よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

レオタックスTV トプコール5cmF2

2010-11-02 21:10:51 | マイ カメラ トプコン
 レオタックスTV トプコール5cmF2


 以前購入したトプコール3.5cmがあんまり素晴らしかったのでぜひ標準レンズも欲しいな~
と思っていました。先日近所のお店にひさしぶりに立ち寄ってみると綺麗なレオタックスが出ていました。
気になるレンズはもちろんあこがれのトプコール5cmF2です!

さっそく見せてもらうとさすがは「コピーライカで一番の高品質」←(ホメ言葉か?(^^;))
といわれていたレオタックスらしくシャッターも1秒~1/500まで快調ですし
大好きなセルフタイマーも元気です。ファインダーが少し曇ってますが年式を考えると
妥協範囲です。なによりあこがれの黒帯トプコール付です。

「こ、これいただきます!。」
「あ~これは入ってきたばっかりなんですよ。たしか箱もあったね。ちょっとお待ちくださいね。」
そう言ってとりだしていただいた元箱のデザインも素敵です。
「かっこいい箱ですね!あ、キャップはありませんか?」
「フィルムの入れ方が特殊やけど大丈夫ですか?キャップはないですね~ははは。」
「あ、スプールもついてますし大丈夫ですよ。わはは。」
自分も店の人もニコニコだったのはお互いに「良かった良かった(^^)♪」モードだったのでしょう。

本家のバルナックライカと比べるとずっしりとしていてM型なみのボリュームです。
シャッターも倍数系列で得意の1/250があるのがうれしいです。
純正レオタックス銘のUVフィルターの彫り文字も非常に繊細できれいです。


 トプコール5cmF2 1/500 開放 リアラエース

うろうろと撮影しながら歩いているとJR線まで下りてきてしまいました。
ちょうど特急はまかぜの走ってくる時刻です。絞り開放の描写と1/500のシャッターもきちんと走るか
試したかったので汽車の来るのを待つことにしました。

昔レンズなので周辺光量落ちを心配しましたがばっちりです。期待どおりの線の細い描写で線路の質感も
良い感じです。半逆光ですが暗部もつぶれてないですね。さすがはトプコールです。
心配していたシャッタームラもないようでほっとしました。

レオタックスTVの発売は昭和32年だそうでいまから50年以上前なんですね。
製造会社の昭和光学精機はすでになくトプコンもカメラの製造はしていないわけですが
レオタックスは元気に21世紀の写真を撮り続けることができるという・・。
(撮影している汽車はもうすぐ引退の40年落ちなのですが)
おじさんもアンチエイジングでがんばらなくちゃですね(^^)。
これからもばりばり働いてもらえそうなレオタックスです。


プリモフレックス オートマットL

2010-06-11 18:29:54 | マイ カメラ トプコン
 プリモフレックス オートマットL


 トーコーのエンブレムも誇らしげなトプコンの二眼レフ プリモフレックスです。
コレクションとしては比較的早くにゲトした機体です。この手のブローニーカメラは
宿命的にカットの隙間がなくなったり重なってしまう「コマかぶり」が発生するもの
があるそうですが、わがオートマットもどうしてもひとコマだけ重なる症状が
出て稼働率が悪くなっていました。

一度修理屋さんに持参したことがあるのですが、「あ~、トプコンでしょ?だめだめ。
古いカメラやからしかたないよ。」とけんもほろろで触ってももらえませんでした。
(そのお店には以前ミノルタオートコードの修理を依頼したことがあり、そのときは
ニコニコで受付してもらったうえにスクリーンやシャッターまわりまで喜んで
修理していただいたのですが・・・(TT)。)

結局有名な修理屋さんのYCSさんにお願いして整備してもらいました。
いつも丁寧な作業をしていただいてほんと助かっています(^^)。

ブローニーフィルムはパフォレーションがないので巻き取りの厚みと移動量の検知が
大変なんですよね。ゆっくり確実に巻き上げるよう心がけてます。

 このカメラは二眼レフのわりには接写ができて2.2フィート(65cmぐらい)
まで寄れます。焦点板も明るくてファインダースクリーンの視野内に
「TOKOBRITE」と彫ってあります。気になるような大きい文字では
ないんですが露出表示でもないただの文字をわざわざほりこむとは・・(^^;)
やっぱりトプコンて変わってますね~。


 トプコール7.5cmF3.5 開放 1/25 ベルビア50

鮮鋭で評判の高いトプコールなのであえて開放絞りでのボケ味を検証です。
被写体は兵庫県朝来市に保存されている「一円電車」の機関車の後ろライトのアップです。
なかなか趣きのあるかわいいトロッコ鉄道だったようですので興味のある方は
ぜひ一度訪れてみてくださいね。

さてトプコールの開放での描写もなかなかです♪。
当時の定番3群4枚のテッサータイプだそうですが、開放からばっちしです。
テッサータイプは線が太めの玉が多いですがこのトプコールは非常に繊細で好印象です。
ボケも大口径ガウスみたいな柔らかい感じで良いですね。

最近デジタル一眼で「背景をぼかして・・・」て宣伝している会社がありますけど
あの小さい撮像素子と20mmやそこらのレンズで背景をぼかすのは
真冬に冷やし中華を出されるような強引さを感じます。
せっかくデジタル一眼レフでフルサイズ機も大口径レンズもラインナップ
しているのになんでわざわざ無理するんでしょう?。

おじさんみたいに中判カメラを使えば背景をぼかすのなんかかんたんですよ~(^^)。