よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ニコンFG-20 E36~72mmF3.5

2024-02-02 21:51:15 | マイ カメラ ニコン
 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5


 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5 F5.6AE

 早いもので2024年もはやひと月が経とうとしております。
今年は30年ぶりに家族とすごせたお正月でしたのでのんびりしていましたら
能登に大地震が・・(TT)。

私も神戸で阪神淡路の震災を経験しましたので
身につまされる思いです。どうか被災された方がたが
一日も早く日常生活を取り戻せますようお祈りいたします。

私自身も年末は落ち込むネタばかりでした・・。
でもこんなときこそカメラです。
構図を決め、ピントを合わせ、露出を決めてシャッターを切る。
今まで繰り返してきたこの動作が傷心の私を癒してくれます(^^)。


 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5 F5.6AE

 神戸市役所前のでっかい壁画です。
落書き防止のために監視カメラなど装備されております。
最近あっちゃこっちゃで再開発の槌音が響く神戸でございますが・・
箱ばっかり作り直しているような気もなきにしもあらずです。
西隣の明石市のパワーにタジタジといったところですが(^^;)。


 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5 F5.6AE

「KOBE豚饅(ぶたまん)サミット2023」のイメージキャラクター
「つつむん」です。はばタンとデザインは同じ方だそうで
言われてみれば雰囲気がそっくりでかわいいですね。

今回のおともレンズE36~72mmは手前に引いた
ショートの状態が72mmで伸ばした状態が36mmです。
生理的には逆なのですが、昔のレンズにはよくある仕様です。
 

 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5 F5.6AE

 足をのばしまして、ハーバーランドで行われております
兵庫カーライフフェスタ2023にやってまいりました。
今話題のダイハツさんのイメージキャラカクカクシカジカさんです。
車メーカーさんの固定キャラってじつは珍しいんですよね。


 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5 F5.6AE

 昨年は阪神タイガースが「アレ」をなしとげましたので
特別仕様車の「タイガースミラ」でございます。
1985年にも当時のミラでタイガースミラが発売されてました。
ナイトスクープでもネタにされてましたね。
しかし「関西」ネタコテコテすぎますな(^^)。


 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5 F5.6AE

 こういったクルマのイベントでおなじみの
三菱デリカによる「こんな坂でもへっちゃらです!」
のデモンストレーションです。

てか、こんな坂道どこにあんねん!と突っ込むしかありません。
登りはともかくバックはむちゃくちゃ怖いのでわ?
なまじのテーマパークのアトラクションより
スリルがあるのは間違いないですね。


 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5 F5.6AE

 コロナもなんとか落ち着いて豪華客船のクルーズも
神戸への寄港もすっかり通常の風景になりました。
おなじみになりすぎてありがたみが薄れてきた気も・・(^^;)。
 

 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5 F5.6AE

 クリスマスの時期にはサンタコスを纏う
神戸駅横のD51です。
D51はおじいさんですから問題ないといえば
問題ないのですが。煙突もついてますしね。


 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5 F5.6AE

 県立美術館の巨大リンゴです。
リンゴよりも建物の大きなひさしがすごいですね。
風で飛んで行ったりしないかちと不安になるレベルの
オーバーハングです。
 

 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5 F5.6AE

 ここのところ日の出が遅いので早起きしなくても
簡単にこんな写真が撮れてしまいます。
(最近「カンタンカンタン」ばかり言っている気が・・(^^;)。)

こういうシチュエーションでは
さすがに若干のへちゃつぶれ感がありますね。


 ニコンFG-20 E36~72mmF3.5 F5.6AE

 いつもの明石海峡&夕陽でございます。
ちょうど淡路島と橋げたの間に収まってくれる夕陽は
この時期ならではです。

E36~72mmは廉価版ながらF値一定で
なかなかに使いやすいタマでした。
軽量のFG-20とのコンビも相性バツグンです。
一本ありましても邪魔になりませんから
きれいな個体があればぜひ押さえていただければ幸いです(^^)。


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ニコンFG-20 E100mmF2.8

2022-05-02 23:37:51 | マイ カメラ ニコン
 
 ニコンFG-20 E100mmF2.8

 
 今回のマシンは1984年発売のニコンFG-20です。
発売当時のキャッチコピーは「ライト・ニコン」。
「風になろうよ、明るく撮ろうよ」とまるでそれまでの
カメラファンが重っ苦しくて暗いやつだった・・と
いわんばかりでございますな(^^)。

重量は兄貴ぶんのニコンFGよりも20g軽い440gです。
FGから20g軽いからFG-20?とも思えるネーミングですね。
430gのOM-10が愛機だった私としては「はあ?それがどした」という
レベルの重量ですが、登場時ニコン一眼レフでは最軽量だったのは間違いありません。
写真のとおり、女性が持っても小さく見えるかわいいボディです。

「ライトでマイルドなヤング世代向け」のFG-20なわけですが
ヘビーでむさいカメラジジイの私にも使いこなせるでしょうか(^^;)?


 ニコンFG-20 E100mmF2.8 開放AE ベルビア50

 おとものレンズはニコンE100mmF2.8です。
ニコンEシリーズは廉価版なので「ニッコール」ではないという・・。
ずいぶんとまた差別的でありますが、ピカイチなどコンパクトカメラなどでも
使われていた手法です。

私は「ニッコール」というブランドに萌えないので
なんともありませんが、「ニッコール」はそれだけ神格化された
ブランドだったということですね。
あと、もとカメラ屋的発想をすれば原価率がちがうなんてのも
よくある話でございます。


 ニコンFG-20 E100mm F5.6AE ベルビア50

 レンズのつくりは確かにプラスチック鏡筒ヘコヘコで、
「こんなオモチャにニッコールなんてぬかすない!べらぼうめ!」
というオヤジの顔が浮かぶ軽薄なつくりではあります。

先輩リトルニコンのEMにはもちろん、このFG-20にも
マテリアル的に完璧にマッチングしております。
身もココロも軽くなってすっかりハイテンションです。
Eレンズを使っての撮影はFG-20にかぎりますね。


 ニコンFG-20 E100mm 1/125 F5.6 ベルビア50

 先輩のEMにはないマニュアル露出も使用できます。
空をバックの撮影などには実にありがたいですね。
実は逆光補正ボタンもボディ前面についているのですが
マニュアル露出のほうが嬉しいもので(^^)。


 ニコンFG-20 E100mmF2.8 開放AE ベルビア50

 E100mmの最短撮影距離は1mです。
いっぱいいっぱいに寄ってこのくらいの大きさです。
開放ですとけっこうやわらかい描写でほっこりします。

廉価版のレンズではありますが
値段のわりに描写力は立派なものです。
おかいどくですね!


 ニコンFG-20 E100mm 1/250 F4 ベルビア50

 明石海峡大橋といい、この菜の花といい
傾いた構図ですがこれは私の得意としているところで。
不安定さが逆に静的画面にストーリーを創造するということで(^^;)。


 ニコンFG-20 E100mm 1/125 F5.6 ベルビア50

 今春より陸奥五能線からはろばろと北条鉄道にまいりました
キハ40気動車です。クラウドファンディングで購入されたそうです。
今まで3両しかなかった北条鉄道がなんと増便のために!
購入されたとのこと。イベントにも通常営業にも使用できるという
すばらしい汽車なわけですね。
私みたいなエセ鉄道ファンも大喜びの旧国鉄車両です(^^)。


 ニコンFG-20 E100mm 1/125 F5.6 ベルビア50

 昭和の汽車を昭和のカメラとレンズで撮影して
にわかニコンジジイも大喜びです。
もちろん平成生まれの高校生のみなさんも
通学で使用されておりますし、パッドで撮影されてる方も
いらっしゃいます。「キハ40」が世代を超えて共通言語になるという
素敵な状態でございます。


 ニコンFG-20 E100mm 1/250 F4 ベルビア50

 沿線はごらんのとおり田畑ですから柵もなくまるまるキハ40が撮影できます。
いすみ鉄道のキャッチコピーに「ここには何もないがある」というのが
ございましたが北条鉄道もけっこう何にもないですね。
でも撮影にはそこがよかよかなわけです(^^)。


 ニコンFG-20 E100mmF2.8 開放AE ベルビア50

 北条町駅の案内所には訪れた有名人の色紙がずらりです。
北条鉄道のキャラは写真の北条ふらわさんですが
完璧にオッサンの野郎・・あわわ、男性向けなので
鉄女向けのイケメンキャラもご用意されてはいかがでしょうか(^^)?

キハ40への期待も大なりで、ぜひともこれからも
がんばっていただきたいですね。


 ニコンFG-20 E100mm 1/250 F4 ベルビア50

 今回のライト・ニコン、私のメイン機材のOMとハンドリングが似ている
こともあり非常に快適に撮影できました。

当時のカメラ雑誌のインタビューによりますと
「ベテランのサブカメラ用としても十分使用に耐える」
と設計の方がおっしゃってたそうです。
巻き上げのフィーリングには特に非常に気を使われたとのこと。
たしかにF3からFG-20に持ち替えても納得できるであろう
心地よいフィーリングです。立て走りシャッターなのに
小刻み巻き上げも可能ですしね。

じつは私も数あるニコンマニュアルフォーカスマシンの中で
一番気に入りました!(OMと似ているともいいますが)
ニコンの普及機なので生存率は低いと思いますが
ぜひ元気な個体をさがしてみてください。
オススメですよ(^^)。


 
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ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S

2021-04-14 23:44:10 | マイ カメラ ニコン
 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S


 最近は私事がたてこんでいることもあり、何をするにしても
手抜き・・・あわわ、ついつい省力化に励んでしまいます。
そこで今回はプログラム露出&ズームレンズで撮影です(^^)。

いいわけはさておいて
絞り優先かマニュアル露出がメインのカメラジジィといたしましては
「シャッターを押すだけで適正露出」というだけで得してる気分です。
我ながら安上がりな満足度ではあります。

ココロは安上がりでも今回のマシンのFAは発売当時は115,000円も
しておりました。ちなみに当時のフラッグシップF3が139,000円でした。
中級気としては非常に高価ですね。写真のブラックは更に4,000円高でした(^^)。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 FAには自動切換えの2速のプログラムが用意されています。
レンズの焦点距離が135mm以上ですと高速側に切り替わります。

今回のおともの50~135mmも高速側になっておるようです。
ほとんど1/1000秒とかで切れていましたから
絞り的にはずっと開放だったような感じですね。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F
 
 本機で初めて採用されたマルチパターン測光に敬意を表しまして
露出補正はまったく行っていません。
中央重点測光ならどアンダーで真っ黒になりそうなシチュエーションですが
BE KOBEもルミナスも見事に白く描写してくれております(^^)。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 ちょうど川崎造船所から整備を終えた潜水艦が出港するところでした。
私は普段はあまりズームレンズは持ち歩かないのですが
やはりこういうシチュエーションにはむちゃくちゃ
コンビニエンスです。F3.5という明るさですので
なんとか普段使いの50mm域でも妥協できますね。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 50mmの画角ですとこの程度の広がりです。
高倍率ズームらしく若干のへちゃつぶれ感はありますが
13群16枚というレンズ枚数のわりには健闘している
ヌケ具合ですね!


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F
 
 今年の桜は咲くのも散るのも早かったですね。
良い天候と休日がうまくシンクロしてくれない年も多いのですが
例年になくバッチリなお天気の日に撮影に行くことができました(^^)。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 菜の花を前景に入れまして、ボケ味を見てみましょう。
予想外に前ボケも後ボケもバッチリです。
ズームレンズとしましてはなかなかのボケ味で
うれしいですね(^^)。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 ボケ味も良いのですがそこはニッコールです。
解像度番長の実力も遺憾なく発揮してくれております。
花びらのエッジの立ち方はさっすがですね!
実はあんまり好みではありませんが(^^;)。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 50mmの焦点距離では60cmまで寄れるのですが
マイクロと表現するにはちと辛い最短撮影距離です。
背景もボケますし、135mm域で普通に1.3mで
撮影したほうが使いでがあります。
まあ、カタログの能書きに「マイクロ」の
表記があったほうが販売はしやすいというものですが(^^)ゞ。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 本機は専用モータードライブMD-15を装着しておりました。
本体だけでも重たいのに電池は単三が8本必要です。
フィルムがもったいないのでめったに連写しませんから
ただのバラストですね。
カメラの電源もモータードライブから供給されますから
安心度は高いのですが(^^;)。



 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S F11 AE プロビア100F

 被写界深度が欲しかったのでこのカットだけ
絞り優先AEで撮影しました。このような桜をみますと
「日本人でよかったなあ。しみじみ♪」
といった感に打たれます。

初代のマルチパターン測光ですので露出のとりそこないが
もっと発生するかと思ったのですが、ほぼはぼ見たままの
露出を取ってくれました。

実はFAはニコンマニュアルフォーカス機では
唯一のマルチパターン測光のマシンです。
「ピントを合わせるのは好きだけど、露出はオートでいいや!」
という方にはピッタリのカメラですよ~(^^)。
 

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ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007

2020-07-03 00:18:16 | マイ カメラ ニコン
 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007


 先日とうとうアサヒカメラが休刊になりましたね・・
ひとつの時代が終わった感があります。
昔と比べて圧倒的に広告が減っていたので大丈夫かな?
とは思っていましたが。

なんだかんだと私も40年ちかくお世話になっていた雑誌です。
レクイエムの意味も込めまして今回はF6です。
え?何の関係が?て声も聞こえてきますが・・
かたやニコンヒトケタ最終モデルですから
「最終つながり」というわけで(^^;)。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 F4 AE プロビア100F

  F6の発売は2004年です。
早いものでもう16年も前なんですね!あまりにヘビーな重量のせいで
なかなか出動機会にめぐまれぬマシンでありました。
今回バッテリーグリップMB-40とマイクロプリズム式のJ型スクリーンを
装備いたしました。完全体となりましたフラッグシップ機F6が
勇躍出撃であります(^^)。

三木市の古~い仏壇屋さんの広告です。
字の並びを見ますと「とびちゅうい出し」と読んでしまいそう。
どう見ても一休さんとさよちゃんですが
ちゃんとオフィシャルに話が通っていたのかしら?


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 F4 AE プロビア100F

おとものレンズはタムロンSP 24ー70mm F2.8 A007です。
現行品のひとつ前のモデルで、まだ機械連動の絞りでしたので
F6にも使えるのです。現行レンズは電磁絞りになってしまいましたからね・・。

同じく三木市のタイガー魔法瓶の広告です。
現在のタイガーのマークは似ても似つかぬ丸眼の
カワイイ顔になっております。
昭和のタイガーはいかにも強そうで迫力がありますね。
それに比べて今年の阪神タイガースは・・・
言わぬが花でございますなあ(TT)。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 F8 AE プロビア100F

 わがF6の稼働率の低さの原因はその重量です。
私のカメラのメートル原器はOM-1ですからね。
それより重たいカメラ(510g)以上のマシンはすべて
ヘビーに思ってしまいます。
て、ほとんどの一眼レフにあてはまりますが(^^;)。

ちなみにF6は単体で975g・MB-40は280gです。
OM-1の倍以上ジャナイデスカ。
さらにレンズと単三電池8本の重量が加わっておりまする。

春日プラザの壁画です。
よくある落書き防止アートですが
陽気でなんとも楽しげな雰囲気でぐうですね。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 開放 AE プロビア100F

 シャッタースピードは1/8000秒までありますから
感度100くらいのフィルムなら晴天でも
絞り開放でも撮影し放題です。

ボケ味にこだわるタムロンらしく、ズームレンズではありますが
なかなかのボケ味でございます。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 加西の北条鉄道法華口駅にあります
法華山一乗寺のレプリカの三重の塔です。
なかなかの出来栄えで。
プロフェッショナルな仕事の香りがしますね。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 法華口駅の駅舎は1915年からあるという
素晴らしく歴史のある建物です。
この6月28日から隣接したところに新設のホームができました。
現役でここに止まっている汽動車のカットは貴重というわけです(^^)。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 法華口駅から30分くらいのところに
旧海軍の鶉野飛行場跡があります。
当時飛行場の横に戦闘機紫電改の組み立て工場があり
それにちなんで昨年実物大模型が制作されました。

ずっとずっと訪れたいと思っておりましたが
本日ようやく撮影に来ることができた次第です。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 コロナの影響もありまして公開は中止されていたのですが
やっと再開されたということで・・けっこうな人出でございました。
残念ながら来場者が私と同じくおっさんばかりでしたが(^^;)。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 それで紫電改が当時対戦した中で一番のライバル機は
グラマンのF6Fに違いありません。
どんなにヘビーでも紫電改の撮影には
F6を使うしかないではありませんか!
て前振り長すぎですね(^^)ゞ。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 とことんこだわった作りの模型です。
塗装がピカピカ以外は外板のデコボコ感まで
実機に忠実に再現されております。

「軍用物」というわけで眉をひそめる向きもあるかもしれませんが
それを言っちゃあ姫路城も熊本城も軍事施設ですからね。
正しく歴史を認識するきっかけになるなら良いかと(^^)。

ふだんならここでF6のオススメポイントを申し上げるところですが・・
今どき「一秒間に5.5コマ連写」する人もいないでしょうし。
新品はもちろんですが中古もけっこうな値段ですからね。

あ、クオーツデイトの日付写し込みが2019年で終わってるカメラが
多い中、F6は2099年まで自動修正で写し込めますよ(^^)!
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ニコンU2 タムロンSP AF24~135mmF3.5~5.6AD Aspherical(IF)マクロ

2017-11-06 00:00:15 | マイ カメラ ニコン

 ニコンU2 タムロンSP AF24~135mmF3.5~5.6AD Aspherical(IF)マクロ


 先日いつもの友人と撮影に出かけたときのことです。友人はペンタックスのMZ-3を持参していました。
「実は電池が切れててね~」
「おやおや」
「ちょっとコンビニかどっかで調達したいねん」
「了解いたしやした」

ペンタックスのMZシリーズは電池はリチウムのCR-2を二個つかうのです。
一件目のファミマ・・売ってません。二件目のローソン・・売ってません。三件目セブンイレブン・・売ってません。
「な、なんかどこもないのでは?」
「うーむ。CR123はあるのにねえ」

CR-2はコンビニの厳しい棚を確保できないマイナー電池になってしまったのでしょうか。
時間ばかりが過ぎていきます。友人のテンションはダダ下がりで危険な状態になってきました。

日差しは暑いし気分はすっかり熱中症になっていたころ・・・
「おおっ!あんなところにカメラ屋さんが!」2時間あまり経ったころようやく
今ではすっかり少なくなった個人商店のカメラ屋さんを発見できました!

「でもあんなお店で買ったら高いんちゃうかなあ?」
「かまわんかまわん。存在することに価値があるのじゃ!」

ついに念願の貴重なCR-2を購入できて友人もご満悦です。
電池がある!というだけでこれだけ幸せな気分になるとは思いませんでした(^^)。

それ以来、単三バッテリーグリップのある機種=良いカメラと思うようになりました。
今回はニコンのレンズ内モーターレンズに対応のマシンとしてニコンU2に目をつけました。
ところが、単三バッテリーパックのMB-18がなっかなか見つからないのです。

もともとが小型軽量がウリのカメラですし、発売当時(2003年)はどこでもCR-2電池も
手に入りましたからね。

それでも、中古カメラは欲しいと念じてさがしてみれば引き寄せ効果というのがあるようで・・・
探し始めてからわずか6カ月あまりでMB-18付きでこのタムロンAF24~135mmと
セットで行きつけのカメラ屋さんにでていたのです\(^0^)/。

タムロンレンズにはあまり興味はなかったのですここで買い逃すとがMB-18
に二度と会えないような気がして購入してしまいました(^^;)。


 ニコンU2 タムロンSP AF24~135mmF3.5~5.6AD Aspherical(IF)マクロ
 プロビア400X プログラムAE

 MB-18はこの手の普及機のバッテリーグリップには珍しく、縦位置のシャッターボタンがあります。
ノーマル状態ですと小さすぎて指があまる感じですので、装着した状態で私の手には
ちょうど良い感じになります。もう付けっぱなし決定ですね。

タムロンの24~135mmはけっこう大ぶりのレンズですがちょうどバランスも良くなります。
ただ、アルカリ単三電池が使用できるのは良いのですが、アルカリ電池は使わずに入れっぱなしで
放電させてしまいますとすぐに液モレを起こします。いちいち電池を抜いたり出したりは
良いのですが、そのたびにクオーツデートの日付けを設定しなおさねばならず
いささか面倒です(^^;)。


 ニコンU2 タムロンSP AF24~135mmF3.5~5.6AD Aspherical(IF)マクロ
 プロビア400X プログラムAE

 使用フィルムはちょうど使用期限の一年切れたプロビア400Xです。
さすがに発色が少しにぶくなっている気がしますが、そんなことを気にしていては
フィルムカメラジジイの名がすたるというものです。

丁寧にマスキングされて塗装中の神戸市営地下鉄です。つやつやでスケール感がわからなくて
鉄道模型みたいですね。




 ニコンU2 タムロンSP AF24~135mmF3.5~5.6AD Aspherical(IF)マクロ
 プロビア400X プログラムAE

 どうりんどうりんどうりん♪といった感じでピカピカの動輪です。
タムロンは光の丸め方がうまいですね~。


 ニコンU2 タムロンSP AF24~135mmF3.5~5.6AD Aspherical(IF)マクロ
 プロビア400X プログラムAE

 整備中の台車です。このレンズは10群14枚もガラスを使ってあるそうで・・
へちゃへちゃにつぶれてしまうかと思いましたがなかなかに健闘しておりますね。
さすがはタムロンレンズです。


 ニコンU2 タムロンSP AF24~135mmF3.5~5.6AD Aspherical(IF)マクロ
 プロビア400X プログラムAE

 屋外でのゆるキャラショーです。赤みが変な方向にすっ転んでますが、フィルムが古いせいでしょうか。
ちょっと曇りがちだったので発色がイマイチなのはそのせいかもしれません。


 ニコンU2 タムロンSP AF24~135mmF3.5~5.6AD Aspherical(IF)マクロ
 プロビア400X プログラムAE

 北神急行電鉄のイメージキャラ「北神弓子」さんです。設定どおりの巫女さんスタイルです。
せっかく撮影させていただいたのに、ずいぶんアンダメな露出になってしまいました。
フラッシュを焚けばよかったなあ・・

3D-25分割のマルチパターン測光のはずなのですが・・
やっぱりフィルムが古かったからでしょうか(^^;)?


 ニコンU2 タムロンSP AF24~135mmF3.5~5.6AD Aspherical(IF)マクロ
 プロビア400X プログラムAE

 今回の交通フェスティバル2017の特別ゲスト「鉄女」タレントとして大活躍中の斎藤雪乃さんです。
神戸市のイベントですので当然なのですが、ベッタベタの関西弁でした(^^)。

思いっきり普及機感のあるU2ですが、実際に使用しますとカメラはこれでいいじゃん感が
ふつふととわいてきます。現在の絞りリングのないレンズ内モーターレンズにも
完全に対応していますから、今からフィルム撮影に挑戦してみたい方にはちょうど良いマシンですね。

あ、でもフィルムはちゃんと有効期限内の新しいやつで撮影してくださいね(^^)ゞ。
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ニコンSP ニッコールS・C5cmF1.4

2016-04-24 00:24:45 | マイ カメラ ニコン

 ニコンSP ニッコールS.C5cmF1.4

 
 先日いつものようにオークションをチェックしていたところ、なんとなんとニコンSPが
ジャンクとして出品されていました!そう、あのニコンSPです。カメラおたくの私としては
「良くハナシには聞くけれども実際に使ったこともないし撮影に使われているところも見たことがない」
カメラナンバー1といったマシンです。

同時代のライバルたるライカのM3やM2のポピュラーさと比較しますとカローラとスバル1000にも
さも似たりといったところです。ジャンク扱いではあるものの、シャッターは全速切れている・・という
ことでした。そして商品説明には明記されていなかったのですが、シャッター幕はチタン製であるようでした。
SPのシャッター幕は製造時期中途から布幕からチタン幕に変更されていたそうです。
どんくさい私としては、誤って太陽光でシャッター幕を焼いてしまう心配がないだけでも
嬉しくなってしまいす。

ニコン修理のエキスパートフォト工房キィートスさんのホームページの解説文に
『S型カメラは最近ではとても貴重なカメラです。日本の技術の高さを誇れるすばらしいカメラです。
当社では経験豊富なベテラン技術者が誠意を持って修理を行います。どうぞお気軽にご連絡ください。』
とまで書かれています。

そこまでいわれては行かなくちゃ!という感じですね(^^)。さすがにちと高価でしたが
ジャンクと大書してあるおかげで特に競ることもなくあっさりと手元にやってきてくれました。


 ニコンSP ニッコールS.C5cmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 装着されていたレンズはニッコールS.C5cmF1.4で、私の好きなゾナータイプの玉です。
内爪を使って装着するのですが、ヘリコイドもボディのほうを使うのでレンズ単体では素晴らしく小さな
レンズです。が、他のSマウントのレンズに交換したときには外爪用のリヤレンズキャップが合わないんですね(^^;)。
これはか~なり不便です。


 ニコンSP ニッコールS.C5cmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 プロ用カメラSPでプロカメラマンを撮影です。いやはや彼らのシャッターを切ること切ることまさにマシンガンのようです。
撮影した写真はすぐさまパソコンで電送していましたが・・撮影そのものよりも100コマも200コマも送られる画像から
ベストショットを選ぶほうがよっぽど大変なのではないでしょうか?

いまや全自動で笑顔を撮影するカメラもあるほどですから、ナイスピッチング自動認識やホームラン自動認識の
機能をつけたカメラを発売すればプロカメラマンに爆売れは間違いありませんね。あ、そうなったらプロカメラマンなんか
いらなくなりますが(^^)。


 ニコンSP ニッコールS.C5cmF1.4 1/60 開放 ベルビア50

 開放・最短撮影距離でがんばってみました。昔の大口径レンズらしくぼわんぼわんのボケです。
この頃のレンズはエンジンでいえばレッドゾーンみたいなものですから現在のレンズと比較するのは
ヤボというものです。

夜景など撮影するとおどろおどろしい写真がとれそうですね。


 ニコンSP ニッコールS.C5cmF1.4 1/250 F5.6 ベルビア50

 桜の花を浮き立たせようとちょっと暗めの露出にしましたら,超へちゃつぶれになってしまいました(^^;)。
ベルビアなんかより軟調なネガフィルムかモノクロフィルムを使うべきレンズであります。



 ニコンSP ニッコールS.C5cmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 ボディは角いうえにギザギザのフォーカシングギヤも長時間使うとけっこう指が痛くなって、いちいち手につらいカメラです。
感覚性能が硬派でずっと正座しているような感じです。昔の人はこんなカメラで仕事をしていたんですね。えらいなあ。

先人たちの苦労があればこそ今のユーザーフレンドリーなカメラ達があるわけですね。でも現在の連射しまくるプロカメラマンより
手をささくれだたせてSPで仕事をしていた昔のカメラマンのほうがかっこいいです。絶対(^^)。
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ニコンF3チタン AFニッコール50mmF1.8D

2014-03-01 00:16:46 | マイ カメラ ニコン

 ニコンF3チタン AFニッコール50mmF1.8D


 「カウンターグラスにひびがあるためジャンク扱いとします。シャッターは作動しています」
ある日こんな説明文とともに目に飛び込んできたのはあの名機ニコンF3シリーズでも唯一の白ボディ
F3チタンでした(^^)。

ニコンのホームページによりますと、まだF3の補修部品はあるとか。さっそく格安で購入し、すぐに梅田のサービスセンターに
持ち込みました。
「すいませ~ん。このF3をオーバーホールお願いします!」きれいなお姉さんが応対してくれます。
「いらっしゃいませ。F3チタンですね。申し訳ありませんが旧製品になりますので限定修理になろうかと思いますが・・・」
「ええっ!F3は補修部品があるってホームページにでてましたよ?」
「あれは普通のF3のことでございまして・・チタンは別製品で 部品も異なりますので・・申し訳ございません」
「そ、そこはなんとかなりませんか?カウンターグラスは割れたままでもかまいませんので・・」
「少々おまちくださいませ。東京の本部に聞いてみます」

おお、さすがはプロ対応機、ひょっとしてプロサービス部門で融通してくれるのでしょうか?
期待して待つことしばし、再びお姉さんの登場です。
「すいません、お預かりさせていただいて東京のほうに送ってみます。向こうも見せてもらえないと
お返事できかねるとのことですので・・・」
「もちろんお預けしますです!」

勝手に「ニコンのプロ対応」に期待しつつ待つこと一週間。先日のお姉さんからの電話が入りました。
「お待たせいたしました」
「はいいい。待ってましたっ!」
「申し訳ありません。やはりむこうでも部品が払底しておりまして」
「ううっ。やはり駄目でしたか~」

予想していたとはいえやはりショックです(TT)。
「シャッターの精度はでているようですので・・。あとモルトの貼り替えならできますが」
「あ、シャッター切れてるなら良いですね。じゃあ、モルトのみでお願いします」

しばらくしてまさに新品のようにきれいになったF3チタンが私のところに戻ってきました。
新品といってもモルトのところだけですが(^^;)。
それでもプロの手すさびか、大きなまん丸いファインダーもピカピカに磨いていただき、触るのがはばかれるミラーも
一点の曇りもありません。さすがは天下のニコンさまです。

 ニコンF3チタン AFニッコール50mmF1.8D 1/250 F8 ベルビア100F

 F3チタンはF2チタンと同様に冒険家の植村直巳さんが寒冷地でもまちがいなく作動するマシン
としてF3をチタンでカスタマイズした「ウエムラスペシャル」をもとにカバーや裏蓋をチタンにして
防水シールをほどこしたハイスペックモデルだとか・・。

たったひとりで極寒の地を探検し、記録としてセルフタイマー撮影していたであろう植村直巳さん。
これはぜひともセルフタイマーで撮影してみたくなりませんか(^^)?
F3チタンはいわば、「プロフェッショナル・セルフタイマーマシン」ともいえるのですね。


 ニコンF3チタン AFニッコール50mmF1.8D F8 AE ベルビア100F

 私の手持ちの玉の中では比較的新しいAFニッコール50mmF1.8Dです。
どのくらい切れ込みが良いか調べたくてわざとAEでそのまんま撮りです。
昔のソリッドななんの補正もしないAEでドアンダーですが、これはこれで良いかなと思わせるのはF3チタンだからで
しょうか。プレスマシンとしてF3が圧倒的シェアを持っていたのも「シャッター切ったからにはなんとかしてやる」
という安心感が指示されていたのでしょうね。

この50mmくらいからニッコールも海外生産になりまして、本レンズも中国製です(^^;)。
でもせっかくの「ニッコール」ですから国産であってほしいですよね。
「Made In Japan」のニッコールにお金を出す人は絶対多いと思うのですが。

 
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ニコンF4S ズームニッコールED 50~300mmF4.5S

2013-06-04 22:27:51 | マイ カメラ ニコン

 ニコンF4S ズームニッコールED 50~300mmF4.5S


 歴代ニコンフィルム一眼レフのフラッグシップの中で、もっともマニュアルフォーカスレンズに相性が良いといわれるF4です。
オートフォーカス機なのにマニュアルレンズのほうが使い勝手が良いといわれるのも妙な話ですが、Aisレンズでもマルチパターンで
測光できるのはAF機ではF4だけなんですね。AFスピードはもちろん継機のF5やF6にはかないませんが。

F4発売時私はちょうどカメラ屋さんで働いていました。当時は「ついにプロ用ヒトケタにも本格AF機登場!」ということで
お祭りさわぎでした。最初のころはモノがなく、ステイタス性に希少性も加わってまさに日本一の光を放っていました。

製造はF4Sが優先したのか、ノーマルのF4が待っても待っても入荷せずF4をあきらめてF4Sを買っていったお客さん。
特典のペーパークラフトに大喜びしていたおじいさん。知らないうちにグリップの形状が変わっていてお客さんに
「おたくの展示品は旧型だね~。」と笑われたこと。純正の速写?ケースがあまりにも巨大でマクラみたいだったこと。

○クザの若い衆が泣きそうな顔で「キズがついとるやないかい!どないしてくれるんじゃ!」と怒鳴り込んできて、
よくよくみるとパワースイッチに1ミリぐらいのスリキズがあり、「ああ、これですか」「これですかやあるかいや!」
「購入いただいて間なしなので交換しますよ」と言うと「お、おう。そうしてくれ」と心底ほっとした表情になったこと。
親分さんのカメラに誤ってキズでもつけてしまったのでしょうか(^^)?

まさしくあんなことこんなことあったでしょう♪なカメラでした。ただ、ニコンのヒトケタ機は当時は値段も値段なので
ぜんぜん萌えず、「大きくて重くてたいしたものじゃわい」という感想しかありませんでした。

ところが先日いつものジャンクめぐりをしていたところ、「ジャンク不動580円」で棚にでていたのです!。
「このF4みせてくださいっ」
「あ~、こちら動かないんですよね」

さわらせてもらうと25000番台の中期以降のシリアルで、梨地 の艶消し塗装もしっかり残っています。
ファインダーにはアイカップもついていてそれだけでも元はとれるとふみました(^^)。
裏蓋を開けてもフィルム圧板にスレもなく前オーナーはアマチュアユーザーに間違いなさそうです。
念のために、においもかいでみましたが潮っぽくもなく、水没品でもなさそうです。

「動かないけど良いですか?」
「良いです良いです。こんなのが好きなので♪」

店員さんの「こいつはなんでこんなものを買うんじゃろう?」のまなざしを感じつつ
るんるんでカメラ屋さんをあとにしました。

 家に帰ってもしやと思って電池を入れてみましたが・・・もちろん動きません。
F4Sは電池の入れ方が難しいのでもしや店員さんがどんくさくて電池を入れそこなっただけでは?
と期待したのですが大アマだったようです(^^;)。

こんなときにはニコンの修理エキスパートであるキートスさんにおすがりするしかありません。
さっそく送ってみてもらいました。二週間ほどしてキートスさんから見積もりの値段の電話です。

「え~おそくなってすいません。なんとかメドがついたのですが・・・」
「はいい。」
「巻き上げのパワートランジスターという部品を交換しますので・・あとオーバーホールしますので」
「じぇじぇ~。そんなにかかりますか!」
「部品代がけっこうしますので」
「これも縁ですから修理お願いします!」
「そ、そうですか。それではとりかからせていただきます」

キートスさんは見積もりを出した時点で拒否られると思っていらしたようですが、カメラおたくを標榜する私としては
「修理不能」ならともかく、せっかくメーカーでさえメンテナンスを放棄したF4がオーバーホールしてもらえるのですから
こんな素晴らしいことはありません。なにしろ20年落ちの超電子カメラなのですから(^^)神様仏様キートス様ですね。
値段は圧倒的にFのときよりも高かったですけれど(^^;)。


ニコンF4S ズームニッコールED 50~300mmF4.5S 1/250 開放 ベルビア100

 走っているフネが撮りたくてズームレンズにお世話になる機会が増えてきてしまいました。
単焦点派の私はどうしても歪曲が気になったりもするのですが、50mm~300mmのズームながら
どの焦点距離でも開放値F4.5固定というのはマニュアルで撮影する私には嬉しいスペックです。

またいかにも「EDニッコール!」という解像感あふれる描写は鉄でできたフネの質感描写にはピッタリです。
などといいつつフネ待ちのヒマな時間にクラゲさんなど撮ってしまいました(^^)。
アカクラゲらしいのですがけっこう能動的に泳いでいます。こんなのに海水浴中に追いかけられたら
間違いなくパニックですね。

なかなかに素晴らしいレンズですが、1,950gという重量や2.5mという最短撮影距離は
普段使いには無理があります。さらに50mm~100mmぐらいの間ではファインダーでピントが
全部合っているように見えるのに、F4のフォーカスエイドの合焦シグナルがピコピコ点いたり消えたりして
あまり精神衛生上良くありません。やはりこのレンズは無限大で使う海が好きレンズになりそうです(^^;)。
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ニコンF ニッコールHオート50mmF2 

2013-01-25 21:35:21 | マイ カメラ ニコン

 ニコンF ニッコールHオート50mmF2 


 最近になって気がついたのですが私の所持機の中にニコンの一眼レフでメカニカルシャッター機が
一台もないのに気がつきました。いつか来るであろう南海トラフ大地震への備えとしても、充電も
バッテリーも不要なメカニカル一眼レフの装備は必須です。特に地震のような大災害でサバイバル性の高い機種となると
やはり報道用たるFが最強ではないでしょうか?ニコンプロ用の機械としては最軽量なところもポイント高しです。

さがしてみると最近のデジタル化のあおりかさすがのFもずいぶんとお手軽価格になっています。
パラノイア的に互換性を守ってきたFマウントレンズも最近は絞り環のないGレンズが多く最新ニッコールは
絞り操作もできません。
旧来のニコンじじい・・失礼(^^;)ニコン紳士の方が手放しているのかタマ数も豊富でよりどりみどりです。

フォトミックファインダー付きのほうが露出計のCDSの寿命がつきているものが多く値段も安いのですが
アイレベルファインダー付はおそらく半永久的寿命があるせいでしょうか、値段も少々高めです。
ボディは後期型が指あたりが良くなるように巻き上げレバーにプラスチックがついてるしフォトミックでも良いかな~
と思っていたのですが・・・いきつけのお店の何台もならぶシルバーのFの中に1台だけ
ブラックのアイレベル付きが並んでいました!

「ちょっとこのFブラック見せてください!」
「はい。こちらですね。入ったばっかりですよ」
「ブラックなのに安いですねえ」
「ええ。ペンタ部がへっこんでますし・・ファインダーもゴミだらけなもので」
「あ、ほんとうですね。でもシャッターもセルフタイマーも元気やし・・これにします♪」

製造番号によると1971年に製造のようです。自分とほとんど同い年なのでなんだかうれしくなりますね。
たしかにペンタカバーはちょっとへっこんでいますがかえってプロっぽさが強調されて使い込まれた感が
良い雰囲をかもしだしています。私が使い込んだわけじゃありませんが(^^)ゞ。

Fはレリーズボタンが手前にあって指かかりが悪いと評判です。ニコンからも昔はAR-1という
ソフトシャッターレリーズが発売されていましたが今はデスコンになってしまい中古相場は暴騰しています。
ところが同じ棚にサードパーティの出した同等品が展示されていました。
「あ、このレリーズはいくらですか?」
「そちらは300円ですよ」
「あ、じゃあこれも一緒にください」

純正品はシルバーのメッキと「AR-1」の彫りこみ文字がカッコいいのですがどこかでジャンク箱で
見つかることを期待して妥協することにしました。


 ニコンF ニッコールHオート50mmF2 F4 1/30 プロビア100F

Fにはやはり昔のモコモコした金属ローレットのピントリングの古いオートニッコールが似合います。
他のAi対応のボディでも使いたいのでがんばってAi改造された50mmを探しました。
最短撮影距離が60cmと遠かったりするのですが、小さくて軽くてなによりFに似合います。

一部では「F1.4よりもF2のほうが高性能」などという評価もあるようですがファインダーをのぞく限りは
けっこうたるの歪曲も見えて典型的な昔国産レンズのにおいがします。当時はまだガラス光学性能が要求に追いつかず
最短撮影距離が60cmにおさえられているのもそのせいだとか・・このころはライカのズミクロンもちょっと焦点距離
が長めで実測は52.6mmだったりするとかでフランジバックが長い一眼レフではなかなか設計が大変だったようです。

雨の中にたたずむSL貴婦人のC57です。お正月ということでしめ飾りと日章旗が飾られています。
予想どおり?というかずいぶんとクラシックな描写ですね。お天気が悪かったのでかなり不利な条件ではありますが。
被写体の選定にもフィルム種類にも問題があるのですが昔国産丸出しのへちゃつぶれ感は抜群です(^^;)。

ただ雨の中の撮影でしたが「ちょっとばかり濡れたって平気平気~」←(本当はダメですよ!)の安心感は
素晴らしいです。濡れてもドライヤーで乾かせばいいや。て感じですね(^^)。
デジタルカメラでいつバグるか戦々恐々という機種と比べれば安心感がちがいます。
実は最近デジカメがやたら防水等級を謳っているのはそれだけ脆弱ということではないでしょうか?
最新のD600が普通のコンシュマー用とはいえ作動保証温度が0~40℃ていうのは軟弱にすぎますねえ。

もっともファインダーの汚れやモルトが溶けているのは気持ちがよろしくないのでニコン修理で有名なキィートスさんで
オーバーホールしてもらいました。なにしろニコンのOBの方がやってらっしゃるのですからいわば現役時代のF
のフィーリングをご存じの方がたなわけで・・おかげさまでファインダーも美しく巻き上げもすっかり快調になりました。

これで地震も津波も恐ろしくありません。あ、でもカメラを整備する前に先に非常用持ち出し袋を用意せねば(^^;)。   



 
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ニコンF5 AiED300mmF4.5S

2011-05-23 13:38:59 | マイ カメラ ニコン
 ニコンF5 Ai300mmF4.5S


 私には珍しくオートフォーカスの一眼レフのF5です。
現在中古カメラ市場ではニコンの歴代ヒトケタ一眼レフの中でももっとも不遇をかこっっているのではないでしょうか?
私がカメラ屋さんをしていたときもF4はじゃんじゃん売れていたのにF5になるといきなり失速したのが思い出されます。

値段が高価になったことに加え(F4S→¥239,000 F5→325,000)
一番のお得意さんである筈の報道カメラマンはデジタルに一気に流れて始めていました。
アマチュアユーザーにとってみれば前モデルのF4がジウジアーロのイタルデザインでグラマスでセクシーな感じだったのに
F5になると急に学生服みたいなまじめなスタイルになってマスが大きく見えるのも一因だったのでしょう。
実際の操作感はともかく「大きくて重そうに見える」というのは普通のお客さんに対しては全くの鬼門なのです(^^;)。

結局商品性を保ち続けるにはスペックを超えたところにあるフィーリングや操作性・デザインになるわけですが、
そうなるとF4を超え、ライバルにも負けないようにプロ用としての機能を純粋に高めたことが逆に
ユーザーフレンドリーでない(使っててなんかひっかかる→楽しくない)という事態になってしまうのです。

ロックボタンで保護されている電源ボタンや裏蓋開閉のノブは不注意で誤作動させないための配慮であり、
秒7.4コマの連射スピードは一瞬のシャッターチャンスを逃さないための次のシャッターのチャージのためであり、
グリップと底面にわけていたバッテリーホルダーを下に集中させたのは、高速モーターで消耗するバッテリー交換を
迅速・確実にするためのもの。なんかタッチの鈍いスイッチ類は小雨ぐらいものともしない防水性を確保するための
シーリングが入っているから。
『F5は写真界の戦闘機なのです。F5のFはFhotoのFではなくFighterのFです!』
という主張が聞こえてきます。

ところがいくらF5が声高にハイスペックを叫んでも、私のように中古カメラで遊ぶ人種から見ればうるさいものばかりです・・。
ライカのフィルムの入れにくさを「お作法」や「儀式」と言って喜ぶというマゾヒズム超文化とは全く逆の感性です。
なによりガタイが大きいのでただでさえ狭くなった防湿庫を圧迫するのはコレクターとしても非常に由々しき事態ですね。

そうやって継子扱いのF5があまりに安く中古カメラ屋さんでたくさん出ているので
不憫になって一台ひきとってしまいました(^^)ゞ。
防湿庫の容量に対しては非常に厳しいのですがスペックや定価を考えるとお財布にはとっても優しい値段でした♪。


ニコンF5 AiED300mmF4.5S F5.6AE プロビア100F

 これまた不遇レンズのAiED300mmと組み合わせで春の陽気に誘われて鯉を撮影してみました。
135~300mmぐらいの望遠単焦点レンズはズームに押されてか人気がなくめちゃめちゃお買い得です。

この300mmはF4.5で明るさに無理をしてないぶん小型で防湿庫にもなんとか入りました(^^)¥。
EDレンズの採用と相まって開放からぴしっとシャープな描写です。
また小さいながら取り外し可能な三脚座がついているところやインナーフォーカスで
最短撮影距離が2.5mと寄れるところも魅力です。

F5との組み合わせではAiマニュアルのレンズなので分割測光には対応していませんがもともとAE精度が
すさまじいので別に不自由ではありません。ファインダーの上に光学読み取りで表示されるレンズF値も嬉しいですね。
ファインダー倍率が0.75倍とずいぶんと小さいので最初は心配したのですがピントの切れが非常に良くてむしろ
長いことファインダーを覗いてみていても疲労が少ないのには感心しました。
視野率100%のファインダーといい、さすがはプロ用の面目躍如といったところです。

この鯉は加古川の脇を流れる用水路で撮影しました。五月は鯉の恋の季節だそうで、あちこちでこのような
文字通り鯉の濡れ場が見れてしまいます(*^^*)。

鯉という魚は日本では鯉のぼりや錦鯉のイメージで非常に親しまれていますが雑食なうえに汚い水でも
たくましく増えるので在来の魚や水草をむしゃむしゃと食べつくしてしまい、北米などでは琵琶湖のブラックバス
なみに嫌われているそうです。そんなら獲ってたべたらええやんと思いますがアメリカ人は鯉こくしないでしょうね。

使ってみてわかったのですがF5はすさまじいパワーと切れ味を持った究極のフィルムカメラです。
二度と現れることのない20世紀のロストテクノロジーといったところでしょうか。
幸い絞りリングのないGレンズや手振れ補正VRレンズにも対応しているのでもう一度見直されてほしいですね。

 
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