よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

オリンパスOM-101 AF28~85mm F3.5~4.5

2014-11-15 00:12:22 | マイ カメラ オリンパス
 オリンパスOM-101 AF28~85mm F3.5~4.5


 先日ひさしぶりにOM-2Nを手に入れ、「やっぱりOMボディはええわ~」とひとり悦に入っていたところ
まだ使ったことのないOMボディがあることに気づきました。
それはOM3ケタシリーズ・・・そう、名機ぞろいのOMの中でも鬼っ子あつかいで
なかったことにしてください・・・的なOM-707&101です(^^)。

でも、自分が使ったこともない機種を世間の評判だけで勝手に貶めてしまうのは
OMのヘビーユーザーを自認している身としては許されることではありません。
しかも今の私は「マニュアルフォーカスレンズを自動巻き上げボディで使う」がマイブームですから
ワインダー内蔵のOMボディ・・・ということで無理なくコレクション理由になりそうです。

そこでいろいろネットを中心に情報収集を始めました。(雑誌ではほとんど無視されていますので(^^;))
ネットを漁るうちに KEN M.さんのプラカメだって生きている。ような気がする。
という素晴らしいブログに行き当たりました。ブログの文章が素晴らしいこともあり、ぜひともOM-101が
使ってみたくなりました。もう一方のOM-707は私がカメラ店員時代に先輩が、お客さんに説明するとき
「いや~オリンパスは全然ダメですね」とか「OM-707は見切り発車ですよ」
と堂々と説明しているのを聞いてました。

また、自慢のポップアップストロボが、グリップから飛び出すどころかいきおいあまって
発光部が外れて飛んで行った・・・などというエピソードもありました。
それにレバー式のマニュアルフォーカスであるパワーフォーカスが使い物にならない・・・
ということが必ずと言ってよいほど言われています。マニュアルフォーカスが使えないのは
とっても悲しいのでOM-707はあきらめることにしました(^^)ゞ。

一方のOM-101をネットでさがしたところ、予想よりも簡単にマニュアルアダプター2付きボディと
AF28~85レンズを手に入れることができました。一番のウリであるダイヤル式のパワーフォーカスの評価は
「けっこう使える」派と「OM-707と比べたらマシやけどやっぱりだめぽ~」派のまっぷたつに分かれています。
半々くらいに票が割れているとますます自分で試してみたくなりますね(^^)。 


 オリンパスOM-101 AF28~85mm F3.5~4.5 プログラムAE プロビア100F

 85mmのときだけ手動切り替えで60cmまで寄れる簡易マクロのクロースフォーカス付きレンズです。
クロースフォーカスの最短撮影距離で撮影しました。
ボケ味もズイコーならぬオリンパスレンズなのになかなかですね。
ちなみに写真の西洋朝顔はボディの写真と同じ色の花なのですが・・色がまったく違ってます(^^;)。

ボディの写真はデジタルのホワイトバランスオートで撮影です。実際の花の色はこの
花のアップの写真の方が近い色です。デジタルはすごい色転びですねえ。


 オリンパスOM-101 AF28~85mm F3.5~4.5 プログラムAE バックライト補正 プロビア100F

露出補正はなく、このように空を入れた撮影では、カメラ前面のバックライトボタンを押すことにより
+1.5EV補正をしてくれます。ポジでこれくらいきれいに補正がかかれば言うことなしですね。

28mm域での撮影ですが、少し樽型収差が目立つ感じでしょうか。マニュアルズイコーで発表だけされたけど
発売されなかった幻の28~85mmレンズと構成は同じなのでしょうか?その28~85mmズイコーズームは
雑誌などで作例写真なども紹介されていて、私も一度だけオークションに出品されていたのを見かけたことが
あるのですが・・・  
 

 オリンパスOM-101 AF28~85mm F3.5~4.5 開放 1/60 プロビア100F

 次は近所のノラ猫です。パワーフォーカスでジコジコとピントを合わせるのにもずいぶん慣れてきて
けっこうフォーカスのスピードも上がってきました。ぶっといグリップと、ヘリコイドを使わないでも済む
フォーカスダイヤルのおかげで手振れも微塵もありません。

85mm開放での撮影ですが、ズイコーのズーム・・・ということで、期待していなかっただけに
まったくもへもふしたところのない、なかなかの描写をしてくれたので嬉しくなりました(^^)。

最終的に、「パワーフォーカスって面白いぞ!使えるぞ!AF28~85mmレンズも良いレンズだ!」
というのが私の結論です。特にパワーフォーカスはジコジコという作動音こそ少しく気になるものの
「片手でピント合わせ」を楽しむ事が出来る唯一無二のギミックです。

OM-101のスペックが最少限度なのは、パワーフォーカスにコストが取られて他に予算が
回せなかったからではないか・・・と思えるほどです。
またまた違うAFレンズも揃えたくなってきてしまいました~(^^)ゞ。




タクマー200mmF3.5

2014-11-01 00:56:18 | ペンタックス交換レンズでワンダフル

 ペンタックスSP タクマー200mmF3.5 

 
 ここのところレンズを買うのにも「美品」や「未使用」よりも「ジャンク」のほうが萌えるようになってきました。
お値段が安いゆえにお手軽感が理性を突き抜けて、通常のなら見向きもしない物件も
「まあ、この値段なら買っても良いかな?」とついつい財布のヒモがゆるむのです。

実際使用してみますと「おおっ!いままで食わず嫌いだった私はなんて愚かだったのだあ~」と
わが身の不明を呪うことが多々あります。
もっとも修理屋さんに苦労してレンズを磨いてもらい、期待に胸を膨らませて撮影に使用してみたら
「ぬう。雑誌の定評にだまされた!お金を使ってゴミを買ってしまったっ!」
と嘆きのたうちまわる事も少なくないのですが(^^;)。

またまたまたジャンクからサルベージしたペンタックスの望遠レンズタクマー200mmF3.5です。
まだ200mmが「超望遠レンズ」と呼ばれていた時代のレンズです。三脚座もついていて
なかなかの押し出しのあるデザインです。フィルターはΦ67mmです。

自動絞りになる前のタクマーで、当時の値段は25,000円です。レンズはシンプルに4群4枚で
ヌケの良さが期待できますね。
また、プリセット実絞りの特徴を生かして絞り羽根は18枚もあって真円度はバリバリです。
レンズの奥のまんまるな絞り羽根がごらんになれるでしょうか?

ずっしりした金物の植毛されたフードも長くて頼もしく、ハンドメイドのホンモノ感がただよいます。
現在ではこれだけ工芸品的につくられているレンズは絶対お目にかかれませんね。
重量は900gもありますが、重量感を強引に信頼感に脳内変換して撮影に出発です(^^)。


 ペンタックスSP タクマー200mmF3.5 1/250 開放 ベルビア50

 まずは「寄れないところをアップ」という望遠レンズの定番です。灯篭の中のお地蔵さまがかわいいですね。
SPのファインダーはそんなに明るくないので撮影するまではいささか不安だったのですが、ファインダーの
キレがむちゃくちゃ良いので、実絞りで絞り込んだ状態でもF5.6くらいまでならそのまま使えます。
現在のスカスカのデジタルカメラのスクリーンとはレベルが違いますからね(^^)。


 ペンタックスSP タクマー200mmF3.5 1/250 開放 ベルビア50

 最短撮影距離は2.5mで、トンボさんもこの大きさがいっぱいいっぱいです。
まあ、こんなクラシックな望遠レンズで接写しようというほうが無理があるのですが(^^;)。
でも最短撮影距離:絞り開放という悪条件のわりには健闘してますよね。


 ペンタックスSP タクマー200mmF3.5 1/250 F5.6 ベルビア50

 次は一番実力の出そうな「開放から2段絞り・無限大」での撮影です。
やはり望遠レンズはこう使わなくちゃ!という感じですね。
遠景の島と手前の街並みが望遠効果で引き寄せられて、文字通り風景画みたいになりました。

レンズも4枚しか使われてないのでヌケの良いのもぐうですし、落ち着いたナチュラルな色調で
ベルビアなのにごいごいしたところがないのも素晴らしいです。

これだけ良く写るとジャンク漁りはますますやめられそうもありませんね~(^^)。