の大きい方にしたのでますます肩にくいこみます。

「そういえば戦艦大和もタイガー戦車も大きすぎて燃費が悪かったんだよな・・」
「物質のもつエネルギーはその物質の持つ質量の二乗に比例する」
撮影場所につくまでそんな言葉ばかりアタマにうかびます。

わずか10分ばかりの道のりなのですが冬だというのに汗をかいてしまいました(^^;)。

気を取り直して撮影開始です。苦労して運んできたかいもあって
さすがはツァイスの描写です。一段絞っただけでなかなかにシャープですし
真冬に全裸で寒そうなお姉さんの質感も良くでています。巨大な前玉に照明光源が
ダイレクトにあたっているのでゴーストもでていますが拍子抜けするほど軽微です。

これだけ写るレンズだと重さをものともせずにがんばって使おう!と思えますね。
がんばらないといけないのはいささか問題ありですが。
いつかは手持ちで撮影できるよう鍛錬することにしましょう(^^)ゞ。



 
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